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悠然と王座に腰掛け、柔和な表情とは裏腹にその瞳の奥に不気味な光を称えるイラン人、マジッド・フィッシャーはさらなる投資をオーストリア、ブンデスリーガのノルディア・アドミラ・ヴァッカーに注ぐ事を発表した。UAEに拠点を置く32グループの総裁であり、アドミラとともにスロヴァキア2部リーグのドゥンジャカ・ストラーダのオーナーでもある彼のサッカーへの情熱は絶えることが無いようだ。イランの英雄的監督であるヘシメット・モハジェラニを招聘、カシャヤール・モフセニを自らの右腕に指名し、多くのイラン人選手をチームに招き入れる彼の真の野望は、欧州でのプレーの場をイラン人に提供する事だけが目的ではないように感じられる。先日モハジェラニがイラン代表チームのスタッフに加わるとのニュースが流れたように、自らの存在感をイランサッカー界に示すことも視野に入れているのではないだろうか。現在IFFの会長であるダドカンは代表選手上がり(現役時代はハードなDF)だが、彼のマネージメント能力が問われる今、いや前任のサファニー・ファラハニーの頃からの問題にはされていたがマジッド・フィッシャーが豊富な資金力のみならず、そのマネージメントの手腕が評価されるようなら、その可能性は高くなるに違いない。ただ残念ながら彼のチームは極めて不調だ。下位同士の争いとなったマッタースブルグ戦では、モフセン・ファラジが開始1分で相手の激しいタックルで交代を余儀なくされ、彼の同僚であるメフディ・パシャザデは後半不可解な判定により2枚目の警告を告げられる。スタメンに名を連ねた2人のイラン人を失ったチームは相性の悪いストライカー、ワグナーに2ゴールを許し敗れ去っている。さらに水曜日の試合においても、スーパーファンドに成すすべなくホームでの敗退を喫し、もはや前半折り返し時点で最下位、一つ上のチームとの勝ち点差も10も開くとゆう危機的状況にある。今シーズンはマジッド・フィッシャーがそのマネージメント能力をビジネス界ではなくサッカー界で生かせるか試されるシーズンとなりそうだ。一方、ドイツのイラン人達はそれぞれ厳しい状況に置かれている。まずカップ戦で極度の低パフォーマンスに終始したキャリミだが、マガトがバラックの後釜になる可能性があるとイランのメディアに答えた後だっただけになんともタイミングが悪かった。しかし週末のブンデスリーガでバラックがスタメンを外れる可能性があるだけに名誉挽回のチャンスが回ってくるかも知れない。カイザースのザンディは愚かな監督のトップ下を置かない戦術の犠牲となりベンチが定位置になっているし、ハシェミアンに至っては年端の行かぬ若造にスタメン争いに敗れている状況だ。ただ、マハダヴィキアの復調と2部のボーフムでスタメンの機会が増えてきたナヴィドキアの活躍など明るい話題も無くは無い。このイラン代表選手の置かれている状況は2006年W杯を迎えるドイツで一足はやく試練に挑んでいると捉えればそれほど悲観すべきではないだろう。ただ悪い流れを変えるためにも11月のLG杯は国民を納得させ、自らの最高のパフォーマンスを取り戻すような大会にしなくてはならないだろう。そしてブランコは自らの解任説を一蹴するためにも、ピルーズィのアリ・アリザデーやゾベアハンの強固な守備陣のような旬の選手達を試すべきだ。この大会で同じスタメンを並べ、新たな試みが出来ないのであれば、彼はクロアチアの自宅でW杯を見ることになるだろう。
2005.10.28
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今のイラン代表は明らかに変革が求められている。それがブランコの元で行われるのか、それとも新たな監督の元で行われるかは未だ不透明だ。ただイランお得意の本大会直前でクビをすげ替えるような事態が良い結果を残さないのは明白なだけに、IFF首脳陣にはこの時期での的確な判断が求められる。それはさておき具体的に守備面においてどのような改善点考えられるか、誰が必要で不要なのか考えてみよう。現在のイラン代表のフォーメーションは-------ハシェミアン----ダエイ-------------------------------------------------------キャリミ-------ザンディ---------------------キア---------------ネコーナム--------------------------------------------------ノスラティ--レザイー--ゴルモハマディ---カービィ-----------------------------------------------------------ミルザプールこのように中盤でダイヤモンドを形成する4-3-1-2システムであるが、その守備ラインはあまりにも脆弱で、世界レベルでの完封試合が見込める物ではない。まず問題なのは左サイド。