2019.9.9 日本経済新聞
7月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引を示す経常収支は1兆9999億円の黒字で、黒字額は前年同月比1.3%減だった。
5カ月連続で前年水準を下回った。
米中貿易摩擦の影響で日本から中国向けの輸出が減り貿易赤字となっているが、海外との投資のやり取りを示す第1次所得収支の黒字が大きい。
貿易収支は745億円の赤字と、前年同月から赤字幅が659億円拡大した。
自動車部品や半導体等製造装置の輸出が大幅に減った。
原油価格の下落によって輸入減となったが、輸出減による影響が上回った。
サービス収支は2299億円の赤字と、前年同月から赤字幅が700億円あまり拡大した。
システム更新費用などで海外企業への支払いが増えた。
訪日外国人による消費額から日本人の海外旅行での消費額を差し引いた旅行収支は、前年同月から微減の2293億円の黒字。
一方、 第1次所得収支は同1.2%増の2兆3899億円の黒字だった。
7月として過去最大の黒字幅になった。
直接投資による海外子会社からの配当金が増えた。


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