音楽三昧+α

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2020.03.31
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テーマ: ジャズ(219)
カテゴリ: ジャズ



 モダン・ジャズ全盛期の重要作を最も数多く記録していることで有名なブルーノート・レーベル。アルフレッド・ライオンが1939年に創設したこのレーベルは、50~60年代にハード・バップ、ファンキー・ジャズ、新主流派といったジャズの潮流の中核をなす活動を展開した。カタログ数も膨大で約450タイトルが残されている。その全てと言っていいほど、ほとんどがニューヨークを活動の拠点としている黒人ジャズ・アーティストの作品という点も特徴となっている。Vol.1ではソニー・クラーク、ハービー・ハンコック、ア―ト・ブレイキー、キャノンボール・アダレイらの大ヒット・ナンバー全7曲を収録している。日本でもジャズ喫茶の定番として人気を博している演奏ばかりです。

 ”ブルーノート”と聞いただけでジャズ・ファンの血が燃える
 ブルー・ノートというのは、アメリカのアフリカ系黒人たちが創った独特の音階で、ブルースとジャズの性格的な大特色となっている。この言葉を使ってアルフレッド・ライオンがジャズ専門の”ブルーノート”レーベルを創立したのは、1939年のこと。ライオンはドイツのベルリン生まれ。ジャズを熱愛するあまりジャズの本場アメリカに移民したという大変な人物で、当時は貿易商社に勤めていた。彼は自分の好きなディキシーランド・ジャズとスウイングの優れたレコードを制作したのだが、1940年代半ば若手奏者たちがビ・バップを創造するとすぐに注目、その意義と魅力を理解し、1947年からこの新しいジャズのレコーデイングを行った。ずいぶんと苦労はあったが、良きパートナーで優秀なカメラマンでもあるフランシス・ウルフとともに、ジャズに対する深い愛情、ジャズメンに寄せる強い信頼、高い見識によつて、ビ・バップからモダン・ジャズヘと発展する動きをレコードの溝に刻み込み続けた。そしてブルーノートはマイナー・レーベルから世界的なジャズ名門レーベルになったのだ。ブルーノー卜は幾多の名盤、歴史的な重要作を生んだ。ブルーノート、と問いただけでジャズ・ファンの血は燃えるともいう。CDクラブの『ジャズ・ベスト・セレクション《ブルーノー編》Vol.1』は、このレーベルの傑作アルバムの中から、大好評を博し、愛され続けているナンバーを集めた特別企画の第1集。いうなれば極め付けの名演大会だ。バド・パウエル系のビアノ奏者ソニー・クラークの代表作「クール・ストラッテイン」はアート・ファーマーらの好演も嬉しい。特に日本で人気の高いソニー・クラークが日本人好みの名曲「朝日のようにさわやかに」でみせるグルーヴイーな魅力はさすが。ご存知ハービー・ハンコックの自作自演で1965年録音の「処女航海」 はモードによるナンバーだが、リリカルで流麗な、そしてファンタスティックなムードにひき込まれてしまう。アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」は、ジャズの楽しさここにあり、といったぐあいのフアンキーな快演で、ジャズ・スタンダードになった1958年録音の大ヒット・ナンバー。キャノンボール・アダレイの「枯葉」は、このセッションの実質的なリーダーであるマイルス・デイビスのソロがなんとも素晴らしい。ジャズをスマートにカッコよく楽しめるセレクションだ。(青木啓)

 クール・ストラッティン(Cool Struttin')(ソニー・クラーク)
 朝日のようにさわやかに(Softly As In A Morning Sunrise)(ソニー・クラーク)
 処女航海(Maiden Voyage)(ハービー・ハンコック)
 リカード・ボサノバ(Recado Bossa Nova)(ハンク・モブレー)
 フュエゴ(Fuego)(ドナルド・バード)

 枯葉(Autumn Leaves)(キャノンボール・アダレイ)
 録音:1957~1965年
 BLUE NOTE(東芝EMI) FECP-30237
 購入年月日:1993年6月16日(CDクラブ)


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Last updated  2020.03.31 05:09:16
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