凄い円高というかドル安ですね。^^;
トヨタが想定レートを110円にした時、そこまで
行くかなっと思ってましたが、あっさりでした。^^;
日本の景気も本当に怪しくなってきましたね。。

(November 11, 2007 11:13:58 PM)

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November 11, 2007
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カテゴリ: 外貨投資
通貨の”価値”とはなんでしょうか。
それでモノが買える、というところが一番大きなところでしょうか。

通貨、貨幣というのは

もともと大昔は物々交換を昔人間はやってたわけですけど、それでは
いろいろと不都合なことが出てくるので、それを克服しようと編み出したもの、ですね。

物々交換経済で不都合なこととは、同時流通性・保存性の問題です。

つまり、パン屋のAさんと、医者のBさんがいるとして、物々交換経済では、
Aさんが病気にかかり、Bさんがパンを必要とする、そういう同時タイミングでしか
財・サービスの交換が出来ないわけです。


タイミングが同じとは限らない。

また、じゃああらかじめ、パンを供給しておいて、あとで面倒見てもらえば
いいじゃないかとなるわけですが人間というのは物忘れもしますし契約不履行
もしばしばな生き物です。

というようなことで、財やサービスを交換する場合に、直接それらを交換する
のではなくて、日持ち(いつまでも劣化しない)するもので、間接的に間に
入ってくれるものがあるといいなあ・・という発想なわけですね。
(一番昔だと、それが貝殻だったり、金(ゴールド)だったりしたわけです)

と、いうところが通貨・貨幣・お金、というもともとの成り立ちですし、現在でも
その意味合いは変わっていません。

ですから、通貨・お金というのの本源的な価値は、それが財やサービスと交換できる、


この、「もっというとできると世界中で信じられている」というところはとても大切で、
結局は幻想に支えられている部分も大きい、というわけです。
(もちろんそれだけではないけれど・・)

ですから、財・サービスと交換できる比率というのは、その国の通貨の信任性と
非常に密接に関係しています。


保っているのは、世界中から、「日本という国はトヨタやホンダ、ソニー、キャノンなどの
すばらしい企業があり、働き者で、借りたお金は必ず返す国だ」と思われているので
それなりの”価値”を保っているわけです。

同じように米ドルも「世界の基軸通貨であり、世界中で通用する、また国自体も
強大な軍事力を持ち安泰である。企業もマイクロソフト、アップルなどのIT、メルク
ファイザーなどの製薬メジャー、コカコーラ・P&G・J&Jなどの大きな会社がある。」
というようなことで、その価値を保ってきました。

しかし今、実態としてどういうことが起こっているかというと、

●軍事的には、イラク戦争その他でうまく行っていない。
●国内経済は住宅バブル崩壊→サブプライムで火の車
●垂れ流しの赤字財政
●世界機軸通貨として、ユーロなどの台頭

このようなことで、世界中でドルの信認が薄れてきているわけですね。

で、1ドルで買える(交換できる)、原油の量や金の量、資源の量が
減ってきているわけです。
(原油相場、金相場はドルベースで毎日新高値を更新)

あるいは、1ドルで買える(交換できる)、ユーロの量や中国元の量が
減ってきている、というわけです。(こちらも毎日のように新高値を更新)

つまり実際問題として、今米ドルは毎日のようにその価値が目に見えて
下がってきているわけです。

これから先はどうなるのか、、ということですが、やはり見通しは暗いと
言わざるを得ないと思います。

「今現在がそうだからといって、将来もそうなるとは限らない」というのは
投資家は肝に銘じておかなければいけないことですが、

●今後も米ドルから世界基軸通貨としての意味合いは他の通貨へ
 移っていく流れになる。
 (世界中が、資産のリスク分散を図る流れは今後も続く)
 &となると、世界中にドルは余りすぎるほどありすぎますから、
  需要と供給の関係で、だぶついて価値が下がる。

●米国自体の景気減速はそう簡単にとまらない。
 米国というのはホームエクイティローンなどの信用創造で消費が
 後押しされてますから、今後は住宅バブル崩壊に伴い、消費が
 大きく落ち込み、そうすると企業業績も落ちます。
 そうすると、この国は日本のように雇用を守ることに企業は
 こだわりませんからさらに失業が増える。そして消費がさらに落ち込む。

●この通貨下落に伴い、購買力が落ちるところへ、さらに新興国の台頭で
 資源が高くなり、さらに家計・企業収益を圧迫、消費が落ち込む。

●失業率が悪くなると、FED(FRB)は利下げをやり続けますから、
 ドルの金利は劇的に下がっていきます。
 そうすると、ドルで運用していた投機資金は他のもっと高金利な
 通貨に逃げる。

