音楽三昧+α

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2018.11.21
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カテゴリ: 交響曲



 ジェームズ・デプリースト(James DePreist、1936年11月21日 - 2013年2月8日)は、アメリカ合衆国の指揮者。
 ​ https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェームズ・デプリースト

マーラー/交響曲第5番
 ​ https://www.amazon.co.jp/dp/B003QL3SUO
 ​ http://ml.naxos.jp/album/8.557990
 ショスタコーヴィチやストラヴィンスキーなど大編成作品に雄大なスケールの演奏を聴かせることで知られる実力派指揮者、ジェイムズ・デプリーストがロンドン交響楽団とマーラーの第5番をセッション・レコーディングしました。人気コミック『のだめカンタービレ』にも実名で登場した人気指揮者デプリーストの実力がフルに発揮された注目盤の登場です。驚くのはとにかく聴こえてくる音が多いことで、デプリーストの設定した無理のないテンポに乗って、プレイヤーたちがそれぞれの力量を最大限に発揮、この作品がまるで「マーラー版オケコン」のように聴こえる刺激に満ちた面白さがたまりません。その優れたバランス感覚に裏打ちされた明晰なサウンド・デザインの追求ぶりは徹底しており、ともすると情緒過多の絶叫調や演歌調にも陥りやすいこの作品が、実際には対位法を駆使した多声的な書法や、雄弁をきわめたオーケストレーションによって緻密に作曲されていることを思い出させてくれます。ペータースの新版が用いられている点も、全体のクリアネス向上にひと役買っているものと考えられますが、とにかくこの情報量豊富なサウンドは快適です。指揮者の示すフレームに妙な崩しが無いため、プレイヤーたちも演奏しやすいのか、ここでロンドン交響楽団の各パートが見せるヴィルトゥオジティと心のこもった情感表現には見事なものがあります。これには、レコーディングがアビーロード第一スタジオで入念にセッションでおこなわれたものであるという格別の条件が備わっていることも忘れてはならないでしょう。なにしろ最近のロンドン交響楽団は、残響の少ない本拠地バービカン・センターでのドライなライヴ録音が続いていたため、各奏者のヴィルトゥオジティをうるおい豊かなサウンドで味わうというようなレヴェルの高さに達した録音を望むのは難しい状況にあったからです。実際、ここではどんな強奏時にも常に見通しの良い響きが確保されていますし、低弦による対旋律に至るまで克明な質感と量感で描き出されているのです。各パートの遠近感も精密にコントロールされており、遅めのテンポで一貫した第3楽章は、そうした意味でこの演奏の核心と言いたくなる細密な美しさを備えた表現がたいへん興味深い聴きものとなっています。第1楽章のトランペット、第3楽章のホルンをはじめソロも含めた演奏レベルはみな高水準で、有名な第4楽章「アダージェット」での透明で多声的な美感、効果的なハープにも忘れがたいものがあります。なお、レコーディングを実際に取り仕切った「BKL」は、ドイツ・グラモフォンで20年に渡って活躍してきたエンジニアのJurgen Bulgrinと、Wolf-Dieter Karwatky、Reinhard Lagemannのイニシャルから名づけられたドイツのレコーディング・プロダクションの名称。このアルバムでは、ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキーが辣腕ぶりを発揮して、レンジ感、パースペクティヴとも文句なしの素晴らしい音質に仕上げています。(HMV)

 マニアの間では知る人ぞ知る名匠でしたが、東京都交響楽団のシェフになって名前が広く知られ、今や「のだめカンタービレ」にも登場した人気指揮者のマーラー。ショスタコーヴィチなどを得意とする指揮者だけに、マーラーの解釈も実に充実。自信に満ちているその演奏は、スタンダードなものとして広くおすすめできます。 [コメント提供;(株)アイヴィ]

 マーラーの第5交響曲は、感情の起伏が激しく、構造上の振幅にも富んだ作品で、1888年の「巨人」以来の純管弦楽作品です。マーラー作としては、声楽を伴わず、過度に表題音楽的な要素もない初めての作品です。全交響曲中二番目に録音の多いこの作品のなかでも、アダージョは心奪われる美しい音楽です。後に妻となった美しいアルマ・シンドラーのための愛の詩であり、後世ヴィスコンティの映画「ヴェニスに死す」で使われて有名になりました。タワーレコード

 マーラーの交響曲第5番は、彼の交響曲の中でも1、2を争う人気曲となっています。破格な部分は数多くあるにせよ、彼の交響曲としては最も古典的な構成感を持っており、かつ全体がほぼ「暗黒から光明へ」の流れに沿っていることが、聴くものにとって、親しみやすさを感じさせやすいことが、その理由の一つでしょう。ドラマチックな第1楽章、陶酔的な静謐美に満ちた第4楽章「アダージェット」(映画「ベニスに死す」に用いられたことは有名)、熱狂的な第5楽章など、各楽章の性格が際立っているのも、見通しを良くしています。あのテレビドラマにもなった、音大生を主人公にした人気コミックに実名で登場するデプリーストによる熱演でお楽しみ下さい。 - R.I.P.

 交響曲第5番嬰ハ短調(1901~1902)
  モーリス・マーフィー(トランペット・ソロ)
  ティモシー・ジョーンズ(ホルン・ソロ)
  ジェームズ・デプリースト指揮/ロンドン交響楽団
 録音: 2005年4月29〜30日, ロンドン,アビー・ロード・スタジオ


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Last updated  2018.11.21 14:24:51
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