*モナミ* SMAP・映画・本

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2009.07.17
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カテゴリ: 本




著:エリック・ジェローム・ディッキー


テネシーの片田舎からNYにやって来て2年、マンハッタンのど真ん中で、
必死にもがいて生きてきた黒い肌のジョーダン。

幼い頃の葛藤を心に病んだまま、精一杯独り立ちし、
アーティストとして成功を収めつつある白い肌のキンバリー。

ニューヨーク。
死人だって必死に歩きつづける街。
敵も味方もすべて自分次第の街。
そんな不安定な日常のなかで、ふたりは出会い、恋に落ちた。
お互いの違いを知りながら、どうしようもない情動に突き動かされて。

肌の色なんて関係ない、なんて、とんでもない。
愛しあえばそれだけ、理解したいと願うだけ、すれ違う想いに苦しむ。

元恋人との妊娠騒動、そして愛する兄弟の失踪事件も手伝って、
つぎつぎと波瀾を迎えるふたりの恋の行く末は。



ミルク色の肌をした女と、コーヒー色の肌をした男が、
さまざまな色の混ざり合うニューヨークで出会った。

たかが肌の色。
されど肌の色。

同じ肌の色、髪の色、目の色の民族が住む国に生まれ育った私たちには、
「違う肌の色の人間と付き合う」ということがどれほど大変なことか、
想像できるわけもなく。

誰かを好きになり、一緒にいたいと願うのに肌の色が障害になるなんて、
そんなのどうしようもないことじゃないかと思わずにいられないけど、
避けられない問題。


ただその人を愛して、その人と一緒にいたいと願っているだけなのに、
ただ肌の色が違うというだけで、一緒にいられない。

仲間たちには、自分たちの過去を忘れたのかと非難され、
自分たちのルーツを否定することになるんだとまで言われる。

心の中ではキンバリーを愛して仕方ない、一緒にいたくて仕方ないのに、
仲間たちのパーティーにキンバリーを誘うのを躊躇するジョーダン。
NYの街中でおおっぴらに手をつなぐのに抵抗を示すジョーダン。

人の目を気にしないほど愛しているのに、そうできない葛藤。


人種差別なんてとうの昔になくなったと思いきや、その根は深く。
お互いがお互いを認めようとしない。


しかし、ジョーダンとキンバリーには、肌の色だけではない悩みが。
それは肌の色よりも深い問題なのか、肌の色が引き起こす問題なのか…。

愛はすべてを乗り越えられるのか…?


マンハッタンを舞台に繰り広げられる、ほろ苦いコーヒーのような、
大人のラブ・ストーリーでした。



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最終更新日  2009.08.04 16:01:41


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