ここがイランの守備のアキレス腱だ。今バッシングの渦中にあるノスラティは右利きで、彼よりも評価の高いザレも同様である。また彼らの攻撃参加は稚拙でとても攻撃に厚みを加えられるレベルにない。ここに攻撃的なバダヴィを加えれば攻撃面は改善されるだろうが、守備面では心配が残り、さらにレザイーとの殴り合い以降、彼がこのポジションを務めたことは無い。続いて反対の右サイド、ここにはカービィが不動のレギュラーを務めるが、彼も本来はMFであり守備が得意な選手ではない。そして中央のゴルモハマディはスピードの衰えが顕著で、特に冷静さを欠いた守備は幾度となくイラン代表を窮地においやった。アイルランド戦で決めた無念のヘッドが頭にこびりついているのか、リードされている場面で守備を放り出し前線に上がる無能な行動ぶりはとても経験豊かな33歳のDFがとる行動ではない。彼の守備にはあまりにも知性が感じられない。そして相棒のレザイーもまた冷静さやクレバーといった言葉からは程遠い守備者である。確かに彼の頑強な肉体はアイルランド代表の長身FWナイアル・クインとキルバーンを2人同時に吹っ飛ばすほどだった。しかし、そのこぼれ球をロビー・キーン叩き込まれた場面で彼は何一つ反応する事ができなかった。実は私がパシャザデに惚れ込んでいる理由はここにある。パシャがW杯で見せたプレーで素晴らしかったのは何よりも一つのプレーから次のプレーに移行するまでの反応の鋭さだ。一回目のヘッディングクリアから着地すると同時に2度目のヘッドへとつながる反応の鋭さは凄まじいものがあった。それはプレーオフのオーストラリア戦においても無人のゴールを襲った至近距離からの弾丸ミドルを頭と足で2度とも弾き飛ばしたことからも分かるだろう。確かに31歳となったパシャに全盛期のスピードは無い。しかしその反応の鋭さが健在である事は先週決めたゴールからも見て取れる。この場面DFを吹っ飛ばし強烈なヘッドを放ったパシャはその勢いで一回転しながらも、そのままの勢いでボレーシュートに移行している。この場面、誰よりも早くこぼれ球に反応しているのが分かるだろう。要は彼とレザイーの違いはここにある。世界の抜け目ないストライカーと対峙するとき、単純な足の速さや肉体の屈強さは相手の素晴らしいゴールを彩るアクセサリーでしかないという事だ。私がイランの守備に最も欠けていると感じるクールヘッド、鋭いレスポンスを併せ持ち、欧州での豊富な経験、強烈なヘッド、深いスライディングをも兼備している彼を召集しないクロアチア人監督は愚か極まりない。だが批判が集まるノスラティ以上に酷いのがカメリだろう。とにかく判断が稚拙で遅いのが致命的だ。彼がアジアカップで見せたライン際での無理なキープからあわや失点に繋がるプレーを見せた場面ではおもわず目を覆ったものだ。体を張ってゴールを死守するというDFの命題よりも自らのお粗末なキープ能力を誇示しようと考える時点であまりにも代表選手としてはリスキーで愚かだ。多くのイラン人が彼の落選を喜んだのも当然の流れだろう。まだ若いとはいえ残り少ないドイツまでの期間を彼の教育のために費やす必要など無い。むしろ彼より有能な新たなCBを試すほうが得策だろう。また既に多くのファンの間ではパシャの復帰待望論がさまざまな掲示板で語られている。そこで出てくるのがノスラティを外し左サイドにパシャを起用するというものだ。確かに左サイドでもソリッドなプレーは可能だろう。しかし今の代表の左サイドバックに求められるのは守備もこなし攻撃参加もできる能力であり彼の役割では無いだろう。パシャの起用法に関しては私がイランの掲示板に投稿した内容を参照してほしい。Pasha is not replacement of Nosrati.【×】kaabi-golmohammadi-Rezaei-Pasha(4-2-3-1)【○】kaabi-Pasha-Rezaei-Zarea(4-2-3-1)or【○】Rezaei-Golmohammadi-Pasha(3-5-2)Pasha is type of 1central-defender in 4 backs,or 2Left stopper in 3 backs,or 3defensive midfilder. Pasha is Not left back in 4backs,though,he can play.-----------------Mirzapour----------------Golmohammadi----------Rezaei-------------PashazadehKaabi------------Nekounamu------------Manaei---------Kia-------------------Zandi--------------Karimi---------------------------------------HashemianThis system is my best.And Recently,Pasha shines as a defensive midfilder in Admira.It's sameway When he has played in Rapid.