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続きです。1日目で完全燃焼したわたしですが、アミノバイタルの力を借りて復活。再び幕張メッセへ向かいました。だってSuedeですよ!去年ロンドンで観て、また観られるなんて…年に2回Suede観られるって、なんたる僥倖なのでしょうか。しかもViagra Boysもだよ!メッセでフォロワーさんと合流。スエ談義にしばし花が咲いたところで、この日の最初のアクト・The Guestlistを観に移動します。インスタなどで見ていましたが、ギターの子のお母さんが日本人ということで、非常に流暢な日本語を話していて、一気に興味が沸いてました。マンチェスター発のバンドということでしたが、しっかりとUKっぽさ全開の音。UKロック好きな人にはみんな刺さるこの音。好き。問答無用に好き。で、ところどころでOCSみたいなギターが鳴るんですよ。まさにup on the downsideみたいな。こりゃいいわこのバンドと思いつつ、しっかり全部観させてもらいました。写真のギターの子が、時折アレックス・リー味を醸し出していて、個人的要注目であります。そしてお昼をかっこみ、Viagra Boys待ちへ。ここからスエ大好きフォロワーさんとずっと一緒です。1月の来日公演も大盛況だったViagra Boys。お客さんの多さからも、期待度がうかがえました。そして登場したこの愛すべきビール腹!パワフルなパフォーマンスで一気に観客を引き込みます。何がいいって、やっぱりバンドの音もそうなんですよね。手練れ共のバッキバキな音と、サックス&フルートのセクシータイム(ないのかと思ったら最後にやっぱりあった)。あとセバスチャンの腕立て伏せ。Viagra Boysを体感したことのなかった人たちにも、大きなインパクトを残せたんじゃないかなあ。いや、笑えるという意味じゃなくてね。こんなにカッコいいんだ!と。次がJon Spencer。実は私のスマホの充電がなくなりかけ、バッテリーも固定してないとうまく給電されない状態になってしまい、写真がないのです…。でも、サウンドチェックから本気のジョンスペは、脳髄からビリビリ来るような音をずっと発散し続けていました。3ピースでここまでの音が出るか、というほどの大迫力。初めて観たけど、本当にすごかった!その次は羊文学。わたしたちは最前近くにいたので後方のことはわからなかったのですが、だいぶ人が入っていたようですね。これも初めて観たのですが、思っていた以上にロックで、カッコ良くて、麗しい。でもMCになるとほわんとした自然体で、あ…好き…と思ってしまいました。笑さあ!大本命のSuedeです!一緒にいたフォロワーさんが、どうしてもブレットに触ってみたい!ということで、私的にここに張ってれば来るだろうという位置取りで臨みました。左側、ニールの前辺り。わたしもニールを近くで観たかったのでちょうどいい。左側にステップがあったので、降りるの大好き兄さんは絶対そこに来るだろうと思っていたのです(これが大当たり)。客電が落ち、あの音が…!そう、Disintegrateのイントロです。うわー!出てきたー!という興奮(と兄さんの前髪がまっすぐだという面白さ)で、わたしは次のTrashの途中まで大事なことを見落としていました。そうなんです、マットがいない!なんでニールがベース持ってんだろ?と思っていたんですが、そこで気付けよ。苦笑どういうこと?マット何かあったの?出られないの?という戸惑いと不安で、Trashの間ドキドキしてしまったのですが、もうここで兄さんが客席に降臨。わたしの狙いが的中です。近いー!目の前ー!さ、さわれた…!感激です。フォロワーさんもしっかり写真も撮れてたみたいで、ほんとにここに陣取って良かったです。この時点でまだマットはおらず。けれど、次のNitrateでマットの長身がさっと袖から出てきたのを見つけて一安心。どうやら、乗り継ぎの香港でパスポートを紛失してたらしいです…てか直行便じゃないんだ…よほど急いで来たのか、いつものマットらしいシャツではなくてTシャツでした。さて、Personality Disorderでニールの「Will!」「You!」「Be!」「My!」のコーラスを堪能し、日本では初披露のJune Rainへ。フェスでこれやるんだ!?と思いましたが、新譜の中では大好きな曲なので、これは嬉しいサプライズでした。そしてFilmstarとCan’t Get Enoughの連打!この2曲が同じ日に、しかも続けざまにやるとは驚きでした。みんなの興奮も最高潮をキープ。もうもみくちゃです。でも最高に楽しい。SSLMOを経てThe Wild Onesへ。フェスだというのにみんなに歌わせようとする兄さん(笑)。でも、思ったよりも歌っている人が多くて嬉しかったなあ。最後のところで兄さんがマイクオフで歌ったんですが、やっぱ歌うまいわと、昨年のライヴのときと同じことを思いました。次のSo Youngはニールのおさぼりタイムを観ようと思っていたのですが…ニールがいない。ピアノソロの冒頭まで来ない。しかも冒頭は省略で、そこだけちょっと残念。ただ、兄さんがコードを巻き巻きし始めるとどよめきと歓声が上がります。知らない人が見たらそりゃあ驚くし面白いよね。Metal Mickeyで最高潮のテンションを保ったまま、Beautiful Onesへ。土曜だからSaturday Nightやるかなあと思っていたけれど、まあ、尺が足りないよね。兄さんはシャツをびっちょびちょにしたまま、ラララのコーラスをひたすら要求。もちろん応えますよ、兄さんが「シンギン!」って言い続ける間は、いくらでもね。ファンの義務です。こうしてわたしの1年ぶりのSuedeは幕を閉じました。お客さんみっちみちでしたが、この後のサカナクションのせい。とはいえ、サカナクションのファンにも、配信見てる人たちにも、Suedeが音源とはいい意味で違った姿を見せつけることができたんじゃないかと思います。兄さんがこんなにアグレッシブ、というか変なエアロビの先生みたいに動き回って、シャツびっしょびしょにして、ひたすらこっちにもシンギン!とアクションを要求してくるとは、あのクールなアー写から想像できたでしょうか、いやできない(反語)。えーと、Suedeってすごいんですよ。ほぼ50代バンドなのに、新譜は全英2位取れるし、ルックスもクールなままだし、その上このエネルギッシュなパフォーマンス。毎回最高を軽く更新してくるバンドなのです。ブリットポップあたりのイメージしかない方々、どうかそれはしっかりと更新しておいてください。再結成後の彼らは、特にこの数年の彼らは、dog man starやcoming up期を凌駕する勢いで突き進み続けています。そしてこれからもさらに進化していくことは間違いないのです。と、ちょっと真面目な感想を述べたところで、全スウェード女子待望のニール・コドリング氏です。あえて大きな写真のまま載せました。麗しい…!…これでサマソニ終わったように書いていますが、トリのDavid Byrneもちゃんと観ました!単独公演のときに写真NGだと聞いていたので何も写真撮っていませんが、まるで祝祭のようなライヴでした。そしてバーン先生が意外にもチャーミングな人だということもよーくわかりました。笑この幸せな雰囲気を胸に抱いてサマソニを終われて、久しぶりのサマソニが最高の思い出になったことは言うまでもありません。そうそう、1日目が終わってマリンからメッセへ来る途中で、こんな壁画?を見つけました。どうやらこのときはまだ途中だったようで、完成形はもうちょっとちゃんとしてました。わかるんだけど、わかるんだけどさ…未完成はやはり怖い(苦笑そんなこんなで、わたしのサマソニは終了。友達と過ごし、最愛のバンドを観て、もう何も言うことはありません。楽しかった!
2026.09.23
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さて、もう1ヶ月以上前のことなので何の需要もないし記憶も薄れかけているのですが、サマソニの記録を。今回わたしは16年ぶり?くらいのサマソニ参加になりましたが、それはもちろんSuedeが出るから!とはいえ、仕事の都合上おそらく土曜の午後からになると思っていて、1日目金曜日は無理だろな…と残念がっていたところで何とお盆休みになると!!上司の前で思わずガッツポーズを決め、お昼休みにソッコーでチケットを買いました。サマソニ前日の8月13日、線状降水帯による豪雨で、千葉県は大きな被害を受けてしまいました。サマソニ自体どうなるんだろうと思いながらも電車に乗り、予定通り開催に胸を撫で下ろしつつも、雨の影響ですし詰めの京葉線に乗り、やっと到着した幕張メッセ。もうドキドキしています。年甲斐もなく。今回のサマソニで個人的に大きく違ったことは、友達がたくさんいること。Xのフォロワーさんで集まって、だいたいみんな好きなものが同じなので、わいわいしながら観ることができたのが本当に楽しかった!さあ、最初はFlorence Road…と思ったのですが、ここでもう出遅れたので、Cardinalsを。アイルランド発、新進気鋭の若手バンドです。何がいいって、アコーディオンの音色です。どことなく郷愁を誘いつつも、ちょっと狂気さえ感じさせるほどのVoが非常に良い!そしてVo(ユアン)とアコーディオン(フィン)は兄弟。兄弟がいるバンドは良い、絶対。というわけで、1stアルバムがとても良かったので、サイン会にこそっと応募したら参加券が当たりました。なので、このステージの後は同じく当選してたフォロワーさんとサイン会へ。ぞろぞろと出てくるメンバー。それにしても小さいブースでアットホームなサイン会です。メンバーひとりひとりサインをしてくれて、ちょっと話す機会もあって。ちゃんと名前も覚えていったのでばっちりでした。みんながっちりと握手してくれて、手が痛いほど。笑サイン会が終わっても時間が余ってしまったらしく、手持無沙汰そうに座ってるメンバーに手を振ったら、みんな満面の笑みで振り返してくれる。可愛いなおい。すっかりファンになってしまいました。次はKODALINEです。わたしが音楽を聴かなかったころに活動していて、なんと今回フェアウェルツアーなのだと。音を聴いてみたらとても好みだったので、これが最後とはなんとも残念。ちゃんと観たいなと思っていたのですが…なんかお腹痛い。すいません、トイレで最後の曲聴きました。でもいい曲でした。さあ、次はKASABIANです!この日のわたしの大本命。なんか人いっぱいだな!と思ったら、これはJENNI待ちなのだと気付く。いや、JENNI待ちの人も楽しくなるほどわたし(たち)が頑張ればいいのだと、ヘイジュードが流れた瞬間からテンションMAXです。KASABIANはやっぱりライヴ!トムが歌ってたころの曲をサージが歌っても、何ら遜色ないのです。それほど、サージのフロントマンとしての存在感が素晴らしい。変なハチマキもどきのアイマスクしてたり、柴犬Tシャツだったりするんだけれど、それが華になってしまうのだからすごい。新曲もちょいと織り交ぜた、短いながらもしっかりヒット曲も詰め込んだセトリで、わたしはほぼ完全燃焼しました。Club FootもFireも最高じゃ!JENNIファンの皆さん、おわかりいただけましたよね!?とか言いながら、わたしはひたすらティムさんがスクリーンに映るたびに激写しまくっていたのです。スマホの中には、これでもかというほど大量のティム・カーターが保存されています。だってカッコいいんだもん!メガネしてるの素敵。してなくても素敵。ギター弾いてるときの腕の筋が素敵。KASABIANで汗びっちょりの身体を引きずり、マリンスタジアムへみんなで向かいます。Strokesです!わたしにとってはじめてのStrokes。Is this it?は教科書です。なんとか辿り着いてやっとこさでスタンドの椅子を確保。けっこう埋まってて、座るところを探すのもちょっと苦労しました。えー、ジュリアンがご機嫌だよ!?いきなり「ニホンハ ブンカテキニ ススンデイマス」とか言い出すし!いろんなところで不機嫌モードの彼ばっかり見てたので、本当に意外でした。ギターのニックがいないのが残念でしたが、思っていたよりも演奏もいいし、何よりジュリアンの声がちゃんと出ているのがもう感動しかない。記憶が薄れているのと疲れていたのとでなんだかセトリも曖昧なのですが、とにかく、Strokesを観た!ということで満足のラストでした。これまでのサマソニは終わった瞬間に駅へダッシュだったので、花火もろくに見たことがなくて。けれど、この日は友達が一緒にいる。みんなでしみじみと花火を眺め、楽しかったねえと言い合いながら駅へ帰る道のりが、これまでのフェス体験の中でいちばん楽しく、嬉しかった瞬間でした。さあ、翌日は大大大本命のSuedeです!1日目でこんだけ疲れて大丈夫なのかわたし?
2026.09.22
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さて、サマソニのレポをすっ飛ばして、9月19日に荻窪のTOP BEAT CLUBで行われた「TRANSEXUAL BOOGIE vol.34」に行って来ました。1月にもあったイベントで、MILKY SWEETが主催しています。そしてそこに再びNEARMISSが出演!てことで行かない理由がいっこもない。天候はあいにくの曇りと小雨と行ったり来たり。加えて、わたしが薬の副作用による眩暈と眠気+首肩腕の神経痛?で体調が最悪に近い状態。とはいえ、NEARMISS観るんだから!という謎の気合いだけで何とか会場に辿り着きました。そしたらKouさんにもMIWAさんにもIzumiさんにも開演前にすでに出会う。ちょっと嬉しい。整理番号が良かったおかげで、開場と同時に椅子に座ることができました。一安心です。そしたら、隣の方がOasisのトートを持っていらっしゃる。話しかけないわけにはいかない!と、声をおかけしたら、反対に「○○(わたしのXでの名前)さんですよね?」と尋ねられてびっくり。「な、なんでわかったんですか…?」と冷や汗かいてるわたしに、「雰囲気でわかりました!」とな。この方、Xで相互フォローしてる方だったんです。でも全然わからなかった!それにしても、いやはや、すごいですよその能力。雰囲気で当てられるってほんとすごい!というわけで、その方やお友達と歓談しながら開演を迎えました。……前回のライヴだと写真や詳しい感想書いてるんですが、今回は体調が悪く、写真もほとんど撮れてません。ひたすら「……痛い…(腕が)」という状態でしたので、短いレポになります。バンドの方たち、申し訳ありません。最初はBoogie Dolls。カッコいい女子デュオです!わたしはベースの方のカッコよさに目が釘付けでした。粗削りなところがまた魅力だと思いました!そしてびっくりするほどカッチョ良かったDevilcode。わたしはDevilさまのパフォーマンスにやられっぱなしで、「なんだこの人すげえ」というばかりであっという間に時間が過ぎ去りました。次はらいむらいと。まったく予習していなかったので、フォーキーな雰囲気はとても意外でした。ファンの方も多くて、もうちょっと調べてから来ればよかったとちょい後悔。これから勉強します!さあ、やっとNEARMISSの出番です。徐々に高まって来た興奮はMAX、腕が痛いのもMAX。でも何とかなるぞ!と最前列へ(フォロワーさんのお友達が最前ど真ん中を譲ってくれました、ありがとうございます!)。うわー、この位置だとYU-KIさんが丸見えじゃん!どうしよう!とアワアワしている間に客電が落ちます。YU-KIさんだー!うわー!透けてるー!めちゃくちゃカッコ良くないですか!?黒い羽根が…似合いすぎて…怖い…この妖艶さで始まったのがLIVING PAIN ON!とてつもなくセクシーでグラマラスな曲でもう鼻血出そうです。わたしはこの曲が入ってるアルバム「NEARMISS」がとても好きなので、思わず口元がだらしなく緩みました。あの…いつか…TRASHやってくれませんかね?(希望2曲目がash gray blues。すみません、わたし当時は最初のアルバム手に入れられてなくて…!悔しいので今日ネットで見つけて注文しました。ネット万歳。次は前回のライヴでも披露されてた新曲Ophelia。前よりももっと練れてる感じがしたような。バンドとしての迫力とメロの美しさが良い感じにブレンドされてて、ああやっぱいい曲だなあと聞き入る。Opheliaを作曲したKouさん。やっとお写真撮れました!いつも装いが素敵です。そしてグラムでキャッチーなLOVE TO MEへ。サビの手拍子もみんなキマってる!オリジナル音源を聴き返していて思ったんだけど、やはり6人編成になったバンドで演奏すると全然雰囲気変わるのね。骨太でありながらセクシーさを残した、絶妙な感じ。ROCK ONはなんかもうわたしの中で定番で。サビの明るく突き抜けた感じが大好きで、歌詞の通りこれぞロックンロールなナンバーです。これ聴くとすごく元気になるんだなあ。それを実感したひとときでした。そしてみんな大好きRED HOT LOVE!フロアも一気に熱くなる。フリもコーラスもしっかり決まって、やはりこの曲最高じゃんとニヤけるわたし。ライヴのたびに実に良い感じになっていくのが勝手に嬉しくてたまりません。大好きです。ラストのLet me taste your flavorは新曲!ちょいメロウながらもYU-KIさんの声とSoeさんのギターが実にいい絡み。いや、絡みというか、別々のところで鳴ってるのにはまってるような感じ。わたしは勝手にSuedeのブレバニのようだなあと思いました。え、最高じゃん!次回のNEARMISSのライヴは11月29日、渋谷Malcolmにて。「HERE COMES THE SUN」というイベントです。これに出演する阿吽(AUNN)というバンド、BOØWYの髙橋まことさんがドラムスなんです。いやもう大変なライヴになりそう!絶対行く!セトリLiving Pain Onash gray bluesOpheliaLOVE TO MEROCK ONRED HOT LOVELet me taste your flavor(新曲!)いや、これで終わりじゃないです。MILKY SWEETがトリですから!前回観てて面白カッコいいと思ったMILKY SWEETさんですが、今回はカッコよさが前面に!相変わらずめちゃくちゃ上手くてほんとに全員見とれてしまいます…♥キラッキラの装いもこれぞグラム!…なんか、また観たくなっちゃった。最後は参加バンドのメンバーとMILKY SWEETで20th Century Boyを大合唱。はあYU-KIさんカッコいい…とまた目をハートにしておりました。素晴らしい締めでした!終演後はNEARMISSの方々とお話しする機会がありました。わたしは最近、体調だけでなくメンタル的にもひどく落ち込んで追い込まれている状態だったんですが、YU-KIさんに「笑顔見られて良かった」と気遣っていただけて、Kouさんにはあったかいハグをしてもらって、Soeさんとはずいぶんいろいろ長話をできて、十分すぎるほどのパワーをもらいました。MASAAKIさんだけご挨拶できなかったのが心残り!わたしの心の癒し系でいらっしゃるので、次はぜひ…!長々と取り留めのないレポですが。写真はいつもなら小さくするんですが、みんなあまりにも素敵なのででかいまま載せました。
2026.09.21
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さて、フジロック3日目こそわたしの大本命です。ところが、この日は朝から雨模様。しかもわたしたちの泊まった宿のあたりはけっこうな雷も鳴っており、このまま行っても大丈夫かな…と不安になるほどでした。しかしいざ会場に到着すると、雨は小降りになっており、この後は夕方から夜にかけては雨具が必要な雨になりましたが、それまではポツポツとした感じで、想っていたよりは過ごしやすかったです。まずはゲート前でお友達とパチリ。それからお昼を食べてグリーンステージへ。Donavon Frankenreiterを観ました。椅子を置けるところに陣取って、爽やかさとアーシーな部分を併せ持つサウンドを堪能。こういうことができるから楽しい。トンボとしばしDonavonを鑑賞。それから、わたしがせっかく久しぶりに来たのだからと、友達がボードウォークへ連れて行ってくれました。デコレーションも綺麗で、何より森の中というのが癒し。途中の木道亭でやっていたパフォーマンスを観たり、ヘヴンやオレンジをぶらぶらしつつ、フジロック散歩を楽しみました。贅沢だな。昔だったらもっと「これ観る!あれ観る!」とガツガツしていたのですが、やはり年を取ると体力もついていかないし、だったらのんびりでもいいじゃんという心境に達するものなのですね。友達とおしゃべりしながら歩いたこの時間がすごく思い出に残っています。その後もオアシスで大道芸を観たりお茶したりしているうちに、グリーンでMogwaiがとっくに始まっていることに気付くわたしたち。やばい!とポンチョを着込んで向かいます。わたしたちのお目当ては平沢進とMassive Attack。出遅れるわけにはいかない!Mogwaiの轟音と雨を浴びながらしばし陶酔感に浸り、そこから平沢さん待ちです。わたしは、一度だけ彼のライヴに行ったことがあります。アメリカ人の友人がクレイジーなほどのヒラサワ狂で、「頼むどうにかしてチケット取ってくれ!」と頼まれ、ゆうぽうとでやったときのライヴに連れて行ってあげたという次第。あのときの彼の喜びようはすさまじく、わたしがこの日ヒラサワ観るよと言ったら「絶対じっくり観ろ、写真を撮れ、そして俺に送れ」と言われたもので、観ないわけにはいかないと。笑コアなファンが詰めかけていて、セットが運び込まれるたびに歓声が上がるほど。どんなんなのかなーと思っていたら……………なんだこれ!?ラスボスか!?レーザーハープとラップトップを操り、時にギターをかき鳴らし、ビシッと決まった振りを入れ、しかも声が出るわ出るわ。70歳超えてらっしゃいますよね?あの背中から立ち上る人外のオーラをわたしは感じましたよ。でも扇子落としたのはかわいかった笑平沢さんを知らない人たちまでざわつかせるほどの凄まじい音圧とパフォーマンス。わたしと友達も「……すごかったね……」と半ば放心状態でした。銀髪最高。さあ、そして次は大トリ!Massive Attackです。彼らがラインナップとして発表された日、わたしは15年以上ぶりのフジロック参加をあっさりと決断しました。ブランクに対していっさい躊躇いはなく、ただ彼らを観たい、それだけでした。youtubeにアップされている、ここ数年のライヴはほとんど見尽くしました。だから、Elizabeth Fraserが来ることはわかっていました。生でTeardrop観られたら昇天するだろうと。そしてもう一つの理由が、ギタリストのAlex Lee。わたしが愛してやまないStrangeloveのメンバーにして、元Suede。彼を生で観ることができる機会なんて、この先日本ではないだろうと思ったのです。ほぼ定刻でスクリーンが切り替わり、目まぐるしく画面に文字や映像が映し出されていきます。正直、目でスクリーンを見てしまうと、演奏があまり頭に入りません。とはいえ、メンバーにはほとんどライトが当たらず、逆光でした。それでも、前方の柵に近い場所を陣取れたわたしは、ひたすらステージを見つめていました。ナジャさんが「ゴショウカイ・イタシマス!」と言い出したときにはびっくりしましたが笑、いきなりのElizabeth登場でどよめきが起きるグリーンステージ。たまらんです。しかもHorace Andyも来てくれてたんです!年も年だから、ヨーロッパには来ても日本には来ないかな…と思っていたので、喉から変な声が出ました。曲の合間合間に様々な映像を挟み込み、時に強烈に批判し、時にこちらを焚きつけるがごとくセンセーショナルなものを突きつけてくる。韓国の光州事件にそれが及んだところで、何とソテジの「時代遺憾」をカヴァー!これがね、Massiveとはイメージ合わないかもしれないんですが、なんかみんな楽しそうにストレートなロックやってまして。何だい、やっぱみんなロック好きだな!とここでわたしはようやくくすっと笑えました。最後を締めたのはやはりTeardrop。息を呑むほど美しく、神々しいステージでした。さて、ここでわたしのピンボケAlex Leeアルバムから選りすぐりのピンボケ写真をば。左前腕の筋の感じと頭のシルエットでAlexだとわかります。キモいね私。どっちかに体重かけて立ってる姿でわかります。肩のラインとか、腕プラプラしてるとことかで判別できます。自分がキモいのは十分承知です。時計がスマートウォッチじゃなかったのが好印象。これはフィナーレ後。Elizabethの隣でちょっと下向いてるのがAlexです。割とギターソロが多くて、鋭いリフを叩きこんでくる彼のプレイに釘付けでした。ちょっと狂気的なところのある曲にはまっていました。みんなあのカッコいいギター弾いてるの誰だ?と思ってくれたら嬉しい。アマプラ配信組のフォロワーさんたちが、渾身のスクショをわたしにくださいました…ありがとう…そして韓国で見てたインスタつながりの友達もわたしに写真送ってくれました…みんなありがとう…!Alex Leeをどんなに検索してもわたしのポストとブログばっかり出てくるというニッチもニッチ過ぎるジャンル?ですが、わたしはこれからもAlex Lee推しでまいります!(+StrangeloveとPatrick Duffね(
