新聞に >「ママイルカ睡眠我慢」
という記事がありました。
バンドウイルカの母親は、産後1週間、睡眠を大幅に減らして育児に励む、という研究結果。これを読んで知ったのですが、大人のイルカはゆっくり泳ぎながら両目や片目を交互につぶって休むのだそうです。ところが、 産後は、両目をつぶる深い睡眠状態が極度に短く、片目で眠るときも、9割以上、子イルカの側の目を開けている 、とか。
たぶん、イルカが睡眠を「我慢する」という言い方は、ちょっと違って、産後のママイルカの体は、そうなっちゃうんですよね、きっと。
以前、こんな話を聞きました。
もともとサルの仲間だったヒト が、木の上から地上に降りて、昼間はとにかく餌を探さなければいけない生活になった、他の動物との餌の取り合いも激しい、落ち着くことができるのは夜になってから、これが人類の生活パターンとして定着した。
赤ちゃんも、お母さんの行動パターンに合わせて、昼間は静かに過ごし、お母さんの手の空く夜におっぱいをたくさん飲む 、その方が生き延びるチャンスが増える。
今でも、 お母さんのお腹の中で、赤ちゃんはどちらかというと、夜の方が活発に動く そうです。 妊娠中の女性も、昼間眠くなる 、ということです。
胎児はお腹の中で、単細胞から分裂を繰り返し、魚、両生類・・・と進化の過程をたどります 。妊娠・出産というのは、いろいろな制約の中で、体の力を押さえ込んで生活している人間を、本来の姿に戻し、体の力を引き出すチャンスだと思うんです。
といっても、それが母乳のメリットだと、即感じられないかもしれませんが、これって、ママの健康、赤ちゃんの健康のために、とても大事なことではないかな。
赤ちゃんは、実際、夜中におっぱいを欲しがります。ミルクだと、起きて作るのは大変だけど、 母乳をあげているお母さんは、体が夜中に起きるサイクルになっているので、それほどつらくありません。目覚めても、またすぐに眠ることができる のです。
この妊娠・授乳中の睡眠について、どこまで解明されているのか分かりませんが、これもまた神秘的です(毎回感心してますけど)。

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