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Oct 20, 2005
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 本来はトランペッターに分類しなければならないとは思いますが、甘い歌声がLOVEなもので、ここはヴォーカリストとして紹介させて戴きます。

 「ジャズ界のジェームス・ディーン」、「クールジャズの象徴」、「悲運のトラッペッター」こと、チェット・ベイカーは、兵役除隊後、ロサンゼルスのクラブに出演していたデクスター・ゴードンと一緒にプレイをさせてもらったのがプロデビューであった。

 その後、バップの創始者チャーリー・パーカーに見いだされ、ジェリー・マリガンのカルテットでアイドルと化した。

 ポーリン・ケールと並んで高名な評論家であるレックス・リードは『彼の歌は、無邪気な甘ったるさで女の子たちをなぎたおした』と評した。

 映画「夜が泣いている」の、ナタリーウッドとの主役競演話をMGMがが持って行ったが、チェットはそれを蹴るほどのモテぶりたったのだ。

 まるで耳元で囁くようなソフトな感触の歌声は、ロマンティックなダンディズムを、男性である私にも感じさせてくれる。

 甘く切なくて、そしてはかない歌声!

 その歌声に似て、チェット・ベイカーの人生は、その後、頂点からはかなく急降下をしていく。

 麻薬常習者として、身も心もボロボロだった60年代、1973年に奇跡のカムバックを果たしたが、1988年5月13日金曜日に、宿泊先のアムステルダム「オランダ・ビート・ホテル」の2階の窓から転落して謎の死をとげた。部屋には、ヘロインが残されていたと云われている。



 もしかしたら、ヘロインを飲んだチェットは、自らを鳥に化して、2階の窓から大空へ飛び立とうとしたのではなかったのだろうか?





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Last updated  Oct 20, 2005 08:00:29 PM
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