酒は水、水は水でも狂い水
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最近、なかなか見ることができなくなったというか、まだあったのかというレアな逸品『自動販売機専用・赤いきつね』を先輩からいただきました。自販機専用カップラーメンは、自販機に付いているスゴく短い割り箸又はすぐに割れてしまう透明なプラのフォークのセットじゃないと認めませんが、流石の先輩は短い割り箸を持ってきてくれました。最近の若者は知らないとは思いますが、30代の人以上なら分かってもらえるとは思いますが、一昔前は、「高速道路の比較的小さめなサービスエリア」や超が付くほどの田舎の真っ暗闇が続く国道を走っているといきなりあった「自動販売機だけがたくさんあるプレハブ造りの無人のお店」とかにカップラーメンの自動販売機があったんです。最近はどこにでもコンビニができちゃったので、自動販売機だけの無人のお店なんてなくなっちゃいましたね。あぁ、そんな自販機だけの無人のお店には必ずと言っていいほどあった『ハンバーガーの自販機』のあのマズいハンバーガーの味…思い出したら懐かしくて涙が出てきます。またその自販機がボロくて冷たいままのハンバーガー出てきたり、お金を入れたのに商品が出てこないなんて普通にありましたからね。たかが何百円でもくやしくて自販機の横に書いてある電話番号に、当時は携帯なんてないから近くの公衆電話で電話すると無人のお店のオーナーらしき人が眠たそうに電話に出て事情を説明すると、「お金の返金は明日じゃないと無理」と軽く一言。当然、こっちは遠出してる途中に寄ったので明日なんて無理だしわざわざ寄るほどの金額じゃないんで結局あきらめるしかないんですよね。こんな悔しい思いをした人は当時たくさんいたと思います。ちょっぴり話しがズレてしまいましたが、『自動販売機専用・赤いきつね』に戻します。本当に何年ぶりっていうか何十年ぶりに食べたのか、最後にいつ食べたのか振り返ってみたものの思い出せませんでした。先輩から聞いたら値段は150円だそうですが、あまりの懐かしさと非常な美味しさで涙が出てきそうになりました。あまりに感動して先輩に「また買ってきていただけますか!お礼はいくらでもします!」なんて熱く血気盛んに懇願してしまいました。そんな熱さ迸る僕に先輩は「俺は職場の食堂の隅にカップラーメンの自動販売機はいつでもあるからいいけど、コレって割高じゃないかい?」って冷静に忠告してくれました。血気盛んな僕は「割高?」の意味がまだ分かりませんでした。そんな僕に優しく先輩は「よく考えてみろ」と…その一言で冷静さを取り戻した僕は『自動販売機専用・赤いきつね』のマジックに気付きました。そうなんです!『自動販売機専用・赤いきつね』とはいっても、容器の違いはあれど味は一緒だし、赤いきつねの命でもある“油揚げ”も自動販売機専用の方が見事に小さく、しかもバリバリに割れて入ってました。しかも、もしかしたら未確認ですが麺の量も少ないかもしれません。これで値段は150円!「赤いきつね」なんてそこら辺のスーパーで買えば、たまに特売で100円を切った値段で販売したりしています。赤いきつねマジック恐るべし…マルちゃんの戦略に見事にハマってしまうところを先輩に救われました。それでも、今、僕の手元には『自動販売機専用・緑のたぬき』が1個キープしてあります。とりあえずいつ食べるかは未定ですが、現在はお店の一角にディスプレイしてあります。あっ…・ハンバーガーの自販機がまだ設置してありますよ!・カップラーメンの自販機がまだ設置してありますよ!なんて情報ありましたら教えて下さい。
2007/07/04
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