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バリュー投資の真髄 第一歩
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201304130000/
バリュー投資の真髄 第二歩
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201304150000/
バリュー投資の真髄 第三歩
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201304190000/
バリュー投資の真髄 第四歩
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201304240000/
バリュー投資の真髄 第五歩
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201304270000/
参照記事「中期投資のコツ」
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201308080000/
参照記事「バリュー投資の弊害」
http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201403190000/
これから暫くの間、数回に渡り、僕の投資手法について書きたいと思います。
僕の記憶にある限り、僕の投資手法の詳細を書くのはこれが初めてです。このブログの他にも、2ちゃんねるやヤフー掲示板でも書いたことはありませんし、まして実際に対面で誰かに向けて言ったことなどありません。
僕は自分の投資手法の詳細について書くことを余り好みませんので、恐らくこれが最初で最後になるんじゃないかと思います。
自分の投資手法を他人に説明して何の得があるのか?むしろあるとしたら損ばかりではないか?他人のアドバイスなんてクソ喰らえ。僕は僕のやり方でやる。そんな偏執狂です。
もしかしたら後になって微修正を繰り返す可能性もあります。何卒ご了承下さい。
僕の投資手法は独自のもので、参考にしたサイトや書物はありません。僕が投資を始めた頃から既に基礎的な事はインターネットで調べられました。専門用語や基礎指標の意味、取引方法などはやりながら覚えました。
投資を始めて1年後には大体投資手法の方向性が定まっていったと思います。
更にもう1年が経つ頃には、投資手法が固まっていきました。投資を初めて2~3年経つ頃に自分が書いた文章を今読み返してみても、殆ど間違っていないと思います。
僕の投資手法や投資に関する考え方は投資を始めて2~3年後からずっと変わっていません。10年以上この投資手法でやってきました。その間、暴騰相場や暴落相場が何度もありました。ずっと続くと思えるような長い上昇相場や永遠に続くとも思えるような長い下落相場を経験しました。それでも、結局やってる事は同じでした。考え方も同じでした。知識が増えてもやることは同じ。ずっと同じところで同じ方向を見て同じ事をやっています。
ただし、信用取引は例外です。
信用取引には過去に長期シリーズで書いたようなとてつもなく難解でトリッキーなルールがあり、取引手法が制限されるのです。割安株投資家が現物株取引と同じ手法を用いるのには適していませんでした。必然的に株価の値動きを念頭に入れたトレードになってしまいます。僕も例外ではありません。株価が上昇するか下落するかで取れる選択肢の数が変わってくるのです。信用買い建てした銘柄が大幅に下落したらさあ大変。
しかし、信用取引でも現物取引の投資手法と同じような考えを捨て切れきれなかった。僕は信用取引を用いるには向かない投資家でした。絶望的に向かない。
そのため今回の僕の投資手法は、信用取引を除いた現物取引の投資手法に限定します。
今回紹介する僕の投資手法は信用取引で用いるべき手法ではありません。
どうか、愛すべき読者の皆様、それだけは忘れずに念頭に入れて読んで下さい。読者の皆様にも信用取引をしている方がおられるようですので、その読者様は読まない方が良いです。百害あって一利なし、です。
長い前振りになりました。しかし、本題はもっともっと、呆れる位に長いです。
さっさと進みましょう。
-注意点-
最後に要点だけ書きますが、要点だけ読んでも誤解をされるだけだと思います。
要点だけ読むのは止めて下さい。むしろ長い本文をより長くしている、投資哲学的な説明が本筋です。
数字は殆ど出しません。投資可否の線引きもしません。
(基礎指標の数値を線引きして投資可否の判断基準にしている人と僕では考え方が根本的に違います)
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銘柄選定で何を重視するか。
僕はPERを重視します。それも、ガチガチに重視します。
PERが低い事が最重要、PERが低くない銘柄への投資は、殆どやりません。PERが低くない銘柄への投資は今のところそれなりに良いパフォーマンスを得ていますので苦手意識は全くありませんが、滅多にPERが低くない銘柄を買いたいと思うことはありません。
景気循環株(景気先行株)などへの投資は、一部PERを重視しない場合があります。しかし、これは例外です。理由はこのブログの読者の皆様の御存知の通りで、景気循環株はPER変動が大きいからです。景気先行株の急激な業績変動より株価変動は随分と先行しますので、景気先行株の業績が変動し始めた後に株を買っていては株価が急上昇した後になってしまいます。その為、低PERでも株価下落リスクが高い水準で買う事になる場合があります。すいません、このブログの読者の皆様には釈迦に説法ですね。さっさと先に行きましょう。
僕はROE至上主義を標榜しておりまして、ROEを重視します。
ROE至上主義というとROEが高ければ良いと考えているのだろうと良く勘違いされてしまうのですが、僕の場合はROEが高ければ高いほど良いという考えを持ってはいません。『長期的にROEがどのような推移を辿るのか』を重視しています。
高ROEが今後も長期的にそのROE水準を維持できるのであれば、それは一流企業。
一流企業は将来的に同水準の利益増加に伴い買値換算でのPERが低下していきますから、現在のPERが多少高くても問題ありません。しかし、PERが高い銘柄は株価が大きく下落する事が多々あります。
市況によっては株価が半分以下になることもあるでしょう。そのような時に買い進められるように、一流企業以外にも投資をしておくというのが僕の投資の一つの考え方です。これは、後でじっくり書きます。
もし永続的に高ROEを維持できるような企業であれば、それは超一流企業です。
超一流企業の株であればPERやPBRなどどうでも良い。株式を購入した瞬間、将来億万長者になることが確定します。
でもそんな企業は見当たりません。
バフェットさんなら或いは見つけることが出来るかもしれませんが、そもそもそのような企業が日本市場にあるかどうか。
たとえ今現在高ROEであっても、今後長期的にそのROE水準を下げていくのであれば、それは二流企業だと思っています。この二流企業を高ROEとして扱う限り、ROEを交えてパフォーマンスを云々言う奴らは何も分かっちゃいません。PBRは低い方がパフォーマンスが良いというのと、ROEは高い方がパフォーマンスが悪いというのは、全くイコールではありません。(そのROEの数値には意味はあるのか?)
