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densuke369 @ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
alex99 @ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…
November 13, 2003
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続き

以前働いていた日系企業はほとんど存在が無くなった、という話を私が辞めて1年後ぐらいに噂で聞いた。フィラデルフィアに本社があったその会社はニュージャージーにもひとつ診療所があり、そちらは沢山の駐在員が住む地域である為とても栄えていた。ライバルのJクリニック(これも日系)はそこに目をつけ「合併」の話を持って来た。

社長のE野氏はだいたいが日本で過ごしている為、このような話は最初水面下でこそこそと行われていた。E野氏の乱暴な経営の仕方に沢山の医者が反発していた為、看護婦も営業マンも含め意外に話が進んでいたようだった。実際私がそこで働いていた時でさえも、Jクリニックの先生方と関連がある人からそのような話を個人的に受けたこともあった。

栄えているニュージャージの診療所と違って週末しか開いていないフィラデルフィアの診療所は赤字だらけで駐在員を含め患者も少ないのに診療所が広い為、維持費だけでも大変なものだった。K見先生は週末はフィラデルフィアで主治医をし、平日はニュージャージーで息子のT夫先生と共に患者を見ていた。ニュージャージーの患者はフィラデルフィアの営業マンの成果により増えたわけではあるが、維持費の赤字を埋めるのはニュージャージーの売上だった。

あぁ、そういえばこんなこともあった。そんな状況下でありながら、E野氏はアトランティックシティーでカジノをするのが好きで今まで数々の職員をカジノにハめてきた。依然マネージャーとして働いていたL司氏などは、ハまりすぎて突然無断欠勤を重ねたかと思うと会社のお金をカジノで使い込んでいた。それを数年E野氏の黙認で行いつづけ、そして経営状態が傾いて初めて首になった。そして私のようなペーペー社員のお給料は値切りに値切られていたのであった。

L司氏はそうやって首になる以前にもE野氏の「個人的な基金」からなんと「学費」という面目のものを受けていて別枠で何千ドルももらっていた。同じように熟年看護婦のO柳氏も同じ面目のものを別枠で貰っていた。それでも皆E野氏の恫喝に耐えられず彼が日本に滞在している間、彼の態度、給料、勤務時間などに不満を職場で言いまくっていた。(また逆にE野氏がフィラデルフィアに来た時は、彼自身が医者の悪口をペーペー職員の前でぶちまけていた。)

「合併」の話が出た時、E野氏の会社はそういうわけで火の車であった。以前からの前の財団オーナーとの訴訟も残っていたし( 以前の日記 参照)彼のサイドからしてみれば優秀で幅広い分野の医師を揃えたJクリニックとくっついけば、フィラデルフィアも彼の懐も助かるし今後DCに診療所を持つ予定だったのでいい方向だと最終的に見たに違いない。さんざん揉めた結果Yesの答えと引き換えに、フィラデルフィアの患者さんのカルテの所有権はE野氏の会社にあるのだから絶対移動させないように、という条件がつけられた。

K見先生はJクリニックにもっといい給料条件を出された為、フィラデルフィアはやめてニュージャージーの診療所だけに絞りたかった。合併の話が決まってからこそこそとフィラデルフィアの患者さんに移動するから、とひっそり流していた。熟年看護婦で診療所を仕切っていたO柳氏はE野氏のサイドに付くかK見先生のサイドに付くか迷ったがK見先生に付いていくことに結局決めた。

Jクリニックとの狭間でK見先生はE野氏に昇給してもらえないか、と頼んでみたが火の車の状況で当然承諾されるはずもなく彼らはぶつかった。そしてついにK見先生はE野氏から離れることを決めたのだった。

問題はそこからだ。

さてK見先生はニュージャージーに完全移動を決めた引越しの日、息子のT夫先生と共にフィラデルフィアの診療所にぼそっと現れ患者さんのカルテを全部トラックに詰め込んだ。

胸騒ぎがしたのかもしくはフィラデルフィアでカルテがごっそり奪われたのに気づいたのか、とにかくその日E野氏は東京オフィスの部下達と共にニュージャージーの診療所でK見先生らを待ち伏せしていた。「ちょっと止まれ~!」K見先生のトラックがやって来ると部下がトラックの前に仁王立ちして止めようとした。

しかし運転手のT夫先生は止められなかった。そりゃそうだ、止めたらばれる。避けて他のスペースに慌てて方向転換をして進んだら、もちろんそのE野氏の部下を引きそうになった。結局トラックは止まり、カルテを持ち出したことが公に発覚した。

この先は皆さんのご想像どおりで、まずE野氏はK見先生を「カルテ持ち出し」「交通事故(殺人?)未遂」で訴えた。K見先生はE野氏を「会社の金使い込み」「給料不十分」で訴えた。会社は真っ二つに割れ、E野氏を支持する医者とK見先生を支持する看護婦と医者に分かれ、「合併」したE野氏の診療所とJクリニックはこのいざこざで崩壊した。

フィラデルフィアの診療所にはその後、E野氏が昔から交流があり日本で開業医をしていたT田先生が主治医として就任したらしい。ニュージャージーの診療所をそのように手放したに限りどうお金がめぐったか私には知る由も無いが、フィラデルフィアだけ残ったところで大変な苦境を迎えたと聞いた。

結局E野氏の2人の娘、S子さんとK子さんが働くことになりファミリー企業として動いているという噂も聞いた。余談だが、そのE野氏は日本でも元職員から給料未払いなどで訴えられているとも言われている。

次はノリノリの会社のケースを語ることにする。

→→ 続く →→→→または US Life Index へ行ってみる→→





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Last updated  August 4, 2004 06:16:09 AM コメント(2) | コメントを書く
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