セルジオ・メンデス/ダンス・モデルノ https://www.amazon.co.jp/dp/B00CVHPNNO ブラジル音楽ファンのみならず、世界中のポップ・ミュージック・ファンの間でその存在を知られているのが、このセルジオ・メンデスの偉大さだろう。ブラジル66を率いての60年代の大活躍は周知の事実だが、本作は、それ以前の61年に発表された、彼の記念すべきファースト・アルバム。過度にポップになる以前の、純粋なボサ・ノヴァ作品を中心とした、原点といえる一枚で、非常に興味深い内容だが、出来自体も申し分がない。セルメンの出発点として必聴のアルバムといえるだろう。(Written by 芽瑠璃堂スタッフ)
・・・この『ダンス・モデルノ』は彼のファーストアルバムとされる記念碑で、発表されたのが1961年。その時代に生まれていないにもかかわらず、わたしはそのときの背景や録音場所となったリオ・デ・ジャネイロのうつくしい町並みが想像できるし想像したくなる。小さな興奮に駆り立てられるのだ。コパカバーナの紺碧は太平洋や日本海に見られるような粗野なものではないことくらいわかる。海水からあかってきたまま身体じゅう砂だらけになリ遊んでいた、セルメンの子どもの時代にまでイメージをふくらましてみたくなるほど、アルバムには無邪気で陽気な旋律がキラキラと輝く。・・・(若杉実) ヂアゴナル(対角線)(Diagonal) ニカズ・ドリーム(Nica S Dream) ヂーサ(Disa) いまひとたびの(Outra Vez) オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street) テーマ・セン・パラーヴラス/言葉のないテーマ(Tema Sern Palavras) サテン・ドール(Satin Doll) オリョウ・パラ・ミン(Olhou para Mim) ホワット・イズ・ディス・シング・コールド・ラヴ?(What Is This Thing Called Love) ふたりの悲しみ(Tristeza de Nos Dois)