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2024.11.26
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テーマ: 洋楽
カテゴリ: 音楽




スエマニジョイントツアーの辺りから徐々に戻ってきたパッションの勢いで昨年末あたりに旧譜を買い漁ったときに、迷わず手に取ったのがこの「The Alchemist's Euphoria」でした。フロントマンがサージに変わり、どうなのかなと思ってはいましたが、それが全くの杞憂であったことを思い知らされた一枚です。

冒頭の「Alchemist」が無性に私は好きなのですが、この歌詞はサージの思いのように聞こえてきてしまうからなのかもしれません。「in my head, I saw no way before, try to runaway, don't wanna wait no more」とか「after all we've got to let go of the things we fear」とか、なんだか胸に来るものがあるんですが、私だけでしょうか。

ただ、そこからなだれ込む「Scripture」とか「Rocket Fuel」はもうKasabian節ですよね。ロックとダンスの最強の融合イコールKasabian。そんな感じ。「Alygatyr」もたまらん。
「T.U.E」と「Stargazr」のエレクトロに振れたナンバーも彼らならではのアプローチ。これなんですよ、彼らの「踊れるロック」。ロックなのにいつの間にかトリップしてしまう中毒性。

で、「Chemicals」のこの切なさ全開のメロディはいったい何なのかという話です。
ものすごいキャッチー。なのに、胸がキュッとするほど切ない。
しかも歌詞までしんどいほど辛い。なのに、懸命に前に向かって進もうとあがく彼らがいる。
これが新生Kasabianの決意なのかと。悲壮なまでの覚悟を背負って行こうという思いさえ私には感じられて、ますます彼らを応援していかなきゃと思いましたよ。





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Last updated  2024.11.26 19:33:09
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