2020.4.21 Sankei Biz
財務省が20日発表した3月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は6兆3579億円と前年同月比11.7%の大幅減となった。
自動車の米国向け輸出などが低迷したのが要因。
下げ幅は、英国の欧州連合(EU)離脱問題など海外経済の不透明感から円高が進んだ2016年7月以来、3年8カ月ぶりの大きさだった。
新型コロナウイルスの収束が見通せない中、世界的な貿易の収縮が止まらず、影響の長期化が懸念される。
米国向け輸出は、16.5%減の1兆1821億円で、東日本大震災直後の11年4月(23.3%減)以来の減少幅だった。
品目別では自動車や航空機エンジンなどが落ち込んだ。
EU向けも11.1%減。
自動車や金属加工機械が落ち込んだ。
中国向けは8.7%減。
自動車部品や半導体製造装置などが落ち込み、2月(0.4%減)から減少幅が大きく拡大した。
一方、輸入額は5.0%減の6兆3529億円。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は49億円で2カ月連続の黒字だった。
オーストラリアからの石炭などが減ったのが要因。
中国からの輸入は4.5%減で2月(47.1%減)と比べ減少幅が縮小。
中国国内の経済活動が一部再開されたことが反映された。
(中略)
同時に発表した 19年度の貿易収支は1兆2912億円の赤字だった。
赤字幅は前年度から19.8%縮小した。
輸出は6.0%減の75兆8800億円で、輸入が6.3%減の77兆1713億円だった。
輸出入とも3年ぶりに減少した。



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