2013年09月04日
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カテゴリ: Career-Tracks
久々に思うところがあって、更新。
8月にお盆休みをはさんで、期せずとも
「似たような本」を結果的に3冊連続で読むことになった。
(以下、カッコ内は略称)



「人を動かす、新たな3原則」ダニエル・ピンク 著 
「伝え方が9割」佐々木圭一 著 
「未来は言葉でつくられる」細田高広 著 




そして、残り2冊の著者は…なぜかいずれも博報堂出身のコピーライターのもの。

アプローチは三者三様であったけれど、
「人を動かすために何が必要か?」を考え続けた人たちが行き着く結論は、
どうもそこまで違いがないように思えた。

要するには、以下の4つということだろうか。

1. 心のつながりをつくること
今さらそんなことを…と思ってしまうけれど、
人はどうもこれを疎かにしてしまう。
「心のつながり」なしに、人は決して動かないという事実。

ダニエル・ピンクはその感覚を
「祖母に接するような感覚(奉仕精神)で、人と接すること」と呼び、


佐々木氏は、目の前の「あなた」と向き合い
「あなただけに」…限定感
「あなただから」…能力を認めること
「ありがとう」…感謝
という原動力で、相手を動機付けすることを説いた。


プロは「本当に伝えたいこと」「必ず動かしたいもの」を前にして、
ここに割くエネルギーのバランスがとてもうまい。

2. 前向きな空気をまとうこと。
人は「空気」にとっても敏感。
負のオーラの周辺に人は寄りつかない。
誰も不幸にはなりたくないから。

ダニエル・ピンクはそれを「浮揚力」と呼び
どれだけポジティブになれるか?という視点で語った。

3. 本質的な軸(=アイデアや信念)を持つこと。
ヒットが生まれたり、組織に勢いがあるとき、
そこには明確な「軸(=アイデアや信念)」がある。
逆に言うと、ソリッドなこの「軸」がないと、人を巻き込むことはできない。

細田氏は、そんな「軸」にたどり着くための方法として
「本当にそう?」→「もしも…」を繰り返すことを説き、
「言葉には、そんな“まだ見ぬ軸”をカタチにする力がある」と評した。

例えば、
「第3の場所」 STARBUCKS
「エンジニアではなく、アーティスト」 APPLE
「形態展示から、行動展示へ」 旭山動物園

言葉は、「今(既成概念)」を規定し、
「これから(どこに向かいたいか?)」も規定できる。

部活で言えば、「打倒××高校」
これは、動機づけとしてはとてもわかりやすい。

4. 右脳に語りかけるビジュアルをを持つこと。
規定された軸(=アイデアや信念)は、
ビジュアル化されればされるほど、人を動かす原動力となる。
ビジュアルには心(右脳)を動かす力があり、
心が動いてこそ、人は動くからだ。

1. 心のつながり
2. 前向きな空気
3. 本質的な軸(=信念やアイデア)
4. 右脳に語りかけるビジュアル

1と2は、人が動く時の必須となる条件のようなもの。
3と4は、世の中をよりダイナミックに動かしていく時のコツのようなもの、か。

特に4の「右脳への語りかけかた」は、
手法が研究されていて奥が深いので、次回より深く考察したい。





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最終更新日  2013年09月09日 18時16分44秒
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