-----------------MirzapourKaabi------Rezaei------Golmohammadi---Zare---------nekounam-----Pashazadeh------------Kia-------------------Zandi--------------Karimi---------------------------------------Hashemian要は4バックならセンター、3バックなら左のストッパーに起用し、もしくは守備的MFで起用すべきという事だ。また、先日イラン国内のスポーツ紙が伝えたところによるとヘシメット・モハジェラニがイラン代表のスタッフに加わる可能性があることを伝えた。モハジェラニといえば当サイトでも何度も取り上げているがアドミラの現スポーツディレクターであり、イランを初のW杯(78年アルゼンチン大会)に導いた英雄的人物である。当然、今回のドイツ大会に出場を決めたバーレーン戦でもアザディスタジアムに招かれていた国民の尊敬を集める人物である。また彼こそラピッドでの活躍から怪我でシュタム・グラーツに移籍しくすぶっていたパシャザデをアドミラに導いた張本人でもあるのだ。彼のスタッフ入りが現実となれば彼の推薦のもとパシャザデが再び白い代表のジャージを纏う姿が見れる可能性は高まる。ただ、ここまで書いたがパシャがはたして本当に救世主となりうるか、その答えはピッチの中にしかない、ブランコはそのチャンスを彼に与えるべきである。愚かで野卑なディフェンスラインの崩壊を目の当たりにするのはもうたくさんだ。本日、深夜アドミラは下位争いの相手であり代表引退を決めたディディことディトマール・キューバウアー(過去ログ参照)がキャプテンを務めるマッタースブルグのホームに乗り込む。ここで続けてブランコにアピールする事がパシャの代表復帰への近道になるだろう。
2005.10.22
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ふがいない敗戦を喫した韓国戦以降、致命的なミスを犯したモハンマド・ノスラティと、臆病な采配で結果を出せなかったブランコ・イヴァンコビッチに対しての批判が各メディアで繰り返された。ノスラティに関しては以前にも同様のバッシングがあったが、私の彼に対する意見は過去ログに書いたものと今も変わらない。彼はサイドで起用されるべき選手ではないという事だ。またイヴァンコビッチに対しては、元代表監督のプールヘイダりやパスの監督デニズリなどは彼をサポートするコメントを残している一方、アドミラのチームマネージャーであるイラン人、カシャヤール・モフセニなどは痛烈にブランコを批判している。モフセニが応えたインタビューではバイエルンがラピッド・ウィーンとのチャンピオンズリーグの試合のためにオーストリアを訪れた時、ブランコはオーストリアに来たもののアドミラの視察を行わなかった事を明かしている。どうしてパシャザデという経験豊かなDFを視察しないのかと、まったく私も同感だ。そのパシャザデは昨日のブンデスリーガ第14節、降格争いの相手であるFCワッカーとの試合でボランチとして90分間フル出場し、終了間際の88分にはCKを相手のディフェンダーを弾き飛ばしながら突進し強烈なヘッドで叩き、ポストに弾かれたところを更に蹴りこんでゴールをも記録する活躍を見せた。ゴール後、トルコのユース代表であるマヒル・シャリクの熱い抱擁にもクールに接するパシャの態度がチームの厳しい現状を顕していた。ただ、アドミラはこの試合を5-2と大勝し残留争いに希望をつないだ。この試合守備のスペシャリストとして打点の高いヘッド、ソリッドな守備、そして得点と、自身の能力を見せつけたパシャはオーストリアの新聞2紙にMOMに認定されている。前半戦残り4試合、折り返し地点までに最下位を抜け出す事ができるだろうか。Nordea Admira - FC Wacker Tirol 5:2 (2:2)Südstadt, 1.200 Zuschauer, SR Hofmann.得点者: 1:0 (11.) Bjelica, 2:0 (22.) Saglik, 2:1 (25.) Aganun, 2:2 (39.) Schroll, 3:2 (50.) Bjelica, 4:2 (71.) Thonhofer, 5:2 (89.) PashazadehAdmira: Mandl - Wimmer, Pircher, Pecelj, Panis (46. Flögel) - Bule (65. Wallner), Bjelica (70. Thonhofer), Pashazadeh, Horvath, M. Wagner - SaglikWacker: Pavlovic - Schroll, Feldhofer, Gruber - Hölzl (74. Mimm), Grüner, Tapalovic (63. Hattenberger), Brzeczek, Windisch - Aganun, Pacanda警告: Grüner (12./wiederholtes Foulspiel)Gelbe Karten: Panis, Pashazadeh, Pecelj, Wallner, Horvath bzw. Schroll, Tapalovic確かに今最もイラン代表を理解している監督はブランコだし、彼がドイツでもイラン代表を率いることが安全牌ではあるかもしれない。