『PRICELE$S~あるわけねぇだろ、んなもん!~』
。
金田一二三男(木村拓哉)たちの『ハピネス魔法瓶』が作った、
“究極の魔法瓶”は返品の山。
幸福荘の金田一、模合(中井貴一)、二階堂(香里奈)の狭い部屋に、
押し込まれてしまう。
全てが戻ってきたかと思われたが、彩矢は1個足りない事に気がついた。
次の日、金田一たちは魔法瓶をリサイクルショップに売り払う事に。
幸福荘に横付けされたのトラックに魔法瓶を積み込んでいると、
金田一に電話がかかってくる。
なんとそれは、魔法瓶の注文だった。
実は、その日の経済誌に“究極の魔法瓶”の記事が書かれていた。
書いたのは、この男が記事にした商品は売れると言われている、
能見実(香川照之)。
その噂通り“究極の魔法瓶”の注文が殺到する。
金田一は、この注文をこなすために元『ミラクル魔法瓶』の下で、
魔法瓶製作に関わっていた工場の社長たちを集めて業務提供を頼み込む。
『ミラクルエレクトロニクス』の大屋敷統一郎(藤木直人)は、
財前修(イッセー尾形)から金田一たちの動きを知らされるが動じない。
統一郎は寄せ集めの組織で金田一たちの計画は必ず破綻すると読んでいた。
それでも財前は榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)を呼んで金田一たちを探らせる。
金田一のもとに能見が来た。
今回の記事に感謝する金田一に、能見は一時的な成功は派閥を生み、
その結果、組織がバラバラになることもあると忠告されるのだが。
200個の魔法瓶、あの狭い部屋に入るんだ。
より一層狭くなった部屋でキムラサンと並んで寝るとか…。
寝られない!(爆)
「1個も売れない商品作るってある意味すごい」って、そのポジティブさ。
だからこその、木村社長!
一昨日入れたお湯でお茶…あんまり飲みたくないなぁ。
2日も3日も温度を保てるのはすごいと思うけど、家庭では、なぁ。
ものすごい極寒の地の屋外で働いてる人とかには、ありがたいかも。
返品された魔法瓶をリサイクルショップに売ろうとしたまさにその時、
注文が入るって。
そんな上手い話があるわけねぇだろ!と思うけど、このお話の前提が、
「あるわけねぇだろ、んなもん!」なんだから、あってもいいかな、
と思わせる展開の上手さ。
幸福荘の狭い部屋でプレゼンする金田一さん。
ここでやっちゃおう、とするところがまた、この人のすごいところ、
というか。
貧乏とか失敗とかを、まったく恥ずかしいと思わない。
それが、この男の原動力であり、この男の魅力であり、この男の周りに、
人が集まってくる理由。
ゴリゴリに「やってくれ!」と頼み込まなくても、町工場の社長さんたちも、
「やってみるか!」と思わせるのが、この男の魅力というか、力。
魅力じゃなくて、能力なんだな、きっと。
すごいな、二階堂。
工程表とかまで作れちゃうんだ。
経理の鬼ってだけでも、すごいのに。
やっぱさ、何か持ってないと、イザという時に発揮できる何かを。
じゃないと、「あるわけねぇだろ!」って時に、あるわけなくなっちゃう。
自分に探りを入れて来てるということを分かっていながらも、
後輩くんに優しくしたり。
いるわけねぇだろそんな人!って思うけど、いてもいいかな、いて欲しいな、
って思わせる。
しかもイケメンだしね。
モアイさんだって何もしてないように見えながら、町工場の社長さんと、
毎晩飲みながら説得してるんだ。
草刈正雄もイケメンだなこりゃ。
藤木くんもイケメンだし、イケメン社長ばっかりじゃないか。
仕事を「楽しい」って思えるって、いいよね。
毎日しなきゃいけないことだから、楽しいのが何よりだけど、
なかなかそんな風にならないのが、普通で。
こんなドラマみたいなこと、あるわけねぇだろって思うけど、
あったらいいな、って。
それを体現している金田一が羨ましいし、上手く行って欲しい、
って思っちゃう。
なのに、あんなに周りの人のことを気遣って優しい金田一さんなのに、
なぜ彼女にはそんなにそっけないんだろう?
好きで付き合ってたハズの彼女の気持ちも汲めないほど、
鈍い男じゃないと思うんだけど。
仕事が忙しくて、仕事が楽しくて、っていうのは分かるけど、
そんな言い訳、あの男には似合わないぞ。
女の気持ちには、ニブい設定?
おやおや、藤木社長のおっしゃるとおり、綻びが出はじめちゃいました?
いい人であり続けるだけじゃぁ、大きな組織は動かせない。
あっちも救いたい、こっちも救いたいじゃぁ、共倒れになっちゃうもんね。
どこを切り捨てるか、の決断をするのも、社長という人間に必要な能力。
社長業ってのは、大変なんだと思うよ、つくづく。
組織の一部として淡々と働いてる方が、どんなに楽か。
だからその中で楽しいと思えることを見つける、楽しいと思えるようになる、
それが一番なんだけどね。
綻びが出たら、その部分を切り捨てる。
なのに金田一という男は、その原因を切り捨てるどころか、
そのものを切り捨てることを決断しちゃうって。
できないのなら、やめちゃおう!
儲からなくてもいい、楽しく魔法瓶が作りたいんだから。
その潔さがまた、現場一筋の男たちの気持ちを動かすんだろうな。
できないから切り捨てるなんて、簡単なことじゃん。
みんなでどうしていけばいいのか考える方が、楽しいじゃん。
そう言い切れるこの男の度量というか。
まぁ一度、無一文を経験してるからね。
そしてそれを、辛いと思うどころか、楽しいと思ったくらいの男だからね。
失敗してもどうってことないわ、また最初からやりゃいいじゃん?
楽しいじゃん。
っていうバイタリティというかポジティブさが、この男のなによりの強みか。
実際、こんなキツキツの工程で仕事させてちゃぁ、怪我とか事故とか、
起こりそうなモンだけどね。
楽しいだろうな、こんな人の下で働けるって。
自分がそういう人になれればいいけど、そんな風になれるワケもなく。
彩矢も、そうなりたくて頑張ってみたけれど、上手くいかないよね、普通。
わぁお!
ハピネス魔法瓶、オフィスまで構えるようになったのか!
藤木社長、腰巾着にまでイラつき始めたか。
どんどん孤独になっていくのにも、気づかず。
おや、彩矢ちゃんは出て行っちゃうの?
もったいない。
あんな人の傍で働けるなんて、そんな経験めったないのに。
もっと色々学べるのに。
そう割り切れないのは、邪魔してるのは、男と女の感情か?
でもあの男、仕事には熱心だけど、女の気持ちには疎いからなぁ。
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