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ミッドウィークのイラン国内リーグ第8節、またしてもストライカー達の熱いプレーの競演が繰り広げられた。まずは首位を行く好調バルゲ・シーラズはホームに先週パス・ハメダンを2-0で下したこちらも好調のメス・ケルマンを迎えた。バルゲは代表で常に批判に晒されるサッタール・ザレがチームでは10番を背負い、キャプテンとしてチームを牽引。この日は右のアウトサイドでのプレー。メス・ケルマンは代表の正GKラハマティを擁するが、バルゲの破壊力はことごとくラハマティのゴールを蹂躙した。まずはメフディ・シリが先制弾を叩き込んで今季4ゴール目。このストライカーの今季のゴールは落ち着き払って冷静に決めたゴールが多く、じつにクールでクレバーなストライカーだ。ピルーズィと代表でプレーするモジュタバ・シリの実兄でもある。続いて31歳のファリド・アベディがラハマティをあざわらうかのようなチップキックで今季5ゴール目を決める。さらに後半にはメフディ・キャリミアンが豪快にミドルをぶち込んだ。メスも一点を返すが、バルゲの勢いは止まらない。中盤の底から攻撃を支えるダリウシュ・ヤズダニのいぶし銀もプレーも光る。そして仕上げはPKを得て再びアベディが今季6ゴール目を叩き込んだ。この注目の試合を観戦に訪れたダエイも目の前でこれだけのパフォーマンスを見せられては、たとえ32歳のハシェミアンに代わるストライカーを探しているとはいえ、このベテランを無視することはできないだろう。ここ5試合で5試合連続での6得点は驚異のパフォーマンスだ。試合はこのまま4-1でバルゲ・シーラズが圧倒的な強さを見せつけた。だが、まだ強豪との試合が少なく彼らの真価が問われるのはこれからかもしれない。そしてキャリミの復帰が話題のピルーズィはホームに8万の観衆を集めてぺガフ・ギランと対戦。予想を反してチャブーシを軸としたぺガフの猛攻にあうがアツトウとバゲリハーが体を張り、GKのメフディ・ヴァェジもスーパーセーブで2失点を防ぐ。そして後半バゲリがゴール前でボールを受けると右足で切り返し左足を強振。今季5ゴール目を豪快に叩き込んで先制。この日共に得点王のヴァへディは累積でスタンドで観戦。その後も1トップのトーレが幾度もチャンスを作り、ついにトーレが倒されPKをゲット。蹴るのはもちろんバゲリ。今季6点目が確実視されたがバゲリのシュートはバーの上を越えてしまう。しかし審判はGKの動き出しが早かったとして再びPKのやり返しを宣告。ぺガフの選手の必死の抗議も実らず再びバゲリがPKを蹴る。しかし今度はバーに阻まれる。ピルーズィファンのため息がスタンドにこだまする。一方のキャリミはドリブルも冴えが見られず、時折いいパスを見せる程度。むしろペトロビッチのほうが攻撃を牽引していた。そして彼のCKからアツトウが打点の高いヘッドを叩き込んで追加点。ここでゴトービはバゲリを下げてアラヴィを投入。このときバゲリの巻いていたキャプテンマークはヌーリに手渡され、ヌーリはキャリミの右腕にアームバンドをはめた。試合はこのまま2-0でピルーズィが勝利した。ただ、この試合でも審判の曖昧なジャッジが物議を醸しそうだ。PKのやり直しは明らかに意図的で、先週ピルーズィに対して厳しい笛を吹いたイラン唯一の国際審判モラーディがピルーズィファンに脅迫を受け、家族の安全のために審判を辞めるというニュースが出ている中での再びピルーズィに対する不透明なジャッジ。今回はピルーズィファンとってはいい結果になったが再びこの笛は話題になるだろう。この日のピルーズィのスタメン。---------------VaeziZare---Bagheriha---Atutou-----Shiri-------M.Zareh-----Nouri----Karimi----------------Petrovic-----------Bagheri--------------------Tore試合画像ゴール動画そしてモガヴェマット・シーラズはアブモスレムのホームに乗り込み2-1で勝利。得点者は以前のブログでも紹介したハレギファー。モテヴァセルザデは前節の豪快なヘッドに続く得点を挙げられなかった。もう一人の得点王サレヒを擁するペイカンは2-0から3点を奪ってエステグラル・アフヴァズに逆転勝利を収めサレヒも1得点。