*モナミ* SMAP・映画・本

*モナミ* SMAP・映画・本

2010.06.11
XML
カテゴリ: 映画


水曜日の 『ロフト』 に続いて、再び EUフィルムデーズ2010 へ。
今回はアイルランド映画、 『Once ダブリンの街角で』


水曜日は地下鉄を乗り継いで行ったんだけど、よく調べてみたら、
地下鉄1本で行けると言うことに気付いて。
地上をちょっと歩くんだけど、乗換えで地下も歩くしね。
色々選択肢がありすぎるってのも困りもの。


20100611203341


さて映画は。


ONCE ダブリンの街角で デラックス版『Once ダブリンの街角で』


アイルランドの首都、ダブリン。
老いた父の家業を手伝いながらメジャーデビューを夢見る、
ストリートミュージシャンの男(グレン・ハンサード)。

傷心の彼はいつものようにストリートで歌っていたある日、
ひとりの若い女性(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。

チェコからの移民で家政婦として働く彼女もずっと、
ピアノを持つことを夢見ていた。

彼女のピアノに惚れ込んだ男は、彼女のために曲を書き、
音楽という共通点で互いに惹かれ合う。

そして2人はバンドを組み、人生の新たな希望を見出すために、
共に歩み始める。



男と女の名前が、1度も出てこなかったということに、
エンドロールで気付いた。
「guy」と「girl」になってた。
他のバンドメンバーなんかは、ちゃんと名前で呼んでたのに。

そのくらい、たった一度きりの出会いだった2人。


夢を追い続け、道で毎日歌い続ける男と、
家政婦をしながら生計を立てているチェコ移民の女。
ふとしたことで出会った2人は、音楽という共通点を持っていた。

しかしそこですんなりロマンスに…行かないところが、
アイルランドという国を表しているかのような。

私の勝手なイメージだけど、なんかこう、気候も暗く寒いイメージで、
人々も、割と陰にこもりがちな。
イタリアなんかが舞台だったら、会ったその日に寝てるハズ(爆)。


趣味も感性も合うし、惹かれあってるのは確実な2人なのに、
その微妙な距離を保ったまま、ストーリーは進む。

女の方が実は結婚していて、チェコにいる旦那と別居中の子持ち、
ということがもちろん影響しているんだろうけれど、
その一線を破らない微妙な関係が、繊細でもあり、もどかしくもあり。


お互いの気持ちを乗せて歌うかのような2人。
これまた音楽も歌も、素晴らしくて切なくて。

主演の男性は、アイルランドの人気ロックバンドのリーダーだって。
どおりで歌がちゃんと上手いと思った。


このままでいいのか…と、半ば夢を諦めつつあった男が女に出会い、
次の一歩を踏み出す。
女も、諦めていたピアノを弾きながら、男と共に歌う。

同じように道で歌っていたストリートミュージシャンとバンドを組み、
乗り気でなかったレコーティングエンジニアをも本気にさせた、
会心のデモテープも完成し、「後でお茶を飲もう」と約束して、
別れた男と女。

それきりの別れ…。
「また後でね」と言って別れたのに。


ロンドンへと旅立とうというその日も、ついに男は女に会えず。
しかし、自分がここまで進めたという感謝を込めた贈り物を、
女に贈る。

切ない。
だけど、潔く、清々しい。
男も、女も。


キスをすることもなく、触れ合うことすらないまま別れた男と女。
2人の素晴らしいハーモニー。
この歌↓が、いつまでも頭を離れなかった映画でした。

Falling Slowly - youtube


《送料無料》(オリジナル・サウンドトラック) ワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンド...
オリジナル・サウンドトラック




ランキング励みになります♪
↓        ↓
ランキング にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ


【参考】

Once ダブリンの街角で 公式サイト





tv
映画レビュー
ラブアイコンホームふきだし ツイッター小.jpg






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.06.12 21:37:03


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: