2019.12.18 産経ニュース
観光庁は18日、韓国からの訪日客が7月以降、5カ月連続で減少したと発表した。
日韓関係改善が見通せないなか、今後も減少が続く可能性が高く、政府が掲げる観光客数目標に悪影響を及ぼすのは確実だ。
ただ、韓国人客は滞在日数が短いため、もう一つの目標である観光客消費額への影響は限定的だとの見方もある。
観光や消費の現場ではすでに、東南アジアや欧米客向けの営業を強化するなど、多角化を図る動きも出始めている。
(中略)
ホテルニューオータニ大阪(大阪市)は、 9~11月の客室稼働率が前年同期比で約1・6ポイント下がった半面、1室当たりの客室単価は1千~2千円上昇し、増収となった。
韓国人客は「室数ベースで6割減っているが、もともと宿泊客に占める割合は数パーセント程度で、影響は少ない」という。
年末年始も全体の売上高は前年を上回る見通しだ。
ただ、日韓関係の悪化を背景に、同ホテルは「特定の国・地域に依存するリスクは分散させる必要がある」として、タイやベトナムなど東南アジア諸国での営業を強化している。
一方で、滞在日数が長く消費額も大きい欧州からの訪日客の呼び込みを活発化させる動きも出ている。
全日本空輸は、来年3月29日からの新ダイヤで、羽田空港発着の欧州路線を拡大。
欧州の発着都市数は、北米や中国とほぼ同数になる。
平子裕志社長は「消費額で期待できるのは欧州や豪州からの訪日客と考えており、(新路線就航で)訪日客の消費額拡大に貢献できる」と胸を張った。
(中略)
韓国人客減少について、福岡商工会議所の藤永憲一会頭は、「苦しい企業、地域もあるだろうが、マクロ的に見れば大きな影響はない」とみている。
訪日客20年4000万人ピンチ 韓国人減響き今年は3200万人前後か2019.12.19 Sankei Biz
観光庁は18日、11月に日本を訪れた外国人旅行者は前年同月比0.4%減の244万1300人、このうち韓国人客は65.1%減の20万5000人だったとの推計を発表した。
1~11月の訪日客全体の累計は、韓国人客の減少が響き2.8%増の2935万5700人と伸び悩んだ。
このままのペースでは2019年は年間3200万人前後にとどまる見通しで、20年に4000万人とする政府目標の達成は厳しそうだ。
(中略)
観光庁の田端浩長官は記者会見で「4000万人達成にはいろいろな取り組みが必要だ。20年ならではの誘客プログラムを作り、需要を喚起する。羽田、成田両空港の発着枠の拡充などプラス材料もある」と強調した。(引用ここまで)
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