これで得点王レースは以下のとおり。【Top Scorers】アベディ-6 goals [1 pk]バゲリ-5 goalsサレヒ-5 goalsモテヴァセルザデ-4 goalsヴァへディ-4 goalsシリ-4 goalsまだエステグラルらの2試合を27日に残しているが相変わらず好調のストライカーが多いのはダエイにとっても頭を悩ます嬉しいニュースだろう。北朝鮮戦までに国内リーグで好調の彼らを試すのか、それともボーフムでベンチに座る32歳のハシェミアンを再びスタメンに据えるのか。好調バルゲ・シーラズから選出されているのはザレ一人。アベディとシリの攻撃力を目の当たりにして決断するか。ダエイが多くの選手を代表に呼んでいるサイパはACLで5-1と醜態を晒したばかり。直接の敗因は愚将リトバルスキーの采配によるものだが。リティはACLホームでの試合で古巣サイパのロッカーに入ろうとしたダエイを拒絶し、さらにアシュティアニ、ミルゴルバニ、ジナドプールを規律違反を犯したとして一時期チームから隔離するなどチームに様々な混乱をもたらした。さらに悪いことは続き絶対のゲームメーカーであるアッバス・アガイーが負傷欠場。ACLでイランチーム史上、最も醜い敗戦を招いた。あれだけの豪華補強を施したサイパだが、最後に無能なドイツ人を監督に据えたことですべてが台無しになった格好だ。話が逸れたが、これから続く厳しい最終予選,、ダエイがレザイーのパートナー選びを怠れば最後につけが回ってくるだろう。新しい血を導入するなら今だ。
2008.09.25
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アジアの大会にしては豪華な面子が揃った。ACL準々決勝サイパはホームにクルフチを迎えたが、試合前にはリトバルスキーの元にリヴァウドが挨拶に訪れ、クルフチの監督はカザフスタンの英雄カシモフ、イランの英雄アリ・パルヴィンも愛息の応援に駆け、もちろんサイパOBで代表監督のダエイも観戦に訪れた。試合はアウェイのクルフチがリヴァウドと右サイドのビジャヌエバ(ブラックバーンの某選手ではない)が攻勢をしかけ、前半10分にゴール前の混戦からビジャヌエバが先制。しかしホームのファンの後押しを受けるサイパもカービィのスローインをラハマティ、パルヴィンとつなぎ右サイドからオミド・シャリフィナサブがセンタリングを入れてイマン・ラザギラッドが豪快にヘッドを叩き込んで先制。まっさきにパルヴィンが祝福に駆けつけたのは昨シーズンまで共にエスティール・アズィンでプレーした為だ。それ以前はパス・ハメダンの前身であるパス・テヘランでプレーしたストライカーは試合後に敵将が、もっとも我々を混乱に陥れた選手と評された。だが喜びもつかの間リヴァウドが即座にカウンターでさらに勝ち越す。さすがにかつてのワールドクラスの片鱗を随所に覗かせたがサイパもベテランのボルジョルーやアシュービがハードなタックルでリヴァウドを削る。さらにホセイニがボランチの位置に入り読みの深さでクルフチの攻撃を寸断すると、40分ついにラハマティがFKを決めて同点に。相手DFに当たるラッキーなゴールであったが彼の思い切りのいいシュートが結果を出したのはWAFFでも実証済みだ。試合はこのまま同点で終了。ホームで辛くも追いついたが、リトバルスキー率いるサイパは続く24日のアウェイで結果を残せるか。後半からリティと一時期もめたジナドプールも投入され、同じく確執のあったミルゴルバニは先発を飾ったが、アガイーやアシュティアニといった才能も生かして欲しいところ。一方のクルフチのカシモフは代表監督に抜擢され、ダエイのように2足のわらじで指揮をするかが気になる。試合動画試合画像一方、国内リーグでは第7節が行われ会長の辞任騒動にまで発展したエステグラルが6点を叩き込めば、ピルーズィもアウェイでバゲリとバヘディが決めて快勝。ともに前節の鬱憤を晴らした。ピルーズィのコンビはこれで共に4ゴールでバルゲシーラズのストライカー、ファリド・アベディ(画像左)と並んだ。ただアベディのバルゲ・シーラズは対戦相手のサイパがACL参戦のため一試合消化が少なく、アベディは5試合で4試合連続の4ゴールを叩き込んでいる。