しかし韓国戦の内容はあまりにも国民にとって不満の残るものでしかなかった。いや、同じ2-0でも多くの新戦力を試した上でのものならば、ここまでの批判はなかったに違いない。イマン・モバリやジャバド・カゼミアンは海外に出なければ海外ブランド志向の強いブランコの元ではスタメン出場が難しいと考え、チームを離れ、また離れようとしている。そこにダエイとの確執やチームとの関係悪化などの要因はあるかもしれないが、元を正せばブランコが彼ら若手を干した事が根底にあるのは明らかだ。さらにファーハド・マジディからは約束を反故にされたと反感を買うなど、ブラゼビッチ時代にもあったアジジとの確執のような一部選手との確執も絶えない。ただ、彼の起用法や選手選考に対して何か他の力が、圧力が加わっているとしたら、それはイランサッカーの根底から変えなければ監督の首を挿げ替えても意味はないだろう。常にベンチに居座るダドカンが監視の目を光らせているようでは、どんな名将も飼い犬に成り下がるだけだ。
2005.10.16
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当然の結果だろう。何の進歩も見せないブランコの戦術は就任したてのアドフォカートにすら粉砕された。相変わらず予想通りのスタメンを並べたイラン代表は開始早々ノスラティのオウンゴールで先制を許すと、ハノーファーでの不調を引きずったハシェミアンが不発で反撃の糸口すら掴めない。ただキャリミとザンディだけは持ち前のテクニックを披露したものの、得点に結びつく事はできなかった。さらに後半ロスタイム、ザンディのCKのチャンスに攻撃的になったところをカウンターを許しパクチソンからアン・ジョンファン、そしてゴール前のキムへとつながれ駄目押し点までも献上している。この試合特に酷い守備を見せたノスラティは後半早々怪我あがりのカービィと交代させられている。これでイラン代表はW杯最終予選の日本戦、クイーンパークレンジャーズ戦、そして韓国戦と3連敗を喫している。ブランコが使った交代の駒もいつもの面々で、唯一ここ最近TMデビューを果たしたテイモリアンに至っても残り数分で何をやれというのだ?レザイーとゴルモハマディのように鈍足で老朽化したディフェンスでどう韓国の素早い攻撃に対処するのか?私が昨日の日記でいつものメンバーで戦えば負ける相手であると述べたのはまさにこういった事だ。そして案の定臆病なブランコは新戦力を誰一人まともに起用しなかったのである。ドイツ行きを決めたイラン代表がこれから目標とする事は、世界で戦えるチームを作る事だろう。それが同じアジアのチームに成すすべなく敗れるようでは、先行きは暗いし、やはりダエイが居なければならないのかという論議にまで発展しかねない。正直、改めてブランコの臆病な采配に辟易させられたとしか言いようが無い。W杯まで残された時間は少ない、指揮官が勇気を持って多くのことを試せないようでは本戦での予選突破は難しいだろう。親善試合ですら大胆な采配をふる事のできない腰抜けにどうしてW杯本番を任せることができようか。Goals:1-0 Joo (1')2-0 Kim (92') Mirzapour - Zare, Golmohammadi, Rezaei, Nosrati (46' Kaabi) - Nekounam, Alavi (90' Teymourian) - Navidkia (69' Borhani), Karimi, Zandi - HashemianIranian players booked: Navidkia, Zare, Nosrati
2005.10.12
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イラン代表MFイマン・モバリ(22歳、フーラド・クージスタン)がUAEのアル・シャハバブとの一年契約に合意した。これは所属するフーラドがイラク代表のスター選手であるエマド・モハメドをカタールのアル・ワクラから獲得した事も影響したようだが、代表から外れ微妙な時期のモバリにとってはダエイとの確執からの逃避行に近いものがあるのかもしれない。尚アル・シャハバブには以前ダエイやアジジも在籍したイラン人には馴染み深いクラブではある。UAEリーグはイラン国内リーグ(IPL)よりもレベルが落ちると言われるが、設備は整っているし何よりイランに近いというメリットがある為、一概に悲観的になる必要は無いだろう。ここ数年UAEやカタールでプレーした代表選手はダエイ、アジジ、バゲリ、キャリミ、カービィ、カヴィアンプール、そして現在もプレーするのがマジディ、バヘディ、サメレーとイラン代表でも主力クラスが在籍した事が分かる。またカタールリーグはマリオ・バスラーやエフェンベルグら多くの欧州の元トップスターを獲得している事から、イラン国内リーグよりは欧州クラブのスカウトがコンタクトを取りやすい環境にあるのも確かだ。モバリにはその才能を疲弊させることなく欧州へのステップとして実力でTMに返り咲いて欲しい。その声が国民から上がったとき必然的にキングはその座と10番を彼に譲り渡す事になるだろう。Emad Mohammad一方、韓国入りしたTMの面々は早速練習を行い、怪我ながらもカービィはチームに帯同しているようだ。練習画像などはこちら。予想スタメンは先日の日記に書いた通りだが私なら--------------Vaezi-----------------Nosrati--Golmo----Rezaei----Zareh---------------Nekounam-----------------Navidkia-------------------Manaei-------Karimi---------Zandi-------------------------Hashemian------といった感じのシステムが見たいと思う。ザンディとキャリミというイランが誇る2大ゲームメイカーがチームを操り、キャリミは自由に飛び出し1.5列目の動きをさせる。またザンディはスプリント能力に欠ける為、背後からのマナイーの飛び出しを生かしたい。こうなると無理に攻撃参加の稚拙なノスラティ、ザレが参加する事なく守備に専念できるというメリットがある。問題はボランチのネコーナムがどこまで体を張って韓国のゲームメイカーを潰せるかだが、この場合はアラヴィのようなクラッシャーの方が1ボランチとしては適任だろう。まぁ彼が外れる事はブランコが監督でいる限り無いだろうが。またシャクーリやサレヒネジャド、アクバルプール、テイモリアンあたりの新戦力も試さなければ召集した価値が無い。どちらにせよ両チームにはアジアトップクラスの戦いをぜひとも見せて欲しいし、多くの戦力を試して勝利し、アリ・ダエイが不要だと証明するくらいのゲームをして欲しいところだ。韓国代表ではパク・チソンは勿論、パク・チュヨンにも警戒が必要だ。私の予想では、ブランコがいつも通りのスタメンで臨めば正直、韓国代表にリベンジを許す可能性が高いように感じられる。2000年のアジアカップ準々決勝(この試合はアリ・キャリミは途中出場ながら初めてパク・チソンと対決した試合でもある)の延長前半99分、イラン代表のGKパルヴィス・ボロウマンドの守るゴールを破ったのは忘れもしない若きストライカー、イ・ドングクだった。同じように今回も新たな力であるパク・チュヨンにはマンマークをつけるくらいでいいだろう。それができるのもネコーナムではなくアラヴィなのだが、親善試合ですら博打をしないブランコには、それも望めないに違いない。ここで痛い目に遭っておけば考え方も変わるかもしれないが。
2005.10.12
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代表キャンプに集った選手達の笑顔からは、心なしか開放的な雰囲気が感じられた。怪我をひきずっていたアリ・ダエイ、そしてマハダヴィキアの欠場が決定し、多くのニューフェイスを召集した今回の韓国戦。ダエイの怪我は先日のセパハン戦での2ゴール1アシストを見れば心配なさそうだが、他にもヴァへディ、カービィの怪我による欠場。ラジャブザデー、マダンチがビザの問題でメンバーから漏れた。その為予備リストに回されていたメイサム・マナイーが本リストに名を連ねた。パスの左サイドを疾走するサイクロン、メイサム・マナイーはイラン代表の救世主となれるだろうか。近年のイラン代表において、右サイドがマハダヴィキア、カービィの圧倒的な攻撃力を売りにしている一方で、左サイドから効果的な攻めを形成する事は皆無に等しかった。左サイドの弱体化は間違いなくあの男が代表を退いてから顕著になった。言わずもがなメータド・ミナヴァンドの事だが、この攻撃的なアウトサイドの正統な後継者はいまだに決定していなのである。ミナヴァンドといえばフランスW杯前に左足の強シューター、アリ・レザ・シャハルディからポジションを奪うとアグレッシヴ極まりない攻撃参加、さらに守備にも邁進し不動のポジションを築き上げた男である。さらにクラブレヴェルでもオーストリアの強豪シュタム・グラーツでブンデスリーガでマイスターシャーレを獲得し、その攻撃性からオシム監督によって2トップの一角に添えられる事もあった。またCLでもマンチェスターU戦などトップレベルの試合をこなした数少ないイラン人である。