大体、このようなストーリーは不可避な情勢ではないでしょうか。

というようなことで・・

ドル円でもかなりドルは下がってきていますが、少々これくらい
下がったくらいで逆張りでドルを買ってはいけません。

株と違って、為替というのは理論的根拠がないので、底値というものが
ありません。
(本文で書いたように、その価値の根拠は究極的には、人々の幻想です。
だってよく考えればただの”紙”ですよ?(笑)通貨発行している政府が
保証しているだけのことです。政府が明日から半分に切り下げます、
と発表すれば半分は紙屑になります。)

ですから、逆張りは慎んでください。(世界のトレンドに順張りが基本です)

今は通貨は買うとすれば、資源国通貨あるいは新興国通貨、でしょう。

米ドルの行方は、とにかく来年の大統領選挙がどうなるのか?その後の
政策がどうなるのか?ということを見極めるまでは、わかりません。
はっきり言って今は、”買えない”と思います。
(民主党が勝つと、彼らは自国企業の収益優先ですから、もちろん
ドル安政策を取るものと思っています。さらに今のトレンドが加速
するかも・・)





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Last updated  November 11, 2007 08:17:15 AM
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※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:通貨の”価値”について。米ドルには近づくな。(11/11)  
はじめまして さん
いつも勉強させて頂いています。
 この歳になって経済というのに興味を持ち勉強させて頂いています。
 今は、経済の勉強ということで日本株の取引をしています。未だ、未だ初心者なのでわからないことばかりです。
 ちなみに学生時代よりも勉強しているとは思いますが。
 今、気になるのは月曜の日本株ですね。個別的にいえば安定している株もあれば、年初来安値の株もあります。日経平均はもしかしたら、年初来安値かもしれませんね。
又、投稿させて頂きます。 (November 11, 2007 08:34:29 AM)

別のみかた  
みつばち さん
初めまして、ときどき読ませていただいています。
そのみかたが主流でしょうかね。
別のみかたも出してみます。
●軍事的スーパーパワーであり続けるかぎり
 やはり基軸通貨はUSドルのまま
●アメリカではノンリコースのローンが主流なので
 企業は痛んでも個人は破産してやりなおせる。
 また世界はつながっており、
 アメリカの景気はもはやアメリカ企業のみに
 依存していない。同様の理由でアメリカが風邪を 引くと、日本は肺炎を起こし相対的なポジション は変わらない。
●アメリカには世界中から常に優秀な人間の流入が起こっている。
●ドル安は米国内のインフレ懸念を高め金利低下は簡単にはできない。 (November 11, 2007 09:15:43 AM)

Re[1]:通貨の”価値”について。米ドルには近づくな。(11/11)  
moneytree7  さん
はじめましてさん

はじめまして(^o^)
いつもご覧頂きありがとうございます。

僕も理系出身で、経済の勉強は社会に出てからなんですが、面白いですよね。毎日世界で、日本で起こっていることが大変エキサイティングな出来事である、ということが感じられます。

株式投資では、明日の動きに気をとられずに、どうぞ、今投資している/しようとしている企業が今後1年、2年、3年、稼ぎ続けることができるかどうか?ドンドン利益を拡大できるかどうか?というところに焦点をあわせてやってくださいね(^o^)

”稼ぐ”企業が相場のあやで、もし月曜日に連れ安したら、それは”買い場”ですね。
”稼がない”企業は、これからもドンドン株価は落ちていきます。天国と地獄です。
(November 11, 2007 09:33:18 AM)

Re:別のみかた(11/11)  
moneytree7  さん
みつばちさん

はじめまして(^o^)

冷静なご意見、ありがとうございます。
そうやって、多面的に事態を捉えることはとても大切なことですよね。
大変参考になります。

特に、これは「相場」の読み、ですから、究極言うと、終わってみなければわからない、
「後ろから見て初めて分かる猫の○玉」の話だと、僕も思います。(^o^)

そのうえで、あえてさらに言葉をかぶせてみます。(あ、以下のも結局当たるも八卦、
当たらぬも八卦、ですね(笑))

一つ目、軍事に関して、米国は、イラクが原油決済をドルからユーロに切り替えようと
したのに激怒して侵攻したけれど、結局うまくいかなかった・・というのが
明らかになるにつれ、世界の目はだんだん米国から離れていきつつあり、
アメリカにとって本当に痛い出来事ですよね。

二つ目は、ノンリコースローンで、抵当住宅は取られるけれどもそれ以上の負担はない
ですが、住居を失うことによって、ホームエクイティローンを使って家電や自動車を
買えなくなるのは痛いですね。

三つ目の米国が風邪を引くと・・はそのとおりだと思います。日本も沈没しようと
していると思っています。
(November 11, 2007 09:55:32 AM)

みつばちさんへの続き  
moneytree7  さん
四つ目、優秀な人材の流入。う~ん、なるほど!

