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突然動作しなくなったT420(4236-BK4)だが、その原因はCPUやGPUにはなかったようだ。
では…。なに?
電源を入れてよくよく液晶画面を観察してみると、文字が表示されていることを発見。
これは、つまり「動作はするが画面表示されない」、バックライトの障害ということになる。
バックライト切れの原因として一番に浮かぶのは、シスボ(システムボード)上のチップヒューズの溶断だ。このヒューズがなんだかの理由で切れてしまうと、バックライトLEDに電力を供給できなくなるため、液晶のバックライトが点灯しなくなるのだ。
今までの経験から、このチップヒューズはシスボのLCDコネクタ近くに配置されていると思われる。
そこで、T420のシスボを取り出して、LCD周辺のチップヒューズの通電チェックを行うことにする。
シスボを摘出して、LCDコネクタ付近の絶縁ビニールを剥がし、シルク印刷を頼りに、チップヒューズを探していく。
シスボ表側には、[F19](0.5A/24V)と[F3](3A/24V)の二つのチップヒューズが実装されていた。テスタで通電チェックをしてみたが、このいずれも「溶断」していないことが判明した。
※シスボ表面。LCDコネクタ付近。[F19]と[F3]、二つのチップヒューズの表示がある。
ということは…、チップヒューズではないのか…。
あきらめきれずにシスボ裏面をチェック。
すると、LCDコネクタのちょうど裏側あたりに[F7](3A/24V)を発見。このチップヒューズをテスタで調べてみると、「溶断」していることが確認できた。
ということは、このチップを新しいものに交換してやるか、「短絡・バイパス」してやればバックライト切れは回避できることになる。
もちろん「短絡・バイパス」では、ヒューズという安全弁を失うので、より深刻な障害を引き起こす可能性がないわけではない のだが、チップヒューズを手に入れるものけっこう面倒だ。
今回は、T420稼働中にヒューズ切れに陥ったのだから、この「短絡・バイパス」という手を使うのなら、過大電流が流れてしまった原因が何なのかを突き止めないといけない だろう。
今回の「チップヒューズ溶断」の原因で一番思い当たるのは、分解時に感じた汚れだ。かなりの塵や埃がT420内部に確認された。湿度の高いこのところの陽気では、誇りが水分を帯び電気が流れる「トラッキング現象」が起きてしまったのかもしれない。
ということで、動作確認する前に、念入りに内部のクリーニングを実施。
で、仮組して電源を入れてみると…。
どうやら当たりだったようです。
無事、POST・BIOSが表示されました。
後は、CPUをクアッドコア「Core i7-2630QM」に戻してやるだけです。
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