彼が凱旋したアジアカップでは、がむしゃらさだけが売りだったミナヴァンドが高精度のクロスを連発する事に驚いたものだった。その彼の後継者は本来ならU-23代表のストライカーで左サイドもこなすバヘディで落ち着くと思われた。破壊的な左足のシュート、強引な突破力、恵まれたフィジカル、そのどれもがミナヴァンドの後継に相応しい能力を備えていた。いやそれ以上の物があったと言えたのだが。度重なる怪我、UAEでの怠惰な生活が彼をその後継者の座から遠ざけてしまったのである。さらにUAEとエステグラルを往復する落ち着きの無さも彼が伸び悩んでしまった理由であろう。そして今回もまた怪我でのリスト漏れである。さらに同じく左利きのメヘルダド・マダンチも怪我で離脱した事によりメイサム・マナイーにチャンスが回って来たわけだが、イランの国民はいいかげん左サイドの正統な後継者の出現を待ち望んでいるのである。韓国戦、我々の憂鬱を吹き飛ばすサイクロンを彼には巻き起こして欲しいところだ。さて、韓国戦の予想スタメンだがGKはミルザプール、CBがレザイー、ゴルモハマディ(C)、左サイドにザレ、右がノスラティ、ボランチにネコーナム、若干上がり目にザンディ、右ナヴィドキア、左にマナイー、トップ下キャリミ、そしてハシェミアンの1トップがノーマルだろう。マナイーを外しボルハニとの2トップもありえる。しかし選考の事になるがキングとの確執からイマン・モバリが外れフーラド勢のカメリ、バダヴィも姿を消し、カゼミアンはクラブとの衝突からプレーできる環境ではない現況はどうだろう?何か歯車が狂っているように感じられるのは杞憂だろうか。伸ばすべき才能がくすぶっているのは残念としか言い様がない。世代交代の時期を誤った、もしくは失敗したチームの行く末はいつの時代も決まっている。キングの居ない代表キャンプに開放的な雰囲気が溢れている事は何を示しているのだろうか。確かにアリ・ダエイはドイツでプレーする権利はあるし、そこが自らの全てを捧げた代表からの引退の花道であってもいいのかも知れない。しかし、彼の発言によって現に代表から離された若き才能の事を思うと何かが間違っているように思えて仕方ないのである。イラン対韓国といえば思い出されるのは96年のアジアカップ、アリ・ダエイは韓国のDFをショルダータックルで弾き飛ばし、デニス・ベルカンプのような繊細なトラップから強烈なボレーを叩き込んだ。その圧倒的なゴールにホン・ミョンボは微動だに出来なかったのが鮮烈な印象として残っている。当時代表を率いていたのはマィエリ・コハンで、現在イヴァンコビッチの元ではプレーしないと発言しているファーハド・マジディもベンチに控えていた頃の話だ。さらに2000年のアジアカップでの韓国戦ではバゲリのクレイジーなロングシュートで先制するも、終了間際に追いつかれ延長戦でダエイがオーバーヘッドでのクリアを試みたこぼれ球を叩き込まれ敗北している。さらにU-23世代での因縁も浅くない。2002年のアジア大会では準決勝でホスト国であった韓国をPK戦の末やぶったもののオリンピックでの最終予選ではアザディにてイ・チョンスの一発によって予選敗退の屈辱を味わっている。そして2004年のアジアカップでの魔術師のハットトリックによる劇的な勝利と続いたのである。こう見るとダエイの居ないイラン代表の実力と未来を計るにはもってこいの相手では無いだろうか。赤い悪魔に囲まれたスタジアムでTeamMelliはキング不在の試合をどう戦い、新たなる韓国戦の歴史に新たな名場面を刻んでくれるだろうか。
2005.10.08
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予想を覆し、ヴォルフスブルグ戦にトップ下としてスタメン出場したキャリミであったが、惜しいボレーシュートを披露したくらいで、またも50分という早い時間での交代を余儀なくされた。久し振りにロケ・サンタクルスが復帰しマカーイとの2トップを組んだのだが、相変わらず2トップの下に入ったキャリミが機能しないのは彼をバラックの代役として起用するマガトにとっては歯がゆいに違いない。キャリミがこのポジションで結果を残さない限り、90分間ピッチに立つことはできないのかもしれない。【FCバイエルン - VfLヴォルフスブルク】 2:0 (前半0:0) FCバイエルン: ドレーア - サニョール、イスマエル、ルシオ、シュバインシュタイガー - ダイスラー、イェレミース、ゼ・ロベルト (77. サリハミジッチ)、キャリミ (50. ショル) - マカーイ、サンタ・クルス (70. ゲレロ) サブ: シュレッサー、オットル VfLヴォルフスブルク: イェンチュ - アレックス、キロガ、ホーフラント、ネジリ - カルハン (56. シュノーア)、サルパイ - ダレッサンドロ - ハンケ、クリモヴィッツ (80. マキアディ)、マルレ (72.メンセゲス) 一方、国内では韓国戦に向けて代表メンバーが発表されたが、かなり多くのニューフェイスが入っている。以下が22人の召集メンバー。