ユビキタスモバイルの夢

June 8, 2017
XML
カテゴリ: 企業
NECが株式市場との対話に苦戦している。ソフトウエアを使う通信制御技術「SDN」などへの投資を加速する方針を打ち出したが、証券アナリストらの評価は芳しくない。NECが攻めの姿勢を打ち出す一方、内部管理体制の強化などによる採算向上という「守り」の一手を求める投資家。両者を分かつ深い溝が浮き彫りになった。
顔認証は空港や競技場などの保安に有効とみられ、テロ対策などの重要性が増す中で成長が見込める分野だ。コンビニ首位のセブン―イレブン・ジャパンも店舗端末で店長などの本人確認にNECの顔認証技術を採用すると発表。18年春メドに2万店へ導入される見通しだ。

 そんなNECの主張は市場に届いているとは言い難い。ゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫氏は「NECが適切な経営資源の配分、目標設定と管理ができないとの印象を強めた」と指摘する。戦略投資などについても「責任の所在が明確でない費用が当面拡大し、高止まりする方向に向かっている」と分析し、コスト先行で利益が想定ほど出ない可能性があると危惧する。

 市場の疑念の背景にあるのが、今世紀に入ってからのNECの歴史だ。00年代初頭にIT(情報技術)バブルがはじけた後、半導体やスマートフォンなど不採算事業から撤退。売上高は01年3月期の約5兆4千億円から、前期は2兆6千億円あまり。会計基準の違いはあるが、ほぼ半減した。
 かつては2500億円程度を稼いだ営業利益も、前期は418億円止まり。近年は1000億円近辺で推移していたが、前期は人工衛星事業で不採算案件が発生。コスト管理の甘さが浮き彫りになり、通信制御などの海外事業も想定ほど伸びていない。

 株価は正直だ。日経平均株価は2万円を超え、既にITバブル時の水準を意識し始めた。一方、NEC株は当時の高値の10分の1にすら満たない。企業にとって成長は欠かせず、リストラだけでは縮小均衡に陥る。とはいえ、身の丈に合ったコスト構造も重要だ。家庭用蓄電池など不採算事業の見直しも焦点となる。案件の採算を重視する管理体制を求める市場の声を軽んじることもできないだろう。

出典:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17416790X00C17A6000000/?dg=1&nf=1





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 8, 2017 07:19:04 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

MM1940

MM1940

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

老いを遅くする@ Re:米イラン、戦闘終結の覚書で合意 トランプ氏「ホルムズ開放を承認」(06/15) 老いを遅くするについては、 0896240183 …
aki@ Re:さよならスマホ、2050年に普及率0%(10/29) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
坂東太郎9422 @ Re:2度目のノーベル賞に挑む  「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: