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さて今回、少々の思い入れを交えながら「スポーツカーと子供の相性」についてコメントしたいと思います。年の瀬らしくない話題でナンですが・・
世の中には「本当はスポーツカーに乗りたいのだけど、子供や家族のことを考えて渋々ファミリーカーを選択しているお父さん」が結構いらっしゃるかと思います。
そしてうちのカミさんが乗る911は、そんなお父さん達の強い味方になるのです。以下、私の経験に基づいてその理由をご説明します。
娘が生まれる前、我が家ではM3(E46)に乗っていました。

M3はBMWを代表する2ドアスポーツです。
私の車歴の中ではダントツに速く、特に2速からの加速はミサイルのようでした。
当然足回りは相応に硬く、タラタラ走ると路面の凸凹がゴツゴツと身体に伝わってきます。
車内に伝わるエンジン音も結構なものです。
そんなM3を夫婦で毎週のように乗りまくっていたとき、カミさんに待望の第一子ができたことが判明します。
そして我が家はM3の売却を決意しました(新車で買ってまだ半年なのに!)
M3にチャイルドシートは装着できるのか?
2ドアだから赤ん坊を乗せたり降ろしたりするのは大変じゃないか?ゴツゴツした乗り心地や、うるさいエンジン音は赤ん坊に良くないんじゃないか?
大体、赤ん坊をそんな車に乗せるなんて世間から非常識だと思われないか?
などなど、ネガティブファクターを挙げだすとキリがありません。
で、代わりにやって来たのがBMW X5(5ドアSUV)です。

生まれてきた娘との相性はバッチリです。当然ですね。ただ、「私」が耐えられなかった(笑)。走りにおいてM3との落差あり過ぎ!!
なので間もなくしてBMW 525(4ドアセダン)に買い換えました。

お蔭でドライビングプレジャーは多少回復しましたが、娘との相性においてある問題が発生します。
それは・・・移動中、頻繁に泣くのです。ひどい場合は悲鳴を上げ、あげくミルクを吐き出してしまうほどに。。。
X5のときはそこまで泣かなかったのに、なぜでしょうか?
理由は「525が快適すぎた」のです。525の静かな車内と路面の凸凹を巧みに吸収する足回りは大人達にとって快適そのものですが、赤ん坊にとっては必ずしもそうではなかった。
多くの赤ん坊は音や振動が抑制された状態を、親(=守ってくれる存在)から分離された状態と考えます。振り返ればX5のエンジン音はそれなりに車内へ入り込んでいましたし、2tに迫る巨体は走行中大きく揺れていました。娘にとってこれがかえって良かったのですね。
ほら、赤ん坊をあやす時、「おーよしよし」なんて言いながら抱っこしてユサユサしますよね。あれと同じです。
このことを、ポル吉(我が家のもう一台のポルシェ)に初めて娘を乗せたときに確信します。

我がポル吉は1986年製の空冷911。俗にいうTYPE 930です。ちなみにカミさんの964号はポル吉の次の世代の911です。ご存知のとおりTYPE 930のサスベンションはコイル式ではなく、トーションバーと呼ばれる鉄の棒です。おまけにラジアル最強のグリップと謳われるポテンザRE-01 にシャコタンとくれば、その乗り心地たるや最悪。首都高を走ると車体が跳ねまくってどこへ飛んでいくか分かりません(笑)。
更にポル吉の場合、軽量化のためにエンジンルーム内の遮音マットを撤去しています。そのため後部座席の真後ろから、空冷フラット6の爆音がこれでもか!というぐらいに車内に入り込んできます。
そんな車にもかかわらず、我が娘はポル吉の後部座席で気持ち良さそうにスースー寝てるではありませんか!!
そうなんです、ポル吉の爆音と振動が彼女の刺激を満たしたのですね。
こんなことならM3売るんじゃなかったと思いましたが、お蔭で色々と勉強になりましたし、最後は525売ってカミさんのところに964号が来たわけですから、結果オーライでしょうか。
なので世の中のお父さん・お母さん、子供にとっての快適性を大人の尺度で考えてはいけません。思いもしないことが子供達には快適だったりするものなのです。
こんなことをいうと「所詮スポーツカーにはチャイルドシートが付かないし、荷物も載らない」とか「スポーツカーは危険な乗り物だから子供がどう思おうとNG!」とか言われちゃいそうですね。
でも結論から言うと問題ありません。
むしろ911の場合、ある部分においてはファミリーカーを完全に凌駕します。
それはもうお話にならないくらいに。
この点を書き出すと更に長くなりそうなので、今日はこの辺で止めときます。次の機会(未更新が長くなったとき?)にでもお話しようかなぁ~と。
あ、とりあえず911にチャイルドシートが装着できることはお見せしておきますね。
ハイ、この通り↓

だから負けるな、お父さん!夢を諦めないで~。