【GK】Mirzapour, Vaezi, Mohammadi【DF】Kaabi, Shakouri, Zareh, GolMohammadi, Rezaii, Nosrati, Mostafa Salehinezad【MF】Nekunam, Alavi, Teymourian, Rajabzadeh, Madanchi,Vahedi, Zandi, Navidkia, Karimi【FW】Borhani, Siavash Akbarpour, Hashemian【Waiting list】Manei, AzizZadeh, Heidari, Alizadeh.メンバーを見るとモバリ、バダヴィ、カメリのフーラド勢が外れ、国内リーグで好調なゾベアハンから初召集となる2人はサブ候補ながら新たなDFが3人招集されている。Mostafa Salehinejadまずは元U-19イラン代表であった24歳のモスタファ・サレネザドだ。彼は本来ボランチの選手だが国内リーグでは強固な守備者として4バックのセンターに入る選手でもある。Sepehr Heydariもう一人が189センチと大柄のCB、セペル・ヘイダリである。彼らは国内リーグを全勝で首位をひた走るチームを牽引する活躍が認められての、予備リストながら嬉しい初召集となった。Hamid Azizzadehそして193センチという巨体でフル代表経験もすでに8試合あるハミド・アジザデも予備召集ながら久しぶりの復帰となった。Ali Alizadeh同じく予備召集ながらピルーズィのアリ・アリザデーも今季既に2ゴールを挙げている好調さを評価されての初召集だ。彼も途中出場ながらU-23代表として日本代表とのキリンチャレンジ杯を戦った一人だ。Mehdi Vaeziまた彼らと共に守備のてこ入れの為に再召集されたのがペイカンに所属する30歳のベテランGKメフディ・ヴァエジである。GKとワインは古いほうがいいと言われるが、彼の実力は十分にミルザプールのサブを務めるだけのものがあると国内では評価されている。Rasoul Mirtoroghiそして今回召集されてはいないが有能な若いDFを5人紹介しよう。一人目のラソール・ミルトローギも近い将来イラン代表の守備を支える選手だ。U-17代表、U-21代表、そして現在はU-23代表に名を連ね降格したぺガフの主力として活躍するソリッドなディフェンダーで、端正なマスクでファンも多い。若干21歳で完成された190センチ近いボディを持つスター候補生だ。彼もキリンチャレンジで出場こそ無かったがマィエリ・コハン監督の召集を受けて来日している。彼の正面からの画像はこちら。Meisam Soleymaniさらにはフーラド・クージスタンのメイサム・ソレイマニもことあるごとにファンの口から、ディフェンスのてこ入れのキーマンとして名があがる選手だ。若干アルゼンチンのサヴィオラ似のルックスからは想像できないハードな守備を身上とする元U-23代表のDFだ。Mohsen Bengarさらにイランのターミネーターことセパハンのモフセン・ベンガルもすでにベラルーシ戦でAマッチ経験がある、191センチ84キロと岩のような肉体を持つソリッドなDFだ。アジアチャンピオンズリーグでもまさしくロックなディフェンスでセパハンの躍進に貢献している。(ベンガルとタギプールが組んだ最凶CBも見てみたいものだ)Hedayat Shahriari 他にも同じくセパハンのヘダヤット・シャフリアリのようにカービィと争わせるべき俊敏で精力的な右サイドバックやPirouz Ghorbani エステグラルの屈強なCBピルーズィ・ゴルバニなど優秀な候補を挙げたら枚挙にいとまがない。彼らと後方から正確なフィードを得意とするハディ・シャクーリが加わったDF陣は韓国の攻撃をシャットアウトできるであろうか。また中盤に目を移すとたいした驚きはないが、メイサム・モニエイが予備リストに入ったことを意外ととるファンが多い。彼は十分に左サイドでスタメンを張るだけの実力があるからだ。Mehrzad Madanchiまた彼の代わりに本リストに入ったのはメヘルザド・マダンチ・ディザバディだ。彼もカービィの次に若い18歳でフル代表入りしたものの、アジア・オセアニア杯ニュージーランド戦以来の久し振りの召集となった。モニエイとマダンチにはイランの懸念の左サイドの問題解決の重責が肩にのしかかっている。Masoud Soleimani Shojaei もちろんショジャイーも左サイドの貴重な人材として忘れてはならない一人である。さらにトップ下に入ったメフディ・ラジャブザデーは好調ゾベアハンで勝利を演出する最高の指揮者としての役割をTMでも演じることが求められる。(シャクーリ、モニエイ、ラジャブザデーについては過去ログで)Siavash Akbarpourそして何よりも期待したいのはここ最近、ゴラム・レザ・エナヤティやファーザド・マジディが召集されない事で代表選手を輩出していなかったエステグラルのエースに成長したシルヴァシュ・アクバルプールだ。