MVNOは13年にスマホブームとNTTグループなど大手通信会社の参入で人気に火が付いた。ただその大半はデータ通信専用で、利用者は音声通話端末とスマホなどの2台を持ち歩く必要があるため、30~40代のIT(情報技術)に詳しい男性がメーンの購入者だった。
風向きを変えたのは、通話とデータ通信の両方に対応したサービスだ。大手携帯電話会社と同様にスマホ1台で済ませられる。ネット接続大手のソネットやMVNO専業の日本通信が提供していたが、今春になってインターネットイニシアティブ(IIJ)なども追随。日本通信と組んだイオンが4月からスマホの本体代金と音声通話やデータ通信の料金をセットで提供しはじめたことで、一般消費者への認知度が急速に高まった。
MVNOの音声通話サービスは携帯大手が全国に張り巡らせた既存のネットワークをそのまま使えるため、基本的に通話品質やサービスエリアが携帯大手と変わらない。MVNO各社はこうした安心感を売りに、スマホの利用頻度が低い初心者を中心にスマホ1台目の需要も見込む。「データ専用SIMの主な潜在顧客は国内1200万人のタブレット利用者。1枚のSIMで通話とデータを利用できれば、約5100万人のスマホユーザーを狙える」と日本通信の福田尚久副社長は話す。
ただ大手通信事業者やネット接続事業者、ベンチャー企業が業界最安値を10円単位で競い合ってきたデータ通信サービスに比べると、物足りない面もある。MVNO各社が現在設定している通話料金は、税別30秒当たり20円でほぼ横並びの状況だからだ。
出典: http://plaza.rakuten.co.jp/?func=diary&act=write&theme_id=263036
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