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2010.01.25
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カテゴリ: チェロ
 バッハの無伴奏チェロ組曲は6曲あり、それぞれが6曲(6楽章?)からなる。5番は変則調弦(スコルダトゥーラ)(1番線を通常のAではなくGに落として調弦する)だから、変則調弦の難しさか、通常調弦で弾き楽器がマッチしていない難しさのどちらかを受け入れることになる。6番は5弦の楽器のために書かれているから難しい。そのように言われてきたし、そうなんだろうと思ってきたのだが、実際に6番を練習していると、一本弦が足りないから難しいという箇所は限られている。他にも難しい理由がたくさんある。

 たとえばクーラントはとても難しいのだが、この曲はそんなに高い音程もないし、重音もほとんど出てこない。ごく普通のバッハの舞曲なのだが動きは速いし、移弦も難しいし、フレーズの設計もトリッキーでなかなかちゃんと弾けない。

 そこで1番から4番までの無伴奏チェロ組曲を思い出してみると、同じように難しい。なんらかのものすごく難しい問題がどの曲にも存在する。4番までは子供の頃レッスンで習ったから、一応勉強済みという扱いにしていたが、どの舞曲もプレリュードもまともには弾けないと思う。6番の難しさと正面から向き合って初めて、バッハはどれも難しいことを思い出した。

 5弦の楽器に書かれている6番だから難しいのではなく、バッハだから難しいのだ。





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Last updated  2010.01.25 10:43:33
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