「受注がかんばしくない……」。経済産業省の統計担当部署でため息が漏れる。自動車や鉄鋼など国内で生産されるモノの動向を表す鉱工業生産指数(2010年=100)の中の電子部品・デバイス工業の動向に変調の兆しがあるからだ。
「性能が向上したのに『7』向けの納入価格は上がらなかった。スマホにうまみはない」。アイフォーン向けに液晶関連部品を供給する西日本の部品メーカー幹部は「20年までにスマホからクルマ向けに販路を切り替えたい」と明かす。
自動車や機械と並んで日本の基幹産業である電子部品。15年度の貿易統計によると、電子部品は輸出額全体の5.2%を占め、自動車(16.3%)に次ぐ。電子部品の新たな市場を自動車に見いだすとなると、産業全体で自動車依存度がより高まるリスクもある。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08631160R21C16A0SHA000/?dg=1
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