音楽三昧+α

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2026.07.26
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カテゴリ: カープ
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1975年9月23日(火)


赤ヘル「V1」へ秒読み、「7つは絶対、70勝で」

 自信の古葉監督、積極戦法で突進

 「ボクの私の 広島カープ 郷土の希望を 背負って起(た)った 男ナインの 心意気・・・」。応援歌(勝て勝てカープ)の一節である。市内商店街では、連日レコードが響きわたり、ターミナルには右も左も”がんばれカープ””祈広島初優勝”の垂れ幕が所狭しと掲げられている。だが、地元ファンもひと頃の狂乱ぶりから、落ち着きを取り戻し、静かに優勝の一瞬を見つめている。

 一方、チーム指揮を取る古葉監督も「阪神も強いし中日も負けない。もちろん予断を許せない状態です」と慎重な情勢判断をしている。だが、数字的に見ても、また現在のチーム力からも。広島がペナントへの最短距離にあるのは間違いない。

 残り11試合。内訳はヤクルト5、阪神、巨人各2、中日、大洋各1である。古葉監督は「7つは絶対勝って・・」と通算70勝の算盤を弾いた。”慎重居士”の古葉監督が、初めて具体的な数字を出したのは、心中にこれを裏付ける大きな自信があったからである。残り試合の半数以上が下位チームとの対戦。しかもそれを比較的楽なスケジュールで消化できるということもある。それにも増して自信につながっているのは、70勝を挙げさえすれば、引き分け数の少ない阪神、中日が広島を上回る勝ち数を挙げない限り優勝を奪えない事だ。

 「ウチが70勝して、それ以上(阪神、中日が)勝てばやむを得ないと諦めますよ」と言う。とはいえ、何せ優勝のかかった大詰めの競り合いは初体験であるが、古葉監督は「今までと違う野球をやってはいけないと思う。とかく、切羽詰まると、どうしても1点欲しいからと消極的戦法に出たりする。だが、それは結局自分の足を引っ張ることになると思う。最後まで、今までやってきた野球をそのまま続けるつもりです」。

 こうした戦法以外で変わってくるのは投手起用である。十分に休養のとれるスケジュールから、三本柱(外木場、池谷、佐伯)を存分に使える。「中3日の休みがあれば、3人の中で一番出来の良い投手を先発に入れていきたい」と古葉監督は言う。そして打線に関しては「何の心配もない」と安心している。特に「控えの代打陣(佐野、苑田、久保)に力が付いてきたのには何より嬉しい」と頼もしげに語っている。

 昭和43年(1968年)から4年間広島に在籍していた小森ヤクルト・コーチは「阪神は伝統の力にすがっている感じだ。そこへいくと、まとまり、迫力は中日、広島が上回っている。特に広島はローテーションを確立し、伸び盛りの主力選手がいずれも自信を付けているのが心強い」と語っている。

 2位阪神と3位中日の対戦が5試合も残り、互いに星をつぶし合うのも広島に幸いしよう。マジック・ナンバーがなかなか出ないのも、プレッシャーのかからない要素に繋がる。こう見ると、たとえお預けを食う時間が長くとも、古葉監督の胴上げの可能性は日を増すごとに強まる。

        広島           阪神          中日

勝数  勝 敗   勝率    勝 敗   勝     勝 敗   勝率

73   10 ー1  .608  12ー4  .593  13ー2  .598
72   9 ー2  .600  11ー5  .585  12ー3  .590
71   8 ー3  .592  10ー6  .577  11ー4  .582

70   7 ー4  .583   9ー7  .569  10ー5  .574

69   6 ー5  .575   8ー8  .561   9ー6  .566

68   5 ー6  .567   7ー9  .553   8ー7  .557

<残り試合>=23日現在

     神中ヤ洋巨      広中ヤ洋巨       広神ヤ洋巨

     2 1 5 1 2       2 5 5 0 4       1 5 1 3 5






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Last updated  2026.07.26 00:00:07
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