ユビキタスモバイルの夢

August 23, 2017
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カテゴリ: 企業
建機大手のコマツが、人手不足が深刻な建設業界の支援に力を入れている。初心者でもショベルカーを熟練者なみに操縦できるようにしたり、測量や工事進捗(しんちょく)の確認をドローンに委ねたり。情報通信技術(ICT)を駆使して人手を補う取り組みだ。
■ドローンで撮影
 ドローンが30メートルの高さまで浮上すると、工事の掘削予定地を周回しながら撮影を続けた。画像データはコマツのデータセンターにすぐに送信され、高精度な3次元画像に変換。仕上がりイメージと重ね合わせて、掘削すべき深さや必要な掘削量、作業工程などを盛り込んだ施工計画書がわずか1日で仕上がる。
 従来なら数人で測量し、集めたデータをもとに数日かけて図面を作製した。掘削目印を現場につける「丁張(ちょうばり)」も人手頼み。目印どおりに建機で掘削するには熟練の技が求められた。
 ■測量も機械任せ
 だが、コマツのシステムでは、工事前の測量や図面づくり、施工計画まで機械任せにできる。さらに、データは建機の操縦席の端末に送られ、初心者でも指示通りのレバー操作で掘削でき、必要以上に削ろうとしたり、計画にない作業をしたりすると、ブロックされる。作業内容もコンピューターが管理し、報告書づくりに追われることもない。
 渡良瀬川と利根川の合流地点そばの中田新田地区(茨城県古河市)。ここの築堤工事を受注した埼玉県加須市の建設会社「Atos」で総務部の坂井夏稀さん(23)が昨秋、初めてショベルカーに挑戦した。盛り土を階段状に削り、のり面を整える作業だった。
 事務職が本業の入社2年目。現場に出るとは考えもしなかった。渡辺直也社長(38)が「女性の力も頼みだ」と言って諭した。
 コマツの施設で5日間の研修を受けただけだったが、計画通りの作業ができた。すぐ隣では、別の業者が同じ規模の工事を建機6台、8人ほどの作業員で請け負っていたが、Atosは建機2台と4人で足りた。渡辺社長は「ICT建機で同じ時期に二つの工事が受注できる。利益が増え、魅力ある建設業に変えられる」と話す。

 東日本大震災の復興現場でも、ICT建機の活用が進む。武山興業(宮城県石巻市)はショベルカー4台で導入。2015年から北上川のかさ上げ工事などで使っている。当時、復興需要で仕事は増えたのに、熟練の従業員が離職。ICTなら経験不足をカバーでき、入社2年目の従業員が作業にあたった。播磨勝也土木課長は「従来なら5年は経験を積まないと任せられなかった。管理業務を減らせる利点も大きい」。
 ■工期半分が目標
 日本商工会議所が今春、全国の中小企業を調査すると、建設業は約7割が「人手不足」と回答した。特に即戦力の人繰りが深刻だ。日本建設業連合会によると25年までに130万人の不足が生じるという。国土交通省はICT建機などの活用で生産性を2割高める必要があると指摘している。
 ICT建機は、コマツのほか日立建機やコベルコ建機、日本キャタピラーなども導入している。だが、レンタル費用が従来より約3倍高く、ショベルカーの場合、国内のICT対応は全体の0・3%の約2千台にとどまる。コマツの野路国夫会長は、「仕事があるのに働き手がいない状況に備えていく必要がある。ICTで工期を半分にするのが目標だ」と話す。
出典:http://digital.asahi.com/articles/DA3S13098461.html?_requesturl=articles%2FDA3S13098461.html&rm=150





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最終更新日  August 23, 2017 08:37:40 AM
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