【粗筋】
世の中にはおかしなこと、不思議なこともあるものだ、と話していると、
「今、表で胡瓜(きゅうり)が真桑(まくわ)を食べている」と言う。
みんな信じないが、表で確かめることにすると……薪売り(きうり=きゅうり)が真桑を食べていた。
【成立】
うんそれだけのこと。「きゅうり」を「きうり」で発音しないとね。
寛政11(1799)年『欣々雅話』二(『醒睡笑』の続編)の「真桑売り」。曽呂利新左衛門が太閤の御前へ出て、「外できうりがまっかを食ってます」と言う。近習に見て来いと命じると、薪売り(きうり)が真桑(まっか)を食っていた。なぜ「薪売り(「きうり」あるいは「まきうり」)」ではなくて「真桑売り」という題なのか分からないが、上方の本では全て「まっかうり」で出ているのでそのままにしておく。
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