2018.12.11 毎日新聞
それを受け、NTTドコモなど国内の携帯大手3社と、来年秋に参入する楽天が、次世代通信の「5G」の基地局などで中国メーカーの機器を使わない方針を固めた。
米政府による中国製の通信機器排除の動きが、日本にも影響を与えている。
石田真敏総務相は11日の閣議後記者会見で、申し合わせは政府調達が対象であり、「民間に何か求めることは現時点で考えていない」と話した。
ただ、2020年から商用化を開始する予定の5Gを含む情報通信ネットワークの安全や信頼性の確保は重要だと指摘。「通信事業者もサイバーセキュリティー向上に向けて積極的に取り組んでいただきたい」と話し、自主的な対応に期待を表明した。
調査会社MCAの調べによると、17年度の中国メーカーの基地局売上高シェアは、ファーウェイが13.2%、ZTEが2%。富士通やNECなどの国内メーカーや韓国のサムスン電子より低かった。
ただここ数年は、大きな伸びを示しているという。大手通信会社幹部は「ファーウェイは能力が高い技術者が多く、機器の価格も安い」と説明する。
ソフトバンクは、現行の「4G」の基地局などの一部設備にファーウェイなどの機器を使い、5Gの商用化に向け、同社と実証実験もしているが、5Gでの機器採用を見送る方針を固めた。
来年10月から携帯電話市場に参入する楽天は、現行の4Gでノキア製などの採用し、「中国製の機器を使う予定はない」(広報)としている。
ファーウェイと5Gの実証実験をしていたNTTドコモも現行の4Gでは中国大手の機器を採用しておらず、その方針を継続する見通し。KDDI(au)も4Gの基地局で中国製を使っておらず、5Gでも採用を見送るとみられる。
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