彼はエナヤティとの凶悪な2トップを形成する褐色の20歳で、アジア大会決勝の日本戦で途中出場した時には若干17歳でカービィと同じように飛び級でU-23代表に招集された、いわばブランコの隠し玉だ。さらにさかのぼればホセイン・カービィがキャプテンを務めワールドユースに出場したU-17代表としてミルトローギらと共に活躍している。今季国内リーグで4試合3ゴールを叩き込んだ実力を、韓国戦で見せる事ができるだろうか。彼が結果を残せなければライバルのピルーズィの若きFWメヘルダド・オラーディーがフル代表に初招集される事になるに違いない。彼ら若い選手達が海外組を脅かすようではないと、イラン代表の実力が底上げされることは無いだけに、親善試合であってもしのぎを削って欲しいところだ。彼らを実際に使うかはブランコ次第だが、ここまで新戦力の召集に踏み切った姿勢は評価に値するし、彼自身イラン代表に変化を求めている証拠だろう。
2005.10.02
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チャンピオンズリーグ、FCブルージュ戦を風邪で欠場したキャリミに明るいニュースが舞い込んだ。彼がテヘランに残してきた二人の息子HavashとHirsa(写真は過去ログに)、そして愛する妻が3ヶ月の遠距離生活を経てドイツへ移り住む準備ができたようだ。ここ最近のキャリミのパフォーマンスにも家族と離れた事が影響していたのは間違いない。あるファンがアイルランドとのプレーオフに向かうイラン代表と遭遇した際、キャリミにどうして海外に移籍しないのかと尋ねたところ、愛妻がイランに近いドバイでの生活を気に入っていて週末は帰国できるからだと答えたように家族との絆の強い。また通訳はつくもののドイツ語をマスターしていないキャリミにとってピッチ外でのストレスは当然あったのだろう。同じドイツにいるマハダヴィキアとも先週のHSVまで電話ですら連絡を取れなかったと漏らしていてもいた。ちなみにキャリミ自身にも息子達と同じように弟がいてイラン国内リーグのピルーズィでGKとしてプレーしているのだが、キャリミもまたサッカーを始めた当初のポジションはGKだったと最近のインタビューで語っている。(弟ファルシドの写真はこちらの下の写真の2人映っているうちの右の横顔の人物、左は元代表のダヴォウド・ファナイー、上の写真はキャリミの幼少時代)愛する家族と再会し、これで地に足をつけてドイツで活躍できることだろう。今週末のヴォルフスブルグ戦はバラックの欠場が決まっているもののスタメンを確保するのは難しいようだが、まだまだ戦いは始まったばかりだ。【予想スタメン】FCバイエルン: カーン - サニョール、イスマエル、ルシオ、シュバインシュタイガー (サリハミジッチ) - ダイスラー、デミチェリス、ゼ・ロベルト、ショル - マカーイ、ゲレロVfLヴォルフスブルク: イェンチュ - アレックス、キロガ、ホーフラント、ネジリ- ティアム (シュノーア)、カルハン、サルパイ - ダレッサンドロ - ハンケ、クリモヴィッツ一方、オーストリアではアドミラが先週UEFA杯で再びフランスのチームに大敗したグラッツァーAKのホームに乗り込む。前節は2ゴール、水曜日に行われたDFBカップでハットトリックを達成した覚醒しつつあるロマン・ヴォールナーはアドミラを降格から救うゴールを決めてくれるだろうか。GAK - Admira (Schwarzenegger-Stadion, 15:30 Uhr, Gangl). 2004/05: 0:2 (a), 0:0 (h), 5:2 (h), 4:1 (a). 2005/06: 2:1 (a)GAK: Schranz - Standfest, Ehmann, Sonnleitner, Majstorovic - Plassnegger, Bleidelis, Demo, Amerhauser - Bazina, Kollmann Ersatz: Lienhart - Pötscher, Hieblinger, Schrott, Junuzovic, Skoro Es fehlen: Muratovic (gesperrt), Kujabi, Obiorah, Sick (alle verletzt)Admira: Mandl - Flögel, Akoto, Pashazadeh, Panis - Thonhofer, Faraji, M. Wagner, Horvath - Wallner, Bule/Saglik Ersatz: Hyll - Pircher, Wimmer, D. Wolf, Egressy Es fehlen: Bjelica (gesperrt), Pecelj (Sprunggelenks-Verletzung) Fraglich: Bule
2005.10.01
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