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2004年05月18日
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「事物の体制」という表現は、クリスチャン・ギリシャ語聖書に出て来るギリシャ語アイオーンの意味を表わした言葉である。アイオーンはこの意味では30回余り出ている。

アイオーンの意味について、R・C・トレンチはこう述べている。「[コスモス、世]と同様、それ[アイオーン]にも主要な文字通りの意味と、それに付け加えるべき副次的で倫理的な意味がある。この語は主要な[意味]において、長短を問わず切れ目なく続いている時を意味する。……しかし本質的には、創造された万物が存在する状態としての時、およびそれら創造物の存在の尺度としての時を意味する。この語はこのように時を意味することから、現在では、時間という状態の下で世界に存在するすべてのもの、……そして、より倫理的には、この世界の物事の動きと流れを意味するようになっている」。トレンチはこの後者の意味を裏付けるものとして、ドイツの学者C・L・W・グリムが述べた、「時の流れにおいて、外面に現われる物事の全体」という定義を引用している。

この定義の後半部分においての意味を理解するための助けとして、英語の“age”、“era”、“epoch”などの語(いずれも時代を意味する)の特定の用法を思い起こすことができる。それらの語は、出来事の独特の展開や推移を特徴とする、あるいは何らかの著名な人物や一つもしくは複数の典型的な特色によって区別される、歴史上の一時期という意味で用いられる。コロンブス、マゼラン、クックその他の海洋探検家の活躍した時を指して「探検の時代」と言ったり、「封建時代」、「暗黒時代」、「ビクトリア女王時代」、あるいはもっと最近では「宇宙時代」と言ったりする。どの場合にも、際立っているのは、その時期そのものというよりも、その時期を他と区別する、あるいはその時期の特徴となる一つもしくは複数の特色である。それらの特色は、ある期間の始まりと持続と終わりを印づける決定的な要素、もしくは輪郭となる。それらの特色が伴っていないなら、その期間は特定の時代ではなく、単なる時となってしまう。

今の時代を特色付けることは、言わずと知れている。様々な不公正が蔓延り対処し難い危機の時代であるということである。





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最終更新日  2004年08月10日 00時24分20秒
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