小泉純一郎首相は5日昼、中国が東アジアサミット前の日中韓首脳会談の延期を表明したことについて 「靖国(神社参拝問題)は外交のカードにはならない。いくら中韓両国が外交カードにしようとしても無理だ。批判する方がおかしいと思っている」 と述べ、中国側を批判した。
首相は「私はいつでもいいが、中国が延期する(なら)、それでも結構だ。中国の事情を尊重する」と指摘。中韓両国との関係については「靖国以外にも日中、日韓で重視していくべき問題はたくさんある。1つの問題で意見が違うと言って、ほかの問題も悪くしようという考えは(私には)ない」と述べた。
小泉純一郎首相は5日、マレーシアで14日に初めて開催される東アジア首脳会議(サミット)で行う基調演説の骨格を固めた。「東アジア共同体」構想の実現に向け、1自由、民主主義、人権など普遍的価値の尊重2世界貿易機関(WTO)などのグローバルなルール順守3地域の開放性・透明性の確保-を基本理念として確認するよう提唱するのが柱。日本政府は共同宣言にこれらの基本理念を盛り込むよう議長国のマレーシアに求める方針だ。
日本経団連の奥田碩会長は5日の会見で、小泉首相の平服での靖国神社参拝に関して 「小泉さんにとっては、あの場面では最良の選択」 と述べた。「靖国参拝は国内も意見は半々で、参拝を見送れば不満が募る。一方、正装で参拝すれば中国との問題がある」と指摘。 「小泉さんの姿勢をみんな理解していない」 と擁護した。
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