また彼のパートナーのメフディ・シリもゴール前での落ち着いた決定力で3得点と気を吐きバルゲ・シーラズの躍進を支えている。中盤にはかつてダエイと共にサイパを優勝に導いたダリウシュ・ヤズダニの存在も見逃せない。そして彼らと並ぶのが元セパハンのエース、セェイエド・サレヒ(画像右)だ。セパハンがパス・ハメダンからジャファルプールや、ファジル・セパシからタフマセビ、さらにはラフ・アハンからアシュカリとジャムシディアンを獲得したことで居場所を失いペイカンに移籍。ここで27歳のストライカーは打点の高いヘッドを武器に3試合連続で4ゴールと得点王レースに突如名乗りを上げた。そして最後の一人モテヴァセルザデも前節エステグラルを葬ったサバ・バッテリーを相手に今季4点目となるヘッドを叩き込んだ。余談だが、彼のゴール動画を私がある掲示板にUPLOADしていたところコンタクトがあり、彼のファンサイトを開いている彼の親戚からメールが届いた。また何か彼についての情報が得られればここで紹介したいと思う。バゲリの代表復帰は無いだろうが、ヴァへディやサレヒは既に先日の候補には選ばれており、アベディとモテヴァセルザデについても国内でのパフォーマンスいかんでは北朝鮮戦のキャンプに呼ばれる可能性はある。特にレザイーと組むターゲットマンをダエイは欲しており現時点ではサレヒとモテヴァセルザデにチャンスがあるのではないか。ただタフマセビのように召集しても試されない選手もおり、ラフファイーやエブラヒミといったタイプの異なる選手を使うなどいまいちダエイの起用に一貫性が感じられないのは試行錯誤している証だろうか。国内リーグからの話題をもうひとつ、アリ・キャリミがついに次節のぺガフ・ギラン戦に出場するようだ。ウィザードオブテヘランの帰還にファンも心を躍らせている。背番号はぺジマン・ヌーリが8をキャリミに譲り18をつける事に。シーズン中にも関わらず異例の背番号交代はピルーズィにおけるキャリミの存在感を顕している。ベンチにはゴトービはじめアベドザデー、ペイラヴァニが揃いUAEやカタールでキングとしてプレーしたキャリミにとってもいい環境の古巣でプレーできることは幸いだろう。また中盤で奮闘するバゲリやペトロビッチの負担も減るだろう。代表からは引退を示唆したキャリミだが、まだまだ彼はその才能を腐らすべきではない。その彼の後継者であるショジャイーはリーガエスパニョーラで難敵ヴァレンシアを相手に素晴らしいプレーを披露した。先発したのはネクーナムのみ、彼は相変わらず守備面での貢献度の低さを見せサウジ戦での失敗を繰り返したが、後半は無難なプレーぶり。ショジャイーは再びこれまでのパフォーマンスに見合わぬベンチスタートとなったが、後半に投入されると即座に得意のドリブルを披露。一気に流れをオサスナに引き寄せる。スペインの実況も彼のテクニカルなドリブルにマスードの名を連呼した。試合は退場者を出したオサスナが耐え切れずに終了間際に失点し敗北を喫したが、間違いなくショジャイーはピッチでもっとも輝いていた。次節彼をサブに回すようではジガンダは批判を浴びるに違いない。ただ、プレッシャーのきついメスタージャで彼を庇護した可能性もあるが。次節デポルティーボを迎えるホームゲームに是非ともスタメンで揃ってイラニアンデュオの姿を見たいものだ。ショジャイーハイライト動画
2008.09.22
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W杯予選で5節が延期となっていたイラン国内リーグは第6節が行われ、名門ピルーズィとエステグラルが共に敗れた。アザディでホームのピルーズィを破ったのはメス・ケルマン。シーズン前の効果的な補強がチーム力を確実にアップしていた。守備には代表の正GKラハマティとエステグラルから獲得したアミール・ホセイン・サデギが揃い、共にU-23時代の息の合ったプレーで堅守を構築。さらに右サイドにはアリ・ハムーディが効果的な突破を見せれば、左を元エステグラルのベテランのエブラヒミが守り、ボランチには古巣を相手に燃えるファーザド・アシュービ。そして攻撃の指揮をとるのはナヴィドキアの弟ラスールに、ロナウジーニョに似た風貌のブラジル人エディーニョ。前線にはマラヴァンから獲得のドリブラー、ルホラー・ビグデリが陣取る。ホームのピルーズィも好調バゲリを中心に攻撃を仕掛けるがラハマティがスーパーセーブを連発。