2026.08.16
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サマソニが終わりそうだというのに、いまごろフジロックのレポートです。ようやく時間が取れたもので。わたしのフジロック、もはやいつ行ったかも思い出せないほどですが、おそらく15年くらいぶりだと思われます。そして私を行動に移させたのは、ひとえに最終日のヘッドライナーMassive Attackと、Xのフォロワーさんたちのおかげです。7月25日土曜日。わたしはいつものことながら午前中は仕事でした。しかも笑うほど忙しく、新幹線に飛び乗ったときはすでに疲労困憊で熟睡。久しぶりのフジはずいぶんいろいろ変わっているというので、半ば初心者の心意気でめちゃくちゃ緊張していたのですが、シャトルバスからキャンプサイトのテント群を見た瞬間、記憶が一気に巻き戻り、思わず「うわあ…!」と声が出てしまいました。わたし、フジロックに戻って来た!まだ足を踏み入れてもいないのに楽しい!浮かれるわたしをXのフォロワーさんが撮ってくれました。こういう楽しさ、ひとえにXのおかげです。ひとりで行動するのもあまり苦ではありませんが、こうしてお喋りするのも本当に楽しいひととき。しかしこの日は暑かった!じりじりと焼かれる感じで、でも「これだよこれ!」と喜ぶわたし。山の日差し最高!とテンションがひたすら高い。で、そのフォロワーさんとBasement Jaxxを。ものっっっすごく久しぶりに観た彼ら、こんなに楽しい空間だったかと驚くほどでした。まさに祝祭です。フジにふさわしい、ずっとこちらをアゲまくるナンバーの連打。ダンサーもヴォーカルもかっこよく、これがフジだ!思い出した!とわたしは仕事の疲れも忘れてめちゃくちゃ笑顔でした。でもなんでこんなに人がいっぱいいるのかって、その後が藤井風くんだったからなんですね。1日券がソールドアウトするほどの大人気。たしかにシャトルバスの中でも風くんタオルを持ったひとたちがたくさんいました。いちおう風くん観とくかと思って、冒頭2曲は観ました。どこから出てきたのかわかんなかったけど、なんだかめちゃくちゃ歌うまいな、ほおお~とめちゃくちゃのんびりした感想ですみません。というのも、お腹空いてしまったんですよね。仕事終わってからクリーム玄米ブランを口に押し込んだだけなので、もうエネルギー切れ。なので風くんを切り上げ、さっさとオアシスでとろろめしを食べていました。念願のとろろめし、美味しかった!それから先に会場入りしていた友達と合流し、だらだらとくっちゃべりながらお茶飲んだりご飯食べたり。そのあと全然何も見てなくて、XG方面に向かったら入れそうもなかったので、もう今日は宿に行こうと会場を後にしました。ずいぶん贅沢な時間の使い方ですが、ふだん会えない友達にこうして会える、この時間が最高に楽しかったです。若いときとは全然違う(苦笑さて、翌日が大本命のMassive Attack!続きます
2026.08.16
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7月6日、Zepp Divercity Tokyoにて行われた、Kings of Convenienceの16年ぶりの来日公演に行って来ました。わたしの気がはやりすぎて15時に到着し、見事に誰もいませんでしたが、物販開始のころにはちらほらとお客さんが来はじめて一安心。オフィシャルサイト見ててずっと欲しかったTシャツがあったので2枚買いました。開場待ちの間に、物販販売前にちょっと姿を見かけていた方を見つけたので、思い切って話しかけてみる。日本人じゃないよなあと思ったら何とメキシコの方で、今日初めて彼らを観るのだと!ほかにもいろいろ同じような音楽聴いてる人で、開場前も、開場後もたくさんお喋りしていました。わたしのXのTLでは誰も行く人を見かけなかったので、大丈夫なのかなと思っていましたが、それは杞憂。始まるころにはけっこうな人が入っていました。そりゃあそうです、みんな待ってたんですよ。客電が落ち、二人の姿が袖から現れると、キャーではない、わあっというような、本当に嬉しそうなざわめきと歓声が響きます。二人とも雰囲気全然変わってない!素敵!!セットリストは新旧織り交ぜつつ、やっぱり彼らのベスト盤的な感じで。イントロが鳴るたびに、みんながうわあと声を上げて拍手をする。彼らがにこりと微笑む。そんなシーンの連続で、なんだかたまに胸がいっぱいになって目の奥が熱くなりましたね。どの曲だったかな、アーランドがガッツポーズしてたんです。そしたら、その後のMCで「これ難しい曲なんだよ、良く出来たからヨシっ!ってやっちゃったテヘ」みたいなことを言って、うわアーランド相変わらずめちゃくちゃキュートじゃないかと。この方の天真爛漫さは本当に変わってなくて、変なステップ踏んだりお客さんのノルウェーユニ借りて着ちゃったり(そのまま袖に帰ったけど返したの?)、急にジェスチャーで「すわって!」と言うのでみんな座り、盛り上がったところでジャンプ!…これデジャヴだな…Kasabian(もしくはZebrahead)じゃん!とわたしは友達とニヤつく笑。アイリックもちょこちょこお喋りしてくれて、Rocky Trailを誰かが生成AIで変な感じにアレンジしたのをネットにアップしてた?とかで。ぼくらがクレジットになってるんだけどそんなの…と苦笑していました。それと、彼が空港でバイトをしていたときに日本の首相が来たことがあって、オレンジジュース(だっけ?)を買ってこいと言われて買いに走ったんだけど、彼は1リットルのボトルを買ってきてしまって、500mlじゃないとダメだと言われて買い直しにまた戻ったとか、そんな笑い話も聞けました。一番下にセトリ載せてありますが、Toxic GirlからHomesickあたりまでの並びが個人的に悶絶もので、変な笑顔になりながら観ていました。私はアーランド側の端っこの一番前だったので、むしろアイリックの表情の方がよく見えたのですが、時折弾きながらアーランドをちらっと見上げるんですよね。その眼差しがもはやお母さんか何かのような包容力で、アーランドが跳ねまわってるときもふんわりと笑顔だったりして、ああ、この人がいるからアーランド・オイエは存分にアーランド・オイエやれてるんだなあと妙な感慨にふけりました。ご覧の通り、今回はベースとドラムありのバンド編成のアレンジもありました。これが新鮮かつ素晴らしくて!Versusに入っててRoyksoppがリミックスしてるI Don't Know What I Can Save You Fromなんて、素敵なソフトロックになってて、喉から変な声が出ました。本編最後のI’d rather dance with youが長尺のラテンの香りをまとったロックナンバーに変貌したのは、もう圧巻でした。アーランドがライト消してと言ったのでミラーボールのキラキラだけになった会場内に、彼の激情あふれるギターが鳴り響く。なにこれ本当にKOCですか!?という音でしたが、いやもうみんな盛り上がる盛り上がる。前の来日の時もけっこうなダンスナンバーになってたような記憶があるけれど、それをはるかに上回る熱気で、テンションが頂点でした! で、この日は当然W杯の話題になります。ノルウェーがブラジルに勝ったものですから、二人は(とくにアーランドが)超ご機嫌。ノルウェーユニを着ているお客さんもちらほらいまして、そのうちのおひとりに「それ貸してよ!」と言って借りたので、アーランドが↑のユニ姿になっているのです。ただ、このまま帰っちゃったので、あのユニは返したのかすごく気になります。笑静謐の空間から始まり、ロックに弾けて(本当のラストは静かでしたが)終わった久しぶりの来日公演。その場に居た人みんなが満足しきった表情でいるのを見て、やっぱこういうのがいいよなあとしみじみ思いました。セトリは撮らせていただきました。帰りは開場前にお話ししたメキシコの方と一緒に帰ったんですが、すごく感動していて、ホントに良かったねーと言い合いながらもOasisやRadioheadの話もして帰りました。
2026.07.07
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本日6月30日は、このブログではしょっちゅう登場するPatrick Duffの誕生日です。おめでとうございます。なんと還暦ですよ!思えばStrangeloveとの出会いは、Suedeを通じてでした。今のようにインターネットが発達していないころ、ブレ兄とリチがStrangeloveってバンドのアルバムに参加してたらしいぜ!っていうことをどこかで聞いて、Strangeloveの2nd「Love and Other Demons」を買ったのが最初の出会い。そして、Beautiful Aloneのイメージのまんまで聴いたせいで、Living with the Human MachinesのイントロとPatrickの叫びを聴いてすぐ電源オフしてしまって(苦笑)、しばらくほうっておいたのです。ただ、彼のソロ1stはリアルタイムで買って聴きました。そうそう、Married with Kidsの意味さえわからず、「えっ子どもと結婚するの!?」と思っていた英語力ゼロの時代でした。で、それ以降は完全に後追いです。本当に、音楽から離れていた時期がもったいなかった…ということで、それを回収すべく日々いろんな音源を漁りまくっているわけです。そんな中でStrangeloveにようやくドはまりし、Patrick関連のものを漁りまくってたどりついた彼の自伝「THE SINGER」。全然和訳ブログ進んでませんが、英語なのに3回くらい読めた自分の熱意、けっこうやるじゃんと自画自賛しています。この自伝の中で、想像以上にPatrickの生活がめちゃくちゃだったことを知りました。それを知った上での、いまの彼を見ていると、神様、彼を連れ去らないでいてくれて本当にありがとうございますという言葉と、彼に、生きていてくれてありがとうとしか出てきません。昔のあの状態があと数ヶ月でも続いていたら、彼は確実にこの世にいなかっただろうと私は思っています。先日、彼はこの30年ずっと「Sober」でいるとFacebookで言及していました。アルコールやドラッグと完全に無縁の生活を続けている彼の意思の強さに、ただただ感動しきりでした。ジャンキーでアル中だった期間をはるかに上回る時間を素面でいるんですよ。本当に、彼と神様にありがとうと言いたい。人生山あり谷ありなんて言葉じゃ片付けられないくらい波乱万丈の人生を歩んできたPatrick Duff。よくわかんないけどなぜか私にレコードを送ってきてくれるようなファン思いの人柄、誰とも比べられないクリエイティビティ、彼岸と此岸を自由自在に行ったり来たりする唯一無二の声。これからも、素敵な歌をきかせてください。ずっと応援しています。アルバム楽しみ!
2026.06.30
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先日、NEARMISSのライヴを観に行った際、ステージ後のYU-KIさんとお話しできる機会がありまして。めちゃくちゃカッコ良かったです最高でした、なんて感想をお伝えしていたら、YU-KIさんが、「そうそう、●●(わたしのXでのハンドルネーム)さんにお土産あるよ」と。いったい何事ですか!?と思ったら、なんと!!これ!!!!Suedeのdog man starのツアーパンフ。95年ですよ。わたしまだSuede知らないころですよ。思わず変な声が出ました。い、い、い、いいんですか…?「二冊持ってるからぜひxiaoさんにあげようと思ってね。あ、でもニールいないからね笑」YU-KIさん…笑顔が眩しすぎます…!さすが、当時のSuedeを現地観戦してる強者!!ものすごいレアなものをいただいてしまって、本当にいいんだろうかという思いで、本気で手が震えてしまいました。ニールいないです、わかってます。もちろん大丈夫です。宿に帰ってパンフを開く。いきなり表紙がこれですよ。めっちゃくそかっこいいんですけど!?しかもこの笑顔、何ですか!?こんなふうに笑うひとたちでしたっけ!?たぶん本気のアー写撮る直前か直後か、ちょっとリラックスした雰囲気が感じ取れる。リチの笑顔…超かわいい…兄さん、笑顔になるの我慢してるよね?そしてなんといっても、マットとサイモンのこの笑顔、たまんないです。爽やかすぎて眩しい。こんな感じの笑顔ってあんま見ない気がして、それこそ穴が空くほど見つめてしまいました。キメ顔の4人。よくもまあこんだけキレイな顔集めたもんですね。中身は4人からの短いメッセージと、Phil Savidge(いまはJane Savidgeなのかな?「Lunch With the Wild Frontiers」書いてる人だと思う)によるバンド紹介、ディスコグラフィーなどです。この文章がところどころキレッキレなんですが、いちばんわたしがツボった部分が、”心底異性愛中心主義的な(男の)編集者たちは、ブレットの尻に興奮し”とか、”ブレット自身がマイクでその繊細な尻を叩いたとき”とか。なんだかもう笑っちゃうんですけど、当時はショッキングだったんでしょうね。ブリットアワードの尻叩きの映像なんか、いい服着て座ってる方々の表情、微妙ですもんね。そうそう、dog man star収録曲のうち、The Powerだけギターがバニじゃないっていう話、ここに載ってました。いろいろと貴重な情報と写真が満載で、YU-KIさんには感謝してもしきれません。ありがとうございました!!
2026.05.31
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5月16日、横浜の7th avenueで開催された「ALLDEADDIESFES-YOKOHAMA DAY2-)に行って来ました。これはdieSというバンドが主催のイベントで、そこにNEARMISSが出演するということで、しかも土曜日。行かない手はないと。ただ、例のごとく午前中は仕事でしたので、必死の形相で会場にたどり着きました。ヘロヘロです。昨年の11月に来たときは、少し寒くなってきた時期でした。けれど今回は5月。通り過ぎたハマスタもなんだか爽やかに見えました。最初はRENAME。この日観たバンドはNEARMISS以外すべて初見でしたが、とてもメロディアスな楽曲が多くて、とっつきやすいなあと思いながら観てました。ドラマティックな展開の曲ばかりで、なんか勝手に脳内で盛り上がる。笑超クールなギタリストさんと動きまくるギタリストさんの対比も良かったし、楽しそうにパワフルなプレイをするドラマーさんも観てて笑顔になっちゃいましたね。そして私はなによりベースの方のプレイスタイルがカッコいいと思いました。立ち姿もサマになってて、物販に出ていらしたときに「素敵でした!」と思わず話しかけてしまいました。ヴォーカルさんもシャウトとメロウなとこの対比がカッコいいし、何より喋りが面白い(笑)。さすが関西の方は違う。さて、次がNEARMISSです!私は二列目にいたんですが、最前列のdieSファンの方が、「良かったら最前で観てください!」と場所を譲ってくれたんです。温かすぎて嬉しかった!ありがとうございます。というわけで初めて最前列で観るNEARMISS。ドキドキです。しかもSEでSuedeのTrashが流れ出して、私はニヤつきを止められないまま口ずさんでました。てっきりYU-KIさんの仕込みなのかと思ったら、これはほんとに偶然だったんだそうで。笑この日のNEARMISSはオルタナ&ポップということで、また少しテイストの違うセトリ。TOUCH MEのイントロが鳴り響いて、YU-KIさんがすうっと出てくると、ちょっとぞわぞわっと鳥肌が立つような興奮を覚えました。だってさあ!反則じゃないですか、当時もいまもむちゃくちゃかっこいいんですよ!?この日のスタイリングはちょい軽やかな白シャツに細身のウェストコート(ベストではなくあえてウェストコートと言いたい)、それにボリューミーなパンツにプラットフォームのシューズ。直視するのが畏れ多いくらい。次は疾走感あるShooting Star Man。確かにちょっとポップな雰囲気もあります。私はこの曲が1stの中でも大好きなので、またテンションが上がりました。Opheliaは新曲です!Kouさんが作曲されたそうで、これがまたメロウでロマロマ(YU-KIさんがそう言ってた)な、甘くもちょい毒っ気のある素敵な曲でした。曲名と歌詞で「水面に~」みたいなところが聞き取れたので、なんかもうハムレットのワンシーンをずっと思い浮かべながらニヤニヤする私。変です。次はGood Taste Honey!ブリブリいうMASAAKIさんのベースが大好き。これもポップみがありつつ、ちょいエロティックな雰囲気が…たまらん…!この流れのBeatsvilleも…好き!(くどいWelcome to the secret love houseとか懐かしすぎて変な笑みが浮かんできます。変です。さあそしてRED HOT LOVE!やっぱりこれはNEARMISSの代表曲。いちばん盛り上がるし私もいちばんテンション上がります。楽しいです。最高です。この時代に聴けてるの奇跡です。いつもだったらこれが〆なのですが、YU-KIさんが「まだあと1曲あるよ」と。えっまだ聴けるんですか!?というところからのPure Coloursです。とびっきりスウィートなポップナンバー。この日のオルタナ&ポップなセトリのラストにはぴったりでした!途中で「ジャンプできますか?ぼくはしません笑」とYU-KIさんが言ってましたが、わたしも全力ジャンプは腰に来るので、柵をつかんでなんちゃってジャンプしてました。MIWAさんとSoeさんはめっちゃしてた。笑 でも、楽器弾きながらジャンプするってほんとにすごくないですか?無理無理!(追記)めちゃくちゃ大事なことを忘れてたんですが、YU-KIさんは今日もコードを首に巻いていました。あれがなんともいえずセクシー…!そしてこの日はそのコードをSoeさんにも巻き巻きしていました(笑) このときの2ショットを撮りたかった…ほんとに…!!そうだ、9月19日にまたライヴがあるそうです。今度は東京だそうですよ。しっかりカレンダーに「NEARMISSライヴ」って入れました!セトリTOUCH MESHOOTING STAR MANOphelia (New Song)Good Taste HoneyBeatsvilleWelcome to the secret love houseRED HOT LOVEPure Coloursわたしに最前列を譲ってくれたdieSファンの方に場所をお返しして、後はまったりと後ろで観ることにしました。次がASAKI Special Band-Tribute to BUG-。何の予備知識もなしに観たのですが、ASAKIさん…?と思ってたら、GUNIW TOOLSか!そっか!しかも何も知らずにいましたが、BUGってほぼDIE IN CRIESだったんですね…知らんかった…(愕然しかしまたヴォーカルの方の喋りが面白い(笑)。やっぱり関西の方トーク上手い。楽しい。その上、めちゃくちゃ上手い。初めて聴くのに身体を揺らしたくなるカッコいいロック。お客さんの盛り上がりもすごかった!ラストはこのイベントの主催者さん、dieSです。ガチファンの方たちの熱い反応と、バンドのパワフルなパフォーマンスに、すでに腰痛MAXなわたしは「すごいなあ、めっちゃ楽しそうだなあ」と思いながら観てました。ゴリゴリな部分とシャープでクールな部分と、どっちも素敵なバンドでした。そして出演バンドからそれぞれメンバーさんが出てきての20th Century Boy!YU-KIさんがヴォーカル取ってました。素敵でした!!思えばこの曲、わたしはしばらくX JAPANの曲だと思ってました(苦笑)ふだんなら出演バンドすべて予習していくんですが、今回はおちびのことがあったりしてちゃんと予習できておらず…もう少し聴いておけばもっと楽しかっただろうなあと、反省しています。行くからには全部のバンドを楽しみたいですもんね。終演後にはNEARMISSメンバーの皆さんにご挨拶を。いつも優しくしていただいて本当にありがとうございます。毎回元気をもらって帰れます!あとこれは別記事で書こうと思いますが、YU-KIさんにすごいお宝をちょうだいしました…!やばい、やばすぎる!(語彙消滅
2026.05.17
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気づけばもう3週間も前のことになりますが、Record Store Day。今年はSuedeの「Antidepressants」のデモ盤、ライヴパフォーマンスなどを収録した「coming up at the BBC」、そしてなぜかいまさらのようにThe Tearsの唯一のアルバムが再発ということで、こりゃあ大変だと思っていました。全部は手に入らないだろうな…とほぼ諦めかけながらも、当日は仕事をしてから上京しました。お友達からAntidepressantsは渋谷のHMVにあった!と教えてもらっていたので、さっそく向かうと…2枚だけあった!ということで引っ掴むようにしてゲット。まあ、1枚買えたからこれでいいかな…と思いつつも、やっぱり、もうちょっと探してみたくなるわけです。とりあえずディスクユニオン渋谷。撃沈。移動してディスクユニオンお茶の水。あるわけがない。ないよなあ…と思いつつまた移動。ディスクユニオン新宿、ロック館、ユニオンレコード。影も形もないです。HMV新宿。ないねえ。さすがに疲れてきました(ここまで休憩なし。ていうかお昼も食べてない)。もうこのへんで諦めるか…と思ったけれど、最後ここでなかったもうほんとにやめよう!と思って、エスカレーターにもたれるようにして行ったタワレコ新宿。coming up あったー!!!7枚くらいあったんです。たぶん入って来たばっかりだったのかもしれない。顔がにやけるのを抑えられないままレジに直行。嬉しかった…本当に嬉しかったです…。Tearsはもうさすがにないだろうと思いましたが、オンライン販売開始時にいちおうスタンバってみました。夜中0時ちょいまえからずっとディスクユニオンオンラインを睨む私。販売開始と同時にカート!カート!カート!を連打そしてリロード。しかし、意外にも5回ほどそれを繰り返したところで、あっさりとつながり、買えてしまいました。昨年の「Sci-Fi Lullabies vol.2」に引き続き、やはりわたしはディスクユニオン様に足を向けて寝ることはもうできないように思います。そして、上京するたびにどこかしらの店舗に吸い込まれ、予定外の買い物をすることも避けられないようです。これはある意味お布施です。それにしても、Tearsの再評価のポストなどをよく見かけるようになりました。嬉しいことです。わたしはあの装飾過剰なブレバニ愛のレコード(語弊)が大好きなのです。そして、当時ボロクソ言ってけなしてた人たち、怒らないから出てきてください。怒りますからね。
2026.05.10
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少し前の話になりますが、Patrick Duffのオフィシャルが、彼が所蔵してる昔のレアアイテム大放出!ということでbandcampで販売されました。もちろんわたしは当日の売り出す瞬間にスタンバイして、いくつか手に入れることができました。買ったものは、4thアルバム「Leaving My Father’s House」のテストプレス盤(レコード)3rdアルバム「Visions Of The Underworld」(レコード)です。えっと、結構なお値段でございました。でも迷わずカートに突っ込んだ自分が怖い。苦笑本当はStrangeloveのTシャツも欲しかったのですが、日本円でよんまんえんほど。よん…まん…えん…(愕然それにしてもなぜ今ごろ?と思われる方もいるでしょうが、次のアルバム資金のためなんだそうです。そうだよね…出すのだって大変だもんね…。昔、Idlewildがアルバム出すときにクラウドファンディングしてたのを思い出しました。もしPatrickがそれをやっても、わたしはさらにお金をぶっこむ覚悟があります。笑で、Patrickのサインがそれぞれに書いてあって、メッセージカードも入ってました。しかも、なぜか幼少期の彼の写真の裏に「With Love Patrick ♥」と書いてある謎。かわいいぞ。気になるのは、写真のいちばん手前の、シーリングしてあるやつ。最初は歌詞なのかな?と思ったのですが、見えるとこだけ読んでみても、どうも違うような気がする。誰かの手紙?そんな感じがする。でも、このシーリングを剥がしたくないんです。もったいないんだもの。「PD」ってイニシャルと、鷲?が羽を広げているカッコいいデザインなんです。どうにかして綺麗に剥がせないかなあ。Patrick Duffの音は圧倒的にレコードが似合う。それこそ四六時中かけ続けて、そういう結論に至りました。彼の声の深みと豊かさ、ブレスの音やその後ろでかすかに響く鳥のさえずりは、アナログでこそ引き立つ。4月にはブリストルのthe Mount Withoutでライヴを行ったPatrick。7月にも何やらライヴの企画があるそうな。羨ましい…!いいなあ…!そんな思いを抱えつつ、彼の紡ぐ新しい音楽を心待ちにしています。待ってるよ!
2026.05.04
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4月20日の未明、私の可愛い可愛い弟・おちびが虹の橋を渡っていきました。体調を崩してから約1週間ほどで急激に病状が悪化し、あっという間のお別れでした。約5年ほど前になるでしょうか。我が家の庭には野良ズがうろうろしていて、その中の2匹の間に仔猫が生まれました。それが、おちびでした。最初は植木鉢の下に隠れちゃうくらいちっちゃかったね。いつの間にか親たちはいなくなり、ひとりになったおちびは、他の野良ズと仲良くお外ライフを過ごしていました。けれど、2年ちょっと前。ちょうどわたしがSuedeとManicsのライヴに行ったあたりのこと。おちびがいつになく汚れて、足元も覚束ないような感じでふらふらと歩いているのを見かけたのです。わたしはとっさに「おちび、おうちに入る?」と声をかけました。するとおちびは素直に家の中に入って来て、モモ(犬です)のベッドで丸くなったのです。それから2,3日くらいはずっとそこにいました。ごはんを食べて、お水を飲んで、また寝る。それを繰り返してちょっとしてから、彼はまたお外に出て行きましたが、夕方になると、ガラス戸の前にちょこんと座って待っているようになったのです。それから毎日、適当に外で遊んでから夕方は家に戻って来るようになりました。猫を外に出さない方がいいというのは承知しています。けれど、おちびは半分野良のようなものなので、わたしたちもそこは割り切って接していました。とはいえ、おちびは本当に甘えん坊になりました。最初は撫でさせてくれるだけでしたが、だんだんとお腹を出すようになり、頭突きをするようになり、でっかい声でわたしや父を呼ぶようになり、膝に乗ったり新聞の上に乗って邪魔をしたりするようになって、わたしは彼が可愛くてたまりませんでした。推定8キロほどのふわっふわのどでかい猫になり、のしのしと歩く姿は貫禄そのもので、ぶっといしっぽもかっこ良かったです。かと思えばビビりな一面もあって、天敵のネコに追いかけられて慌てて逃げ帰ってくることもありました。でも、周りの野良ズには基本的に優しい、いい男でした。おちびはわたしにしか頭突きをしませんでした。わたしが「ねえちゃんのこと好きですかー?」と聞くと、「ニャ」と返事をしてくれました。父の抱っこが大好きだったけど、わたしが階段を下りていくと、ぱっと飛び降りて、ドアの前でわたしを待っていてくれました。マッサージチェアの背もたれの上に飛び乗って、わたしと視線を同じ高さにして、わたしが頭を撫でてあげると本当に嬉しそうな顔をしていました。最後の日も、苦しそうにしながらも、わたしの呼びかけに小さく「ニャ」と言ってくれました。それがわたしが最後に聞いたおちびの声でした。こんなに涙が出るのかと思うほど泣きました。いまも、おちびのお墓の前に行くと泣いてしまいます。そしてこうしてこの記事を書きながら、また泣いています。まだ帰ってくるような気がしちゃうんですよね。おちびが「帰って来たよ」と開けてもらうのを待ってたガラス戸とか、何とはなしに見てしまうんです。出勤前に、「行ってくるねー」とマッサージチェアをのぞき込みかけて、「あ、もういないんだ」とはっと気づく。それの繰り返しです。おちび、ありがとう。短い間だったけど、一緒に暮らせて楽しかったよ。向こうでうちのピーとかしろちゃんとかくろちゃんと待っててね。いつかねえちゃんも行くからね。Chapterhouseのジャケみたいな丸まり方が可愛かったね。親はそうでもないのに(失礼)、おちびは本当に可愛いお顔をしていました。
2026.04.25
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今年になってからもうすでにいくつか新譜を買って聴いたりしてきたわけですが、これは中でもダントツで良い。Brigitte Calls Me Babyの2nd「Irreversible」です。冒頭の「There Always」のきらめくようなギターのイントロから、Wesの伸びやかな声が入ってくると、もうそこにはBrigitte Calls Me Babyの世界が広がっていました。メロウで、甘くて、でもどうしようもないほどに惹きつけられる影が、確かにある。前作も思わず息を呑むほどに素晴らしい一枚でしたが、より洗練され、よりロマンチックな雰囲気が増したように思います。それはきっと、輝きと影のコントラストがさらに際立つようになったから。先行シングル「Slumber Party」はやっぱり白眉。ずいぶん前からライヴで演奏されていて、きっと次のアルバムに入るんだろうなとは思っていましたが、いざラインナップに入って聴いてみると、さらに良い!ポストパンクっぽいサウンドなんだけれど、やっぱり彼らのいいとこがこのとっつきやすさ。すっと耳に入ってくるメロディがたまらんのです。わたしは出だしの歌詞がなんだかとても好きで。I thought I told you / No excuse to stay home / Too bad it's Friday / There will be people you know……って、何だか人の精神面のダークな部分が見えてきそうな気がしません?たぶんとても表面上はつくろってて、内部でものすごく崩壊してそう。これは1stのときから変わらない世界観のような気が。しかし、わたしがいちばん好きなのは「Truth is Stranger Than Fiction」なのです。たぶんこのアルバムの中でいちばんキャッチーなメロディだと思います。実にストレートなロックナンバーなのですが…もうね、これはWesの声に尽きる。彼の声の伸びを思い切り堪能できる一曲なんですよ。「Fiction~!!」の部分、聴いたら腰抜かしますねきっと。そして彼の場合、ライヴの方がさらに声が良いという…!ライヴ観たい!観たい!と興奮してしまいました。「The Early Days Of Love」で繰り返される「I wanna carry you with me and bury you to be in the early days of love」の美しさと執着と不気味さには身もだえするし、途方もなく甘いサウンドの「Send Those Memories」で歌われる狂気の美学と言ったら…!「ぼくのベッドの片側には、もう誰も寝ることなんてない」からの、「戻って来てもいいんだよ、責めたりなんかしないから」とか、「悲惨なほどの苦しさが恋しいな。ぼくにとってはそんなに悪いものじゃなかったんだよ」とか…ふつうに読んだらぞっとするんだけれど、これがBrigitte Calls Me Babyの音だから許される。それがたまらんのです。で、何が言いたいのかというと、こんなふうに、平静を装いながらも執着を胸の奥に押し隠しているような歌詞が大好きなんです。それがこの甘くも切ないメロディに乗っかって来るんだから、好きにならないわけがないんですよ。帯に「シカゴのロマン派」って書かれてましたが、なんかわかる。笑実はこのアルバムのリリース前に、GtのDavidが脱退しています。ジャケットにはいるんですけれどね。これはかなり残念でしたが、彼も、バンドも、それぞれが良い方向へ行くことを願っています。それでね、来日ってどうなんでしょうか?ねえ?来て欲しいですよね??
2026.04.05
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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」をIMAXで観てきました。わたしはふだんSFはほとんど見ない人間ですが、想定外にすごく感動してしまい、号泣2回、ウルウル無数という終始泣いてた稀有な映画でした。原作読んでから行った方がいいとかいう話も聞いてはいましたが、そんな時間もなく、予告編の短いやつちょっと見ただけで。ライアン・ゴズリングが「ロッキーーーーーー!!!!」っていうやつだけ(笑)才能ある科学者でありながら、ゆえあって学校の教師をしているライランド・グレース(ライアン・ゴズリング)。「ペトロヴァ・ラインって何?」と生徒から無邪気な質問を投げかけられて、言葉に詰まります。「ペトロヴァ・ライン」とは、最近、太陽の光を弱めている根源である未知の力で、放置しておけば近い将来、太陽は光を失い、地球は氷河期に突入し、人類は滅びの道へと向かうことになる――それを、彼はとても生徒たちに真っ直ぐに答えることはできませんでした。そんな中、ひょんなことから、彼はペトロヴァ・ラインの秘密を解明する任務に巻き込まれます。本来、いち科学者である彼が宇宙に向かうはずはなかったのですが、ここでも様々なゴタゴタがあって…そして、映画の冒頭、グレースは昏睡状態から目覚めるのです。しかも、宇宙のど真ん中で。どうしてここにいるのかよく思い出せないまま、彼はたった一人で宇宙を彷徨い、そして未知の生命体――ロッキーと出会うのでした。ロッキーとの出会いがコミカルで、思わずくすりと笑ってしまいます。その後、彼と言葉が通じるようになるまでも面白い。原作を読んだ友達いわく、原作ではこのあたりがもっと詳しく書かれているので、ロッキーと友情をはぐくむ様子により思い入れが強まるらしいです。メジャーのとことかね。わたしはメジャーでぐるぐる巻きになってるロッキーがかわいくてかわいくて、いまでも思い出し笑いしちゃうくらいです。二人は、ここで、互いが自分自身の星を救うために宇宙船に乗って来たことを知ります。そして、どちらもクルーを失い、独りぼっちであることも…。そのことが余計に彼らを強く結びつけるのでした。ロッキーがグレースの宇宙船に転がり込むシーンは、コミカルで、いちばん印象に残っているところかも。ロッキーが転げ回りながら、散らかったグレースの宇宙船を探検して「汚い汚い!」とか言ったり、どれだけ離れていてもグレースの声を察知して「なにしてる?」みたいに割り込んできたり。とにかくキュートなのです。でも、ロッキーが仲間を失ったことを語るシーンで泣いてしまいました。泣いちゃうよ…「ロッキー、見守った。でも目覚めなかった。」ってさ…ロッキー…ひとりで頑張ってたんだね…そして、グレースの行く末をロッキーが知った瞬間も。実は、グレースの宇宙船には片道分の燃料しか積まれていません。つまり、彼は任務を終えたらそこで死ぬ運命だったのです。彼は人類のために犠牲を強いられ、受け入れざるを得なかったという…本当は宇宙船になんて乗りたくなかったのに、事故によってクルーに欠員が出たせいで彼が選ばれざるをえなくなり、拒否する彼は無理やり昏睡状態にさせられ、宇宙船に乗せられてしまったという事実が。それを聞いたロッキーが「なぜ言わなかった?」と言うシーンがね、また泣くところなんですよ…。とはいえ、二人の任務はペトロヴァ・ライン、そしてその中に生息するアストロファージをどうにかして駆逐すること。そのためには、ペトロヴァ・ライン(=アストロファージ)の影響を受けていない唯一の惑星タウ・セチを調査しなくてはいけません。二人は共同でサンプルを採取するためにタウ・セチへ接近しますが……互いの危険をかえりみず、二人が助け合う様子が…とくにロッキーの健気さが…ああもう泣く!ロッキーーーーー!!!なんとかサンプルを採取し、そこに生息するタウメーバというアメーバがキーとなることを発見した二人。これをそれぞれの星に持ち帰れば、みんなが救われる。そしてロッキーは自分の船の燃料をグレースに分けると言い出します。自分が帰るのが少し遅くなるだけで、何も問題はないと…。達成感と少しの淋しさを胸に別れる二人ですが、ここでまたしても試練が。採取して改良しておいたタウメーバが繁殖器から逃げ出していたのです。グレースはなんとか対処できましたが、そこではっと気づきます。ロッキーの船のメイン原料であるキセノナイトは、改良されたタウメーバなら簡単にすり抜けてしまうことを。そして、タウメーバが、燃料となっているアストロファージに辿り着いたら…ロッキーの船は燃料をすべて食い尽くされてしまう…!?グレースは迷います。このまま地球に帰ることもできる。けれどロッキーの船は?ロッキーは?でも、ロッキーを助けに向かえば、燃料も食糧も足りなくなり、地球に帰ることはできない。どうする?グレースの選択は「ロッキーを助ける」。これ一択でした。彼は採取したタウメーバとメッセージを地球に送り出すと、ロッキーの船に向かいます。ロッキーは生きているのか?わたしはまたここで泣きました。ひたすら鼻をすすっていたので、友達にはきっとバレていたと思います。笑……エピローグは、ほろりとさせられつつ。ニコッと笑って終われる、温かいものでした。ほんとにね、あなたたち最高のバディだよ!二人がグレースの宇宙船で再現される地球の様子を眺めるところとか、ハグを教えるところとか、いちいちぐっとくるシーンの連続です。星を超えて通じ合う二人の友情が、こんなに年食った大人でも泣けます。たぶんドラえもんの映画とか観てぐっとくる類のやつです。いまでも泣いちゃいそうだもん。SFでこんなに感動する日が来るとは思いませんでした。洋画がめちゃくちゃ低調な昨今ですが、これはもうぜひみんな観に行ってほしい、そして泣いて欲しい。近年でいちばん泣けた映画でした。Amaze, Amaze, Amaze!!!
2026.03.29
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Voxtrot。わたしは彼らが解散していたことも、再結成していたことも知らずにいました。そして先日、彼らが新しいアルバムをリリースするというニュースを目にして初めて、そのことを知ったのです。まあ、ファンと言うのは少々ダメな感じですよね。彼らの音楽に出会ったのは、最初のEP「Raised by Wolves」だったと思います。印象的なモノクロのアートワークと、そして何より、いまはもうないApple Crumble Recordの松本さんの推薦がきっかけでした。あの頃のわたしは本当に松本さんのところに通い詰めで、おすすめの音楽を片っ端から聴いていました。その中に、Voxtrotがいたんです。シングルを聴いて胸を高鳴らせ、アルバムのリリースを心待ちにし、ついに手に入れたそのアルバムでしたが、正直なところ、EPの曲たちの方がわたしにはしっくりきたので、アルバム自体をめちゃくちゃ聴き込むこともなく…。それ以降、めっきり彼らのニュースを聞かなくなり、わたしも暗黒時代に突入し、松本さんもこの世を去られてしまい…ということで、わたしの中からVoxtrotというバンドは半ば消えかけていました。そんなところで目にした「Voxtrot、ニューリリース!」というポスト。19年ぶりの新譜です。さっそくyoutubeなどで音源を聴いてみて、おおっと思いました。あの頃の甘酸っぱさやほろ苦さや切なさ、いろんなものが詰め込まれたあの音がそこにあったように感じたのです。そして、届いたアルバムを聴いてみて、懐かしさと嬉しさが混じった、とてもあたたかい感情がこみ上げてくるのをおぼえました。前よりも深みのある声になったなあ。加えて、わたしが最初に好きになった初期EPのころの雰囲気がちゃんとあるような気が。Redditなんかではダメじゃん?みたいに言われているのを見ましたが、少なくとも、1stアルバムよりはずっと聴きやすく、いちいち胸をキュッとさせてくるメロディが随所に散りばめられていて、それがわたしにとっては彼らの帰還を嬉しく思う最大の理由でした。キラッキラしてるところもあるけれど、それだけじゃない。輝きと表裏一体の影がちゃんとそこにあって、それがそのまんま彼らの音になってる。うまく言えないんですが、わたしは彼らの音をそんなふうに思っています。CDで買ったのでなんせ歌詞の字が小さく、老眼入ってきたわたしには苦行でしかありません。なので詞についての感想がちゃんと書けません。死にそう。とりあえず拾い読みした感じで乱暴にまとめると「文学的(つまり私の好み)」。すいません。とはいえ、わたしが声を大にして言いたいのは、松本さん!Voxtrotが帰ってきましたよ!たまんないですよ!ということです。しかも、これは聴けば聴くほどにしみてくるんです。一周目で「ん?」と思っても、聴き続けて欲しい。そんなふうにじわじわと心に入ってくる、甘くて切なくてたまらない一枚なのです。
2026.03.20
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Patrick Duff自伝の続き。この頃、AlexとJoeはJulian Copeのアルバムをよく聴いていました。そして、そのプロデューサーであるPaul Corkettにアプローチしようということになったのです。この選択は、結果として大正解でした。Paulは、レコード会社も、Alexも納得するプロデューサーだったのです。何といっても、あの頑固でこだわりの強いAlexという関門を突破しないとダメですからね…苦笑そしてバンドはサリー州のJacobs Studioというところで1stアルバムのレコーディングをすることになりました。スミスもレコーディングしたという場所です。Paulは穏やかな人物だったようですが、Patrickによる描写がなかなか面白い。「もう一回バスドラを頼む。ジョン、ありがとう」「もう一回バスドラを」「もう一回。ジョン、ありがとう」「もう一回だね。ありがとう」「もう一回だ、ジョン」……こりゃあ大変だ。笑その一方、初めて自分たちだけでブリストルから離れた場所にやってきて、メンバーはテンションが上がっています。Joeは大量のキノコを持ってくるし、Jazzは勝手にロスに電話しまくって(たぶん彼女のとこ)、Alexに「電話代どうすんだ」と冷静に突っ込まれる。その上、PatrickとJoeとJohnはドラッグを決めまくり、Alexの夜型生活には拍車がかかり(夕方近くにならないと、呻き声しか出なかったらしい。かわいい)、Jazzはお母さんが持たせてくれたマシュマロ入りホットチョコをすする(ハコに「Julian」と名前入りだったらしい。かわいい)。好き勝手しまくりだな!ある日、PaulとPatrickは、スタジオに5台の黒いジープがやって来るのを目撃します。このスタジオは2棟あったらしく、もう片方の棟に誰が来たのかと思ったら…なんと、the Cureだと。全英男子の憧れである(たぶん)ロバスミを拝みたくて、彼らはこっそり建物のそばに隠れたのですが、そこがバラの茂みだったから大変。泥んこだし痛いし、けどなんだか笑ってしまいながら、二人は「Cureがすぐ隣にいるぞ!」と子どものようにはしゃいでいました。そんなPaulは、後年、Cureのプロデューサーとなります。すごいよね、こんなことってあるのね。さて、そんなスタジオでのある夜、Patrickはフクロウの声を耳にします。それはまるで彼に話しかけているようで、彼は「フクロウ語」で返事をしたそうです。どうも、彼は「フクロウ語」が得意だったらしいんです。…うーん、謎。まあ、そんな不思議な会話をしているうちに、彼は、彼を苛む恐怖やパラノイアが鎮まっていくのを感じていたようです。そして、いつか平和を知ることになると感じたらしい…。やっぱり、彼は常人じゃないですね。フクロウとの会話について、Patrickはメンバーに報告しました。まあ、ふつうの人だったら彼をキ〇ガイ扱いするんでしょうが、そこはStrangelove。みんな「へえそりゃクールだな」とか、「マジかよ」とか「そういうことってあるよね、俺もあった」とか、Patrickをふつうに扱う。それが、Strangeloveの世界観でした。ついに、Patrickがロバスミに遭遇する日が来ました。ある日の午後、Cureのメンバーがキッチンでビリヤードをしていたのです。そこにやって来たPatrickですが、結局何も言えないままミューズリーをかきこんでその場を去ります。一方、マネージャーのCernが、バンドの面々が際限なく飲み過ぎるせいでアルコールの供給をストップしてしまっていました(予算が爆発したと。笑)。当然、Patrickはアルコールに飢えて、ふらふらとキッチンにやって来たところ、赤ワインのボトルが放置してあるのを発見。これ幸いと一気飲みするのですが…実は、それはロバスミのワインでした。やらかしたな!結局、メンバーの誰も話しかけることができないまま、Cureはスタジオを去っていきました。後になって、「なんであいつら俺らに話しかけてこなかったんだ?」とロバスミが言っていたことを知り、Patrickは激しく後悔するばかりだったそうです。でもわかるよその気持ち…好きすぎると、なんも言えないよね!
2026.03.01
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今年のフジロックのラインナップ第一弾が発表されて、だいぶ沸き立っているところではありますが。個人的に3日目のMassive Attackが衝撃的すぎて、数分くらい言葉を失い、しばらく「マッシヴ…アタック…マッシヴ…アタック」としか呟けない状態になった私です。笑もちろんMassive Attackの音自体も好きで、まあベタではありますがteardropの美しさに悶絶し続けております。しかしですね、今回いちばん気になるのは、ギタリストにAlex Leeが来るのかどうかなんです。すみませんガチのファンの方たち。Massive Attackのギタリストと言えば、Angelo Bruschini(元Blue Aeroplanesですよ!)でした。しかし彼は病気で亡くなってしまい、その後任としてそのあたりからギターを弾いているのが、私が好きすぎてどうしようもないAlex Leeなんです。この際なのでめんどくさく語らせてもらおうと思いますが、Alex Leeは10代でThe Blue Aeroplanesに加入。彼らがいちばん売れたころのアルバム「Swagger」にも参加してますしリードギターも弾いてるときがありました(このときAngeloと在籍かぶってます)。実はその前にも彼はバンドを組んでいて、The JadeとThe Coltrainesというバンドをやっていました。これがジャングリーなネオアコ風味でびっくりするほど良いんです。このときのメンバーにはStrangeloveでベースをやってたJoe Allenと、初代ドラマーのDave Francoliniもいます。で、Blue AeroplanesのGerard Langleyは「あいつはブリストルでも一、二を争う人気バンドのギタリストだったのを俺が勧誘したんだよ」みたいなこと言ってます。なので、Alexはティーンエイジャーのころからすでにギタリストとして非凡な才能を発揮してたってことがわかりますね。その後、Blue Aeroplanesを抜けたAlexはStrangeloveを結成し、ギタリスト(にして意思決定者とメインコンポーザーとPatrick Duffの運命の双子(嘘です))をつとめました。大ブレイクとはいきませんでしたが、あの独特な陰鬱さと狂気の入り混じったサウンドの核は、確かに、彼のギターとPatrickの声でした。解散後はSuedeのサポートに入り、Neil Codlingの後任として正式にギタリスト&キーボーディストとして加入。わたしはこのときの東京公演を見てます。ギターとキーボードを忙しく動き回る彼を見て、「ニールと印象違うな」と思った記憶だけはあります。苦笑↑髪型はこのころが素敵だと思います。隣はブレ兄。↑Neilの代わりにキーボード弾いてる姿は、ちょっとNeil風味あります(実際勘違いされてたらしい)Suedeの解散後は主にサポートメンバーとして、〇Placebo(「Meds」ツアー)〇Marina & the Diamonds(the Lonely Hearts Clubツアー;「Electra Heart」→めっちゃ売れたアルバム)〇Goldfrappのツアーとアルバム(「Seventh Tree」「Head First」「Tales of Us」参加)そしてMassive Attackのギタリストを2019年あたりからやっています。この間にもちょこちょこいろんな仕事をしていて、Strangelove時代のメンバーNick Powellとはずっとコラボしてます。ちゃんと聴けていない音源も多いけれど、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの仕事とかしてたらしく。あとはグッゲンハイム・ビルバオの記念イベントとか、エディンバラ国際フェスティバルの音楽を一緒に作ってて、そのほかにテレビの音楽とかもやってるみたいですし、バンド以外にも活動の幅がめちゃくちゃ広い人なんですよ。それと、Nickとthe CureのJason Cooperと組んでEyecandyというバンドもやっています。ちょっと前にEPが出てますが、めちゃくちゃカッコいいのでもっとみんな聴いておねがい。あ、もちろん盟友Patrick Duffのソロアルバムにもちょこちょこ参加しています(ここ強調)。↑たぶん割と最近ので、Massive Attackのとき。渋オジになりました。というわけで、いまの彼のメインはたぶんMassive Attackのギタリストなんですよね。最近のライヴ動画チェックしてると、確実に彼が弾いてます。目を皿のようにして見続けているので、弾き方と立ち姿で彼だと認識できるようになりました。笑たぶんブリストルつながりっていうのもあるのでしょうが、やっぱりBlue Aeroplanesでの兄貴分Angeloから託されてるんじゃないかなと個人的には思ってたり。だから、今度のフジもメンバーとして来てくれるよね…と思ってます。ブリストル界隈って知れば知るほどアーティストの関係が密。AlexはSun’s Signature(Elizabeth FrazerとDamon Reeceのユニット)の音源でギター弾いてるし、Alpha with Jarvis Cockerでも弾いてるし、このあたりを眺めていると、ブリストルのアーティストたちの関係の濃さが垣間見られるような気がします(だってDamonはPatrick Duffのアルバムにも参加してるもんね!)。彼のプレイスタイルは、Strangeloveの頃こそけっこうアクション激しめだったりもしましたが、それ以降はひたすら渋く弾きこなす雰囲気です。たまにちょこっとギターのネックを掲げるようにして弾くんですが、それがまた映えるのです。この姿は2013年だったか2014年くらいのGoldfrappのグラスト、Strict Machineの映像で見られます。カッコいいです。倒れそうになります。↑数え切れないほど観たやつ。死ぬほどスクショした笑そしてキーボードも同じくらい弾けちゃうし、コーラスもやるし時にはグロッケンシュピールもやるし、何でもやる課は彼のためにある言葉だと私は信じています。↑これはMarina & the Diamondsのとき。彼は弾いてるときとことん無表情です。たまに口開いてますけど、笑いはしない。Patrick Duffが自伝で彼の目がめっちゃキレイって言ってたんですが、その目でじーっと虚空を見つめて弾いている瞬間は、孤高以外の何者でもない。手元がアップになると、指がとても綺麗。カッティングするときとかもう釘付けです。そんなAlex LeeがMassive Attackの一員としてフジロックに来ることを祈願しています。いや来るだろ。来なきゃおかしいだろ!
