九州出身者がつくる九州情報館。

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2016年08月08日
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テーマ: ニュース(99778)
本日8月8日午後3時、 天皇陛下
お気持ち を、ビデオメッセージで国民に伝えました。
その全文につきましては各サイトにゆだねることとします。

現行の日本国憲法第4条では天皇は国政に関する権能を有しないとされているため、
個人としてのお考えを述べられた形となりました。

近年、2度の手術を行ったことや高齢による体力の衰えを考慮すると、
全身全霊で国事行為や象徴としてのお勤めを果たされることが
難しいとお考えになっておりました。


その場合でも摂政は天皇の名でその国事行為を行うことになるため、
天皇は摂政を置いた場合でもその役目を果たさぬまま天皇のままであり続けることから、
私は陛下が摂政を置くことをあまり望まれていないと解釈しました。

さらに28年前、昭和天皇が崩御された時ががそうであったように、
天皇が崩御された際に新たな時代(つまり平成)に関する行事と、
大喪の礼など葬儀に関する行事が一緒に行われることや
自粛ムードや突然の元号変更による事務的な変更などで社会の動きが停滞することも、
陛下は望まれていないのではないかと思います。

これらを踏まえて、皇室がどのような時にも国民と共にあり、
相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、
そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、

生前退位のご意向 が強くにじみ出たメッセージとなりました。

現行の皇室典範では天皇は生前退位を行うことができない他、
皇太子さまに男のお子様がいらっしゃらないので、
仮に現在の皇太子さまが天皇に即位された際には新たな『皇太子』が不在であり、
皇太子さまの次の継承順位である秋篠宮さまは『皇太弟』になりますが、

さらに今上天皇が退位した時の呼称も皇室典範に記載がありません。
(これまでの日本の歴史では退位した天皇を『大上天皇(上皇)』と呼びますが、
 皇室典範にはこの定義もありません。)

これらを踏まえると 皇室典範の改正 が必要になりますが、
今後の日本のあり方を考えて慎重に論議する必要があると思います。

天皇陛下は皇后さまとの結婚の際も初めて民間からお相手を見つけられ、
それまで親子が分かれて暮らすというしきたりも改めて同居という形をとられるなど、
時代に即した皇室のあり方を模索されてこられました。
今回のお気持ちでも、現代社会の流れと皇室典範との隔たりを
お感じになられているのではないのかと思われます。

今後の皇室のあり方について、陛下のお気持ちが反映されることを願います。
それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2016年08月08日 18時02分55秒


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