misty247

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2006.12.26
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カテゴリ: 自然を表現する文
/\/\/\[穂高岳]/\/\/\

 穂高岳は、標高日本第三位3190mの岩峰群で、北穂高、奥穂高、涸沢岳、前穂高、西穂高、明神岳を総称した名前です。

・峠に立った時、不意にまなかいに現われる穂高の気高い岩峰群は、日本の山岳景観の最高のものとされていた。その不意打ちにおどろかない人はなかった。幸田露伴も書いている。「眼の前に開けた、深い広い傾斜、その向うの巍々堂々たる山、何という男らしい、神々しさを有(も)った嬉しい姿であろう。思わず、知らず、涙ぐましいような心持になって、危く手をさしのべたいような気がした。吾が魂に於て、彼を看たのか、彼に於て、吾が魂を看たのか、弁えがたいような瞬間であった。」

露伴をしてうろたえさせた穂高連峰の姿は内田良平氏による写真にてこちらでご覧いただけます。
http://www.nature-n.com/4ssns/htm/spr01-j.htm

・大正年代に入ると、穂高は岩登りと積雪期登山の道場になった。三千米のピークが四つもある岩の大伽藍である。当時の前衛的な大学山岳部の若者たちは競ってこの山を目ざした。彼らは次々と新しい登攀ルートを開いて行った。そしてジャンダルムだの、ロバの耳だの、クラック尾根だの、松高ルンゼだのと、西欧アルプス風な名が到る所の岩場に付けられたのは、昭和になってからであった。

「ほたか」と濁さずに読み、涸沢は「からさわ」と読みます。固有名詞は読み違えても仕方ないものですが、この二つは押さえておきたいですね。安曇は「あずみ」、梓川は「あずさがわ」。これら「あ音」の多さは偶然でしょうか。


/\/\/\[常念岳]/\/\/\

 北アルプス穂高連峰を中央に据えて、北側に槍ヶ岳、西は笠ヶ岳、南は焼岳、そして東にあるのが常念岳です。標高は2857mです。
 常念の謂れは「常に念ずる」で、一説には、山に忍び入った密猟者の耳を叱むお経と鐘の音が頂上からの風にのって夜通しとどいたところからと本にあります。



 金字塔は、オリンピックの表彰台中央を連想して「不滅の業績」のみを意味する語だと思っていましたが、「金」という字形同様、左右均等に裾を引く山容を表現するところから来た言葉だったようです。
 ウォルター・ウェストン(1861-1940)はイギリス人の宣教師です。アルプスを登り『日本アルプスの登山と探検』を著してヨーロッパに紹介しました。「日本アルプスの父」と呼ばれています。

・常念には若い勇敢なクライマーを誘い寄せる岩壁や困難な沢はないが、その美しい形をもって、芸術家気質の人々を惹きつける。画家や写真家に、この山は多くの材料を提供してきた。その一例として、私は田淵行男さんの写真集『尾根路』を思いだす。

 常念岳の麓に住み、登り、撮り続けた田淵行男さんの作品は、安曇野市に田淵行男記念館に多数展示されているそうです。
http://azumino-artline.net/tabuchi/index.php

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Last updated  2006.12.30 14:43:01
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