負けじとピルーズィのヴァェジも前半終了間際のピンチをスーパーセーブでしのぐが、その活躍が報われたのはラハマティのほうであった。後半から投入された代表経験もあり、降格したシリン・ファラズから大枚を払って獲得したルホラー・アタイーが値千金の先制弾を叩き込む。ホームに集まった6万のサポーターの大ブーイングに後押しされたピルーズィも意地の反撃を試みるが、レフェリーがメスDFのペナルティーエリア内でのハンドを見逃すなどつきにも見放され、ミルトローギを投入し守りに入ったメスにこのままホームで手痛い敗戦を喫した。ゴトービもさかんにチームを鼓舞し続けたが、今季初黒星と初の無得点試合となった。メスはこれで前節のエステグラルに続いて名門2チームを撃破。試合画像 画像2ゴール動画さらに本日深夜、そのエステグラルはサバ・バッテリーのホームに乗り込んだ。サバもメス同様に素晴らしい補強でチーム力を上げている。トーリャを中心にした守備にはモルテザ・アサディにドイツでのトライアルが叶わなかったシェイス・レザイー。右サイドにはサイパで活躍したファルザネーが、さらに左サイドバックに入ったアミール・ホセイン・フェシャングチはこの試合で大活躍。23歳のサイドバックは巧みなドリブルで効果的な突破を見せた。その前には古巣対決となったモフセン・ユーセフィが鋭利な突破を見せる。そして、なんといっても中盤のモハンマド・ヌーリとアデル・コラフカジのファンタジスタコンビの奏でるハーモニーでエステグラルを圧倒。前線には代表でさらに実力をつけたレザイーが巧みなキープとスピードで圧巻のプレーを見せれば、相棒の馬力のある国内屈指のストライカー、フェリドーン・ファズリとの2トップも強力だ。試合はトーリャが素晴らしいセーブでエステグラルの攻撃を凌ぎ、ジャンバリオのシュートも枠の外へ。その直後シェイス・レザイーが突破を図りそのまま左足で見事なミドルを叩き込んで先制。試合はそのまま後半に入り、投入されたアリザデーが得意のロングスローでアクバルプールのヘッドをアシスト。辛くもガレノイ率いるエステグラルは同点に追いつく。サバの監督は昨シーズンエステグラルを率いたフィルーズ・キャリミということもあってベンチもヒートアップしマルファヴィコーチ(元エステグラル監督)が審判に抗議し退場に。ガレノイもマジディを投入し、勝ち越しを試みるが、ここでコラフカジがこぼれ球を強烈に突き刺しサバが逆転。ここでサバは現役復帰したゴルモハマディを投入。図らずもシェイスとの元ピルーズィラインがエステグラルの前に立ちふさがった。さらにパス・ハメダンから獲得した左のウインガー、メフディ・へイリが疲れの見えたモフセン・ユーセフィに代わると流れは再びサバに。さらに左サイドのフェシャングチが巧みな突破から決定機を何度も作る。エステグラルも元サバで同じく古巣対決となったアリ・レザ・アバシファードがフリーで決定的なヘッドを見舞うが、またしてもトーリャがはじき出す。そして終了間際、同点を狙ってエステグラルが前がかりになったところを再びフェシャングチがカウンターで持ち込み、レザイーが触ってこぼれ球をファズリが冷静に流し込み3-1と突き放した。試合はこのまま終了。ガレノイ率いるエステグラルは5試合での痛恨の3敗目を喫した。どちらの試合も国内リーグの新たなパワーを感じる試合であった。メスのナヴィドキアは優雅に攻撃を指揮していたし、名門を負われたサデギ、エブラヒミ、アシュービ、ラハマティの意地を見た気がした。そしてサバのヌーリとコラフカジのイランの未来を担うW司令塔はエステグラルのジャッバリ、ジャンバーリオを圧倒。レザイーとファズリの2トップもそのままチームメッリに導入しても差し支えない連携を見せた。一方、ピルーズィはハリリを怪我で失いアガイーも移籍しトーレ、ペトロビッチにバゲリ、ヴァへディの共に3ゴールをあげているコンビが絡むも不発に。ボランチのマジャール・ザレやサイドのモハンマド、マスード・ザレも奮闘し、中央もアツトウ、セペル・ヘイダリがよく守ったが虎の子の一点を奪われてしまった。特にヴァェジは幾度となくチーム救うセーブを見せただけに残念だろう。左サイドに投入されたマンスーリが一対一を決めていれば試合結果はひっくり返っていたかもしれない。次節から出場可能なキャリミが起爆剤になれるか。