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ドイツの悪童が放ったCKを胸で巧みにコントロールし叩き込んだバイエルンの8番によるゴールはアリ・ダエイがヘルタ・ベルリン時代に記録した以来のイラン人によるチャンピオンズリーグでの得点として刻まれた。隣国オーストリアとドイツのマイスターによる一戦は圧倒的な攻撃力を誇るFCハリウッドがマカーイの2得点とダイスラー、そしてチャンピオンズリーグ初出場となったアリ・キャリミのゴールで4-0と圧勝した。この試合でバラックの代役を務めたキャリミに対してフェリックス・マガトは「ストライカーの下でプレーする全ての才能を有している」と賛辞を惜しまなかった。ここ最近、代表でもクラブでもらしからぬプレーに終始していただけに彼の復活はうれしい限りだ。そして同じブンデスリーガではマハダヴィキアがアシストを記録し、ハシェミアンが初ゴールを記録するなどイラン人の活躍が目立った。一方、トーゴ代表に勝利しなんとか体裁を保ったイラン代表であったが、政治的な要因から韓国企業をスポンサーから追い出してまで開催する価値と成果はなかったように思う。結局トーナメント形式のため最も実力のあるパラグアイ代表との試合を行えず、マケドニア代表に屈し、トーゴ代表にホームで2つのPKによる勝利がどれだけ評価に値すると言うのか。新たな戦術の試みも見られず、マネージメントの悪いIFFがやっと開催にこぎつけた数少ない親善試合を無駄にしたように思えてならない。国内リーグにも活きのいい若手はいるのだから、彼らに経験を積ませる事こそが2006年の成功につながるはずだ。その中でも私が注目したいのはアルメニア人の血を引くアンドラニク・テイモーリアンとマスード・ショジャイー・ソレイマニだ。テイモーリアンはタフなボランチでアルメニア人特有の堅実さで中盤を安定させる期待の若手だ。さらにショジャイーはキャリミばりのテクニックを持つ左サイドのウインガーで2人ともイスラム杯にイランB代表として出場してから着実に実力を伸ばしてきている選手たちだ。彼らが徐々にスタメン争いに加わるようだとドイツ大会では面白い存在になるだろう。98年にIFFがトミスラフ・イヴィッチに強く推薦したにも関わらず当時18歳のアリ・キャリミ・パシャキをフランスに帯同しなかった過ちを同じクロアチア人であるブランコは繰り返すべきではない。
2005.11.23
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何度、同じ間違いを犯すのだろうか。確かに後半に何人かの選手を試しはしたがその甲斐なくテヘラン杯ホスト国のイランはマケドニアの軍門に下った。QPR戦から4連敗、愚かなクロアチア人監督はまたも同じスタメンを並べ、その結果多くのイラン国民の怒りを買い、自らの解任論を再び呼び覚ます結果となってしまった。私も過去ログで何度も彼の臆病さを非難してきたが、ここまで同じ過ちを繰り返すとは思いもしなかった。これが新たな試みの上に喫した敗北なら国民も納得すると言う事がどうしてこの男には分からないのだろうか。もともとW杯予選も彼の監督としての無能さを選手が能力でカヴァーして勝ち進んできたといえよう。確かに彼がU-23代表を通して若手を発掘した功績は大きい。またハシェミアンを呼び戻し、ザンディを連れてきた事も結果的に功績といえよう。しかし彼の起用法の狭間でイマン・モバリやジャバド・カゼミアンといった才能が無下にされたのも確かだ。そしてQPR、日本、韓国、そしてマケドニアにいいところ無く喫した4つの敗北だけが今のイラン代表の全てだ。特に海外組をずらりと揃えた上での敗戦だけに、言い訳はできない。ブランコが弱点である左サイドの守備を放置した結果がこの4連敗につながっているのは間違いない。確かにザレは守備面で批判の集まるノスラティに代わる左サイドの解決策である。しかし改善策ではない。どうしてここにせっかく召集したハミド・アジザデの強固な守備能力を、アミール・ホセイン・サデギのような若い力を、マナイーのような突破力あるサイドアタッカーを試さないのだろうか。バへディやショジャイーをコンバートしたっていい、カービィを左において右にアミラバディ、もしくはその逆もあるだろう。考えられる改善策はこれだけあるのにどうして解決策であるハードな守備だけが売りで左サイドの攻撃に厚みを加えられないザレで落ち着いてしまうのか?メータド・ミナヴァンドのように守備をこなし、なおかつ左サイドを駆け上がり果敢にクロスやシュートを繰り出す精力的なサイドバックを発掘するべきではないのか?イランが目指すのはW杯での成功ではないのか?残りの1試合、トーゴ相手にどのような闘いを見せるかでブランコの評価は分かれるだろう。ただひとつ言えるのは、代表に大きな変革を加えられる時間はドイツまでそう多く残されていないという事である。よほどの馬鹿でなければ、彼をサポートする事は無いだろう。好きなチームが負ける事が悔しいんじゃない、臆病な闘いを見せられるのに反吐が出る思いがするのだ。ブランコの「イランのサッカーは攻撃あるのみ」という言葉がこれほどむなしく感じる敗戦はない。どちらにせよ彼の運命は残り1戦に託されることになるだろう。Iran played with: Mirzapour (46' Talebloo) - Kaabi (85' Amirabadi), Golmohammadi (68' Nosrati), Rezaei, Zare - Nekounam - Mahdavikia, Zandi (82' Rajabzadeh) - Karimi - Daei (69' Enayati), Hashemian (69' Borhani)※辛口コメントになりましたが、TMを思えばこそなのでご了承ください。試合画像はこちらから、ゴールシーンはこちらからどうぞ。
2005.11.11
