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October 7, 2011
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カテゴリ: 日本帰国
今日はちょっとネガティブなことを書いてしまうかもしれません。明るい話題がいい方はどうかスルーして下さいね。

















実は毎日楽しんで日本の小学校に通っている息子にちょっと変化がありました。

”学校に行きたくない。”と。

きましたかー。私も先生に用事があったりしてちょこちょこ学校には行くんですけどね。あまりにもオーストラリアの小学校と違っていて驚くことが多く(小さい頃はこれが普通だと思って私も育ったんでしょうけど)、楽しんで通っている息子の方が不思議なくらいだったんです。短期だからいいけど、長期で通わせたら日本の学校が、さらには日本のことが嫌いになってしまうかもしれない、と少し不安に感じていた矢先のことでした。

私の叔母はベテランの小学校の先生なので、内輪の話も聞くことが出来るので助かるのですが、先生は先生で上が言われた通りに指導するしかなく、さらに1クラスの人数がオーストラリアより10人以上も多いためかなり無理があって仕方がない部分が多いようです。

先生も皆家庭崩壊になるほどの仕事量をこなさなければならず、私立の先生は結婚さえ出来ないとか。それはそれでひどい話なのですが、やっぱり一番のしわよせを受けるのは子供たちな訳で、見ていてかわいそうになってしまいます。

考えてみれば日本の大人社会もそうなのですが、日本には”わけのわからないルールが沢山あり”、”それから少しでも外れると頭ごなしにしかられる””何故なのか聞いてもそういう決まりだからと言われるだけ”みたいなところがあると感じるのは私だけでしょうか。

子供の人数が多いのでそれぞれ先生に友達の告げ口をするというお互いの監視システムが出来上がっていて、先生に誰かが悪いことをした(本当に大したことないことでも)と教えるのがいいことだとされているようです。これは私が小さいころからそうでした。これは逆にオーストラリアではやってはいけないこととされていて、血が出る程乱暴される場合を除いて少々の喧嘩は個人で解決することを期待され、先生に言うと逆に”それくらいのことで告げ口しない。”としかられるそうです。この違いにまず息子は驚いたようです。

”ママ、オーストラリアでは絶対にしちゃいけないことを、日本ではしてもいいんだよ。”と通い始めてすぐに教えてくれました。



それから教科書を忘れた子は同学年の他のクラスに行って貸してもらわないといけないとか。でも授業中に一人ぽつんと他のクラスに行って教科書を誰か貸してくれませんか、なんて聞くなんて、それもそこで断られるなんて、子供の気持ちにとってどうなんでしょう。

先日私が学校に行った時も隣のクラスから先生が子供をどなり上げる声が聞こえてきました。立たされている子供もよく見かけるのですが、しょぼんとしてかなり落ち込んでいるようでした。

同じ国でも地域や学校によって違うと思うのですが、全く違う都市に里帰りした人が同じようなことを言っていたのを思い出します。そのときは”まさか、そんなひどい”と思いましたが、今回息子を日本の小学校に初めて通わせてみてあのときの言葉がなるほどなと実感を持ってわかる気がします。

お友達と話をするときも、”カイ君に言ったら先生に告げ口されるから。”とかわけのわからないことを言って教えてくれなかったりするそうです。みんな周りの誰かに裏切られるんじゃないかとひやひやしているのでしょうか。まだ小学校2年生なのに、、、。

同じ学校で子供が不登校になりかけたママ友は、”最近は学校や先生に何か言うとモンスターペアレンツだと言われるから親も本音を言えない。”と嘆いていました。確かに明らかにモンスターペアレンツだと思われる言動に出る親もいますが、こういう子供にとってストレスな環境自体に疑問を抱いている人も何も言えない世の中なのかも知れませんね。だってこういうことを改善しようと思ったら先生の問題というよりも、教育委員会、さらには国のシステムを変えなければいけませんもの、大変ですよね。

日本人の良いところ=忍耐力と自分より人のことを考えるところ、そして日本人の悪いところ=自信のなさと他人の批判、こういったこと全てが小学生のうちから養われているようなそんな印象を受けました。

もう一つ、息子が不安に感じていることは、日本の勉強の進度です。オーストラリアではそうレベルの高くない田舎の公立小学校に通っているので大げさにとらえないでいただきたいのですが、カイは算数はクラスでトップ、英語もトップクラスでした。それが日本の学校に入ると書くスピードも他の子より遅かったり、慣れていない内容を勉強することもあり、”勉強が難しくてしんどい”と言うのです。

それは予期していたことなので、人と比べず自分のペースでいけばいいとアドバイスしたのですが、何せ日本の学習環境自体が人と比べるやり方(出来た人から立たせたり、算数でストップウォッチを使用したり)なので、息子も早く出来ないといけない、というようなイメージを抱いているようです。これもオーストラリアでは絶対にやらない方法なんですけどね。

国語と算数の時間は私にサポートしに学校に来てほしいと息子が言うので、可能かどうか先生とお話しに今日も学校に行ったのですが、意外にも、

”カイ君は勉強についていけています。字も他の子より奇麗なくらいです。私も個人的に全く指導していませんが、周りの子を見て自分でやっています。”

とのお返事でした。まあ黒板の字を写すのが遅いとか息子が不安に思っていたことも、一応時間内には出来ているということで先生は心配されていなかったようです。ただカイはひそかに、まあオーストラリアとついつい比べてしまうのかもしれませんが、不安に思っているようなんですよね。お友達と学校で遊んだり、あと給食の時間も大好きなんですけどね。



もちろん、オーストラリアの学校にもいいところ、悪いところがありますし、こうして小さい頃から違う国で色々なことを経験出来ること自体、良いことなのだと思います。

多文化の中で子育てをする親はみなどこまで第2、第3ヶ国語を子供に勉強させるか悩むのですが、うちも例外ではありません。子供の負担にならない程度、と言っても、2ヶ国語やらせること自体1言語で育つ環境にいる子と比べてかなりの努力を要するのですから、子供もそれなりにストレスになりますよね。

ただ、もう日本語の勉強やめようか、と思うたびに思い出すことがあるんです。(以前書いたかもしれませんね)私もハーフのお友達が沢山いますが、親が1言語しか教えてくれなかった人はみな

”勉強は大変だったかもしれないけど、やっぱり親に教えておいて欲しかった。”

反対に2言語以上マスターした友人は、



と言うんですよね。これって例外なく、です。

だからやっぱりもうちょっと、もうちょっと、と思いつつ今に至ってしまいました。まだ小学校低学年ですから、やっぱりもうちょっと続けて欲しいな、、、。学校のことも、もっとリラックスしてあまり気にせず通って欲しいです。日本のこと、嫌いになったら終わりだからねぇ。





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最終更新日  October 7, 2011 12:03:32 PM
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