またエステグラルはモンタゼリとクシューキが守り右のホスロ・ヘイダリも前半はいい突破を見せたが後半は尻すぼみ。ジャンバーリオも決定機を外し、アリザデーとアバシファードも、交代したマジディも不発。ラヴァンハフを怪我で失い攻撃力にかげりが見えている。試合画像ゴール動画この2試合で見られた新たなパワーがそのまま代表に導入されればチームメッリはさらに次の段階へと進むことができるだろう。最終予選を勝ち抜くにはダエイがタイムリーに彼らを生かし、代表にあてはめる必要がある。今、最もその価値がありそうなのはコラフカジではないだろうか。ネクーナムの横に据えてもいいし、そのままヌーリと組ませるのも一興だ。偶然にもドーハアジア大会でショジャイーの外れたシモンエスボーイズの司令塔を務め、韓国戦で3位を決定づけたゴールをあげたのがコラフカジであった。新たな司令塔候補に名を連ねることになるか楽しみだ。また中国での視察から帰国した代表スタッフのヒューマン・アファゼリによれば北朝鮮は侮れないがホームで勝利を収めるだろうと述べた。サウジも逆転でUAEから勝ち点4を上げているだけに、もちろんホームアザディで北朝鮮相手に不覚を取るわけにはいかない。
2008.09.12
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ISP(Iran sports press)の記事でイランの失点シーンを取り上げた記事が興味深かったので取り上げます。失点シーン記事このシーン、ネクーナムのプレスが追いつかずザンディとザレの間を通され7番にボールが渡り、オーバーラップした2番がどフリーで折り返し決められたシーン。一見するとアル・ハルシがホセイニから離れて見事に折り返しを決めており、オーバーラップに対応できなかったザレが批判を浴びている。しかし問題はそもそもザンディのプレスの弱さとカヴァー能力の欠如であり、彼と共に失点シーンで守備的MFのネクーナムとテイムリアンが歩いているのが良く分かる。ホセイニは確かにマークを外したのはハルシがいったん前方に進むと見せかけて、ホセイニを釣りステップバックしてマークを外しゴールを決めている。これはホセイニのマークミスとザンディのお粗末な守備と右サイドを破られた時点で動きださなかったネクーナムとテイムリアンの怠惰が招いたゴールだ。名手ホセイニが判断を誤った裏にはアギリがそれまでに何度も背後を破られており、ザレがぶち抜かれた時点でプレッシャーに行ったアギリを信頼できずに、自らのカヴァーの意識が働きマークをおろそかにした経緯があると私は読む。このシーンばかりが目立つが、試合全体を通してみれば4失点してもおかしくないような内容であった。全後半のダイジェストはこちらアギリとザレの問題はもちろんだが、4バックシステムにおけるボランチの守備の責任は大きい。特にダブルボランチで守備に重きを置くべきネクーナムが得点しただけで彼を評価することはまったく出来ない。3バックのスイーパーシステムならいざ知らず、4バックにおけるボランチは時に最終ラインに戻ってスイーパーのように守備をカヴァーする危険察知能力がなければ、サウジのようなスピードのある攻撃にまったく対処できるはずがない。ただ攻撃に重きを置くザンディにそれを強いるのは酷だ。この失点シーンの責任は4バックだけではなくボランチにもあったと言えるだろう。展開力があってリーダーシップもあり得点もあげるネクーナム。だが私が彼をまったく評価できないのは彼の守備意識の低さにある。彼の良さを生かすには、危険察知能力、守備力を備えた本来スイーパーも経験しているような守備的ボランチのパートナーが必要だ。キープ能力もあればさらにネクーナムの弱点を補えるだろう。ラヴァンハフやアラヴィでもいいだろう。またここにブンデスで守備意識を高めたキャリミが代表に復帰するヒントがある。ホセイニのパートナーもアギリで決定とは言えないだろう。これらの問題を改善できなければイランの守備は脆弱で、とても最終予選を勝ち抜けるとは思えない。今までの弱い親善試合では露呈しなかった弱点がサウジのような速攻の得意な強豪を相手に露呈したことは収穫ではあるが。
2008.09.07