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トーマス・ドルによって4バックの右サイドで起用されたマハダヴィキアは、リーグ戦とカップ戦での1つの得点と1つのアシストを記録した後「右サイドバックは自分の理想のポジションだ」と語った。チームとの関係が改善し、ブンデスリーガでの出場時間が増えつつあったものの、中盤にオランダ人を加えたハンブルクの中盤でのポジション争いは激しく、ヤロリムと右のMFのポジションを取り合うことが多かった。そこで彼に与えられたのが右サイドバックのポジションであった。元々イランのユース代表時代に右のサイドバックを務めていたマハダヴィキアにとっては驚くようなコンバートでは無かったのだろう。彼が代表で長らく「2番」を背負っているのもその名残である。元々彼の特徴は正確なクロス、突破力、豊富な運動量であり、さらに献身的な守備にも定評があることを考えるとサイドバックとしての必要な能力の全てを備えていると言えるだろう。それはむしろイラン代表で右サイドバックを務めるホセイン・カービィよりも完成されたサイドバックであると言える。そこでファンのあいだで論議されているのがマハダヴィキアを代表でも右サイドバックにすべきか、という事だ。代表においてはそのほとんどの得点を演出している為、右サイドのMFで起用されるべきであるが、彼はサイドバックとしてもその能力が非凡である事を欧州の舞台で披露したのである。こういった論議が起こる発端となった理由は、代表の弱点である左サイドにカービィを起用できないかということだ。左サイドにスピーディなサイドバックが欠けている現状で、そこに起用されたノスラティが酷いバッシングを受けるなど、ことごとく問題になる左サイドでカービィが救世主になれるのでは無いかという事だ。イングランドのカルバーションやデンマークのダヤニィのような欧州生まれの2世の左サイドバックはいるが、ドイツのアンダー20代表で10番を背負うヘルタ・ベルリンのアシュカン・デジャガーすら招集しないブランコに彼らの招集を期待するのは困難で、現状の戦力で試せるこのコンバートは面白いオプションだと思う。勿論、単純なキアとカービィの入れ替えも試すべきだが、キアのアシストがサイドバックえ減るようではこのシステムは失策となるだろう。そしてもう一人強烈な主張をしたのがゴラム・レザ・エナヤティだ。今季2部に落ちた(フェリドーン・ファズリのような素晴らしいFWも輩出した)アブモスレムからエステグラルにやってきた生粋の点取り屋は、伝統のテヘランダービーにてゴールデンコンビであるファーザド・マジディのアシストを受け決勝点を叩き込んだ。国内リーグで多くのゴールを挙げながらも代表では不可解なポジションで起用されるなど冷や飯を食わされ、最近では召集すらされていなかったストライカーにとってはゴールこそが最大の主張であろう。しかもこの大一番でストライカーとしての能力を証明したかたちだ。彼は誰の目から見てもLG杯に召集される権利を勝ち取ったと言えるだろう。彼がダエイの後継者をハシェミアンから奪うには代表試合でストライカーとしての主張を叩き込めるかにかかっている。そのチャンスをブランコは与えるべきだろう。早速23人のLG杯メンバーが発表されました。エナヤティも代表復帰のようです。Goalkeepers:Ebrahim Mirzapour - Foolad KhuzestanMehdi Vaezi - Paykan TehranVahid Taleblou - Esteghlal TehranDefenders:Rahman Rezaei - FC Messina, ITAYahya Golmohammadi - Saba BatteryMohammad Nosrati - Pas TehranHamid Azizzadeh - Zob Ahan EsfahanHossein Kaabi - Foolad KhuzestanMehdi Amirabadi - Esteghlal TehranSattar Zare - Bargh ShirazMidfielders:Javad Nekounam - Pas TehranAli Karimi - FC Bayern, GERMehdi Mahdavikia - Hamburg SV, GERMoharram Navidkia - Vfl Bochum, GERFereydoon Zandi - FC Kaiserslautern, GERMohammad Alavi - Foolad KhuzestanAndranik Teymourian - AboumoslemMehdi Rajabzadeh - Zob Ahan EsfahanMehrzad Madanchi - Persepolis TehranStrikers:Ali Daei - Saba BatteryVahid Hashemian - Hannover 96, GERReza Enayeti - Esteghlal TehranArash Borhani - Pas Tehran他に目を引くのはハミド・アジザデというゾベアハン所属でU-23、フル代表の経験がある大型CBが復帰したのと、カービィと同年代のレフティー、メフルザド・マダンチ・アルダカニ、エステグラルの右サイドバック、メフディ・アミラバディ、同じチームのGKヴァヒド・タレブルーも久しぶりに呼ばれています。あまり変わり映えのしないメンバーですがテイモーリアン、ラジャブザデーあたりが定着できるか、そしてアジザデは左利きであるため4バックの真ん中が本職ですが左のフルバックでの起用も考えられます。そしてやはりエナヤティに期待でしょう。テヘラン・ダービーを制したエステグラル・テヘランのイレブン。全員がフル代表招集経験があるという名門チームらしい面々だ。(前列左からキャプテンのフェクリ・ジョイバリ、アミラバディ、マジディ弟、アクバルプール、ジャッバリ。後列左からタレブルー、アミール・ホセイン・サデギ、ゴルバニ、ヴァへディ、ホセイン・かゼミ、エナヤティ)
2005.11.06
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