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先日、シカゴを旅行した時、普段使わないようなチップが発生して改めて思いました。タクシーを呼んで荷物をトランクに乗せてくれたポーターへのチップ、そしてそのタクシーの運転手へのチップ…
受けたサービスの内容に応じて払うチップの額を自分で決める… 確かに合理的だとは思いますが、やはり面倒くさい。
又、レストランに行った時は、チップ欲しさに過剰に自分をアピールするウェイターやウェイトレスにうんざり。彼らはチップで稼いでいるといっても過言ではないので、自分の受け持ったテーブルの客には自分の名前をきちんと告げ、食事している間も頻繁にやってきては、 「問題ない?」 「何かあったらいつでも言ってね」 等と言ってくるのです。話に花が咲いている時に何度も来られると正直うっとうしくなります。しかも、ウェイター・ウェイトレスが必要な時に限って何処かへ行ってしまい見当たらない!
アメリカ人の旦那さんを持つ日本人女性Mちゃんの話。
彼らはアメリカのあるレストランで食事をしたのですが、2人とも比較的小食(というより一般の日本人レベル)であったため、メインディッシュを一人前とサイドディッシュを2種類オーダーし、それをシェアして食べることにしたそうです。
ところが、そのオーダーの仕方でウェイトレスの態度は豹変。
通常、レストランではオーダーした金額の15%程度のチップ(TAXの約2倍)を払います。オーダーする金額が少なければ必然的にチップの率も下がるわけで、そのウェイトレスはオーダーが入った時点で自分の取り分を計算したのです。彼女のそのあまりの対応の悪さにMちゃんは激怒していました。しかし、残念ながらこのようなことは珍しくないのだとか。
先日、地元で有名なステーキハウスに食事に行きました。そこは食事の内容もさることながら、店員の教育もしっかり行き届いている為、大切な客を連れて行くのには最適だと聞いていました。実際、その店は何度も表彰されており、有名人などもよく訪れるようで、店内にはスポーツ選手のサインがたくさん飾られていました。
確かに、ウェイターのサービスは完璧でした。
まず、やたらとやって来ない。話が盛り上がっている時に邪魔が入らないので非常に快適。しかも、こちらの動きを常にチェックしているので、ウェイターが必要と思った時は、視線を向けただけですぐに気付き、パアーっとやってくる。
オーダーも必ず女性から先にとり、スープを出すタイミングまできちんと確認。
とどめは、全てのテーブルにマネージャーが直々に挨拶にやってくる(普通ありえない)。これは、担当しているウェイターがきちんとした仕事が出来ているかの最終確認。これがまたわざとらしくも押し付けがましくもなく、こちらも他のテーブル客と平等に扱われている感じがしてとても気分が良かったです。
このレベルになるとウェイターのチップも15%どころではなく20%は払うのが普通だそうで、気前の良い人だとそれ以上払うのだとか。
そこで気になるのが、この手のウェイターがチップだけで1日どれくらい稼ぐのか!(←いやらしい)
一緒に行った仲間(飲食業界で働いていた経験有)に聞いてみたところ、店の込み具合にもよるが、普通に込んでる時期であれば1日$600~はかたいとのこと。
ひえ~~~!!これプラス固定給ですかっ!!!
何でも一流はスゴイのだなぁ…
ちなみに、日本食レストランで長年働いていた知り合いの話では、日本食レストランに来る日本人はあまりチップの払いが良くないのだとか。これは日本人がケチなのではなく、チップ制度に慣れていないからだそう。アメリカ人であれば 「良いサービスを提供された」 と判断すればチップをはずんだりもするのですが、日本人はあくまで一定のパーセンテージで支払い。まあ、これは仕方がないと思います。
でも、やっぱり個人的には、チップなしでも笑顔でテキパキとサービスを提供する日本のファミレスのウェイトレスのほうがスゴイなあと思います。