ロンドン──英国のエリザベス女王は2日、ロンドンのバッキンガム宮殿で、コンピューター・ソフトウエア最大手マイクロソフトの創立者ビル・ゲイツ会長(49)に、「名誉騎士」の称号を授けた。世界的な支援活動と、英国内におけるハイテク産業への貢献が評価された。
ゲイツ氏への叙勲は昨年1月に決まっていたが、授章式の日程調整が難航し、授与は今年になった。
ゲイツ氏は大英帝国勲章2位のナイト爵位を受けたが、ナイトを表す「サー」の称号を名前の前につけられるのは英国と英連邦の国民に限られているため、米国人のゲイツ氏は「サー・ビル」を名乗ることはできない。ただし、「ビル・ゲイツ」の名前の後にナイト爵であることを表す「KBE」を付けることはできる。
叙勲後、勲章を手にしたゲイツ氏は、「マイクロソフトが英国と築いてきた深い関係があるだけに、このような名誉を与えられて非常に光栄だ」「英国は、米国外で初めて子会社を作った国。ここでの経験が、世界的な成長に大いに役立った」と語った。
マイクロソフトは1997年、英ケンブリッジ市内に研究所を設立。現在は科学者80人が研究にあたっている。2000年には、 ゲイツ夫妻が主宰するビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団がケンブリッジ大学に対し2億1000万ドルを寄付 し、英国外からの留学生のための奨学金を設立している。
米国からはこれまでに、ジュリアーニ前ニューヨーク市長やグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長、などが名誉KBEに叙勲されている。また故レーガン元大統領やブッシュ元大統領は、バース勲章1位のナイト爵位を受けている。
「英国の国民や企業がMicrosoftに毎年支払っている巨額のライセンス料を差し引いて考えれば、Gatesが実質的な貢献をしたかどうかさえ疑問だ。ましてや、"傑出した"貢献はどうかと思う」
(英国のUnix User Group)
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