2026.02.21
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「THE STONE ROSES : MADE OF STONE」ローゼズのドキュメンタリーが再上映するよ、という話をXで見て、行けるかなあ難しいかなと思っていたのですが、いざチケット発売時間になるとパソコンの前でスタンバってる自分がいました。というわけで16日の方に行って来ました。チケットは両日とも完売。私は隣に誰かがいるという状況で映画を見るのがしばらくぶりだったので、なんだか妙にテンションが上がりました。冒頭はマンチェスターでの再結成ライヴのシーン。イアンが観衆の前を通り抜けていくところで、ファンのひとりのスマホを受け取って自撮りするところ。なんだかもうここですでに神々しいんです。そして、イアンの横顔がとんでもなく美しく見えました。目の錯覚ではありません。美しいんです。ライヴ中の興奮からどこか隔絶した世界にいるような、静かですべてを見通すような眼差しに、私は見惚れました。こんな状態で始まるんですから、その後の没入感は半端ない。若かりし彼らの快進撃の様子と、再結成の裏側を織り交ぜて進んでいく物語には、ドキドキと少しのほろ苦さが混じった、不思議な感覚を覚えました。やんちゃ坊主どもがスターダムにのし上がったときの傲岸不遜さ、事務所と揉めてアルバムが出せないフラストレーション、そして一瞬で壊れたバンドと友情。そこからの再結成。まるでマンガみたいなストーリーが、そこにありました。ただ、再結成は決して順風満帆ではなくて、イヤモニの不調でピリピリしていたレニがアンコールを拒否ってホテルに帰ってしまうというハプニングが。そしてファンのブーイングを一身に受け止めるイアンがいて、このままマンチェスター公演やれるのかなと不安にさせられます(いや、ちゃんとやったって知ってるんですけど心配になるんですよ)。結局、彼らはこの再結成ツアーとその後のツアーをやって終わりになるわけですが…再結成するっていう記者会見のあの和やかさを見た瞬間に、なんだか目が熱くなりました。まあ、マニのことがあったせいもあるんですが、マニのあの笑顔見ちゃうと、ね…。必要以上に感傷的な目線が入ってしまっていたことは否めません。それにしても、レニとマニのリズム隊のすさまじさをはっきりと感じました。レニのドラム、あれやばいですね。いまさらだけれど、鬼気迫るというのを体現したかのような、魂のこもったドラミングだと思いました。ジョンのギターは言わずもがな。そしてイアンのヴォーカルは…思ってたより上手かった。笑もちろん、帰りの電車はローゼズを聴きながら。I Am the Resurrectionに容赦なく涙腺を刺激されつつ、いい一日だったなあと思い返しながら、電車に揺られていった私です。この日は、映画の前にXのフォロワーさんとランチ(+飲み)会をし、映画を観て、その後にカラオケ会(ほぼ洋楽オンリー)でした。ライヴじゃないのに音楽漬けってのも最高に楽しかったです。
2026.02.17
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先日、「ランニング・マン」と二本立てした「トレインスポッティング」。実は、映画館で観るのは初めてでした。なのでとても楽しみにしていました。年始のロキソニ、Underworldの「Born Slippy (Nuxx)」をちょこっと観たせいで、余計に期待値が上がる。笑90年代のスコットランド。ドラッグをやって閉塞感から逃避するしかない若者たち。ドラッグ。死。緩やかな絶望。諦め。怠惰。そんなものばかりの日々、そしてそれが描かれることを、当時の私だったら到底直視できなかったと思います。品行方正であること、道を外れるなんて考えられないってことが正義で、それしかないと思って生きてた時代に、この映画が公開されていたわけですからね。ドブで溺れるような日々を変えようとしてきちんと就職するけれど、結局、「ダチだから」ということで昔の仲間を切り捨てられないレントン。そしてまたドラッグの世界に舞い戻り、このまままたずるずると引きずり込まれていくのかな…と思ったところで、彼の未来がうっすらと、ぼんやりと明るくなって見えたような気配を見せて、物語は終わります。レントンがバッグを持って歩き出す、あの姿が晴れやかで、その後彼がどうなったのかは描かれないけれど、少しだけわたしの心も軽くなったような気がしました。とにかく音楽が良い。いきなり鳴り響く「Lust for Life」がたまらんかった。もうこれだけでわたしは五割満足しました。そして、ブリットポップを彩ったバンドたちが顔を並べ、〆が例のUnderworldですよ。嫌いなわけないじゃないですか。つまりは最高ですよ。
2026.02.16
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私はSpoonって割と好きなバンドで、たぶんアルバムはほとんど持っているんです。中でもGA GA GA GA GAとかGimme Fictionとかがジャケも含めて大好きで。けれど、Lucifer on the Sofaは2022年のリリース。はい、私の暗黒時代後期です。苦笑なので、世界が明るくなってからようやくこれがリリースされていたことを知ったんですよね。本来ならすぐにでもゲットすべきだったんでしょうが、暗黒時代のリリースをすべて買い集めるわけにもいかなくて。そんなある時、この新品がだいぶお値打ち価格で手に入りました。超ラッキー。「Lucifer on the Sofa」どこかで「厨二病みたい」と書かれていたのを見かけましたが(苦笑)、私はこれをさらっと言えちゃうBritt Danielが好きなのです。ちょっとヒネた感じの雰囲気が、たまんない。私からすれば、ソファーに座ってるルシファーは彼です。カッコ良すぎて。紹介文を読んでみたらめちゃロックだということでしたが、言われてみればロックのような気がする。しかし私はあくまでそんな気がしただけ。Spoonの音であることには変わりない。一筋縄じゃいかなくて、でもめちゃくちゃクールで、誰のことも気にしてなくて、我が道を飄々と早足で歩いていくイメージ。「THE HARDEST CUT」は確かにロックなのかな。もうね、このクールさはその辺のバンドじゃ真似できないですよ。すごく生っぽいバンドの音が気持ちいい。ゴテゴテした飾りも何もなくて、ライヴ感があるようなサウンドで、私は大好きな一曲です。なので、彼らのクールさがわかりやすく炸裂する「FEELS ALRIGHT」とか「ON THE RADIO」とか、聴いているだけでニヤつきます。キモい。で、これってAdrian Sherwoodが手掛けたダブ盤もあるんですね!ちょろっと聴いてみた感じだと、めちゃくちゃ好みだったので…まずいな…欲しいな…!
2026.02.11
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地元ではもうラストになってしまうので、これは行かんと!と「ランニング・マン」を観てきました。私は近未来的なものとかあまり観ない人間なのですが、主演がグレン・パウエルという、これだけで観る理由ができたので。友人がグレン・パウエルはクォッカだと言うので検索してみたらこれでした↓確かに。何とも言えず愛嬌のあるお顔ですが、まあグレン・パウエルもそんな感じ。めちゃくちゃ美形!というわけではないんだけれど、なんか気になる。そしてアクション始めたら一気に美形を振り切ってもうクッソカッコ良くてどうにでもしてください!って感じになるんですよね(私には)。原作はスティーヴン・キング。近未来のディストピア的な世界となったアメリカで、持ち前のやりすぎな正義感のせいで仕事を失ったベンは、病気の娘の治療費を稼ぐために「ランニング・マン」というリアリティ・ショーに出ることになります。30日間生き残れば莫大な賞金を得られますが、ハンターに捕まれば即死亡。それを全米に中継するというトチ狂った番組です。自分以外すべての人から監視され、通報され、追われる身となったベンは、必死に逃げ、戦い、ときに勇気ある人たちに助けられながら、これまでの史上最長生存記録を打ち立てます。しかし番組のハンターは容赦なく彼を追いつめ、番組の主催者は卑劣な手をちらつかせて彼を脅し、ついに彼は絶体絶命の窮地に…!どうなる、ベン!?というところでしょうか。いまはフェイク動画が量産され、それを信じる人たちがいるというのはわりと見かける話。それがこの世界にもはびこっているし、貧富の差によって命の重みにまで差が出るというのも同じ。そんな中で、爆弾級の「怒り」を秘めたベンの逃亡劇には、いつの間にか没入し、「頑張れ、いけるだろ!」と拳をちょっとだけ握りしめてしまいました。こういう展開はありきたりすぎるとか、テーマも平凡とか辛口レビューを多く見かけましたが、それってたぶん映画をそれこそたくさん見てきた玄人さんたちの意見なのかなと。私は面白かったらいいやという類の人間だし、できれば考えさせられるラストよりもすっきりするラストを望みがちなので、ラストはスカッとして、気分良く劇場を後にすることができました。グレン・パウエルのアクションが気持ちいいです。必死こいて逃げるとこもあるし、切られて悲鳴上げてるとこもあるんだけれど、完全無欠でないところがまた良いなあと思うのです。ムキムキなところも目の保養。笑
2026.02.11
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届くまで1ヶ月ほどかかりましたが、やっとこれを手に入れることができました。National Theatreで上演されていた「THE LEHMAN TRILOGY」のサウンドトラックです。そもそもこれを知った時点ですでに上演は終了していましたし、いまは観る手段がありません。トレーラーくらいしかない…。でも、なぜこれを手に入れたかったかというと、画像の一番下に名前が載っているとおり、Nick Powellが作曲を手掛けているからです。Strangeloveの後期にキーボードとして在籍してた、あのNickですよ。Patrcikの自伝で「ドラッグも酒もやる享楽的な奴」と言われてた、あのNickですよ。Patrickにボトル投げつけられた、あのNickですよ(くどいそんな彼は、Strangeloveの解散後はサポートキーボーディストをやったり、少しずつ劇伴を手掛けたりしていて、その中でも群を抜いて素晴らしい仕事となったのが、このサウンドトラックなんです。ミュージカル自体もトニー賞総なめにしてたりしますが、このサウンドトラックはローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞にもノミネートされ、アウター・クリティクス・サークル賞を見事受賞しています。…てか、わたしは当時そんなことも知らず…ああ、Nickの晴れ姿を拝みたかった…このサウンドトラックはピアノ一本で構成されています。Nickがインタビューで「めちゃくちゃ怖かった」と言っていますが、そりゃあそうだろと思います。だってNational Theatreで上演されて、しかもSam Mendesが監督だし、失敗できないじゃん。冒頭からもうため息の連続。クラシックのような美しい導入から、躍動と不穏さの揺らめく中盤、そして静寂のエピローグへと向かう後半。何回リピートしても聴いていられます。私は1曲目の「Act 1 Three Brothers, Rozlinkes Mit Mandlen」で完全に心を持って行かれたのですが、Nickのインタビューを見てみると、これは「Raisins with Almonds」という民謡なのだと。原曲を聞いてみたところ、イントロはNickがアレンジして付け加えたのかな?このせいでさらにドラマチックになっていて、一気に引き込まれてしまいました。わずか1分たらずのこの導入で魅了されるのですから、もうNickの仕事は大成功と言っていいはず。笑「Tightrople Walker」の優雅さもたまりません。まさに流れるようなメロディに浸り、その後の「The Card Player」の踊るようなピアノで「ああ…Nick…天才…」とにやける私はただの変態です。数少ないNickが出てくる映像です。カッコ良く年取りましたね。ちなみに、わたしはBandcampでDLできるNickの作品全部買いました。他のサウンドトラックもめちゃくちゃ良いです。夜じーっと聴くのが最高です。そして彼の最新の仕事は、自然史博物館で開催されている「Our Story」の音楽なんだとか!しかも、参加アーティストにちゃんとAlex Leeの名前がある。そうかやっぱりそうだよね…(喜
2026.02.08
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先日のViagra Boysのライヴの後、帰宅した私は、部屋に置いてあるダンボールを見つけました。「またレコード買ったの?」と母。買ってません。買ったおぼえはありません。でも、宛名にはちゃんと私の名前と住所が書いてある。そこで「もしや…」とは思ったのですが、まさかね、と開封してみて、私は思わず息を呑みました。入っていたのは、Patrick Duffのレコード。そして、何かがぽろりと落ちます。メッセージカードでした。「やあ、xiao(私の本名)。ずっとぼくを応援し続けてくれて本当にありがとう。これはぼくのレコード「Another Word for Rose」の、世界に20枚だけ存在するレッド・ヴァイナルのうちの一枚だよ。ぜひ楽しんでほしいな。 Patrick」と。待て待て待て、レッド・ヴァイナル!?慌ててレコードの中を確かめると、本当に、赤い盤が入っています。赤盤なんて見たことない。白と黒しかネットに出てないよね…?うそだまじでやばいまさかうそでしょ!?手が震え出しました。ダンボールごと抱えて部屋の中をさながら檻の中の肉食獣ばりに歩き回り、何度もメッセージを読み返し、本気でほっぺたをつねり、嘘でも夢でもないということを確認すると、腰が抜けました。Viagra Boysで腰抜かしたばっかりなのに。実は、前振りはあったんです。彼のマネジメントの方から、「Patrickがきみに何か送りたいみたいだから住所教えて」と言われていて。ただ、何も来るわけないでしょとほぼ信じていなかったのです。でも、本当に届いた。しかもPatrick本人が送ってくれた。私は日ごろSuedeが大好きと言っていますし、彼らが今も昔も未来も私のナンバーワンであることは揺るがない事実なのですが、ここのところの私は、PatrickやStrangeloveに対してそれこそ異常な愛情を注いでいます。そして、彼の音楽にずっぽりとはまり込み、自伝を読みまくり、コメンタリーは録音して文字起こししてるし、一日一枚はStrangeloveかPatrickソロかどれか聴かないと落ち着かないくらいにはなってるんです。そうだ、これは中毒というのだ。極論、兄さんとPatrickが立ってたらどっちに話しかけに行く?って選択肢なら、Patrickに行こうと思ってたりして…まあ、とにかく、それくらい大好きなアーティストからこんなプレゼントをもらって、夢から覚めろというのが無理な話で。いまだに私はふわふわとした夢の中を漂っているような気分でいます。もうずっとこれでもいいや。Patrickがこんなにあたたかくファン思いであることがわかって、さらにファンになりました。死ぬまでに一度、彼のライヴに行ってみたい。さめざめと泣く自信は、十分にあります。----------------------------------------さて、その後彼のFacebookでアナウンスがあり、4月にBristolのThe Mount Withoutでのライヴが決定しました。その投稿でレッドヴァイナルの詳細が明かされたのですが、どうも、5枚はこのアルバムに協力してくれたアーティストたちに、5枚はUKとドイツとスイスと日本の、プロモーションに協力してくれたファンに送ったということ。そして10枚を3月にオンラインで売るらしいです。プロモーションに協力…?わたし、しましたっけ?考えられるのは、ちょっとキモいPatrick関連の投稿なんですけど…あれがプロモーションなのか…笑 まあいっか。で、ライヴにはとても行くことがかなわないので、わたしはちょっとしたプランを考えてマネジメントにメールを送ったんですが、本当にあたたかい長文のお返事を速攻でくれて…マネジメントごと大ファンになりました。
2026.02.08
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Patrick Duff「Another Word for Rose」コメンタリーの続きです。6本目。(アルバム収録「MARY」について)ぼくの両親が、ぼくを施設にいる祖母メアリーのところへ連れて行ったんだ。祖母はもうその時、話すことも、誰かを認識することもできないような世界にいたんだけれどね。あえて言うなら、ぼくは彼女の目をただ見つめるっていう「特権」を得たんだ。あの青い瞳は、まるで星へと続く2本の高速道路みたいな感じがした。それは彼女が亡くなってからも、幾度も幾度もぼくの記憶の中によみがえってきた。それがある日、歌になるとは思いもしなかったよ。(彼はライヴのMCで祖母のことに触れていて、あのときは彼がいちばんひどい状態のころで、祖母の瞳を見つめたときに、ドラッグもアルコールもやめなければと思ったそうです。ありがとうおばあちゃん。)7本目。(アルバム収録「Butterfly」について)あれはある冬の日のことだった。冬は太陽の光が低くて、それが部屋に差し込んでくるのが昔から好きなんだ。ぼくはウディ・テイラー(このアルバムで共作してる若いギタリスト)と一緒にジャムセッションをしていて、その時も部屋に光が差していた。そのとき、蝶が舞い込んできたんだ。その蝶――アカタテハが、ぼくらの前で円を描くように飛び始めた。ぼくらはそのときコード進行を組み立てていたんだけれど、ふと「Butterfly」という単語がふっと口からあふれ出てきた。この曲のことを思い返すと、人の心が簡単に変わってしまうことに、ぼくはぼくなりの悲しみを覚えているんだと思うよ。8本目。(アルバム収録「ONCE」について)ぼくらは年を取るにつれて、ある程度は妥協をしていくものだと思う。でも、10代だった若いころのぼくは完全に自由な精神を持っていた。当時はそのことに全然気づいてもいなかったけれど、それは、自分で選んだことではなくて、与えられたものだったんだよね。ぼくはまあ長く生きてきたし、妥協という果実を口にして、その苦さを味わわなければいけないところにきている。そして、もう「家」に帰るときが来たんだと気付いたんだ。つまり、与えられていた「無垢であったころ」に戻らなきゃってね。ラッキーなことに、ぼくが妥協をしてきたかもしれないにもかかわらず、「無垢」さはぼくに残っていた。本当に幸運だと思うよ。これはそれについての歌。9本目。(アルバム収録「DEAR JOSEPHINE」について)あの曲はね…人生におけるすべてにポジティヴでいれば、なぜだか必ずいい結果が生まれて、そうすることがとても重要だっていう考え方が、世間、特にオンライン上で広められていることについて、だ。そして、あの曲は、そんな考え方に対する反抗なんだよ。人生はそんなものよりもっと複雑だし、常にポジティヴでいようとすることが解決策になるとは思わないんだよね。10本目。(アルバム収録「WATER」について)ぼくはずっと海が好きで、川も、スイミングプールさえ大好きなくらいなんだ。つまりぼくは「水」が大好きなんだよ。何か神秘的なものを意味しているようでね。そして、時に目から「水」(つまりは涙ってこと?)が溢れ出るという感覚なのだと思う。ただただ目から流れ出す。それは、ぼくがかつて立ち尽くしたあの浜辺に打ち寄せていたのと同じ「水」なんだ。まるでその神秘が、ぼく自身の目から流れ出ているかのようだ。ぼく自身の神秘が、ぼくに届けられているんだよ。それって本当に美しいことだよね。たとえそれが悲しみによって流れ出てくるものだったとしても、それは本当の意味での悲しみじゃないような気がする。実際には、「解放」なんだ。聞いてる途中で気づきましたが、全曲解説だったんだと(早く気づけ)。彼の書く歌詞はどことなくおとぎ話のようで、不気味だったり不思議だったり、それでいて「これは本当のことかな?」と思わせるほどリアルだったりと、実に独特の世界観なのですが、このコメンタリーをちゃんと聞いてみて、いっそう「Another Word for Rose」が好きになりましたし、もっとよく聴かなきゃと思わされました。そのうち記事にしようと思っているんですが、パトリックからあたたかいメッセージをもらったのです。もう信じられない思いしかなくて、いまだに半信半疑ではあります。こんなに大好きなアーティストとコンタクトを取ることができて、やっぱり私はここで今年の運を使い果たしたのだと思っています。笑
2026.02.03
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先日いろんなことがありまして、さらにPatrick Duffが大好きになりました。そこでもう一度、2024年にリリースされた「Another Word for Rose」についてちゃんと掘っていこうと。彼のfacebookでは、このアルバムについて彼が語る短い動画が数本アップされています。1から10まであるので、しっかり聞いてみようと思い、めちゃくちゃ真剣に聞いています。笑なかなか聞き取れないところもあるので微妙なところもあり、あとはGeminiさんに頼りました苦笑まずは1本目。これまでアルバムタイトルはあらかじめ決まっていたんだけれど、今回は違っていて、そこが難しい点だった。音楽というものは、基本的に「羽ばたきたい」と思っているはずなんだ。けれど、タイトルを考えようとすると、それで音楽を地面に釘付けにしてしまうような感じになる。でも、本来、タイトルは曲を羽ばたかせるようなものであるべきだ。経験上、自分自身やほかの誰かにタイトルを考えてくれと求めることはできない。たくさん言葉を書き留めて考えようとしたけれど、タイトルを「考える」ことは不可能なんだ。そんなことができる人は、ぼくとは違う世界の人間だね。だから、じっと待つしかない。すると、フレーズがぼくに降りてきたんだ。ラッキーなことにそのとき誰かが「いま何て言った?」とぼくに尋ねてくれて、ぼくは「another word for rose」と答えた。この言葉には、ぼくの曲たちを羽ばたかせてくれる余白があったんだよ。2本目。(アルバム収録「END OF THE ROAD」について)すべてのものに終わりが来るというのは明らかなことで、実際、それは時として良いことでもあるし、苦痛でもあるし、どっちでもいいやということもある。でも、苦痛だと感じるときは、人生そのものに戦いを挑み、人生が「そうあるべきだ」とする姿に反抗しているのだろう。そしてそれはとても人間らしいあり方だと思う。人生が望む姿を受け入れるには、多少なりともそれに抗わなければいけないんじゃないかな。それはぼくらに必要な「受容」の一部なのだと思う。そうやってしばらく抗ってみると、その戦いに勝つことはできないということを悟るんだ。そして、人生は、そうやってあなたが抗う姿を愛しているのだと気付く必要がある。人生は、実はあなたに反撃して欲しいのだと思う。なぜなら、その戦いにおいて完全に敗北してやっと、人生と友達になれるのだから。ぼくはそう言いたいな。まあこれはぼくの経験におけるもので、他の誰かのことを代弁しているわけじゃないよ。3本目。(アルバム収録「JDGH」について)ぼくにとっても、ぼくを知る多くの人にとっても、生と死の境界線はそんなに明確ではない。この歌はそれについてのもの。ぼくたちが、時間の中を、もしくは時間の外をうつろうさまは(これって生と死のことなのかな?)、決して直線的ではない世界の見え方とか、そんな前提がすべて崩れ去ってしまったときに、どうにか日々を生きていくことの不気味さは、それこそがぼくらが「本当は何が起きているのか(=真実?)」ということに近づいているんだと思う。そんなことが起きるときは、とても神秘的であり恐怖を感じると思う。それはとても深いレベルであなたに挑んでくる――日々、当たり前だと思っていることが、かつて感じたほどには、もしくはまさにその瞬間に感じているほどには、現実的でなくなってしまうんだからね。4本目。(アルバム収録「GLEN」について)ぼくはリハーサルルームにいて、そのときグレンもぼくと一緒にいた。グレンというのは、ティーンエイジャーのころ自分の部屋で想像の世界に閉じこもっていたころのぼくだ。そうすることで、周囲の抑圧から解放されるって信じていたんだよ。でも実のところ、ぼくは自分で監獄の鉄格子を作っていただけだったんだ。後になってそれをぶち壊さないといけなくなるやつをね。5本目。(アルバム収録「FOOLISH PEOPLE」について)バンドを始めてから、人生のほとんどを「何者か」であること、そうなりたい、そうなろうと努力するというような感覚で過ごしてきた(これは彼も自伝の中でよく触れていました)。大人になるにつれ、幼い頃すりこまれてしまったそうした考え方に、戦いを挑まなければならないんだと思う。ただ挑戦する。この曲はまさにそういう歌。それは砂に立てた旗みたいなもので、もうこんなゲームは続けないし、ぼくはほかにやらなきゃいけないことがあるってことなんだ(つまり、何者かになろう=名声を得る、売れる、みたいなこと?)。だから、この曲はぼくにとって勝利の歌みたいなものなんだよ。……あらためて見聞きしてみると、深いね、パトリック…!まさにそうなんですよ、strangeloveで世に出たとき、彼が思い描いていたのはステージでスポットライトを浴び、名声を得る姿なんです。それは半ば達成された感もあったけれど、やがて自分の顔が見知らぬ人にまで認識されていくことに、彼の心は軋み始める。その経過が彼の自伝「THE SINGER」でも書かれていたので、このコメンタリーはとても私の心に響きました。そして、アルバム収録曲の歌詞と照らし合わせてみると、なおいっそう面白い。まだ後半があります。続く。
2026.02.01
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1月27日、O-EASTでのViagra Boysの初来日公演に行って来ました。まさかのソールドアウトでびっくり。私がチケットを買ったのはたしか6月ごろだったんですが、そのころは売り切れるなんて思ってなかったので…しかも、今回の整理番号が21番。21番…わたし…しぬの…?と思いながらも、やはり最前列に陣取ってしまいました。やば!目の前!お隣になった方とずっとお喋りしながら待っていたので、待ち時間も苦ではありませんでした。しかし、どんどん人が入ってきます。少し振り返ったらもう人・人・人!これ、開演したら…死ぬ…と思いつつも、昔取った杵柄(どんなだ)で頑張ろうと気合いを入れます。さあ、19時きっかりに客電が落ちてバンドが登場します。わー!近い!近すぎ!と思う間もなく、のっけから「Man made of meat」で会場のボルテージが限界突破です。ぎゅうぎゅう押されてもう死にそうです。でも、ものすごいシンガロングで気持ちいい。久しぶりの高揚感にもう理性は飛んでいきました。「OK! Alright!」の掛け声は思いっきり叫びましたよ。で、本当に近いんです。目の前にみんないるんです。こんな感じです。このビール腹、すごくないですか?こんなに立派なの間近で見たの初めてで、もうそればっかり見てしまいました。しかし、このお腹がだんだんカッコ良く見えてくるんですよ。ライヴ後には「超カッコイイ…♡」になるんです。えーと、私はライヴの間あまりにももみくちゃになっておりまして、ひたすら叫んで頭振って腕を振り上げていたので、正直なところ記憶が定かではありません。Xのフォロワーさんが上から撮ってた動画を見せてもらったら、ものすごいことになっていたので、あの真っただ中に自分がいたことがまだちょっと信じられません。笑とりあえず覚えているのは、バンドの演奏がやたら上手かったこと(セバスチャンお休みしてても楽器隊だけでめちゃくちゃ聞かせるし、それだけで楽曲が成立してる)、セバスチャンの歌いっぷりがCDより断然すごかったこと、Sax&Gのオスカーの存在が実はバンドのキーだったこと、Gのライナス(リーナス?)さんが渋カッコ良すぎてもうずっと目が釘付けだったことです。ベンケとエリアス、トールはちょこっとしか見えずだったのですが…セバスチャンがエリアスを姫抱っこしたとこだけは見ました。笑目の前でこんなギターかまされたら、もうこの人しか見ませんよ。特等席でした。派手な動きじゃないのに音が派手カッコいい。ステージの端っこでやたら存在感ありありのオスカー。サックスとギターどっちもやるっていうだけですごいのに、ちょこちょこやけになまめかしいダンスをするので、目が離せませんでした。笑セバスチャンのファンサービスは本当に頭が下がるほどで。シブヤー!(トーキョーではない)と叫び、やけに上手な発音で「アリガトウゴザイマス」と言い、客席にダイブ(でもわりとすぐ戻された)。とにかく前に出てきて、ファンとの距離を縮めたい!楽しみたい!楽しもうぜ!という心意気が伝わってきて、それならこっちも全力だぜ!という思いになりました。そして世界一パンクでロックなビール腹でした。「Sports」の腕立て伏せは私の反対側でやってたのであまりよく見えませんでしたが、「Do you like sports?」と言われた時点で地鳴りのような歓声が響いて、私も何が何だかよくわからない類の叫びを上げてしまいました。「Return to monke」の「Leave society, be a monkey」の大合唱もたまらんかった!何度もセバスチャンの手にタッチできただけで感無量だったのですが、最後にとんでもないサプライズが。セトリやピック、ドラムスティックをお客さんに大盤振る舞いしていたバンドの面々。そしてこっちにセバスチャンがやって来ます。ありがとー!!と手を振ってた私ですが、目の前に来た彼が、私を見て、ニコッとして、サングラスを、手渡してくれました。上の方の写真でかけてた、緑色のフレームのあれです。たぶんオーストラリアとニュージーランドでもずっとかけてたやつ。うそでしょ!?口をパクパクさせる私。身体がガクガクします。でも、周りの方たちが本当にあたたかく見守ってくれて、この日何度目かの「何が何だかわからない」状態になったまま外へ出てきて、ロッカーのそばでへなへなと腰を抜かしました。フォロワーさんと合流しても、「やばい…やばい…」とずっと口走る私。結局、このおかしなテンションのおかげで夜2時まで寝られませんでした。苦笑↓これ、サングラスです。セトリ撮らせてもらいました。まさかこんなにファンもバンドも熱いと思っていなかったので、興奮と充実感も尋常ではありませんでした。そして学びました、ぎゅうぎゅうの方が意外と疲れないということを…!(痣はいっぱいできました)記念すべき初来日をこの目で見ることができて、本当に嬉しく思います。そしてこんなに魅力的な野郎どもだということも知ってしまったいま、彼らから目を離すことはできませんね…!
