経営コンサルなんて必要なんですか?!

経営コンサルなんて必要なんですか?!

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January 27, 2009
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時事通信の記事です。

日本政策投資銀行による一般企業への出資を政府が保証する制度をめぐり、融資と合わせて最大約1.5兆円の損失を想定していることが26日分かった。2009年度の政府関係機関予算案の総則に損失枠として盛り込んでおり、10年度以降に実際の損失額を予算化する。
政府は、世界的な金融危機の影響で一時的に経営状態が悪化している事業会社の支援を検討。政投銀が出資して損失が発生した場合、政府系金融機関である日本政策金融公庫(日本公庫)が損失の一部を補てんし、日本公庫へは政府が事後的に穴埋めする仕組みを10年3月までの時限措置として導入する方針だ。 


金融危機の影響で一時的に経営状態が悪化している事業会社の支援は当然必要ですが、何か胸のもやもやが取れないのはなぜでしょうか。

経済の血液だと胸を張っていながら、バブル崩壊で倒産寸前まで追い込まれ、公的資金の注入で立ち直ったと思ったら、また公的資金の注入が検討されているメガバンクをはじめとする銀行は何をやっているんだという気持ちが抑えきれません。

本当に資金が必要な企業にはお金を貸さず、安全で確実に儲けられる企業だけには、大切にしているフリをしながら、経営がうまくいっているうちに、利息を稼ぐ銀行という妖怪は、このような状況になって、まさに日本経済を立て直さなければならない時には、全く何の役にも立ちません。
それどころか、多くの銀行では、今後また公的資金が注入されるのです。

なぜ、高い技術を持った中小企業の経営者が夜逃げをしているような時に、百害あって一利なしと言ってもいいような銀行を何度も助けて、行員たちに高い給料を与え続けているのでしょうか。
ここまで役に立たない銀行を助けるよりもやらなけらばならないことがあるはずです。
今回のように企業救済を日本公庫の損失補てんで行えるのであれば、自己保全しか考えていない腐りきった銀行など、それこそ自己責任でつぶしてしまえばいいのです。

メガバンクはバブルを経験したはずなのに、今なお横柄です。
このブログをいったい何人の経営者の方がご覧頂いているかわかりませんが、メガバンクだからと大学を卒業して数年しか経っていなく、仕事では全く使えない頭でっかちの担当者が、アポを取らずに突然やってきて自分だけの都合で時間を取らせたり、アバウトな約束時間にしておいて、自分の一番都合の良い時間に会社に来たり、レベルが低いのになると、いつも約束の時間に遅れて来たりという経験をされたことがあるはずです。
銀行というものの品性卑劣な体質が自然に末端までに行き届いているから、そのようなビジネスマナーも知らないような自称エリートが偉そうにしているのです。
大学時代を含め、メガバンクには友人が多いのであまり書きたくありませんが、本当だから書かざるを得ません。

経営のことなど何も知らない担当者に決裁権があるわけではないので、そのような大馬鹿は怒りつけてやればいいのですが、なぜか中小企業の社長は、メガバンクに弱いので、内心不満になっても、ニコニコして、文句一つ言いません。
理由は簡単で、会社の経営が赤字で、いざという時には銀行に助けてもらわなければならないということが、いつも頭にあるからです。

しかし、実際には銀行は助けてくれません。
したがって、苦労して会社を起こして、銀行からお金を借りては、律儀に利子をつけて返して、銀行が十分儲けた頃には、資金繰りがうまくいかなくなって、最後には銀行に見捨てられ、連帯保証や自宅につけられた抵当権によって、何もかも奪い取られて、一家離散の状態で夜逃げをする。
このようなことが、今、日本中で毎日のように起こっています。

ある意味、自己責任ですから、しょうがないと言えばしょうがないでしょう。
私が何度、決算の数字が大切だと叫んでみても、そんなことに耳をかす経営者などほとんどいません。
儲かっている時は、利益を少しでも減らそうと、ベンツを買ったり、飲み屋でおねえちゃんに貢いだりしていて、儲からなくなると毎日のように資金繰りに走り、挙句の果ては犯罪に手を染めている経営者があまりにも多いからです。

「俺は、ベンツに乗って、飲み屋のねえちゃんを愛人にしたいから、会社を始めたんだ、文句があるか。」と仰る経営者もおられます。
文句は一切ありません。
従業員や取引先に迷惑をかけないようにして下さいと申し上げるだけのことです。
ところが、そんなことを仰っていた経営者は、最後にはそれらの方々に大迷惑をかけた挙句、「銀行が裏切った。ハシゴをはずされた。やつらは背広を着たや○ざだ。」と騒ぎ立てます。
しかし、全て自己責任です。
銀行とはそういうものだということは、最初から分かっていたはずです。

まあ、経営者の話はともかくとして、経済危機が来るたびに実体経済の足を引っ張り続けるどうしようもない銀行に公的資金など二度と注入すべきではありません。
一度徹底的につぶすべきです。
この時期であれば、腐りきった銀行は自然につぶれていきます。
そして、本当に日本経済の建て直しに力を発揮してもらえる銀行だけが生き残ればいいのです。
銀行という名前がついているという理由だけで、何でもかんでも救済すべきではありません。

本当です。

-つづく-

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代表 経営コンサルタント

水野敦之

経営管理労務事務所 所長 社会保険労務士 小河美里 BLOG
みぃたんの「ちゃんと社労士やってます!」  ※'09.1.27更新






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Last updated  January 27, 2009 06:22:20 PM


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