かなり深刻な停電の模様。

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August 10, 2003

テーマ： NYの大停電と今後のアメリカの動向(3)

カテゴリ：ニュース・政治・戦争

テロの可能性は否定された。原因はカナダのナイアガラの滝からノーフォークという地域までの送電線に過剰な不可がかかったためと朝日新聞の速報からだ。

空港は閉じ、地下鉄やバスも止まりエレベーターに閉じこもっている人もいる状態のまま少しずつ復旧している模様だ。

ニューヨークのマンハッタンを5地区に分けて電気を送っていいるのにいっぺんに止まるというのはとても奇妙であるが、よく記事を分析すると、カナダからの送電線一本でノーフォークまで電気が伸びてそれで振り分けていたのかもしれない。そんな大都市に直結する電気がたったの一箇所からきているのならそれはすごいことだ。ノーフォークは他のところから電気を受けておらず、振り分けるだけの施設だったのかもしれない。

数日前にフィラデルフィアの電気も止まったので多少今日の大停電は気になるが､アメリカにいる人は西海岸の人以外電気の節約など一つも考えたことはなかっただろうから、良い機会にはなるだろう。

そしてうちの研究者も少しは電気という資源について考えるだろう。

しかしそれよりも、停電中に起こりうる犯罪、エレベーターの中に閉じ込められている人々、病院、ろうそくを使ってなりうる火事､救急車が必要な状態になる事態などそれにともない巻き込まれる人々の命が心配だ。

特に街の道路はニュースの画面を見ている限り人で埋め尽くされているし、可能な高速道路も車で一杯で全く動いている気配がない。このまま数時間電気が止まったままであれば、ガソリンはなくなるだろうし、高速道路でそのまま止まる車も続出になるかもしれない。
もちろん救急車もレッカー車も消防車も道路を走る状態ではない。

電気の使い方を批判する前に、ここは被害者が極力少なくなることを祈るしかないだろう。

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