2026.01.29
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Patrick Duffの自伝の続きです。バンドは1st EPとなる「Visionary」のミュージックビデオを撮ることになりました。しかし、AlexとJohnはThe Blue Aeroplanesでいろいろ経験してたこともあって、PV撮影にはあんまり気乗りではありません。というかああいうものはクソだと思ってる感があったらしく。苦笑で、当日は朝早くから呼び集められたのに2時間以上も待たされ、ヒマすぎてドラッグやったり酒飲んだりしてる面々。JazzだけはPV撮影と聞いてテンション上がっていたようですが(もともと彼はMTVオタクだったらしい)、そんな中で、Patrickはスタッフがいそいそとセッティングをしている様子をだんだん興味深く眺めるようになり、「これって大事なことなんだよな」と自分を納得させます。ただ、いざ撮影が始まると、バスタブに入って歌えと言われて困惑。そりゃそうだ。笑パトリックはこう言ってます。「午前9時に、真っ暗なスタジオで服を着たままバスタブに寝っ転がって、カメラや照明に囲まれながら疎外感についての曲を口パクしていると、世界はとても奇妙に見える」と。シュールだ。PVをリンク張っておきましたが、見てる分にはもちろんカッコいいんですけれど、バスタブ入って歌ってるのを至近距離からずっと撮られてたら変な気分になりますよね。Joeなんて見るからにやる気ないのがわかります。苦笑Johnはあんまり映っていませんが、JazzとAlexはちゃんと弾く(ふり)をしています。カッコいいです。ていうかAlexこのころの髪型がいちばん素敵よね。可愛い…そして次のシングル「Hysteria Unknown」はモノクロでライヴ感を大事に、という感じで撮ったそうですが…Patrickはこれ以上言及してません。Visionaryとはだいぶ違う雰囲気です。これを彼らが楽しんで撮ったのか、そうでないのかは…彼らのみが知る、というところでしょうか。PV撮るのって本当に大変なのね、と思いました。じゃあBeautiful AloneもFreakも大変だったということか…!これがThe Blue Aeroplanesの「And Stones」。撮るの大変だったと勝手に勘ぐっている。ライヴの映像見たけど、リード弾いてるのAlexだよね?だとしたらすごい!
2026.01.25
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続きです。レーベルとサインしたおかげで、いままでに手にしたこともない大金を得たPatrickとJohnは、気が大きくなって、なぜか道端のホームレスを誘ってレストランで大盤振る舞いしてしまいます。そこであまりにも飲み過ぎた二人は、いつの間にかホームレスたちに金をくすねられ、目覚めたのは翌朝、しかも路上でした。通勤する人たちの冷ややかな視線を向けられつつ、彼らはみじめな思いでフラットに帰り、またしても一ヶ月間一文無しになります。頼む、学んでくれPatrick。苦笑ただこの後、文無しのせいで物乞いをしようと路上に座り込んでいた彼に対し、見知らぬ人が声をかけてきます。「きみ、StrangeloveのPatrickだよね?」そこで彼は「違うよ、ぼくの名前はPatrickじゃない、違う…」と否定しながら走り去ります。まさか自分の顔が誰かに知られるようになっているとは思っていなかった彼は、何かが自分の周りで変わり始めていることを感じ取り、戸惑いと少しの恐怖を覚えるのでした。その後彼らは2枚目のEP制作に取り掛かります(これがおそらくHysteria Unknownかな?Donald Ross Skinnerの名前が出てきたので)。ただレーベルの幹部(David Balfe)がこれを気に入らず、彼自身がプロデュースをしたいと言い出しますが、これにAlexが猛反対。幹部はPatrickを誘い、Strangeloveを抜けて二人でバンドを作らないかと言われるのですが、彼はそれをあっさりと断ります。もう、彼にとってStrangeloveは何よりも大きな居場所であり、そこから離れるつもりはなかったのです。ここでAlexの気の強さがうかがわれるエピソードが。Deep Purpleのレコードにも関わってるくらいの大物エンジニアに「ギターもうちょっと下げない?」と提案されても「ダメだ」と突っぱね、下げたバージョンを聞かされると「クソだな」と一蹴。その後、彼にギターのことでとやかく言う人はいなかったとか。この時まだ21歳。とんでもない生意気野郎ですね。笑 そこがまた可愛いですが。で、この後にPatrickの祖父母とか両親、叔父さん、きょうだいの写真がたくさん載せられているんですが、彼はおじいちゃんとお父さんにそっくり。とくに父方のおじいちゃんかな。ちっちゃいころの彼はほんとに天使みたいで可愛すぎます。そして金髪です。髪の色ってほんとに変わるんですね…!あと、Strangeloveの初期の写真が垂涎モノ。みんな生意気そうで良いです。笑 Alexの利かん気が強そうな顔つきが…かわいい…。そして大事なことですが、少なくとも、みんな靴はわりかしカッコいいですよ。そしてなんとStrangeloveはEPしかリリースしていないのにグラストンベリーに出ることが決まります。ピラミッドステージの一番早い出番。早々と乗り込んだPatrickですが、Johnと共にいろんなドラッグをキメまくり、吐きまくっていつの間にかその辺に倒れて気を失います(またかい…)。ふっと目が覚めると、彼を介抱してくれていたのは元カノのElinでした。彼女はアート系の仕事をしていたようで、その関係でグラストンベリーに来ていたのだそうです。で、なんでパトリックが彼女に介抱されていたのかって、彼女の顔を見た瞬間に彼が卒倒したのだと。苦笑 どんだけ繊細ちゃんなの…!その後もドラッグと二日酔いでさんざんな体調でしたが、ようやく日曜日のステージへと向かいます。しかもJazz以外みんなグロッキー。Jazzだけが「ねえこのミカンめっちゃ美味しいけど食べない?」とひたすらマイペース。こんな風に破滅的な雰囲気が、もうすでにこの時から漂い始めていたのだとPatrickは記述しています。そうなの、そうなんだね…。そもそもStrangeloveがグラストに出られたのは、あのJohn Peelに気に入られたから。ステージの後に声をかけられたPatrickは、「John Peelがぼくの名前を知ってる…!」と衝撃を受けたようです。嬉しかったんだろうね。John Peelが彼らを気に入っていたのはけっこう本気だったようで、その後、彼らはMaida ValeでのJohn Peel Sessionにも呼ばれてます。収録が放送された日、彼がバンドを紹介してくれる様子を聞きながら、Patrickは少年時代にこの番組に聴き入ったことを思い出していました。全知全能の神のようなJohn Peelが自分たちを紹介している、そのことは、彼にとって素晴らしいメッセージとなったのでした。しかしなかなか進みませんね。頑張ります。
2026.01.18
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次はトリのMILKY SWEET。主催者さんです。そしてまたしても目に眩しいほどゴージャスな衣装。みなさんそれぞれがキラッキラで、でもそれでいてクールな佇まい。その上プレイがめちゃ上手い!カッコいい!見惚れる!めちゃくちゃ腰にくるグルーヴとロッキンなサウンドはやっぱりグラム。ほら、それにMILKYさん帽子かぶってるから、もう私は問答無用に好きです。でも、実はトークも面白くて、要所要所に「汗が…」って取り出すタオルが物販のやつ(笑)。お茶目なところと、プレイのカッコよさが対照的で、そこがまた魅力なのかもと思いながら見ていました。さあ、最後は出演者のみなさんでセッションです。1月10日が命日だったDavid Bowieにちなんで、彼の曲(Suffragette Cityで良かったかな?)を演奏してくれました。みなさん入り乱れてて楽しそうでこっちも楽しくなりました。で、MILKYさんの仕切りで写真タイムがちゃんとありました(笑)このときにSuedeが好きだよって話が出てて、最後の最後で私のテンションがひそかにMAXに。長丁場のライヴでしたが、どのバンドもそれぞれにカッコいいし上手だし、全然間延びもせずに楽しく見ることができました。最初に椅子ゲットしておいたのも大きかった…!そして終演後。今回は初めてIzumiさんにご挨拶ができました。1stにサインをいただき、私のSOUL HONEYはこれで完全体となりました。最高じゃん!あと、改訂版の名刺もSoeさんからいただきました。Izumiさんはパワフルなドラムスとは対照的に、本当に気さくで優しい方!全然バンドじゃない話しちゃってるし(笑)。MASAAKIさんはやっぱりほんわかしてらして、ここのトイレが綺麗すぎてあり得ないという話を(笑)YU-KIさん年始に風邪を引いてしまったそうで、話す声が鼻声でした。万全ではない中であれだけのパフォーマンス、さすがです。お大事にしてください。その上、僭越ながらお写真を撮っていただきました…!皆さん素敵…!MIWAさんとKouさんは写ってないんですが、MIWAさんは私を見た瞬間に「あ!OASIS!」とOASISジャージに気付いてくれました。Kouさんはいつもどおりめちゃ可愛いしお綺麗でした💖前回のライヴのときにも同じような感想を書いたような気がしますが、学生時代に憧れだった方たちとこんな風にお話ができるなんて、やっぱりまだ夢のようです。いまだにあんまり信じられてません。それにしても、再結成したバンドって、強いと思うんですよ。私は洋楽メインで聴いていますが、特にブリットポップ界隈は今や再結成や長年の活動停止からの再始動がもはやトレンドのような流れ。しかも、軒並みみんないい音出してるんです。それって洋楽に限ったことではなく、私がこの日ここで見たNEARMISSやHOLICSもそうなんだろう、と。これからのNEARMISSの快進撃を見守っていこうと、寒風吹きすさぶ帰り道を歩きながら思い、心だけはとても温かくなって宿に帰り着いたのでした。とてもいい日でした。
2026.01.17
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さあ、次が私の大大大本命・NEARMISSです!こないだの横浜よりも近くで見られるのでドキドキです。私の周りもずいぶん熱気が増してきた感じがしました。そして暗転。こんなに早くまたNEARMISSが見られるなんて…とすでに私は感無量。早い。この日のNEARMISSは「グラム」な感じでということでしたが、YU-KIさんの装いがですね!素敵すぎなんですよ!!黒と赤の羽根のふわふわマフラー?(ご実家から見つけてきたお高いモノだそうです)をふわりとかけて登場したYU-KIさんは、出てきた瞬間にもうグラムロックスターでした。私の目は釘付けでした。あのふわふわで自分をぎゅっと抱きしめるようなシーンがあったんですが、あれはひとりブレバニにしか見えませんでした。むちゃくちゃカッコ良かった。横浜とはまったくセトリが違いまして。まさにグラムなNEARMISSを詰め込んだ珠玉のセットリストでした。最初のLOVE TO MEからセクシーなグルーヴ感であっという間に乗せられ、Darlin'の印象的なイントロに酔う。至福だ。Just Two Of Usでしっとり、Romantic’s Highでさらに妖艶なNEAMISSの世界に浸る。最高だ。NOMEANINGPROSEでさらにズブズブに浸る。エロティックです。次のRock On、大好きなんですよ。エレクトリックなギターサウンドにYU-KIさんの声が乗ると、途端にグラムチックにセクシー度が増す。前回はドラムスがKenさんでしたが、今回はIzumiさん。終始「一打入魂(ご本人より)」のスタイルがド迫力でした。最後はやっぱり「RED HOT LOVE」。これ本当にいいですよね…たまらんですよね…でもこれやると終わりなんですよね…。と、嬉しいくせに寂しい気持ちを同時に抱えつつ、めいっぱい楽しみました。で、観客の皆さんやっぱりYU-KIさんとSoeさんが絡むとカメラを取り出す(私もまねっこしました。)。笑 SoeさんとMiwaさんのギターは、どっちがどう弾いているのかを見比べるのがけっこう面白くて。あ、こっちなんだ!とか新しい発見をしつつ(横浜では全然見えなかったので)、お二人のギターカッコいいわ…とうっとり。MASAAKIさんのベースがしっかりとバンドの骨組みとなって、そしてあのほんわかした笑顔がまたバンドを包むような優しさを感じさせて、私はいつもMASAAKIさんを見るとニコッとしちゃいます。Kouさんがいることでサウンドに彩りと華が増すような気がします。シンセかき鳴らして一回だけ前に出てきてくれましたが、私はもっと出張るKouさんが見たい。笑セットリスト1.LOVE TO ME2.Darlin’3.Just Two Of Us4.Romantic's High5.NOMEANINGPROSE6.Rock On7.RED HOT LOVE今回のグラムなNEARMISSは、NEARMISSの真骨頂を見せてくれたように感じました。ロックはセクシー、それを地で行くサウンドは、久しぶりに私をドキドキさせましたよ。カッコいい、素敵!と目をハートにして見てた若かりしし自分を思い出し、それと大して今も変わってないことに多少苦笑いしつつも、そんな自分がいてもまあいいかと思いました。一周以上回ってくると、ちょっとはおおらかになるものなのです。前回はBeautiful Aloneが入ってて勝手にStrangeloveとこじつけて喜び、今回はJust Two Of Usが入っててSuedeとこじつけてまた喜ぶ私。苦笑HOLICSもSo Youngって曲あったしね!その上、このあとのMILKY SWEETのMILKYさんもSuedeがお好きとのこと。最高じゃないですか!