高ROE銘柄が長期的にROE水準を下げていく場合、多くは自己資本比率が増加します。
自己資本比率の増加を好材料と取る投資家も居るでしょうが、僕は自己資本比率は余り重視しません。別に低くたって問題ない。(リスクは何か?将来どうなる可能性があるか?そうなった時にどうするか?)
自己資本比率を高めるのであれば、その理由が重要だと思っています。理由もなく自己資本比率を増加させるような企業はあまり好きではありません。どちらかというと嫌いな企業です。ROEを低下してまで高める自己資本比率に何の意味があるのでしょうか。万が一の時の為の備え、でしょうか。僕には良く分かりません。
低ROE銘柄への投資も行います。先にも書いたように僕はROE至上主義を標榜していますが、低ROE銘柄への投資も行います。低ROE銘柄への投資自体はさほど珍しくありません。
低ROE銘柄が(たとえ長期的でなくても)中期的にROEを上昇する場合、株価の急上昇が期待できるからです。
そもそも、株価は常に適正価格であるので、低ROEでも高ROEでも適正価格という考えです。
予期しないROEが上昇する材料が発表されれば投資家が買いたいと思うPER水準は上昇するので、株価は急上昇して然るべきだという考えです。
株価は常に適正価格だったらRERも関係ないじゃないか、という意見には与しません。そのようなことを言うような投資家は、「こいつは一体何を言ってるんだ?」という冷やかな目で見ます。
PERは投資家が企業に付けた期待値ですので、投資判断に大きく影響を与えるべきだと言う考えです。
株価は常に適正価格。短期中期長期、全ての投資家の意見を織り込んだ適正価格。しかし、今日の適正価格と明日の適正価格は一致しない。
またそうであるなら、明日の適正価格が上がる事を期待して、PERの低い銘柄へと投資する方がリスクは下げられるはずだ、という考えです。
ROEと相反関係にあるPBRは重視しないのか。重視します。
勿論、ROEが高い銘柄はPERの数値が同じであればPBRは高くなります。
ただ繰り返しになりますが、ROEは高ければ良いというものではありません。
これから未来の長期的なROE推移が重要であって、言い換えれば未来のPBRがどれだけ上昇するかが重要です。
投資家の評価であるPERは当然変動しますので、PBRの変動はPERの変動と絡めて考える必要があります。
PBRを上昇させるような銘柄を探す、という視点が必要だと考えています。
ろくな設備投資もしないで年々利益が減り続けているような低PER低PBRの銘柄。そんなPBRが下がるだけような銘柄持って喜んでいるのはアホです。他人の注目が集まるような材料が将来出る可能性に賭けているだけ。一か八かの賭けをしている極めて他人任せの投資です。市況が良くなり周りの株価が上昇している中で、そのPBRが下がるだけの銘柄の株価が上昇しないことに不満を持っているような投資家には辟易します。
ただし、そのような万年割安株への投資も僕は好んで行います。
単純な話です。株価上昇し難くても、株価下落し難いなら市況によっては投資妙味がある。
これからの長期的なROE推移を最重要視するROE至上主義者の僕でも、PERはとてもとても重要視するのです。 僕達初心者・初級者にとって多くの場合、銘柄選定の前提は低PERだと思っています。
企業規模や売上に対して相対的に最終利益の額が小さい銘柄であれば、PERが高くても投資妙味がある場合はあります。
殆どの場合はPERの算出元である最終利益ではなく、経常利益を重視する必要があります。
そういう大切な例外は様々ありますが、それらを場合分けすることを前提として、基本的にはPERをとても重要視しています。
PBRは過去の評価
PERは現在の評価
ROEは未来の評価
このうち、株価によって変動するのはPBRとPERだけであるところに注視したいところです。
PERとPBRは投資家の評価によって変動しますが、ROEは投資家の評価によって変動しません。
これを十分認識していなければ、投資で長期的に利益を上げられるのは難しいと思います。
まだまだ続きます。