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最初の難敵となったサウジアラビアとのアウェー決戦。チームメッリは以下の布陣で挑みました。------------------Rahmati-G.Nejad---Hosseini---Aghily---Zare-----------------Nekounam-------Teymourian---------Zandi------------------Shojaei----------Rezaei-------Hashemianサデギの位置にテイムリアンを入れた以外はほぼ予想通り。欧州組をずらりと並べた布陣でマハダヴィキアとキャリミの不在を感じさせないラインナップでしたが、序盤からホームの大声援を受けたサウジアラビアの猛攻に晒されます。サウジの攻撃は高さこそないものの、足元での細かいワンタッチパスをつなぐイランの守備陣が苦手とするタイプ。特にサッタール・ザレ、ハディ・アギリのような対人プレーに強い選手が相手のパス回しに追いつかず何度も裏を取られては決定的な場面を許します。それでもラハマティが一対一のピンチを体を張って防ぐなどなんとか失点を免れていましたが、ついに30分、またもザレの裏を破られアギリが飛び出したところを中央に速いクロスが入り、中央で押し込まれて先制点を許します。この場面ザレとアギリの守備のほころびはもちろん、ホセイニも中央で相手FWが距離を置いて一瞬下がったのを見逃しブロックできず。これではラハマティを攻めるわけにはいかないでしょう。また攻めてもショジャイーが個人技で何度か素晴らしい突破を試み、レザイーもピッチを縦横無尽に走りましたが特にハシェミアンとショジャイーがかみ合わず。ザンディもセットプレー以外では見せ場をつくれません。前半はこのまま1-0で終了。後半、ダエイは選手を替えずじょじょに疲れの見えたサウジを攻め立てます。特にショジャイーが素晴らしいドリブルでゴール前へ侵入し倒されますがノーホイッスル。ハシェミアンも前線で奮闘しますがレザイーとの連携が見せれず、空中戦でもマークしたサウジDFに押され気味。また中途半端な出来だったのがテイムリアン。守備もおろそかで、攻撃にもほとんど絡めず。これではサデギを使ったほうがいいと言われても仕方のない出来。ザンディはザレとの絡みで左サイドを破ろうと試みますが決定的な仕事はできず。ただ右サイドのゴラムネジャドは前半は守備に奔走し、失点してからは何度も突破を試みて効果的なクロスを上げるなど攻撃を活性化します。そしてハティービとマダンチをレザイーとザンディに代えて投入。ハティービが前線に張りハシェミアンはマークを逃れてウインガーの位置でプレーするようになります。ただ、このUAE組はなんの変化ももたらせず。その後テイムリアンをジャッバリに代えて投入。この交代でイランは救われたといってもいいでしょう。冷静なパスでボールを散らし、ショジャイーとともに中盤を活性化させると、ジャッバリが起点となった攻撃からCKを獲得。それをジャッバリが蹴ってショジャイーが頭で流してネクーナムが値千金のダイビングヘッド。アウェーで貴重な同点ゴールを82分に叩き込みます。その後危険な位置でFKを与えるなどサウジの意地の反撃にあいましたが辛くもドローで決戦を終えました。この試合内容的には多くの課題が噴出。特にザレ、アギリの足元の弱さ、さらにテイムリアンとザンディも守備意識が低く、またこの日同点ゴールを決めたネクーナムさえも攻守に中途半端で何度もサウジの速いプレスに負け味方に苦しいパスを送るなど出来としては標準以下。テイムリアンとネクーナムはセンターMFであり、守備的MFではないし、特にボールをキープできずに散らすタイプなので周りがフォローしないと厳しい。やはりカヴィアンプールやエスティリのようなボランチが不在なのが痛い。またハシェミアンも威光こそあるが、得意のエアバトルで勝てず、効果的なポストプレーも見せれなかった。ただ終了間際に意地のダイビングヘッドを見せたがサウジのGKがことごとく阻止。アジア杯から続く無点記録を伸ばした。これからダエイが最終予選を勝ち抜くために着手すべき改善点は、ホセイニの相棒にアギリ以外のDF、特に対人のみならず足元にも強く読みの鋭いDFを試すこと。候補としては今いるホセイニやノスラティのみならセペル・ヘイダリ、オムランザデ、アラヴィ、モンタゼリ、クシューキ、ゴルバニあたりを試すべきだし、ザレのサイドもぺジマン・ヌーリやシリ、アレネメフあたりを起用すべき。