2026.01.17
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1月11日、荻窪のThe Top Beat Clubで行われた「TRANSEXUAL BOOGIE SHOW vol.33」に行って来ました。MILKY SWEETというバンドが主催のイベントです。出演はRiQUEEN、マルベリーズ、HOLICS、そして我らが(違)NEARMISS、そしてMILKY SWEET。このライヴハウスはまだできたばかりということで、とても綺麗なハコでした。こんな感じ↓ 写真撮ってないけど、トイレがめちゃくちゃ綺麗。笑 この日入ったトイレの中でダントツに綺麗でした。カフェもなんか美味しそうなものばかりでしたよ。イギリス風味です。ライヴ前だったのでさすがに食べられませんでしたが…最初はRiQUEEN。バービーボーイズのエンリケさんと、ギターがMILKYさん、ドラムスがSTICKさん。エンリケってあのエンリケですか!?と思ってた私は、ご本人がステージに現れると、そのオーラとカッコよさに釘付けでした。一挙手一投足すべてセクシーで素敵なのです。あんなにベーシストをガン見したことはないです。ちょい悪風味でそこがまた素敵。笑最後に「あいつたぶんこのへんにいそうだけど」みたいなことを言って始めたのが「雨上がりの夜空に」。キヨシローですよ。この辺にいたんでしょうかね。なんだかんだとフジに最初行ってたころは必ずどこかで耳にしていたこのナンバーがとても懐かしく、ちょっと胸が熱くなりました。次はマルベリーズです。とりあえず、出てきた瞬間から衣装が眩しい(笑)みなさんものすごく輝いています。いったいどんな音なんだろ…と思ってたら、すごくロックなんです。ストレートな感じで。でも、タイトルがいちいち面白くて、私は「恐怖のペーパードライバー」が印象的すぎて忘れられません。こんなタイトルだけど、爽やかささえ感じさせるメロディラインと、疾走感あるロックサウンドがカッコいいです。「薔薇は美しく散る」やってくれました。確かに似合う!ライヴは「逢瀬」と呼ぶのだそうですよ。そしてライヴ中の給水は大事です。私もそう思う。その次、HOLICS。皆さん黒っぽい装いがスタイリッシュです。NEAMISSのYU-KIさんが「suedeっぽさを感じる」とブログで紹介してらしたので、音源聴いてみたらこれまたカッコ良かったので、予習していって良かった!そして私は帽子(野球帽は除外)をかぶる方が問答無用で好きなので(Patrick Duffの記事参照)、voのkuroeさんを観た瞬間に「うわっ…カッコよ…」と呟いていました。またしても不審者です。ソリッドな中にも艶のあるサウンドがなんともいえずカッコ良いです。kuroeさんの突き抜けるようなハイトーンヴォイスの存在感は抜群でした。一度解散して再結成したのは最近のようです。活動してたころは全然知らなかったですが、昔の映像と今を比べてみても、とてもパワフルな進化をしてると感じました。当時はいわゆるV系っぽさがありましたけれど、私がこの日観たバンドはとにかくクールで熱い、思わず見入ってしまうような魅力があったと思います。「So Young」って曲があるんですよ!Suedeファンにもたまらんです(笑)。実際、Suedeがお好きなのだそう。嬉しい!で、kuroeさんがギターの吉田ブギーさんに絡むと、周りみんながカメラを取り出します。笑私も取り出してみました。いくつになってもバンドを見てるとこういう瞬間に内心「キャー!」となるものなのですよ。5月1日にワンマンがあるそうなのですが…天地がひっくり返っても行けない日程なので、泣く泣く諦めます…次がNEAMISS!長くなりそうなので次の記事に。
2026.01.17
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少し前になりますが、1月4日に幕張メッセで開催されたrockin' on sonic 2026に行って来ました。Travisのグッズ何かあるかなあとワクワクしながら早めに家を出たのですが、その道すがら、Travisのグッズ情報が流れてきて絶句。あれは難易度が高すぎて無理。それでももう電車に乗ってしまったので、強制的に入場列に並ぶことに。しかし開場時刻を過ぎても開かない。「遅れます」のアナウンスがあって、それでもまた開かない。どうしたんだろ?と思っていたら、なんとトリのPet Shop Boysがニールの体調不良でキャンセルとのこと。前の方から悲鳴のような声が上がっていました。彼らを観るために来ていた方たちはショックでしたよね…。入口付近でXのフォロワーさんたちと対面。なぜか三人がSuedeTシャツを着ている(私含む)。そして私はOasisジャージを羽織っている。カオス。出演しないバンドT着てくの最高ですよ。Oasisジャージはだいぶ見ました。まあそれでも40分ほど押して開場となり、まずはご飯。空いてるしテーブルどこにでも座れるし、やっぱりこれが良い。今年のロキソニはTravis観られればいっかーくらいのノリで来ているので、あまりがっつかずにのんびり行こうと思ってました。まずは話題のKneecap。どんなん出てくるのかなと思ってたら、すごいすごい、言葉の連打。わたしは彼らの言葉が全然わかりませんが(アイルランド語なんですよね?)、乱れ飛ぶ彼らのラップが圧倒的でした。ビースティみたいな感じ?前の方はすごい盛り上がりでした。もうちょっと予習して来ればよかったその1。Kneecapをちょっと早めに切り上げて、お友達も来てるというので、Blossomsを。わたしは暗黒時代のせいで完全に2010年代のバンドが抜け落ちてる(特に2013~2022くらい)ので、Blossomsの音はロキソニ決まるまでほとんど聴いたことがありませんでした。こういうのがいいです。ギターが鳴ってるロック。結局これに尽きるんですよ。とか言っちゃう自分に柔軟性がなくなってるのは承知してます。でも、ストレートなギターロックがいいんです。コーラスがちょっと多幸感あって、コミカルなパフォーマンスもあったりして、実に楽しめました。VoのTomがこれまた難易度高そうなタンクトップで。笑 お肌つやつやでした。以上。さてさて、Underworld。PSBがキャンセルになったことで、60分のセットを80分にしてくれるという粋な対応。私はオブリビオン・ボール以来くらいに観るのかな?とにかくめちゃくちゃ久しぶり。のっけから、ああもうこれがUnderworldだわ…というサウンドと光のステージ。ずいぶん後ろで観ていたので、二人の姿は肉眼ではよく見えなかったけど、ただ目を閉じて音に身を任せているこの瞬間が、こんなに心地よいものだとは思いませんでした。Born Slippy (Nuxx)のイントロが鳴り響いた直後、観客のテンションが急上昇するさまを後ろから観ていて、アンセムとはこういう曲のことを言うのだなと考えながら観ていました。次は!待ちに待った、わたしが今年のロキソニに来た理由。Travisです。例によって暗黒時代はまったく聴かず、ライヴ行かずで過ごしてきたのですが、慌てて空白期間のリリースを揃え、新譜もしっかり聴いていきました。懐かしい…!でも、ニコニコとよく喋るFranのMCは変わらず。PSBのニールが食当たりらしいと教えてくれたんだけど、やたらと下痢を連呼していました。苦笑。そして、暑いからってあんなに頭ゴシゴシしちゃだめです。頭皮と髪に悪いよ。笑ほぼヒットナンバーのセトリでしたが、新譜からのナンバーも織り交ぜての素晴らしいステージ。Turnとか大合唱だし、flowers in the windowは全員がセンターに集まってのアコースティック。何をしててもなんかちょこちょこじゃれついてて仲良しがダダ漏れでした。Why does it always rain on me?はジャンプするんだけど、Franが「最初からやらなくていいよ、セーブしといてね」と気遣ってくれる。笑 けっこうあれキツいんですよ、年なので。それにしてもダギーなんであんなにカッコいいんですか?一挙手一投足、一笑顔一髪かき上げから何からすべてカッコいいんですけど!というわけで、今年のロキソニはすごく幸せな気分で終わることができました。PSBも単独やれたみたいですし、それも良かった良かった。来年はどうなるのかな。日にちの並び的にロッキンの後は難しそう。でも、これだけ楽しく快適なフェスなのだから、ぜひ続いて行って欲しいです。ありがとうございました!
2026.01.12
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さて、続きを。Alexの実家で曲作りに励む彼らですが、Alexがいろんなコネクションを生かしてつかんだツテでライヴをすることが決まります。多分この時21歳くらいなのに、Alexは百戦錬磨の風格。笑 しかもリハーサルが嫌いという。どうすんのPatrickほとんど初心者ですけど?という私のツッコミはさておき、実はまだ名前さえないこのバンドは、当初、「Words and Pictures」と名乗っていたそうですが、実はSuedeという名前も候補に挙がっていたんだとか!とはいえ、結局、何だかふと思いついてStrangeloveになったようですよ。初めてのライヴは25人くらいしかお客さんがいなかったと。けれどなかなかよくできたとAlexに言われて嬉しくなるPatrick。そして彼のコネクションで、Blue AeroplanesのマネージャーしてたCerneとSimonを紹介してもらいます。このCerneが、バンドを最後まで面倒を見てくれることになる人です。いまはFranzのマネージャーとかやってるみたいで、ずいぶん大物になりました。このときに音楽ライターにほめられたおかげで、音楽賞を取ったことを勝手に想像してにやつくPatrickがいます。可愛いですね、まだまだ夢がありました。…このころは。実はこのときにこのライターにコカインをすすめられ、せっかく断酒と断薬してたのに、ここからまた彼の依存が始まってしまうんです…。Cerneのマネジメントのおかげで、Strangeloveは順調にライヴの予定が組まれていきました。しかしそこで問題が。DrのDaveは別バンドもやっていたせいでライヴに入れないような状況になってしまったのです。そこでAlexとJoeが迷わず推薦してきたのが、John Langleyでした。彼はBlue Aeroplanesを抜けた直後で、そこのVoのGerardの弟。Alexにとっては顔なじみでした。メンバーより10歳くらいは年上なんですが、このJohnのグダグダっぷりもPatrickにひけをとりません。苦笑 でもね、Johnのドラムスはすっごくタイトにビシッとしてて、バンドの屋台骨として最高のドラマーだったと私は思ってます。いつも咥え煙草で叩いてて、それがまたカッコいいんだなあ…。その後いくつかライヴをこなした後で、バンドに接触してきたのがあのFOOD。当時はBlurを見つけてきたレーベルとして有名でした。しかもそこがStrangeloveと契約したいと!でもPatrickはいまいち現実的に考えられていなくて、Alexに「じゃあもう失業手当はもらえないの?」と聞いて「当たり前だバカ」とあしらわれたり、契約の場でも「契約書を理解した?」と聞かれて「わかってないけどサインします」と答え、みんなをあきれさせたり…まあ、それまでほぼホームレス状態だった若者にそんなこと求める方が無理なんですが。そうそう、この辺りで面白い小ネタが挟まれていました。ある日のライヴは、マンチェスターからやってきたバンドとの対バン。あまりお客さんは多くなかったけれど、「I Am the Walrus」を威勢よく演奏する彼らは、Patrickに強い印象を残しました。楽屋裏で煙草を吸っていると、そのバンドのヴォーカリストがやって来て、「やる?」とマリファナを差し出してきます。ちょっと吸って返そうとすると、ヴォーカリストは「いいよ、あんたのだ」と言ってVサインをしてニッと笑い、去っていきました。そしてバンドのところに戻ったPatrickが「今日の対バン相手、誰だっけ?」と聞くと、返って来たのは「Oasis」と。やだ…Liam…可愛い…!という感じで今回はこの辺まで。
2025.12.31
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Editorsのフロントマン・Tom Smithのソロアルバム「There Is Nothing In The Dark That Isn't There In The Light」がリリース。私にとって今年最後を飾る素晴らしいアルバムでした。年間ベストに入れるにはあまりにもリリースが遅かったので、もうこれは来年にカウントしていいですか?いいです。リリースちょっと前から彼のインスタで音は聴いていましたが、心にじわりと沁み込んでくる、実に美しい曲たち。シンプルを極めたアコースティック・サウンド。Editorsのカッコよさとは違う、生身のTom Smithだなと私は感じました。正直、最初は驚いたんです。こんなにシンプルでいいの!?って。彼がRazorlightのAndyとやってるSmiths & Burrowsはもうちょっとポップで楽しそうな感じもあるんだけれど、このソロアルバムは、シリアスを突き詰めた雰囲気で。基本的にTom自身とプロデューサーのIain Archerのみで演奏されています(ストリングスとかドラムスも入るけれど、本当にシンプル)。私がいちばん好きな曲。「Life Is For Living」。タイトルだけでぐっとくるのに、彼のバリトンで歌い上げられるこの曲と詞が、胸に迫りました。「希望は意味を見つけられないときは八の字みたいにぐちゃぐちゃに絡み合う」という出だしで、もうこの曲が絶対に好きになる確信を抱きましたね。そして、このフレーズ。Life is for living / Any way you want / Life is for living / Live it ’till it's gone私はしばらく念仏のようにこれを唱え続けましたよ。その通りなんですよ。その通りなんだけど、そうやって生きるのが難しい。たぶんそれをわかっていて、彼は「Put a hand on my back / Share suffering and breath with me/ No one said it would be easy」と言ってくれる。今年読んだ詞の中でいちばん心に残りました。これがわりと最初のころにアップされたやつかな。とても優しく温かい響きのサウンドで、詞はちょっとほろ苦さを感じさせる。ニューヨークの風景が目に浮かぶようで、その街自体に向けたような詞にも思えるし、特定の誰かに向けたような感じもします。好きな曲を挙げていったらキリがなくて、というより全部いい曲で好きな曲しかないんですが、「Endings Are Breaking My Heart」もめちゃくちゃ好き。訥々と語るようなTomの声が「Endings are breaking my heart, Always a dream at the start, Endings are breaking my heart」と歌い上げる瞬間、いつも胸がキュッとします。それは切なさなのか悲しみなのかよくわからないけれど、私はそう感じます。全曲感想書いてたら途方もない長さになりそうなのでここで締めます。こんなにも静かに、穏やかに痛みを歌い上げながらも、じっとそばに寄り添ってくれる。冷たい孤独に差すおぼろげな光のような、押しつけがましさのない優しさを私は感じました。Editorsのカッコよさとはまた違う、Smith & Burrowsのポップさとも違うTom Smithの新たな一面を見ることができて、それが今年を締めるアルバムになり、とても嬉しく思います。ロキソニ予習復習しなきゃいかんのに、もうずっとこればっかり聴いてる。笑
2025.12.21
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個人的今年のベスト3に入るアルバムです。Jens Lekman「Songs For Other People’s Weddings」。これをタワレコの試聴機で聴いた瞬間、突然目の奥がじわっと熱くなり、本気で狼狽えました。そして思い出しました、私は彼の新譜を初めて聴くと、たいてい、泣きそうになってたことを。彼の作り出すメロディと、あの甘い歌声は、唯一無二です。まるで、冬枯れの世界があっという間にカラフルに色づき、命が芽生えていくような。実にドラマティックな展開なのに、決して過剰ではなくて、聴く人それぞれの心にいろんな物語を運んでくれるような気がするのです。今回のアルバムは、ウェディング・シンガーとしても活動する彼が、実際に出会った人たちとのことをベースに書いたっぽいです。そして、このアルバムの中での主人公(ウェディング・シンガー)「J」と、ガールフレンドの「V」との関係も描かれています。実はこれとセットになる小説も出ているのですが、これはまだ買ってないです。英語読むの大変だもん。苦笑しかし、Jens Lekmanが自分の結婚式で歌ってくれたらもう死んでもいいですよね。笑冒頭の「The First Love Song」~「A Tuxedo Sewn For Two」の流れはここ数年聴いたアルバムの中でも最も美しくパーフェクト。決してスポットライトの当たることがないウェディング・シンガーという立場へのちょっとだけビターな思いをにじませながらも、「愛は暴力的なまでにシンプルだ」と呟く。多くのセレモニーに立ち会ってきた経験から言える言葉です。「A Tuxedo Sewn For Two」がね、本当にスウィートで涙が出そうになるんです。腕が二つ、脚が三つのどでかいタキシードを二人で着て一人になってる新郎と新郎のお話。キテレツな装いなんだけど、トイレで四苦八苦する彼らに遭遇したJが、彼らを温かく見守るっていう、そんな話です。「Speak To Me In Music」も素敵な曲。Jが結婚式を挙げるカップルにいろいろ話を聞いて、それを曲にしていくんだけれど、まだそこには何かが足りない。でも、その間に離れているVのことを考えていると、自然とすべてがすっとはまる瞬間が来る。この瞬間、この曲はもう彼らのものじゃないって思っちゃうJの密かな告白。「With You I Can Hear My Own Voice」が泣きそうになるほど切なくて甘くてどうしようもないです。ストリングスが入るのでドラマティックな展開に拍車がかかるんですが、もちろんそれ以上にメロディが良すぎる。絶対に甘いだけじゃない、どこかにキュッとするような切なさとか痛みが顔を覗かせてる。でも、きみとなら自分の心に向き合える、心の声を聞くことができると歌い上げるJがたまらなくいい男です。ただ、歌詞を拾い読みできる範囲で読んでいくと、「I Want To Want You Again」のあたりから、JとVの間にはだんだんとひんやりとした空気が漂い始めます。たぶんVはアメリカにいて、Jはスウェーデンが母国で、各国を飛び回るウェディング・シンガー。一緒にいられないことへのフラストレーションがVの方でどんどん溜まっていって、JはJで彼女を想う気持ちはあるのに、ウェディング・シンガーをやめれば自分の創作活動もできなくなるとわかっているので、そばにいてあげられない。すれ違うことしかできない二人が曲の中でも曲間でも想像できるので、胸が痛くなってきます。そして「Increasinly Obsolete」で、かつての自分たちがずっとあのころに置いてけぼりで、ver1.0から何も変わっていないと悲しげに歌うJ。メロディが美しいがゆえに余計に辛く感じるんですよ。Jensの声ってすごく低いところから驚くほど高いとこまで、音域が広くて。私は甘く高い声も好きですが、彼の真骨頂は低く朗々と響かせる声だと思っているので、この曲の出だしの低い声は、ツボです。「One A Pier, On The Hudson」で、二人の間には何か決定的な亀裂が生じます。「愛してるって言って欲しい、人生にはやっぱりきみが必要だって言ってくれ」って思っているのに、最後に彼らの胸に浮かんだのは「きみと前に進むことはできない、きみに言えるのはもうそれだけ」。それから、VのJへのメッセージソング「You Have One New Message」の痛切な響きに、胸が痛みます。「留守電だからちゃんと言える、もう私たちは続けられないの。折り返しはして来ないでね、もうこの電話番号は使えなくなってるから」と。Vの気持ちは女性シンガーが歌っているんですが、途切れ途切れのか細い歌声が、辛すぎる。美しいがゆえに辛さが倍増です。「Just For One Moment」は、1曲目の「The First Love Song」と同じイントロなんですが、まったく別の物悲しさを感じさせる始まりです。スウェーデンに戻ったJが、ある日パブで友達と飲んでいるときに流れた曲を聴いて、「これめっちゃ好きだよ」と言うと、友達が笑って「これ、お前の曲だろ」と。そんなこともわからないほど、長くその存在を忘れていた彼ですが、お客さんがその曲に感動して抱き合うさまを見ていて、「俺、めちゃくちゃ天才だったのか…?」と少し嬉しくなります。Vとの別離でずっと重苦しいものを胸に抱えていた彼が、ようやく顔を挙げられた瞬間だったのかな。とはいえ、Jは自分の歌に感動しているお客さんたちを羨ましく思います。なぜなら、シンガーソングライター自身はそんな経験ができないから。歌を聴いて感動するという経験は、聴き手にしか味わえない。結局、そうした経験はフェンスの向こう側にあるようなものだけれど…と思いながら、彼はふとVのことを思い出します。人間にとっての呪いは、他人が自分をどう思っているのか決して知ることが叶わないということ。この間たまたま目にした(たぶんSNS?)Vは、髪型もジャケットも変えて、でも幸せそうに笑っていた。自分は彼女の中に何かを残せたのだろうか?もしそれが一瞬だけでも愛と呼べるものであったなら、もうそれだけで十分だ、と。そしてクロージング・ナンバーの「The Last Love Song」。とてもビターだけれど少しだけ光が差してくるような印象を受けました。辛い別れの後で、「これが自分の書く最後のラヴソングだ」と、「心のドアは開けたままにしておくし、過去に恋したりはしない」と歌うJ。この後彼がVとどうなるのか、戻るのか、過去になるのかはわからないけれど、彼が前に進むことを決めた力強さと輝きを感じられる曲でした。……長いな。苦笑うまくまとまっていないんですが、乱暴にまとめると、Jens Lekmanのビタースウィートな一枚に酔え。ということです。やっぱり小説買わないとダメか。
2025.12.14
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今年はそれこそ糸の切れた凧のごとく制御不能なまでにライヴに行った私ですが(前年比ですよ)、その中でも印象的だったものを。Pulp @ rockin'on Sonic 1/4年始一発目のライヴがロキソニでしかもPulp。初めてのPulpです。まさかね、彼らがこんな復活劇を遂げるとは思ってなかったですよ。Common PeopleとかDisco 2000を大合唱できる日が来るとは、夢にも思いませんでした。最高でした。Oasis @ Tokyo Dome, Tokyo, 10/26これもまさかの再結成。まさかのチケットゲット(友達のおかげ)。しかも過去最高にLiamの調子がいい。最初から号泣したの初めてです。こんなに涙って出るのかと思うほどでした。そしてこんなに最初から最後まで歌ってたライヴ初めてでした。Suede @ Royal Festival Hall, London, 9/14これが印象的でないわけないです。相変わらずの勢いだけで行ったロンドン。やはり本国でのライヴはちょっと違いました。なんかもう、ひたすら感激しました。ライヴ前の出来事含めて人生でも屈指の思い出になりました。さて、いろいろと思い出に残っている出来事などです。Tahiti 80の整理番号まさかの1番。ペドロさんの「ボンジュール、マダム」に、雷食らったくらいの衝撃。フランス語の破壊力すごい。Brigitte Calls Me Babyのみなさん可愛すぎ。写真は宝物。Wesの流し目最高。Bill Pritchardのあったかいライヴたまらんかった。まさか見られるとは思わなかった!Record Store DayでリリースされたSuedeの「sci-fi lullabies vol.2」(レコード)を奇跡的にディスクユニオンオンラインでゲット。あの時だけスムーズにつながったの信じられない。それとこれ大事なやつ。NEARMISSのライヴ!まさかのバンドの皆さんとご対面。だってね、まさかまさか学生のころに聴いてたバンドが再結成して、まさかヴォーカルのYU-KIさんとSuedeつながりで知り合いになれるとは思ってなかったですもん。最初、「ん?…NEARMISSって書いてあるけど…まさか、ねえ?」って思ってたくらいですから。ご本人と判明したときの私の衝撃、やばかったです。笑そこからのXつながりでライヴにも行って、皆さんとご挨拶ができて、信じられないような時間でした。あとはやはりこれです。Brett Andersonにロンドンの路上で遭遇。ライヴ観に行っただけなのに、まさかその日に路上で出くわすとは思わないですよ。いまだに思い出せます…ノッティング・ヒルを颯爽と歩いてくるやたらイケオジ…初めてだったんですよ、過去現在未来すべて私のナンバーワンに君臨する人に一対一で会うのって。Tearsのときだって兄さんサイン会いなかったし、ソウルのときはマットの肩越しに手伸ばしてサイン書いてもらっただけだし…しかも、当然ですが、予告なしでの遭遇ですからね、何にもできなかった。笑でも、兄さんの綺麗なPetrol Blue Eyesは記憶に焼き付いてます。そうだ、もうひとつSuede関連。Suede hq(オフィシャルアカウント)にMy Suede Storyが紹介される。朝6時にX開いてフリーズしました。まさか自分の投稿が採用されると思わないですよ。くどいけど。とりあえず全部のSNSスクショ取りました。笑私のつたなすぎる英語が恥ずかしくて仕方ありませんでしたが、アジアの果てに変なファンがいるんだなくらいに思ってもらえたなら光栄です。……というわけで。今年はいろいろありすぎました。本気で運を使い果たしたような気がするので、来年が怖いです。いや、ここまでの数年の暗黒時代に対する天のご褒美だと思えばいいや。来年も楽しいことがあるといいな。またたくさん音楽を聴きたいな。ライヴ行きたいな。
2025.12.13
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今年は昨年に比べてずいぶん音楽を聴きました。新譜・旧譜取り混ぜてだいぶ聴いたような気がするのですが、その中でも個人的に良いなと思ったものを、ベスト3+1(番外)で紹介したいと思います。1.Antidepressants / Suedeこれは私のことを知っている人なら容易に想像がつくでしょうが、これ以外の選択肢、ないでしょ?…まあ、私個人の思い入れを抜きにしても、このアルバムは再結成後のSuede史上おそらく最高の出来。捨て曲の無さ、心をつかむフックの強さ、そしてSuedeらしさをまったく失うことなくつぎ込んだ、最強クラスの一枚だと思います。June Rainを聴くといまだに感極まります。ロンドンも行ったし、兄さんに会えたし、Suedehqにツイート紹介されるし、Suede関連のお友達増えたし、最高です。最高です。最高です。それしか言えない!!!2. Song For Other People's Weddings / Jens Lekman実はあまりに好きすぎてまだ記事さえできていない、Jens Lekmanの新譜。再生ボタンを押した瞬間に流れ出す、涼やかで優しくドラマティックなメロディと、Jensの甘い歌声は、またしても私のツボを直撃し、涙腺を決壊させました。好きすぎるので生半可なことが書けなくて(これとセットの小説があるんですがまだ買えてない)…いつか必ず思いの丈をぶちこんだ記事を書きたいと思います。3. The Hives Forever Forever The Hives / The Hives笑っていいですよ。いいんです、大好きなんです、彼らが。これぞHives節!しかない曲のオンパレード。昔からのファン、新しいファンの心をつかんで離さない、キャッチーでテンションぶち上がるロックだけが詰め込まれた一枚です。元気がないときに聴くとふふっと笑えるし、元気があるときだとものっすごくハイになる。笑ユーモラスで笑えるSNS運用とか、ベタだけど客のツボを完璧に心得た煽りとか、ペレは本当に鋭く、聡明な男だと思います。番外(2024年末なので)Another Word For Rose / Patrick Duffリリースは昨年の秋の末頃ですが、私が手に入れたのは12月のことでした。なので今年の勘定に入れちゃう。久しぶりのリリースで、私も久しぶりにファンに戻ってきました。これまでとは少し違う穏やかさをたたえながらも、幽玄の世界にいざなうような神秘的なサウンドは、彼の静かな進化を物語るよう。このアルバムのおかげで旧譜をおさらいし、Strangeloveにずっぽりハマり直し、自伝まで読んで、すっかりPatrick Duffフリークとなりました。彼のたどって来た人生の歴史を知ってからこれを聴くと、さらに感慨深いものがあります。2025年は、90年~00年代UKロックを聴いてきた年代には最高の年だったと思います。Franzの新譜を皮切りに、Manics、Pulp、Idlewild、the Charlatans...バニはButler, Blake & Grantでアルバム出してくれたし、Oasisは再結成したし、夢みたいな感じがしました。さて、来年はどんな素晴らしいアルバムに出会えるでしょうか。楽しみは尽きません。
2025.12.09
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ゴリゴリのロックを聴きたくなると、私はたいてい真っ先にBiffy Clyroを手に取ります。彼らの新譜「FUTIQUE」は、彼らの10枚目のアルバム。例によって、私が音楽を聴くことから完全に離れていた時期に何枚かのアルバムがリリースされていまして、それらをようやく追いかけていまこれを聴くことができています。リリース前から先行で発表されていた曲を聴いて、また傑作出ちゃうじゃん!ていうか今年みんなリリースするやつ傑作しかないんですけど!?と思ってはいたのですが。「FUTIQUE」というのは、FUTUREとANTIQUEを合わせた言葉らしいです。時間を超えた思考や関係性、物の探求?ということのようですが…うーん、よくわかんない苦笑これがいちばん最初に発表された「A Little Love」。SimonとJames、Benの絆の強さが垣間見える素敵カッコいいPVです。Biffyらしいメロディアスさがありつつも、やっぱりこの変則的なリズムと重たいサウンドがたまらない。私がいちばんツボなのは「Hunting Season」です。Come on, give it to me!と吐き捨てるSimonのVoが最高に好き。そしてこの疾走感とアウトロのカッコよさ!Biffyらしさ満点でもう大好きな一曲です。PVも全員ワントーンのスタイリングが素敵。そして手に赤い紐をぐるぐる巻きにして歌うSimonが可愛い。「Goodbye」の切ないメロディもこれまたBiffy節です。静かなBiffyの代表曲という印象。Simonの声はヘヴィな曲もこういう甘めのバラードにも合うんですよね。このアルバム、ヘヴィとスウィートを自在に行き来する、実にドラマティックな一枚です。聴いていて飽きない。どうやったらみんなの耳に直撃するか、ものすごく考えて作られているような気もしました。聴き終わった後の余韻にいつまでも浸りたくなる、美しく荘厳なヘヴィネス。ブックレットの最後の写真、三人が肩を寄せ合ってぎゅっと抱き合っています。顔が見えないんだけど、とてもいい写真です。彼らの絆の強さを象徴した、素晴らしい写真だと思います。このアルバム、もはや当然のようにチャートでは1位を獲得。おめでとう!でもひとつだけ文句を言わせてもらうなら、歌詞カードが見づらい笑老眼には辛いんですよ、これ。本気で。そういえば、USツアーがビザ申請のミスでキャンセルになってしまったんですよね。待ってたファンの人たちも、彼ら自身もダメージ大きいだろうな…なんとか代替日程を都合つけて欲しい!
