misty247

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2010.08.13
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 ロールちゃんマイヤーレモンは東海限定である。それをゲットできたのは、富士登山に行ったからで、私は2つのミッションを無事に遂行して満足の帰阪を果たした。
 1つのミッションは3年来の宿願であった。非常に難易度の高いミッションであった。それがなんであるかはここでは触れないが、当ブログを遡って読めばわかるだろう。そして、もう1つのミッションは、もちろん東海限定のロールちゃんマイヤーレモンを購入することであった。このミッションも簡単ではなかった。

 東海地方に行ったからといって、ロールちゃんのマイヤーレモンが簡単に買えるわけではないのだ。ロールちゃんはどこのスーパーでも売られているわけではなく、また、どこのデイリーヤマザキで買えるというわけではない。さらに、ホイップクリームならともかく、期間限定や地域限定のフレーバーであれば入手の難易度はいっそう高くなる。
 ロールちゃんファンには常識のことだ。

 静岡県内のとあるデイリーヤマザキに立ち寄ったとき、マイヤーレモンが売られていたのに巡りあった。これは本当にラッキーだった。というのも、数週間後、南アルプスへ登山に行ったとき、別地域のデイリーヤマザキやスーパーを数件のぞいたが、このときはマイヤーレモンに巡りあえなかったからだ。

snackA0810_rollchanmeyerlem


 マイヤーレモンというのは、レモンの品種名である。
 もっとも普通のレモン、ややラグビーボール型をしたあのレモンはユーレカという品種で、それにマンダリンオレンジをかけあわせたものが、マイヤーレモンだそうだ。形は丸くなり皮が薄く味は酸味がまろやかになって香りがよいという特長をもつとか。
 また生産者にもメリットがあるそうだ。酸味のレモンは食害に遭いにくく、シート覆いの手間がかからず、収穫時期が長いなど。
 みかんであれば甘さを求められる。水を吸わせないように傾斜地で栽培し、なおかつ地面をシートで覆うという苦労を強いられる。酸っぱさが本分であるレモンなら、そういう苦心がない。

 それで、ロールちゃんのパッケージに「JA三重南紀推薦商品」と書かれてある。

 ロールちゃんオフィシャルサイトの紹介文は「ソフトなスポンジにホイップクリームと三重県南紀産レモンのペースト入りクリームを巻き込んだ甘ずっぱいロールちゃんです」というもの。
 で、食べてみると、レモンのペーストの味があまり感じられない。目で見てもクリームの真ん中に細く一筋入っているだけ。これだけで全体が甘ずっぱくなる?
 だいたい、パンにおけるフルーツのフレーバーというものには期待できない。
 トマトは野菜か果実か、という疑問が大きく取りあげられていたときがあった。この結論は「一般社会での分類は野菜、学術的には果実」である。学術的には、種のまわりを実が取り囲んでいるのはすべて果実なのだそうだ。なんと茄子も胡瓜も果実。
 果実とは、つまり植物の種族繁栄の策である。「美味しい実を食べさせてあげるから、種を遠くへ運んでください」という植物から動物への依頼なのだ。動物は種ごと実を食べて、吐き出すか消化されずに排泄するかで、「宛先:なるべく広く遠く」というその配送を請け負う。
 よって果実のうま味は、腕の立つシュフが錬金術的につくりあげたフレンチの絶妙ソースなんかとは違って、動物の本能に直接的に訴えかけてくるものなのである。フルーツの持つみずみずしさや香り、それを食品工場の攪拌機で作れるとは思えない。
 パンやクリームのなかに練りこまれたフルーツのうま味を期待する方が間違いである。

 というわけで、ホイップクリームと大差ない味わいだった。個人的にはレモンペーストをもっとたっぷり混ぜ込んでほしかった。それでおいしくなるかどうかはともかく。

 『マイヤーレモン、買えないけど食べてみたい……』という人は、ホイップクリームを買ってきて、柑橘系か杏のジャムをクリームの脇にすぅーと一筋ぬってみよう。おそらくそれでマイヤーレモンに近い味になると思う。





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Last updated  2010.08.13 00:17:15
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