ユビキタスモバイルの夢

July 21, 2016
XML
ARM CEO(最高経営責任者)のSimon Segars氏は、たった2週間でソフトバンクからの買収提案の受け入れを決めた理由を2つ挙げている。1つは、17英ポンド/株という買い取り価格が高評価だったこと。もう1つは、ソフトバンクと“未来”に対する考え方が一致したことだという。

 ソフトバンクの孫社長が強調したように、両社が見据える未来はIoT(モノのインターネット化)がもたらす。ソフトバンクはIoTによって、新たなサービスや機器を提供できるようになる。その機器で情報処理を担っている半導体集積回路(IC)の中核回路である「CPUコア」こそが、ARMの主力製品である。

 ARMはCPUコアを開発し、半導体メーカーにライセンスする。半導体メーカーが、そのCPUコアに周辺回路やメモリーなどを加えたICを開発・製造して、機器メーカーに提供する。

■ARMコア集積ICは900億個超
 Segars氏が、「世の中にあるほとんどの携帯電話機やスマートフォン(スマホ)には、ARMのCPUコアを集積したICが搭載されている」と言うように、ARMを成長軌道に乗せたのは、ケータイやスマホといったモバイル機器向けICである「アプリケーションプロセッサー」だった。モバイル機器向けアプリケーションプロセッサーICをARM躍進の第1の波とすると、第2の波は「組み込み機器向けのマイクロコントローラー(マイコン)」である。

 ARMはマイコンをターゲットにした「Cortex-M」というCPUコアを開発し、その第1弾「Cortex-M3」を2004年に発表した。2007年に大手半導体メーカーとして初めて伊仏合弁STMicroelectronicsがCortex-M3をベースにしたマイコン「STM32ファミリー」を発表したのを皮切りに、ARMのCPUコアをベースにしたマイコンが増えていった。

 それまでマイコンは独自のCPUコアを持つ半導体メーカーでないと開発が難しかったが、Cortex-MのライセンスをARMから受ければ、どの半導体メーカーでもマイコンを開発できるようになった。今や32ビットマイコンのほとんどは、ARMコアをベースにするICとなっている。

 例えば、ルネサス エレクトロニクスがIoT向けの新たなマイコンとして投入した「Synergy」は、全製品がCortex-MをCPUコアとして集積している。ARMのSegars氏によれば、ARMのCPUコアを集積したICの累積出荷数は900億個を超えたという(アプリケーションプロセッサーやマイコンなどを含めた総数)。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05034650Q6A720C1000000/





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 21, 2016 07:41:27 AM
コメントを書く
[携帯電話・モバイル] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

MM1940

MM1940

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

老いを遅くする@ Re:米イラン、戦闘終結の覚書で合意 トランプ氏「ホルムズ開放を承認」(06/15) 老いを遅くするについては、 0896240183 …
aki@ Re:さよならスマホ、2050年に普及率0%(10/29) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
坂東太郎9422 @ Re:2度目のノーベル賞に挑む  「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: