【粗筋】
懐石料理の席で、吸い物に筍が入っている。
「これも何年かすると立派な竹になるもので」
と言うのを聞いていたが、後から出たのが見事な松茸。
「これも何年かすると立派な松になるもので」
【成立】
『醒睡笑』の「振舞の汁に、大きに見事なる笋出たる」。
元和版『戯言養気集』上野「まつだけ年をへて松になる故事」は、一人が「筍をむやみに食ってはならない。2、3年も経てば立派な竹になって、家を建てることも出来る」と言うと、もう一人が、「松茸も同じだ。15、6年もすれば大木になるだろうに」……『醒睡笑』巻二の「躻」18、『きのふはけふの物語』上巻にもある。
書物には「松茸汁」という題で出ているのでそうしておく。
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