2025.11.30
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何度でも言いますが、Manicsを皮切りに、Pulp、Suedeの新譜がリリースされ、Oasisが再結成し、GeneやShed Seven、Embraceと90年代のバンドの精力的な活動が続いた今年、おそらくそのトリを飾るだろうと思われるのが、The Charlatansの新譜「We Are Love」です。先行シングル「We Are Love」が発表されたときは、心が震えるほど感動しました。こんなにみずみずしく、洗練された音ながら、そしてCharlatansらしいグルーヴィーさを失わないメロディ。シャープなギターのカッティングにちょっと甘いTimの声。Charlatansの完全形がそこにありました。この後にリリースされるアルバムが傑作であることを確信させる、素晴らしい一曲でした。「For The Girls」も眩しいほどのジャングリーなギター、それにふわりとかぶさるオルガンがなんだかもう青春時代に帰ったようなときめきを感じます。そこからだんだんとCharlatansワールドが全開になっていく。このグルーヴ感、激しくはないのになんだかトリップしていくようなこの音。そうだ、マッドチェスターだ!と勝手に拳を握りしめてにやけました。「Deeper And Deeper」とか、ぜったいライヴで聴いたら最高です。「Glad You Grabbed Me」も好き!どこか懐かしい響きが胸をくすぐるんです。と思って歌詞をちょっと読んでみたら、晴れやかでいるようで胸が詰まるような、昔を顧みるような歌詞で。Tim、詩人だね!というわけで、終始やさしく穏やかなメロディなのに、グルーヴ感満載のとんでもなく素晴らしい一枚が、「We Are Love」でした。「We Are Love」のPV貼っておきます。このギターで心が揺さぶられない人、いますか?(追記)そうそう、大事なことを忘れていました。彼らのマネジメント、Suedeと同じみたい。マネージャーがDidz Hammondでした!The Cooper Temple Clause~Dirty Pretty Thingsと応援し続けてきたDidzが、いまや私の最愛・Suedeとそれに加えてCharlatansに関わっているとは、嬉しすぎる。
2025.11.29
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11月24日、豊洲PITで行われたMewのフェアウェルツアーに行ってきました。VoのJonasが脱退するということでのさよならツアーです。私は、ガッチガチのファンというわけではありません。けれど、Frengers発売当初をリアルタイムで知っていて、Am I Wry? Noを聴いたときの衝撃は今でも覚えています。「こんな声、どうやったら出るの!?」というのと、「変則的すぎるのにめちゃくちゃ音がキレイ…!」とで、本当に彼らの登場は衝撃的でした。その後、何度もライヴに足を運びました。個人的な事情で2013年くらいから10年近くライヴに行くこともなく、CDを買うこともなく過ごしてしまいましたが、今回はJonasが最後。それなら、ガチのファンの皆さんには申し訳ないけど、空間のおすそ分けをしていただこうかと…。チケットを取ってくれた友達の引きが非常に強く(笑)、端っこながらもいちばん前のあたりを陣取ることに成功。柵があるのとないのとでは、老体に与える影響が違うんですよ。本当に楽(疲れることは疲れますが)。のっけからバッキバキのリズム隊に、私は圧倒されてしまいました。こんなに上手かったっけ…?そして、Jonasの声も素晴らしい。20年前はちょっと不安定なところもあったけれど、いまじゃあのハイトーンが伸びやかに、美しく響きます。線の細かったサウンドが、もはやメタル風味。Jonasの声の美しさと、幽玄の世界にいるような美しい音の重なりとで、まるでこれはメロディック・シンフォニック・エンジェリック・メタル。改めて、Silasのドラミングの力強さと的確さに脱帽してしまいました。SpecialとかZoo Keeper’s Boyとか、And the Glass Handed Kitesの曲が好きなので、もうただひたすら聴き入り、見入りました。懐かしさと共に、どんどん寂しさが胸を満たしていきます。↑の写真はShe Came for Christmasです。これね、たしか新宿のリキッドでも見たような気がするんです。すごく美しい物語仕立てで感動したのを覚えています。当時のことがまさに走馬灯のように脳裏をよぎり、ここで一回目の涙腺緩みポイント。でもこらえました。まだ泣くの早い。しかし次でアクシデント。機材トラブルで音が出ない?そのため、156がスキップされてしまいました。いやー、これは残念だった!けれど、Jonasが一生懸命会話で間をつないでくれて、「スタンダップコメディアンみたいだ(苦笑)」みたいなこと言ってたのかな?会場は一気に和みました。最後の最後でこういうことがあったけれど、かえって印象的な思い出になったかもしれません。Mewのライヴはスクリーンの映像がとても綺麗で幻想的なのも特徴だと思います。途中、何度も演奏するメンバーの影が映り込みました。本人たちを見るよりも、そちらを見ているとなんだかいろいろと胸にこみ上げてくるものがあり、しばらくじっと見つめていました。わたし、ボーが好きだったんだよなあとか余計なことも考えたけど。笑Apocalypsoのカッコよさを噛み締めているうちにShe Spiderも終わり、本編が終わっちゃって、もうアンコール。次に何をやるかってもう予測はついているし、それを考えただけで心がキュッとしましたが、エンディングは確実に近づいていました。Am I Wry? Noは本当によく聴きました。あの頃はインディシーンから彗星のごとく現れるバンドたちがたくさんいましたが、Mewはその中でもちょっと異質で、凛としていて、謎めいていて、若かりし私の心をかっさらっていきました。そんなことばかりが思い返されているうちに、あのイントロが流れ始めます。Comforting Sounds。ああ、来てしまった。終わっちゃう。キーボードとギターのみの爪弾くような演奏に、Jonasの声が乗ります。そしてゆっくりとSilasとJohanが現れる。SilasがキーボードのNickさんの肩を「お疲れさん」みたいにぽんぽんっと叩いたのを見て、私はそこで一気に涙腺を崩壊させてしまいました。あの仕草が、なぜだか、たまらなく胸に迫ったのです。Jonasの天使の咆哮のような歌声を聞きながら、涙はとめどなく頬を流れ落ちていきました。ネコちゃんがヴァイオリンを弾くあの映像が、記憶を一気に巻き戻します。リキッドルームが新宿にあったころ。私はそれまで映像と音で魅せるバンドなんて知らなくて、彼らの音と不思議な映像の合わせ技に完全にしてやられました。何もできず、ただその場に立ち尽くして、ひたすらステージを見ていました。すごいバンドが出てきたなって思っていました。年を取ると涙もろくなるのです。関係のないことまでいろいろない交ぜになってしまい、私は思い切り鼻をすすりながら、この日もじっとステージを見ていました。焼き付けておかないといけないと思ったから。きらめく音の洪水でフィナーレを迎えると、温かい拍手と歓声が彼らに向けられます。お辞儀をして、肩を組んで、手を振ってメンバーが去っていく。ライヴの終わりはどのバンドだってそうなのに、Mewのフィナーレは、満たされつつも切なさが尾を引く、センチメンタルにならざるを得ない終わり方でした。Jonasは下がろうとしたところで、ふと戻って、前列のお客さんの手を握ってくれました。私も運よく握手をすることができました。ほわんとした優しい笑顔だったけれど、どこかさびしそうな感じも受けました。Mewは解散したわけではありません。前に進むよ、と彼らは言いました。JonasとMew、どちらの新しい一歩も応援したいと思います。開演前にフラッグに書き込みをさせていただきました。プロモーターのと、ファン代表の方が主催してくださったものの2種類です。素晴らしい企画をありがとうございました。Never say good-bye. See you sometime, somewhere in the world!Never forget you, such a great band. I love you.さよならは言わないよ、いつか世界のどこかで会おうね!絶対に忘れないよ、こんな素敵なバンド。大好きです。
2025.11.25
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今朝早く、なんとなくXを開いたら、見覚えのあるポストが…Suedeのオフィシャルアカウントがわたしのポストを載せてる…!?ちょっと前に、SuedeのオフィシャルSNSで「MySuedeStory」ってタグをつけて、Suedeの思い出をポストしてねっていうキャンペーン?みたいなものがあったんです。私もそのときにポストしたんですが、まさか採用されるとは思っておらず。もうびっくりするやらわけがわからないやら震えてくるやらで、仕事に行く前に妙なテンションになってしまいました。インスタ見てもfacebook見てもX見てもThreads見ても出てる。何だこれ!やはり私にとってのSuede Storyは、再結成のロイヤル・アルバート・ホールなんです。あのころってスマホもないし、ちっちゃいデジカメで必死に撮ったんですよね。しかも席が遠いのでぼやけてるのばっかり。それでも、私の記憶の中には鮮明にあのときの光景が残っています。初めてのロンドン、一人旅、ガラケーのみ。よく行ったなあと思います。Xにポストしたのは字数制限で短いんですが、インスタとかには長いのを載せてました。私のつたない英語力で、できるだけの思いを語った文です。Ever since Suede effectively disbanded, I kept looking for a band to replace them, but I couldn't find one.Then there was the concert at the Royal Albert Hall on 24 March 2010.I thought it was a dream, but it wasn't. It was real.Tears fell down my cheeks. At the moment I was sure they would come back...Everyone knows what happened to them after that, right?Back then there were no smartphones, and the only photos I have are from my low-quality camera, but the memories are still vivid in my mind.This was my first time in London. I fell in love with it instantly. And I'm going to visit there again in September, to see Suede!…って書いた後で、ノッティングヒルで兄さんに遭遇したわけで。なんだかもう、今年はおかしい。おかしすぎる。いまだにすべてが信じられないような気分でいます。
2025.11.22
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以前、Patrick Duffの自伝を買ったという記事を書きましたが、ちょっと前にやっと一通り読み終えました。こんなに分厚くて重たい本でしかも英語という、ハードルどころではなくベルリンの壁並みに高い関門ではありましたが、なんとなく意味は読み取れたかな…というところです。内容としては、Patrickの生い立ちからStrangelove時代、解散後アフリカに行ったあたりまでのことが綴られています。Patrickの父方はアイルランド、母方はウェールズにルーツがあるそうです。妹さんが3人、弟同然に育った従兄弟がひとり。実質5人兄弟みたいな感じだったようですね。妹さんのうちのひとりはStrangeloveのベーシスト・Joeと結婚することになります。小さい頃の写真がたくさん載っているんですが、天使みたいに可愛いです…!やっぱり小さい頃は金髪なんですね。そしてPatrickはおじいちゃん・お父さん似みたい。幼いころから家の中には音楽が存在する環境で育った彼ですが、その感受性は人一倍強かったようで、いわゆる「人に見えない」ものが見えたり、感じ取れたりする性質だったみたいです。思春期に差し掛かったころ、彼は夜中に「お前が教えられてきた『神』というものは、お前が思っているようなモノじゃない」という声を聞き、恐怖に打ち震えます。これまで親戚にも修道士がいて、なおかつカトリックの教えを生活の一部のようにしてきた彼が、ここで初めて「神」への疑問と不安を抱きます。たぶんこれが彼の詞によく出てくる「Jesus」への叫びにつながったのかなあと私は思っているんですが…ギターを得てから彼はそれにのめり込みますが、彼の精神は、思春期ならではの不安定さと、彼の生まれ持って出た繊細さのせいで、徐々に脆くなり、崩壊していきます。Aレベルの試験をすべて白紙で解答しようとして大問題になり、結果、学校をドロップアウト。その後は良くない仲間と酒とドラッグに溺れ、物乞いをしながら暮らす日々。まさに底辺を這いずり回るような生活の中で、彼が出会ったのが、Elinという女性でした。彼女が「Elin’s Photogragh」のモデルだと思われますが、彼女のおかげで、彼は少しだけまともな方へと生活を軌道修正をすることができたのです。彼女は日がな一日寝てばかりの彼を自分の家に住まわせ(あり得ないだろふつうは)、彼をアートや文学に触れさせ、リハビリへ行くことも決意させてくれました。そして実家へと戻った彼が初めて作った曲が「Zoo’d Out」。StrangeloveのB-Sidesに入っていますが、果てしなく暗いながらも美しい曲です。その後、彼はバスキングを始めました。するとそこへ一台の車が通りかかり、「お前何してんの?」と声をかけてきた男がいました。それが、David Francoliniという男でした。「お前はポップスターになれる」Davidはそう言って彼を車に乗せます。それがStrangeloveの始まりでした。彼がAlexとJazz、Joeを連れてきて引き合わせてくれたのです。彼らは意気投合して曲作りに励むようになります。ただその一方でPatrickのドラッグとアルコール癖は再開し、ついにElinは愛想を尽かして出て行ってしまいました。マットレスとスーツケースしかなくなった部屋でぼんやりと日々を過ごすPatrick…こんな描写はこの後も何度も出てきます。本当にね、ダメ男ですよ(苦笑)。メンバーの描写がなかなか興味深いです。Alexのブルーアイズは美しいとか力強いとか(笑)、Jazzは田舎者みたいなカッコしてたとか(笑)、Joeは超ハンサムなんだけど部屋でボヤ騒ぎを起こしたので出て行かなければならなくなって一緒に住むようになったとか。Alexはこのころ20歳とか21歳ですが、すでにBlue Aeroplanesでバリバリ活動していて、その自信にあふれた様子が不安になるくらいだったとかPatrickは言ってます。Blue Aeroplanesのライヴ中、勝手にコーラスの歌詞変えて歌ってたとか茶目っ気のあるイタズラをする子だったようで。可愛いなおい。Jazzが変わってるのは昔からだったんですね。70年代の花柄シャツを着てゴールドのビートルに乗ってて、モノクロのわけわかんないフィルムをいつも撮ってたって(笑)。うん、Strangeloveのアー写見てもわかるよ、それ。でも、Jazzがいちどギターを手にすると、誰も思いつかないようなプレイをするのがすごいって。彼はクラシックギターを習っていたとも書いてあったかな。そんなこんなでようやくメンバーと出会ったPatrick。さて、どうなるのでしょうか。全然ひとつの記事にまとめられなかったので、いくつかに分けて書いていこうと思います。長くなるな、これは…!そういえば、DavidとAlexとJoeがThe Coltrainesってバンドをティーンエイジャーの時に組んでたって書いてあるんですが、これがブリストルでBlue Aeroplanesの次に人気があったバンドってことなのかな?それともその前のThe Jade?Blue Aeroplanesの「Swagger」のライナーノーツで、GerardがAlexのことを「ブリストルで二番目に人気があるバンドからスカウトしてきた」って言ってたので、それ何なのよ?と思ってたところだったので。えー気になるよ、それ!→と思っていろいろ調べてみたらめっちゃネオアコ風味の素敵なバンド出てきた!これは大変だ!
2025.11.18
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私はけっこうなタワレコユーザーなので、いろいろおすすめのお知らせとか来るんですが、その中にこれがあったんです。Suede / Live in Copenhagen 1999ん?なんだそれ?と思ってリンクを開いてみたら、Alive The Liveというところがライヴ音源をいろいろリリースしているらしく(OasisとかSmithsとかほんとにいろいろ)、そこが今回Suedeをリリースということらしい。しかしなぜ今ごろ1999年のライヴを?とは思いましたが、Suedeなので問答無用で予約し、届きました。お友達に聞いたのですが、どうやらこれはファンクラブギグらしいですね。1999年なのでHead Musicリリースの年です。いきなりCan’t Get Enoughから始まります。急にテンション上がるのでこれはこれで良いです。Head Music収録曲もいろいろやってて、Indian StringsとかElephant ManとかDownとかSavoir FaireとかCrack in the Union Jackとか。もちろんFlowも。わたしはElephant Manが大好きなのでこれはたまりません。Neil作詞作曲のちょっと謎な曲。たぶん兄さんのえこひいき。でも好きです、このサイケデリックでイカれた感じ。あと、何がいいってHe's Goneが入ってること!私のSuedeトップ3の曲。何回聴いてもウルっときます。この頃の兄さんはドラッグやらアルコールやら真っただ中だったと思われますが、そんな危険にギラついた雰囲気がそのまま表れたパフォーマンスだと思います。しかし最近のリリースのせいか、音が妙に良いです。マットのベースがブイブイいっててそればっかり聴いちゃう。あとNeil(たぶん)のコーラスめっちゃよく聞こえて良い。Trashはサビの部分で兄さんがハモリの高い方を歌うのが好きです。なので私もカーステで聴くとそっちを歌っちゃいます。1999年というと、Neilが体調を崩しがちになり、ツアーやTV出演のいくつかを欠席していたはず。そのせいなのかその代わりなのか作った人たちが分かってないのかは知りませんが、ひとつだけ不満を言わせてもらうなら、Neilの写真がほんの一部しか載ってないのはなんでですか?!1999年のNeilなんてめちゃくちゃ麗しいころですよ!?ねえ!?でも、Alexの写真は載ってます。私はAlex Leeフリークなので飛び上がるほど嬉しいですが、Neilはなんでいないの…?(まだ言うとはいえ、この後緩やかに崩壊への坂道を転がり始める彼らの、危うい美しさが何ともいえません。なのでファンなら聴くべし。やっぱりSuedeいいな。大好きです。
2025.11.16
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私がこのバンドのことを知ったのはほんの数年の間のことです。Suedeのファンコミュニティでけっこう名前を目にしていたんですが、最近になって「新譜が出た!」というポストがあったのを見て、気になってはいたのですが。そんなところで、先日ディスクユニオンの棚を隅から隅まで眺めていたら、これがあったんです。Rialtoというバンドです。リリースは1997年。うん、まだSuedeにさえ出会ってない(笑)このアルバムはファーストアルバムです。で、これがですね、ものすごく良い。私にはだいぶ刺さりました。ライナーノーツにも映画的とか書かれていましたが、まるでサウンドトラックのように優雅で、どことなく古典的な雰囲気もありつつ…そうだ、「典雅」だ。そういう印象を受けました。まるでクラシック映画を観ているかのような品のある美しさ。ストリングスやチェンバロっぽい音が随所に散りばめられています。冒頭の「Monday Morning 5.19」が、詞を含めて一気に引き込まれます。ギターサウンドを包み込むようなストリングス、私は大好物です。日曜の夜に別れて、月曜の朝には仕事に行くって言ってたはずの彼女が、5時過ぎなのに電話に出ない。どういうことなんだ?どこに行ったんだ?コールバックもない。どういうことなんだ?もう考えるの疲れちゃったよ。という歌です。詞だけ見たらちょっと情けないし、朝5時に電話する男にもドン引きしますけど、でも、これがいいメロディなんですよ。そしてだんだんこのカッコ良くない男がかわいそうになってくる。そうなったら、もう彼らの虜です。そして私がいちばん好きなのが「Untouchable」。ドラムスに続いて流れ出すシンセの響きで、もう名曲の予感しかしませんでした。これは私の個人的な印象なのでなんともではありますが、マカバトの「Falling」の雰囲気に似ているような気がするんです。あのイントロを聴いたときと同じ胸の高鳴りが、私には感じられました。Rialtoの新譜に反応していた海外のSuedeファンが多かったのも頷けるんですが、この曲は詞もそこはかとなくSuedeに通じているような気がします。きみが天使なら翼を切ってぼくのところに置いておこうとか、肌をアルコールに浸しておこうとか、どことなく壊れた「ぼく」の独白がまた私には刺さりました。かと思えば、これネオアコの名曲か!?と思わせるような「Hard Candy」があり(Suedeにも同じタイトルの曲があったなあ、黒歴史時代ですけどね!)、彼らのメロディセンスが素晴らしいことを改めて実感します。「When We’re Together」もシネマティックな雰囲気に浸れます。物悲しいバラードなんですが、ジャズのように刻まれるハイハットの音や、シンセサイザーが良い小道具となっているところとか、映画のエンドロールで流れても良いです。と私が決めました。それでラストを飾る「The Underdogs」。タイトルの意味とは程遠いくらいに流麗なメロディとストリングスにのせて、「ぼくらはアンダードッグスなんだ」と歌い上げるんです。UnderdogsといったらManicsとかKasabianしか知らない私なので、これほどに切なく美しいUnderdogsはもはや青天の霹靂くらいには驚きました。ちょこちょこ調べてみたら、Vo.のLouis Eliotはホンモノの貴族なんですね…!この品の良いサウンドは、やはりそういうところからも来てるんでしょうか?24年ぶりのアルバムも聴いてみないと!
