2010年12月30日
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カテゴリ: Owarai-Tracks
視聴率は、アイススケートに完全敗北。
競技ルール、評価基準にもある種のマンネリが感じられ、
M1という形式は、今年で終了することが正解だったのかもしれない。
では最後の総評です。

カナリア :87
ジャルジャル:90
スリムクラブ:91
銀シャリ:93
ナイツ:84

ハライチ:82
ピース:95
敗者復活(パンクブーブー):84

やはりカナリアは、想定内の飛躍。
しかし、想像以上にジャルジャルの実力が光った。
優勝した笑い飯が結局、去年の鳥人の延長上で戦っただけなのに対して
とにかく型にはまらない新しさを持っていたという意味で、
ジャルジャルは素晴らしかった。

もう一つの輝きは、スリムクラブかもしれない。
テンポが勝負のM1で、あのネタは到底持ち込めない。
何も話していないのに、面白い。


本命だった銀シャリは、想像通りにかなりの高度なツッコミが光ったが、
ボケのペースと質が至らなかったかもしれない。
それでもやはり予選は通過するクオリティだと思ったが。

ナイツは完全に低空飛行だった。
意図的にやり方を変えてきたことは感じたが、


そして笑い飯。
「型」は時に、マンネリとなる。
今となっては、Wボケなんて何も新鮮ではないし、
逆に一つ一つの笑いに雑ささえ感じるし、
そもそも勝ちに行くための「鳥人」の延長上というやり方が頂けない。

加えて、最後のM1を盛り上げるための、局の裏工作さえも想像してしまい、
どうしても面白いと素直に受け入れられなかった。

そして対抗、ハライチ。こちらも低空飛行。
徹底的に、昨年の踏襲。
これがハライチの型だと言えば、それまでなのだが、
先が見えてしまうというのは、漫才において致命傷なのかもしれない。

ピース。こちらは想像以上に実力発揮。
ボケのミステリアスとツッコミの王道感が絶妙なバランス。
しかも、視点が斬新。
この視点からなら、もう少し面白くできたかもしれないなと思うと、少し残念。

敗者復活のパンクブーブー。
ここで復活してくるのは、さすがだと思ったが、ネタは想像圏内。
ツッコミの面倒くさい感じとボケの騒ぎ方が持ち味のはずだが、
そのあたりの良さがあまり出ていなかったかと思う。

お笑いなんて所詮、主観的なもんだし、
こうやって好き放題言うこと自体がナンセンスなんだろうけれど、
やはり想像を裏切ってもらうために、忙しい中わざわざ見ているわけで、
これからもそれを求めて見続けるのだと思う。

M1もその一つの形に過ぎないと思うと、特に惜しくはないかな。
でもそれを立ち上げようとした人たちに、大いなる敬意を表したい。





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最終更新日  2010年12月31日 11時35分59秒
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