『苦役列車』
友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、
その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫太。
或る日彼の生活に変化が訪れたが…。
こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか。
昭和の終わりの青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と因業を、
渾身の筆で描き尽くす。
これが実話だとしたら、どうしようもない人間だ…。
これが筆者自身の話だとしたら、物書きになれてほんとによかったと、
他人ながら、心から思う。
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