第一発見者Tの証言「何気なくテーブルの上を見たら主人が寝る前に飲むお薬を入れているチャック付きのビニール袋が目にとまったのです。よく見たら先日から飲み始めた新しい眠剤と以前から飲んでいる眠剤が一緒に入ってました」
「これは大変と思いました。以前のお薬は効果が現れるまでに少々時間がかかり、そのために主人の問題行動も起こるので主治医に頼んで即効性のある眠剤に替えてもらったばかりでした」
「新しい眠剤を初めて飲んだ晩は一錠しか飲まなかったために眠れず、追加をしたらしいのです。でもそれは以前飲んでた分だったので、眠剤を混ぜて飲んだらいけないって言ったんですけどねー」
目撃者Sの証言「私はちょうど夕食を摂りはじめたところでした。えっ、献立ですか。え~っと、イカの刺身と団子でしょ、どっちもメッチャ美味かったなぁ。それから竹の子と蕗の煮物。ボクの奥さんね、この季節は毎日でも竹の子煮るんですよ。もう黙って食べるしかないんですけどねー。あとは味噌汁と玄米ご飯だったかな」
「そうそう、眠剤ですよね。母が騒いでましたよ。(2種類の眠剤が入ってる~)って。父もはっきりしている時もあるし得意な事にはきちんと判断もできるんですけどね。薬の管理はもともとしてなかったので、最近やっと一週間分を組めるようにはなったのですが。用法用量を守るという意識は薄いですね」
「その場に父がいれば何気なく聞くこともできたのですが。本人のプライドもあるので、あんな時の家族の出方は難しいですね」
実行犯Mの証言「義母が(大変だ~)と騒いでいたので何事かと思いました。やはり眠剤をダブルで飲むのは絶対に避けたい。でも本人に言った上で要らない分を抜くか、黙って調整してしまうか…。夫と義母と相談しました」
「義母は自分が本人に事実を言っても機嫌が悪くなるだけだから、と私から本人に話してみてくれないか…と言いました。でも夫は言わないで調整してしまい、今夜と明日の様子を見たらどうか・・・と言いました」
「3人で随分悩んだのですが結局夫の意見を取り入れて新しいお薬を2錠入れ、不要な分は廃棄してしまいました。義父を試すことになるようで私も最後までためらいがありました」
「今日はケアマネさんの訪問日でしたので、早速夕べのことをお話しました。ケアマネさんも(お薬と火の管理は最優先課題だと思いますから、ご家族がそれとなく気をつけてあげてください。特に眠剤は混ぜての服用は大変なことですから、昨夜のご家族の判断で良かったと思いますよ)と言ってくださったので、私も少し安心しました」
「え、義父の様子ですか。それが薬の差し替えにも気がついていないようで義母に何か尋ねるということもなかったようです。義母も何か言われる覚悟と気付いてくれるかしら・・・という小さな期待はあったようですが」
「実は今夜の薬も差し替えたのは私です。種類が変わっていても本人は気がついていないようなので、私としても複雑な気持ちなのですが」
一週間分のお薬を組めるようになり、検査のために必要が生じたのがキッカケでお薬手帳への記帳も済ませ、眠剤も即効性のあるタイプに替えてもらったので問題行動も少しは減るかしら…と期待をしていたところでした。
処分したと思っていた以前のお薬がまだ残っていたのが原因でした。
当然判断できると思っていた家族にも問題があったのですが。
あ~やっぱり犯人は私ですよねぇ。
PR
Calendar
Freepage List
Category
Comments
Keyword Search