また海外組偏重ではなく、テイムリアンは明らかにスタメンに値しないし、サデギやメイダブーディ、ハジサフィといった結果を残した若手を起用すべきだろう。豊富なスタミナをもつハラトバリの突破力、攻撃力もサウジのようなタイプには有効だったろう。どちらにしても国内リーグを中止にしてまで、早めに代表キャンプを行ったにもかかわらず攻守に連携不足が露呈したのはダエイの責任といえる。もし海外組が入ったことで連携が乱れるならテイムリアン、ザンディ、ハシェミアンはベンチにおいてもいいくらいだ。個人的にはテイムリアンをサデギに代えて先発させていれば結果も違ったと思う。メイダヴーディ、ハジサフィに厳しい試合を経験させても良かったが、彼らは最終の16人には入ってなかった模様。またマダンチはまだしもハティービは明らかに不要。彼が入ってキャリミとマハダヴィキアが抜けるのはナンセンスだ。それでもショジャイーはキャリミの不在を感じさせない素晴らしいプレーを披露してくれたが。ただ最も懸念されるのは走れてキープができるボランチがいないこと。ネクーナムを攻守に支えるカヴィアンプールのようなボランチがいないと今のイランの守備は簡単に崩される。守備専門でもいいからキープでき、リズムを作れるボランチが必要だ。残念ながら国内にもマジャール・ザレ、ホセイン・カゼミなどいるが彼らもタイプが違う。一人だけスタミナがあってドリブルができてシュート力もあって、守備もできるのがオミド・ラヴァンハフだと思うが彼は開幕戦で膝に重症を負って戦線を離脱している。もしくはブンデスで守備を磨きパスとドリブルができるという点ではキャリミも忘れるべきではない存在だ。国内リーグでトップフォームを取り戻せれば復帰もありうる。ただ、多くの親善試合がキャンセルされ真剣勝負でチームを強化できなったのも事実。そう考えるとこのドローは課題も露呈し、必要最低限の結果は残したといえるだろう。ダエイは国内リーグのタレントを再度精査しチーム力をさらに練り上げる必要がある。ゴール動画試合画像
2008.09.07
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いよいよ本日深夜に迫ったサウジ戦。チームメッリは既に海外組も合流しトレーニングを行っています。画像はこちらサウジのメディアによればスターティングイレブンは---------------Rahmati-G.nejad--Hosseini--Aghily--Zare---------Teymourian--Nekounam----Sadeghi---------------Zandi---------------Shojaei--------------Hashemainとなっているようです。ちなみにカービィは累積警告で出場停止。ただ、レザイーが外れるという予想に疑問の声もあがっています。ただトップ下としてはショジャイーに分があり、堅実な試合運びという意味でサデギが先発というチョイスもあり得ない選択ではありません。あくまでアウェイですからね。テイムリアンとサデギが先発することで守りに重きを置く可能性もあるかもしれませんね。当初はアル・カフタニのスピードを警戒してノスラティを右に先発なんて声もありました。また直前情報入りしだい追記します。また今回のチームから外れたキャリミは古巣のピルーズィへの復帰が決まりました。カタールのクラブとの契約を破棄し、最近ではIFFへの不満を述べたことで代表からも離れていたのですが名将ゴトービの元で再びトップフォームを取り戻せるでしょうか。ただゴトービはあまり必要としてはいなかったようですが。またマハダヴィキアは下部リーグとの試合でフル出場しチームの3点目をあげたようです。彼らの不在はマイナスになるが、それは監督の決断だと盟友アジジも述べています。ダエイも彼らの力が必要になれば召集する旨を改めて述べていますので各チームでまずはいいパフォーマンスを見せることが先決でしょう。いよいよ迫った大一番、難敵サウジのホームでダエイは勝利をおさめることができるか。
2008.09.06
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