五つ目、物価高下の経済停滞、すなわちスタグレ状態でのFEDの舵取りは
どうなるのだろうと僕も興味シンシンです(^o^)
基本的には中央銀行のミッションは”物価安定”ですから、物価高の条件下では
引き締め政策となるようにも思いますが、経済停滞でのデフレの目が出てきた場合は
バーナンキは特にデフレ退治のスペシャリストですから、やはり利下げはしそうな気も・・(^^;
う~ん、事態の推移を見守りましょう。

(ちなみに、僕は自国都合によるインフレ(自国経済過熱でのインフレ)に対しては
金融引き締めは効果的だと思いますが、そうでない場合に高金利維持政策は
意味があるのかどうか、、というところがどうもよくわからないです(^^;
思い切って低金利にしてしまって、その状況の中で若干チグハグですが、ドルの
通貨供給量を少しずつ減らしていく、、みたいな感じじゃないとイカンのじゃないかと(^^;)

というようなことで、不確定要素があまりに多い米ドルに、今わざわざポジションとらなくて
いいんじゃないの?というのが今日言いたかったことでもあります(^^;
ありがとうございます。大変勉強になりました。
(November 11, 2007 10:28:58 AM)

はじめまして  
pinkmama0741  さん
ドルの話とても勉強になります。

私も、株もFXもしていますが、先が見えないので難しいです。

また、お邪魔させていただきますね。 
(November 11, 2007 07:35:37 PM)

社会科学ですから  
みつばち さん
ほんとのところはわからないですよね。
投資期間にもよるでしょうし。
いろいろ推理するのは楽しくもありますね。

僕は10年スパンではユーロという壮大な実験は
失敗に終わると読んでいます。
自国の金融政策の自由が制限された状態
を長く続けるのは難しい、という理由です。
元は国内の格差の問題を解消できるか
にかかってくる。
円はアメリカの子分なので難しい。
ということで
消去法でUSDとAUD少々を買い増していく
将来はUSD, AUDのまま引き出して使うことも
ありうる、と考えています。 (November 11, 2007 07:49:03 PM)

Re:はじめまして(11/11)  
moneytree7  さん
pinkmama0741さん

はじめまして(^o^)

僕も「相場」の読みは難しいです。
「相場」の読みは当たるも八卦、当たらぬも八卦になると思っています。
(しかしその中でも、より確度の高い見方をできるだけしていこうとは思っていますが(^^;)

ある程度外れても、結局儲かる(損しない)やり方をやっていかなければいけないと思います。

今後とも、よろしくお願いしますね(^o^)
(November 11, 2007 09:00:24 PM)

Re:社会科学ですから(11/11)  
moneytree7  さん
みつばちさん

そうですね。ユーロはドイツが好景気でフランスが不景気、というような場合どのように舵取りするのだろうかと、非常に読みが難しいなあ・・と思っています。10年後に崩壊するかどうかまでは、よくわからないですが・・(^^;

ある程度、信用できそうな通貨を、分散してドルコスト平均法で長い時間かけて買っていく、という戦略がベストなような気が僕もします。(^o^)
(November 11, 2007 09:01:05 PM)

Re:通貨の”価値”について。米ドルには近づくな。(11/11)  
spx2005  さん

Re[1]:通貨の”価値”について。米ドルには近づくな。(11/11)  
moneytree7  さん
spx2005さん

そうですね(^^;
しかし、ドルが下がるのはほぼ見えていましたね。
もちろん日本の輸出産業には打撃はあるのでしょうが、すでにトヨタをはじめ、米国一辺倒から他の地域への輸出比率を上げる運動が始まっていますし、我々投資家としては以前のエントリー(http://plaza.rakuten.co.jp/moneytree7/diary/200711060000/)でちらっと書いたように、少しの想像力があれば、輸出産業でも米国向けより新興国向けの輸出が多いところを選んで買っているはずですから(任天堂はヨーロッパが多い。もちろん米国もですが(^^;)、この状況で大騒ぎしているとすると、少し投資家としては脇が甘いかも・・(^^; (November 12, 2007 06:16:24 AM)

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