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January 13, 2005
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カテゴリ: 読書いろいろ
著者のお二人は、先日紹介した『北のサラムたち』にも出てきます。
お二人とも仮名です。家族かまだ北朝鮮国内にいるためです。

安哲(アンチョル)さんは、小型のビデオカメラを持って脱北した北朝鮮に戻って闇市やその周辺にたむろする浮浪児などの撮影をしています。ご覧になった方もいらっしゃると思います。『バンキシャ』などでもたびたびその映像が紹介されていますから。
彼の手記は、なぜ脱北するに至ったかを詳しく書いています。食料を求め国内をくまなく回ったこと。そのことが秘密の撮影をするときに役に立ったこと。国内を回ったおかげで、北朝鮮と中国を行き来するとき監視所などの位置を正確につかめたこと。

朴東明(パクドンミョン)さんは、手記で自分の北朝鮮での生活を振り返り、詳細に書かれています。
配給が止るまで、配給が止ってから安哲さん同様食料を求めて全国を歩いたこと、せっかく手に入れた食料も検問所などで軍に没収されることがあったこと。逆らうと留置所に入れられたこと。人から巻き上げた食料で軍人は暮らしていること。などなど。

二人ともこんな状態に耐え切れず、脱北してきたわけです。

この話を母にしましたら、昔、戦中戦後などは日本も似たり寄ったりだといっておりました。
まず、居住地より移動する場合は許可が要ること、移動先での滞在日数に応じた米だけ持っていくことを許されること、この許可証がないと闇米と思われ途中で没収されるのだとか。学校から旅行に行くときですら、自分の分の米は自分で持っていくことになっていたのだとか。


現在の日本で、普通に働いているうちは食べるものに困ることはありませんが、北朝鮮では働いても食べることすら出来ない状態です。それ以前に燃料や材料不足などで工場などは稼動できず、働けない状態なのだとか。

この状態を作り出したのは、一体誰でしょう。

食糧不足は天災などではない、とこの本には書かれています。






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Last updated  January 13, 2005 11:22:16 PM
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