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2019.10.08
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テーマ: 脳腫瘍(203)
カテゴリ: 小脳腫瘍
手術当日になった。
昨日の晩、手術前に腸を空にしようということで座薬を入れたが、待てども待てどもお腹も痛くならず、全く便が出なかった。手術中に便出たら悲しいな~~とか思っていたら朝に無事お腹痛くなって出た。あーよかった。

夜から水も飲めていなかったが、アミノバリューとかいう飲み物は早朝まで許可された。看護師さんは美味しくないと言っていたが、まずいわけではなかった。


4時半くらいに手術前の採血をしに看護師が来た。朝ごはんは手術前で勿論出なかった。


そうこうしてるうちに家族が来て、昼頃先生に説明のため別室に呼ばれた。担当医と主治医が説明してくれた。


この時まで脳腫瘍の詳しい種類が分からなかったため、やっぱり不安だった。

私の腫瘍の正体は【血管芽腫】というものだと知った。血管芽腫は脳腫瘍の中でも非常に珍しいもので、脳腫瘍のうちの1.7%しかならないらしい。ただ、血管芽腫は良性のものらしく、手術で取ってしまえば改善するとのことだった。


私は右の小脳に腫瘍があったため、右耳の後ろの生え際の部分から切って、頭がい骨も割ってあける開頭手術だった。

丸坊主にするのもやむおえない…くっ…!と私は覚悟していたが、手術箇所をちょっと剃るだけで済むと知ってほっとした。





多少の障害が残ってしまうかもしれないことを事前に覚悟していた私は、この気持ち悪さが治り、生きれることのほうが重要であったため、即承諾した。それに、先生たちを信頼していた。


手術は私は何も頑張れない。先生たちに任せるしかない。でも先生たちも頑張って手術してくれる。病気を治せるのは私ではなく、先生たちしかいない。私が頑張るのはおそらく術後だろう。私からしたら担当医も主治医も、神様のような存在だった。


大学病院だから、症例をレポートにしたり、学生の勉強のために使うこともあるとも説明された。私なんかで役に立てるなら是非大いに活用してくれと思った。


なんで仕事の話になったのかは忘れたが、私の前職が365日中360日働いていたことを話したら、ブラック企業だね。僕たちと同じだね。と教授が言っていた(笑)

いや、ほんと、お医者さん達の方が大変ですよ。

色んな同意書に署名をした。
信じてますよ、先生。


14時から手術になった。
病室で手術着に着替え、車いすに乗り、看護師さんに手術室まで運ばれる。手術室のあるフロアで「ばいばーい」と、家族と別れた。



手術は怖くはなかったが、やっぱり緊張した。

「手術は先生が頑張るから何も頑張らなくていいですよ。術後は頑張らないといけないけど」



「手術は先生が頑張るから私ができることは何もないし、先生たちを信頼してるから不安はないけど、やっぱり緊張しますね」と看護師に言った。



そんなこんなで手術室についた。
手術室にはたくさんの人がいた。手術室のベッドは狭かった。ベッドに寝転がって、いろいろ質問をされた。

「生年月日はいつですか?名前は何ですか?血液型は何ですか?何の病気で手術しますか?今日は何月何日ですか?」

ひとつひとつ答えていった。




看護師が同意書を忘れたらしく、私のことで誰かが怒られるのが嫌だった私は


「私、同意書全部書きました!だから看護師さんを怒らないでください!」

と言った。

主治医に笑いながら「大丈夫だよ〜怒らないよ〜」と言われた。

なんて穏やかで優しい人なんだ…この人が主治医でよかったな…と私は思った。


医者のうちの一人に頭にカチューシャみたいなものをつけられた。また、他の医者に酸素マスクみたいなものを当てられ

「普通に呼吸してくださいね。点滴の場所がだんだん痛くなってくると思うけど、そのまま呼吸を続けてください。」

と言われた。

言われた通りに呼吸したら言われた通りに点滴の場所が痛くなってきた。

(あぁ、本当だ。いたい。いたい…いたい…いたい…)

で意識がなくなった。さすが全身麻酔。本当に早い。


次に意識が戻ってきたときは、いろんな人の声が聞こえた。

あぁ、お医者さん達だなと思った。でも目が開かない。このまま寝ていてはいけないと思ったが全然目が開けない。例えるなら、金縛りにあって、一生懸命声を出そう、動こうとするが全く声が出ない、動かない。その感覚と一緒だった。それでも一生懸命目を開こうとして、ようやく目が開いた。


手術後、私はとても体が震えた。ガタガタと大きく全身が震えて自分の意思では止めることが出来なかった。

「寒いの~?」と先生に聞かれて
「いや、寒くないんですけど震えてしまうんです。」
と答えた。手術後に震えることはよくあるらしかった。

この時のことは詳しくは覚えていないが、震えはICUに着いた時には治まっていたと思う。


そのままICUに運ばれた。
しばらくしたら母と姉が来た。ICUでの面会時間は10分しかできなくて、すぐ帰って行った。

ずっと私は「頭が痛いです。しんどいです。助けてください。」と繰り返していたらしい。

時計を見ると18時だった。私が勝手に予想していた手術時間が6時間くらいだったから、4時間と予想より早い結果になった。



ICUでの一晩は地獄だった。





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最終更新日  2019.10.19 23:54:47
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