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神坂俊一郎

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Jul 24, 2025
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テーマ: 源氏物語(11)
カテゴリ: カテゴリ未分類



サイクリングは、2か月前に、スーパーで自転車から降りる時に、止まった状態で前にダイビングして、左目の下をざっくり切りましたから、そろそろ危なくなってきたかと心配したのですが、3日でその傷がふさがっただけでなく、その後、以前よりも元気になりました。
先日も、二階級特進wで副会長になってしまった自治会関係の集金があったのですが、彼、暇に任せてと言いつつ、いろいろ工夫して12件を二日でさっさと集めて来ました。
他の人たちはまだ全く取り掛かっていない状況だったらしく、盆踊り大会の賞品の買い出しまで請け負って来ました。
今日は、35度の暑さの中、濡れ縁と物置の雨漏りする屋根の上にシートを貼っていましたが、途中で何と脚立ごと転倒したのです。
2メートルぐらいの脚立で後ろ向きにバタンと倒れたわけで、ガッシャーンと大きな音がしましたから美奈子が慌てて駆け付けたら、本人曰く、「まだ特別製の体が有効。」だったらしく、膝に2か所痣ができただけでけろっとしていました。
ほとんど怪我をしなかったのはよかったのですが、その時彼、なんと「うたてやな。」と言ったのです。
本人全く意識しないで言ったらしいのですが、これ、現代語ではありません。
古語で、情けないと言った意味でつい出てしまったとのことで、最近「源氏物語」を再読したりしていたからなのでしょう。

源氏物語を再読した時も、現代語訳より原文を読んでいたと言います。
腹が立つことに、彼にとっては、外国語も同じだと言います。
現地で5日間も日本語のない生活を送っていると、大体何を話しているかわかるようになるのですから。
何故そんなことができるのか聞いたら、興味深い答えが返ってきました。
「人間、日本でもドイツでもフランスでも、大体同じようなことをしゃべっているから、聞いていると、言葉の意味が類推できるようになる。」
確かに、国際担当で毎年パリに行っていた時には、現地の人が気付かなかった、地下鉄の出発番線の臨時変更のアナウンスまでわかるようになっていたと言いますし、海外研修の時で6か国巡った時には、アメリカ、カナダ、イギリスでは、英語を、ドイツではドイツ語をペラペラにしゃべっていました。
イタリアとフランスは、現地の人たちが喋っている内容はわかったそうですが、話すところまでは行かなかったと残念がっていました。
そんな彼にとっては、古語も一つの言語で、元が日本語の分、理解しやすいとのことです。
源氏物語について聞いて見たら、まず一度全部読んで見ろと言われました。
あなたみたいな言語の天才じゃないから、そうはいかないと拒絶したら、とりあえずあらすじだけでも理解した上で、面白い本があるから、それを読んでみろと勧められました。
一つは、「六畳の御息所源氏がたり」でした。

原文読んだ後で読むと、なるほどと思うところがたくさんあるとのことでしたが、私は、聞いただけでギブアップしました。
彼は、私と結婚する2か月前に、大学同期の元カノの生霊に首を絞められたという、面白い経験がありましたから、六条の御息所ファンなのです。
私は、何故か初対面の時から私と結婚することを幻視していたという彼と交際することになった時には、彼女と別れた経緯も聞いていました。
彼には、庶民の私相手なら問題にならない(これはこれで腹立つことですが)ヤーさんとのお付き合いや複雑な家庭の問題があり、源氏物語の六畳の御息所さながらに上流階級のお嬢様だった彼女とは付き合えなかったというのも理由の一つだったのです。
そして、後から教えてくれたのですが、私も、前々世は、大阪の一部地域では知る人ぞ知る怨霊だったというのです。

中学生ぐらいにしかみえない幼い姿で、赤い襦袢姿で、首に首をくくって死んだ時の帯がかかっていて、口と足の間から血を流していたと言いますから、4歳の時に見て平気だった上に、「悲しいね。巡り合えたら大事にするよ。」とその怨霊に平気で声をかけて、本当に実行した彼は、間違いなく変人です。
ですから、生霊だけでなく、怨霊とも大変縁のある彼だったのです。
源氏物語に戻りますと、もう一つの彼のお勧め本は、遠藤遼著「源氏物語あやとき草紙(全3巻)」でした。
これ、紫式部の視点から捉えた作品で、源氏物語を執筆して行くにあたっての、藤原道長や、中宮彰子らとの関係を描いたもので、当時の時代背景がわかりやすく描かれています。
と解説してくれたものの、彼や元カノのリアル六条の御息所ほどの超越的な頭脳を持たない私には、無理と言うものです。
頭の良すぎる人には、普通の頭の人のレベルが理解できないようです。
彼が言うには、こんな私でも、頭はとってもいい方で、理解できないと思う人には最初から勧めないと言うのですが、いまだに小さい文字も平気で読める超人的視力の彼と違って、私は60前から老眼で、彼に買ってもらった12インチのタブレットで、漫画や小説を大文字にして読むのが精々ですから、付き合いきれません。
でも、結婚する前に、酒もタバコも賭け事もやらない堅実で健康な男で、自分よりも頭のいい人、との条件を考えていましたし、「馬鹿な男は絶対嫌じゃ。」と宣言していた手前、全てを満たした上に、超人的な運動能力と堅牢な身体まで持っている彼に、文句を言うのも贅沢なのでしょう。
彼は、聞けば何でも、私にもわかるように教えてくれます。
何と言っても、超人的な演算能力?によって、彼が、何万通りもシミュレーションして最適解として選んだという私との結婚は、私にとっても幸せなものなのでしょう。
未来幻視どおり、78歳まで元気に生きていてください。
お願いします。


源氏物語とは直接関係はありませんが、同窓会で訪れた京都の醍醐寺です。





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Last updated  Aug 13, 2025 10:53:55 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞8(10/04) 記紀とは違うヤマトタケルを興味深く拝読…
Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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