ソウルフル(まあ、少し調子っぱずれとも言う)で奔放な歌声と、美しいサウンドスケープが魅力的です。 2曲目「The Queen's Corner」のイントロは、ギターポップ好きの心をぎゅっとつかむ、高揚感にあふれたメロディです。ストリングスとピアノのかみ合い具合も実に素敵です。 続く「Always of My Mind」もいいですね。壮大ささえ感じさせるストリングスのアレンジ、朗々と流れるJoelのヴォーカル。そこからリズミカルなメロが導き出されるところもいいなー。 どこか牧歌的なものも感じさせるところが、聴いていて安らげるポイント。 後半のバラード連打がたまらないです。「A Young Summer's Youth」のひなびた雰囲気も、タイトル通り昔を懐かしみたくなります。 どこか映画の終わりでも告げるようなドラマティックなフィナーレがとても印象的です。 短いけれどいいアルバムだなと思って聴いています。