2025.11.15
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またしても嬉しすぎた今年のリリースは、Idlewildの新譜でした。バンド名をタイトルに冠したこの「Idlewild」という10枚目のアルバム。奇しくも彼らの結成30周年にリリースされた、まさに記念碑とも言うべき一枚だと思います。しかもこの20年の間で最もチャートの上位に入ったそうで。スコティッシュ・アルバムチャートで3位(まあ当然)、UKチャートでも16位と大健闘、そしてヴァイナル・アルバムチャートでも4位だったとか!それだけ彼らを待っている人たちがいたという証明ですよね。私も勝手にとても嬉しく思っています!最初に「Stay Out Of Place」の音源が公開されたとき、期待に胸が膨らみました。音楽から遠ざかっていたこの数年、彼らの直近のアルバムもほとんどチェックしていませんでしたが(今となっては入手も難しい…)、この曲は、確実に「あのころ」」のIdlewildの音。歪んだようなギターの響きに始まり、ゆっくりと壮大に広がっていくスケール。そしてそこに乗るRoddyのあの声。私が一瞬で心奪われた、Idlewildの音でした。それに続く「Like I Had Before」は疾走感がありつつ軽快なメロディー。彼らの陽の部分がフィーチャーされたような、爽やかで実に心地よいナンバーです。どうでもいいけど、イントロの雰囲気がステフォのDakotaに似てるような気がする(笑)。そして「It’s Not The First Time」ですよ。冒頭の三曲がたしか先に公開されてたやつなんですが、どれもがそれぞれのIdlewildらしさ全開で、私はこの曲がとても好き。Remote Partとかのあたりを匂わせる穏やかさと優しさが溢れていて、それは「The Mirror Still」とかもそうなのかなと思います。この曲なんか聴いているだけでちょっとウルっとくるほど美しいメロディで、Roddyの声がとにかくめちゃくちゃ優しく響くのです。初期の衝動が垣間見える、グランジっぽい「Make It Happen」もあれば、めちゃくちゃポップな「I Wish I Wrote It Down」などは驚くほどです。でも、コーラスで切り込んでくるギターがはやはりdlewildらしいし、このメロディ展開は、やっぱりIdlewildだと感じました。「Writers of the Present Time」はまた泣かせにかかってくる素晴らしさ。イントロ聴いただけで良い曲とわかります、そしてしみじみと噛み締めます…!通して聴いてみても、どれもが非常にキャッチーで、こんなに聞きやすいIdlewild、初めて?なんて思いました。また、Roddyがインタビューで「どれもがシングルにできる自信がある」みたいなことを言ってたと思うのですが、本当にその通り!その自信が見事にチャートアクションにつながったのだから、心底良かったと思いました。イギリスでのライヴもけっこうソールドアウトしているし、まだまだ彼らはやりますよ。日本に来るのは…難しいよね…。行くしかないのか!?笑
2025.11.11
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先日、久しぶりに会った友人と久しぶりに映画を観てきました。「爆弾」です。「スズキタゴサク」と名乗る職業住所不詳の男が、取り調べの最中に、突然「都内で爆弾が爆発する」と予言する。最初は信じていなかった警察だが、彼の予言は当たり、一気に騒然となる。しかもそれは一度だけではなかった――。気味の悪い男に振り回されながらも、警視庁捜査一課の類家は彼に対峙し、なんとか彼の「カラクリ」の正体を突き止めようとするのだが…。「スズキタゴサク」を演じる佐藤二朗さん、この映画はこれに尽きます。目力ならぬ、「顔力」が凄まじい。スクリーンにどアップになった瞬間の気色悪さ、一瞬真顔になった後に気味の悪い笑みを浮かべる瞬間、どれをとっても怖気がするほど気持ち悪い。ほめています、ほめてますよ。彼のとらえどころのない、それでいてずるっと心の内側に忍び込んでくるような話術は、観ているこっちもぞくりとするほどです。彼の会話に絡め取られていく警察官たち。クールを貫いていたはずの清宮(渡部篤郎さん)や、自分の過去の行いに後ろめたさを感じている伊勢(寛一郎さん)。そんな中でタゴサクの本質をある意味見抜いたのが等々力(染谷将太さん)。けれど彼にも決して明るくない過去があって…。そこに絡んでくるのが、舞台となった野方署で過去に起きた不祥事でした。この不祥事を言葉にするのは少々躊躇われますが、この事件があったからこそ、この「爆弾」騒ぎにつながっていくわけです。その背後には、その事件によって人生を狂わされた人たちの想像を絶する日々でした。そんな複雑に絡み合った謎を解いていくのが、もじゃもじゃ頭で一見どんくさそうな類家(山田裕貴さん)。最初はぼそぼそしているのに、だんだんとキレ者ぶりを発揮していくところがカッコいいです。こんなにいい役者さんでしたっけ?すごいな。何がいいって、染谷将太さんの目が良いです。無関心で無表情でいるような雰囲気なのに、その目が多くを語ります。まとっている影がどうしようもなく、セクシー。こんなにいい無表情をする方がいるのですね。そして渡部篤郎さんのダンディーぶりは国宝級です。素敵な年の重ね方です。本当にカッコいい。ホントに。ドキドキする展開が続きますが、ラストは…あれ、あの爆弾どうなったんだ?犯人が誰だったとか、私はもはやどうでもよかったです。佐藤二朗劇場をたっぷりと堪能させていただいたので、もうそれだけで満足でした。観終わった後も、友人と「佐藤二朗に尽きるな!」と言い合いましたよ。そしてやはり「渡部篤郎超カッコイイな…」という(笑)。
2025.11.09
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11月1日(土)、横浜の7th avenueでのライヴに行ってきました。ちょっと前にブログで触れた、NEARMISSが出演するイベントです。これは7th avenueの40周年を記念するイベントで、the superlative degreeが主宰したものでした。FLOAT.とSEX MACHINEGUNS、そしてthe suplerlative degreeも出演します。久しぶりに関内に行きました。かつてはよく野球を観に行った横浜スタジアムを見ながら懐かしさに浸りつつ、やっとNEARMISSを見られるドキドキで胸を高鳴らせながら会場へと急ぎます。NEARMISSの出番は一番目で、開場が16時30分だったものですから、午前中仕事だった私は、退勤後ものすごい勢いで電車に飛び乗ってやって来たせいでもう疲れている(笑)邦楽のライヴに行くのも久しぶりだし、邦楽ライヴひとりで参加はたぶん初めてだったので、勝手にアウェイ感を覚える私。でしたが、だんだんと集まって来る黒っぽい服装のファンの方たちを見ていると、ひとりでに嬉しくなりました。覚えてる、この感じ!懐かしいぞ!チケットはソールドアウトで、どんどんお客さんが入ってきます。私は右側の4列目くらいに陣取ることができました。さて、17時少し回ったところでライトが落ち、いよいよNEARMISS登場です!わーSoeさんだ、MASAAKIさんだ、KouさんにMIWAさん!そしてこの日のドラムスKenさん!Xでお話させてもらってる方たちがステージにいる、めっちゃ興奮します。そしてゆっくりと出てきたYU-KIさん。全身ブラックの装いでめちゃくちゃカッコイイ…!冒頭は「Touch Me」。拡声器ごしのYU-KIさんの声がカッコ良すぎて、もうすでにここで私はノックアウトされてます。「やばい、超カッコイイ」とひたすら呟く挙動不審者がひとり。私です。次はシングルにもなってる「LOVE TO ME」。ちょっと横揺れしたくなるグルーヴがセクシーで、私がNEARMISS好きな理由がこれです。グラムっぽさ全開なんです。YU-KIさんが「たぶんぼくらのこと知ってる人たち少ないでしょうが…」と言ってましたが、ファンの人!と呼ばれたので、めっちゃ手を挙げました。笑 「Jungle Freaks」を経ての「Darlin’」はもう最高。Darlin’が入ってるSTRYKESが大好きなので、この印象的なギターが始まると、テンションが一気に上がります(もうとっくに上がってるけど)。そしてやっぱり「RED HOT LOVE」は外せない!若かりしNEARMISSもカッコ良かったですが、いまはそれを上回りますね。家に帰って来て昔の映像をyoutubeで見てますが、私はいまが断然好み!最後の曲、と始まったのが「Beautiful Alone」で、私は今日NEARMISSを見られた幸せを噛み締めました。Kouさんがアレンジしたということで、アルバムで聴くのとまた違う印象で、さらにじわじわと沁みるナンバーになっていました。それに、タイトルが良いじゃないですか。Strangeloveにも同じタイトルの曲があって、勝手に一度で二度美味しいと思いながら見ていました。Setlist1. Touch Me2. LOVE TO ME3. Jungle Freaks4. Darlin'5. RED HOT LOVE6. beautiful alone出番が終わった後、フロアに出てきてくれた皆さんとお話できる機会がありました。Xのおかげで皆さんに認識してもらえてて、終始感激しどおし。Suede仲間と勝手に決めているYU-KIさんと「Brett超カッコいいよね~」と話したことは鮮明に覚えています。笑MASAAKIさん本当にほんわかしていて優しいし、Kouさんめっちゃ可愛いし、MIWAさんの初めてのサインもらえたし(笑)、Kenさんも「俺!?俺でいいの!?」とサイン書いてくれて、SoeさんもXのとおりの気さくで楽しいお喋りをしてくれて、この時間が楽しすぎました。皆さん全員にサインをいただき、Soeさん作成のNEARMISS名刺(プレミア)もいただき、いろんな話もできたし、こういう状態を有頂天というのだなと帰りの電車に乗りながら噛み締めました。Xやってて本当によかったと強くそう思いました。新曲も作ってらっしゃるようですし、次のライヴがあったらまた駆け付けたいと思います!SEX MACHINEGUNS上手すぎて面白すぎて最高でした♡ かつてV系一辺倒だったころの記憶が一気によみがえり、ファミレスボンバーとかみかんのうたとかBURNとか、けっこう思い出しました。笑あと、the superlative degreeの章人さんが何回か出てきて、後ろの方からステージをじっと見てたんですが、オーラすごくて何も声かけられなかったです。いい匂いがしました。笑
2025.11.03
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2025年10月26日。ずぶ濡れで見た、フジロックでのChampagne Supernovaから16年。突然の再結成のアナウンスで味わった歓喜から1年。ついに、ついにこの日がやって来ました。東京ドームで行われたOasisの来日公演、2日目の方に行ってきました。あいにくの雨模様でかなり寒かったのですが、心の中は激アツです。どんどん埋まっていく客席を見ながら、もうすぐだ、もうすぐだと思っているうちに、あっという間に開演の時間がやって来ました。前座のおとぼけび~ば~は、いろんな洋楽のOAやってるなーという程度の認識で、音も聴いたことがなかったのですが…爆音だし上手い、MCも絶妙にユーモアがあって、これは人気出るなあと思いながら楽しく観させてもらいました。さあ、本チャン。”THIS IS NOT A DRILL”とスクリーンに表示された瞬間に絶叫です。Fuckin’ in the Bushesが鳴り響くと、ドームが地鳴りのように揺れたような気がしました。そして手をつないで高く掲げながら出てきたノエルとリアム。本物だ!本当に来た!手つないでる!笑ってる!もうそれだけで涙腺が緩み始めます。そして鳴り響くHelloのイントロで崩壊。手を顔で覆い、私はさめざめと泣きました。スクリーンさえ見られず、しばらく嗚咽していました。ようやく復活しかけたところでAcquiece。「We believe each other...」を聴いてまた泣き崩れる。1コーラス目は完全に号泣して何もできず、2コーラス目でやっと歌えました。これまでのことを考えたら、彼らがヴォーカルを分け合って歌うこの姿が、もう、奇跡にしか見えませんでした。Morning Gloryでは思いっきりぶち上がり、叫びまくり、そしてSome Might Sayで予想通りまた泣く私。この詞がなんだかとても刺さるんです。クッソカッコ良いBring It On Downを経て、来ましたCigarettes and Alcohol。ポズナンが前日不発だったというのも聞いていたので、友達と「絶対やるっしょ!?」と言い合っていたんですが、この日はみんなばっちり!リアムが「ポズナンっていうのがあってな、後ろ向いて肩組むんだよ。嫌だったらやんなくていいんだけどな」ってなんだかとても優しく説明してくれてたんですが、隣のお兄さんがちょっとためらいがちだったので、「やりましょう!」とガシっと肩を組んで巻き込みました。いやー楽しかった!リアムも「お前らめっちゃよくやったな、コングラッチュレーション!」って言ってくれました。ちょっとしたハプニングは、Supersonicのとき。最後のあたりで急にノエルが変な顔したなあと思っていたら、アウトロを間違えたらしいです。ちょっとグダグダな感じで終わって、ノエルが「Sorry」と言ってみんな爆笑。リアムはニヤニヤしながら「こいつ~」って指差してて、そんな雰囲気もまた、彼らの関係がすごくいい状態なんだなと感じさせてくれて、素敵なハプニングでした。Talk Tonightのときはドーム全体でスマホのライトが点けられて、星空のように綺麗だったのもまだ記憶に鮮明です。で、次がいちばん楽しみにしていたHalf the World Away。おととしだっけ?ノエルがソロでフジに出たとき、やってたのを配信で見て、これOasisでやるの観たいなあ…なんて思ってたところで実現!ちゃんとノエルが歌を観客に預けてくれたので、最初から思いっきり歌いました。兄ぃの声も絶好調。そしてLittle by Littleですよ。これも歌うやつです。合唱がこんなに気持ちいい!と思えるのはやはりOasisならでは。兄タイムが終わって、D’You Know What I Mean?です。セトリの中ではちょっと毛色が変わっているような感じですが、これがまたヒリヒリするような音と絶好調リアムの声でガツンと迫ってくる。次のStand By Meが私の最後の号泣タイムでした。リアムが先生みたいに観客をのせてくれて、耳に手をあててずっと合唱を聴いてる。あとでXとかで見ましたが、その後ニコッと笑ってるんですよね。彼がライヴ中に笑う姿をほぼ見たことがないので、ものすごく嬉しかった!これ一曲ずつ書いてるととんでもないことになるので早足になりますが、Cast No Shadowは私の神Richard Ashcroftのことを歌ったものなので、もはや讃美歌のようにじっと直立不動で聴きました。ていうかなんで神は日本に来てくれないのですか?OA楽しみに待ってたのに!そして私はWhateverを初めてライヴで聴きました。じーんと胸にしみるものがありますよね、あの歌詞とか一緒に歌っていると、もう好きなように生きられない年齢だし夢も見られなくなってきたけれど、私はここで頑張ろうとなんとなく思いました。さあ、Live Foreverですよ。Maybe~からみんな大合唱が起きます。泣きそうだけどもう泣きません。こんなに声を出して歌うことなんてなかなかないのでそろそろ喉が痛いんですが、それでも歌う。そしたら、次はリアムが「最後の曲だかんな」みたいなことを言うので、もう本編終わっちゃうの!?と愕然としてたら、Rock ’N’ Roll Starです。これが本当に熱いのにクールで、彼らこそ真のロックンロールスターだと、スクリーンに見惚れっぱなしでした。私もOasis展で買ったこのTシャツ着てましたよ!アンコールはThe Masterplanから。これもノエルと合唱するのがたまらん一曲。バラードなのにカッコいいと思わず呟いてしまうのは、あのビターなコーラスの音色のせいなのかな?そしてみんなが誰もがずっと待ってたDon't Look Back In Anger!!!もはや国歌と化したこの一曲、最初からみんなが大合唱。5万人の合唱、たまらないですよ。もうノエルも当然のようにサビを預けるので、いっそう声を張り上げる。もう喉が限界です。これを歌うために16年待ってたんですよ。ノエルソロのときもやったけど、実際ノエルが歌うからソロでも同じなんだけど、「Oasisの」ノエル・ギャラガーが歌うからこそ大いに意味がある。感無量でした。感動冷めやらぬうちにリアムが登場してWonderwall。これも当然ながら歌います。「There are many things that I would like to say to you, But I don't know how」の「I don’t know how」を「I don’t speak Japanese」に変えてくれたんです。MCで「俺が知ってる美しい日本語はアリガトウだけなんだけどさ」みたいなことを言ってたんですが、それを踏まえてのこれか!と。アリガトウと言えば、この日のリアムは本当にたくさん「アリガット!」と言ってくれました。こんなに言ってくれる人だったっけ?と思うほど。表情もなんとなく優しいし、MCもゆっくりと易しい英語で喋ってくれてて(でもやっぱりリアムの英語はよく聞き取れない…)、こんなに包容力あるリアム初めて見ました…!もう残すはあと1曲。あのイントロが流れ出すと、ああ終わっちゃうんだという寂寥感と、楽しかったなという満足感がない交ぜになって、何とも言えない感情で目を潤ませながら、じっと彼らを見つめていました。16年前の雨の中で聴いたChampagne Supernovaと、今回のとでは、同じ曲なのに全然印象が違いました。16年前は、まさかその後解散するとは思っていなかったけれど、何となくどこか物足りないようなものを感じていたのですが、今回は違う。別人のように自分を律するようになり、生まれ変わったようなリアムと、照れ臭そうに笑いながらリアムのやることなすこと受け入れちゃうノエルがいる。大団円といったら物語が終わってしまいそうだけれど、この日のライヴということに限って言えば、素晴らしいフィナーレでした。手が痛くなるほど拍手をして、彼らを見送りました。もうお決まりになった兄弟ハグもあったかいものでした。さて、今回ボーンヘッドが病気治療のために不参加になってしまいましたが…パネルではいましたよ。ペップも。アンディがたまにしかスクリーンに映らないので、それが唯一の不満かな。インスタ見たらまだ日本にいて観光してるみたい。楽しんでくれてて良かったです。ギャラガー兄弟のことばかり書いていますが、私はゲム派です。なので、スマホにはゲムが映るスクリーンの写真が大量に保存されています。すっかりシルバーフォックスになって、それがまた渋さ倍増で、まるでポール・ウェラー師匠みたいになってて本当に素敵…!時折映るギターを弾く手がカッコ良くて、確実に私の目はハートでした。ゲムかっこいい、ゲムかっこいいよ。それにしても兄弟の蜜月ぶりが怖いほど。前日はリアムがもはや恒例のノエル尻叩き、そしてこの日はハグ2回、なぜか去り際に首にキス。いったい何を見せられているのかと思いましたが、なんだか若い頃に戻った彼らがじゃれついているようで、にんまりとしてしまいましたね。リアムはお帽子ない方がカッコいいと思います、と付け加えてそろそろ〆ることにします。ありがとう、Oasis。必ずまた日本に来てね。リアムが言ってくれたように、日本のファンはいつもあなたたちを応援しています。ここはあなたたちのホームです。また会いましょう。チケットを取ってくれた友達、本当にありがとう。この場に立ち会えたことを、光栄に思います。
2025.10.28
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少し前になりますが、Queens of the Stone Ageがパリのカタコンベでパフォーマンスをしたという話は聞いていました。カタコンベと聞いただけでぞくりとしたものが背筋を駆け抜けるのですが、そこでQOTSAがパフォーマンス!?しかも電源なしってどういうこと!?どんなんなっちゃうの!?というところでしたが、最初に発売されたレコードは出遅れて手に入れられず、Beatinkさんで二度目の正直で手に入れることができました。しかしサイト重い(笑)さて、この「Alive in the Catacombs」。ヘヴィでバッキバキなQOTSAの音しか知らなかった私は、これを聴いてみて、あまりの美しさにしばし絶句しました。静寂の中に響くJoshの声のとんでもないセクシーさ。まさに流れるように歌うそのスタイルと、それにそっと寄り添うバンドとストリングス。まさに、明かりもない地下墓地で、揺らめく蝋燭の炎に照らされるような、何とも言えないスピリチュアルな情景が思い浮かぶようでした。この時のJoshは倒れそうなほどの体調不良で、そんな身体を引きずっての収録だったそうですが、そんな極限状態だったからこそ生み出せた、あのか細くも全身から絞り出すようなあのヴォーカルが、まさに神がかっていると私は思いました。Paper Macheteとか何度聴いても心が震えて唇を噛みしめてしまいます。いま、彼らはAlive in the Catacombsと銘打ったツアーを行っています。いつものロック!な彼らではなく、ストリングスと共演しながらのしっとりとしたステージで、お客さんもみんなドレスアップしているのが素敵です。いいなあ、日本にも来ればいいのに…!
2025.10.18
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先日、Hivesのインタビュー目当てでロッキングオンを購入したのですが、ロンドン旅行の興奮もだいぶ落ち着いてきたので、昼休みなどにじっくり読んでみたところ、ツェッペリンの特集がとてもおもしろかったのです。初心者でも楽しめる、みたいなことが書いてあったので、それに背中を押される形で行ってきました。そもそも私がツェッペリンを知ったのは、プロレスでブルーザー・ブロディが入場曲に使ってたからでした。当時の私は兄と共に大のプロレスフリークな幼児で、ブロディが入ってくるとそれは興奮したものでした。で、母に「この曲なに?」と聞いたら、「移民の歌よ!」と言われて、ふーん…?と思った程度でしたが、それが私のファースト・ツェッペリン体験だったという。今回の「ビカミング」、私の地方ではIMAXレーザーでの上映でした。3000円近くしちゃって、「たっかいな!」と思いましたが、結果的に、行って良かったです。ホントにこれはすごいや。しかもいつも数人とかしかいないのに、今回はけっこうお客さんが入ってる!私よりは一回りくらい上の方たちが多くて、でも皆さんなんだかとても嬉しそうにしてて、私も観る前からすでに嬉しかったです。笑いきなりのGood Times Bad Timesが始まった瞬間、私は思わず「…すっごい、何これ」と呟いていました。轟音とその圧力、ジョン・ボーナムのドラムスが響き、稲妻のようなジミー・ペイジのギターが絡み、ロバート・プラントのあの独特でセクシーなハイトーン・ヴォイスが入ってくる。その下で控えめながらも実にいい存在感を容赦なくかなすジョン・ポール・ジョーンズのベース。始まって経った数十秒で、私はもう引き込まれてしまったのです。この映画は、彼らの結成前から結成直後そしてLED ZEPPELIN Ⅱをリリースするくらいまでの期間が描かれたドキュメンタリー。実に素敵に年を重ねてきた三人のOKが出るまで大変だったみたいですが、昔の自分たちを見ながら彼らが言葉を紡ぐ様子は、とても興味深く、時に微笑ましく映りました。今回の目玉というのが、早くに亡くなったジョン・ボーナムの肉声インタビューが発掘されて使用されているところ。これを聞く三人の顔が、みんな本当に優しくやわらかく微笑んでいて、そこは初心者の私でさえぐっとくるものがありました。結成前は凄腕のセッションミュージシャンとしてキャリアを築いてきたジミーやジョンジー、ボンゾ。そしてなかなか自分にぴったりの居場所を見つけられずに苦労していたロバート。彼らが集まって音を出したときの興奮が、淡々とした彼らの証言と当時の映像、写真などからでもこちらに伝わってきました。本当にすごい瞬間だったんだな、と。最後に描かれるのが1970年のロイヤル・アルバート・ホール公演なんですが、当時の会場の熱気がありありと感じられます。たぶんIMAXだから3割増しくらいになってるんじゃないですかね?もう、心臓はバクバクするし、手をぎゅっと握りしめて、食い入るように見つめていました。バンドの黎明期を描いたものなので、ここで終わってしまうんですが、2時間ちょいが一瞬でした。「え、もう終わり!?」と我に返るほど、没入していましたね。それにしてもね、わたし全然ノーマークだったんですが、ロバート・プラントが真正金髪巻き毛王子すぎてびっくりしました(笑)。本当にカッコいい…素敵…ジミーはちょっと知的な雰囲気が漂う貴公子だし、ジョンジーはちょいとニヒルな佇まいが素敵だし、ボンゾは髭が良い。あの髭が素敵。目が綺麗。ジミー・ペイジが一貫してバンドのイニシアチブを握り、常に客観的に、戦略的にバンドをプロデュースしていたことがわかったのも、「ほおお…」と感服しました。みんなあんな若いのに、すごいなあ。というわけで、これを観た帰りからいまここまでずっとツェッペリンを聴いています。単純だと笑ってやってください。昔ちょっと聴いたときより断然突き刺さってくるのは、年を重ねた私の耳がそれなりに成長したことと、IMAXのおかげと、ロッキングオンのおかげってことでよろしいでしょうか?
2025.09.28
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